平成24年厚木市教育委員会10月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成24年10月23日火曜日
午後3時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 難波 有三
委員長職務代理者 新川 勉  
委員 馬嶋 順子
委員 田口 孝男
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、杉山学校教育部長、山田社会教育部長、
相原教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
内山公民館担当次長、長谷川教育総務課長、市川学校施設課長、
中村学校給食センター所長、須藤学校教育課長、高澤教育研究所長、
木村青少年教育相談センター所長、柳田社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

日程1 議案第32号 厚木市立小学校及び中学校の通学区域等に関する規則の一部を改正する規則について
日程2 議案第33号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱について
日程3 請願第1号 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願
 (継続審議)

3 報告事項

  • (1) 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  • (2) 愛甲地区の住居表示の実施に伴う専決処分の報告について
  • (3) 給食用食材の放射性物質の検査結果について
  • (4) 第27回厚木市和田傳文学賞受賞者について
  • (5) 平成24年度厚木市学力・学習状況調査に係る厚木市立小学校の調査結果及び平成24年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の抽出調査の結果について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻15時00分

 難波委員長 定刻になりました。
 現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
 ただいまから、平成24年厚木市教育委員会10月定例会を開会いたします。
 厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、平井委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
 それでは、10月1日付けで、私が委員長として選任され、教育委員会が新体制となりましたので、御挨拶申し上げたいと思います。
 就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。最初に、10月16日付で馬嶋順子委員、田口孝男委員が新たに教育委員会委員として任命されました。御両名とも多方面にわたって、御活躍をされていらっしゃいますので、これまで培ってこられた見識を、今後は教育委員会の中で発揮していただければと思っております。よろしくお願いします。
 この度、私は委員長という大役に就くことになりました。その重責に身の引き締まる思いでございます。
 教育委員会は、義務教育である小・中学校への支援、協力を始めとして、公民館や図書館を通じた社会教育など、多方面にわたる事業を行っております。その中でも、私は最も大切にしなければいけないのは、次代を担う子どもたち一人一人が伸び伸びと、また、意欲的に学校生活を送ることができることを、保障することではないかと思っております。
 また、それによって子どもたちは、自分の将来に夢と希望を持てる人になれると考えております。その環境整備に、これからも努力していきたいと思っております。
 しかし、その一方で子どもたちの学力や放射能の問題、あるいは今、大きな関心事になっています、いじめや不登校への対応など、課題もたくさんございます。それらの問題を、一気に解決する妙案はありませんが、一つ一つの課題に対して真摯に受け止めて、そして、地道に問題解決の糸口を見出していくほかにないのではないかと考えております。
 幸いにもこの度、委員長職務代理者として新川勉委員に御就任をいただき、また、冒頭御紹介を申し上げました、馬嶋順子委員、田口孝男委員、そして、大変頼りになります平井広教育長、更に、教育委員会の皆様一人一人が持っている知見を有効に御活用いただきまして、これから1年間、小林常良市長が掲げております、教育環境日本一の実現に向けて、皆様とともに頑張っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、10月1日付で、委員長職務代理者に指定されました、新川勉委員でございます。
 それでは、新川委員長職務代理者から御挨拶いただければと思います。よろしくお願いいたします。
 新川委員長職務代理者 皆様、改めましてこんにちは。
 10月1日から、職務代理者に就任させていただきました新川勉でございます。1年間よろしくお願いいたします。
 我々は難波委員長の下、今、難波委員長がおっしゃったことを、しっかり教育委員会委員として職務を果たしていきたいと思っております。
 私ごとでございますが、PTA活動を長く行っております。また、地域活動も長く行っております。その中で我々が感じたことを、しっかり行政に意見を言い、それにより、教育行政がいい方向に行くような形で、我々も頑張っていきたいと思います。
 教育環境日本一を目指して我々は、難波委員長をお助けしながら、しっかり頑張っていきたいと思います。1年間よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ありがとうございました。
 続きまして、10月16日付けで、新たに教育委員会委員として、馬嶋順子委員と田口孝男委員が就任されましたので、御挨拶いただければと思います。馬嶋委員から、よろしくお願いします。
 馬嶋委員 初めまして、10月から教育委員会委員に就任いたしました馬嶋順子です。
 小児科医であり、厚木で開業しております。子どもの心相談医の資格を持っており、お子さんの相談をたくさん受けていますので、いじめの問題、友達の問題、更に家族の問題で悩んでいるお子さんが、たくさんいると思っています。その中で、できることを精一杯務めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ありがとうございました。
 続きまして、田口委員より御挨拶いただきたいと思います。よろしくお願いします。
 田口委員 この度、教育委員会委員に就任いたしました田口孝男と申します。
 これまでは、子どもたちを取り巻く交通安全について、一生懸命取り組んできましたが、これからはもう少し視野を広げて、様々な部分で子どもたちのためにを第一に、正義感を持って取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 難波委員長 ありがとうございました。
また、本日は、教育委員会の課長以上の職員が出席しておりますので、紹介をお願いいたします。
(職員紹介)
 難波委員長 それでは、ここで議案審議の準備のため、暫時休憩といたします。
暫時休憩15時13分

再開時刻15時15分

 難波委員長 再開いたします。
  初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成24年9月25日に開催されました、9月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
 お手元の資料の1番目でございます。9月26日、水曜日、緑ケ丘小学校におきまして、教育長学校訪問講話を行いました。
 私は校長先生、教頭先生の名前も顔も覚えています。当然、話をする機会もございますけれども、厚木市の教職員は1,100人を超えますので、全員と顔なじみではありません。そうした中で、厚木市教育委員会の目指す方向であるとか、教育行政の内容について、私の立場から先生に説明する機会を作りたいということから、昨年度から始めたものでございます。
 市内の36小・中学校の全ての先生と、講話を通して、一人一人の子どもに目が行き届くような、きめ細かい指導をお願いしたいという思いもございます。当然、いじめの話題も出ます。
 本日は、教育長報告で詳しくお話しする時間がございませんが、いじめについての各学校の真摯な取組を応援する、教育委員会の立場を説明しているところでございます。
 続きまして、2番目でございます。9月28日、金曜日、厚木市中学校長会平成25年度予算要望書受理がございました。
 予算要望というよりも、各学校の抱えている課題について、校長先生の話を聞きながら、教育行政として総合的なものを考えながら、一緒に取り組んでいこうと確認いたしました。
 続きまして、4番目でございます。10月3日、水曜日、愛甲小学校におきまして、教育長学校訪問講話を行いました。
続きまして、5番目でございます。10月4日、木曜日、教育委員会連絡会議を行いました。
 こちらも、私が就任してから始めていることですが、教育委員会の職員は約200人おりますので、私の考えを職員に伝えるためには、できるだけ職員と話す必要があるということで、課長職以上の職員と主幹職以下の職員に分けて、年に数回行っております。
 放射能問題など、いろいろな教育課題がありますが、我々教育委員会の職員が取り組むのだという私の気持ちを、直接伝える貴重な場になっております。
 続きまして、7番目でございます。10月7日、日曜日、各地区の平成24年度体育の日市民健康まつり大会を訪問いたしました。
 この日は、あいにくの雨でございましたが、皆さん、気合いだと言いながらこの日に開催いたしました。
 競技種目も変更した中で、非常に和やかな雰囲気がありました。雨降って地固まる、地域のきずなも、より一層深まったのではないかと、そんな思いでございます。
 続きまして、8番目でございます。同日でしたが、文化会館小ホールにおきまして、第10回厚木市郷土芸能まつり、相模人形芝居特別講演に出席いたしました。
 参加者は記載のとおりでございますが、この日、初めて玉川中学校の生徒が、日ごろの練習の成果を披露いたしました。学校の地域学習の一環として、相模人形芝居の指導を受けた3年生を中心に、男女一緒に人形を操っておりました。このような行事を通して、郷土芸能を後世に残していきたいと思っております。
 続きまして、10番目でございます。10月10日、水曜日、平成24年度子育てコミュニティトークに出席いたしました。
 これは、小林市長が市民、子育て最中の皆様を対象に、直接お話を伺いながら、その内容を市政や教育行政にいかしたいという思いで始めてございます。
 今年度もこの日から始まりまして、保育園や幼稚園のお子さんをお持ちの方、あるいは、小学生をお持ちの方に集まっていただき、いろいろな御意見をいただいております。今年も全10回を予定してございます。今回の対象校の厚木小学校、厚木第二小学校、相川小学校、戸田小学校を一つのグループとして、意見交換をいたしました。
 続きまして、11番目でございます。10月11日、木曜日、茅ケ崎市民文化会館におきまして、平成24年度神奈川県都市教育長協議会臨時総会に出席いたしました。
 こちらは、神奈川県下の19市で構成されている団体でございますが、この臨時総会で、私がこちらの団体の会長に就任いたしました。今後も、国、神奈川県の子どもの教育環境の改善など、いろいろな角度から話を続けていきたいと思っております。
 続きまして、13番目でございます。10月14日、日曜日、平成24年度ごみ減量リサイクル標語・ポスター、ごみ収集車イメージアップ絵画、あつぎ環境写真展表彰式に出席いたしました。
 市役所本庁舎の1階ホールで、小・中学生や関係団体の皆さんにお集まりいただきまして、市長賞、会長賞、教育長賞を受賞者にお渡しいたしました。
 続きまして、14番目でございます。同日でしたが、荻野公民館におきまして、荻野地区青少年健全育成会・荻野中学校区PTA連絡協議会から依頼をいただきましたので、講演会の講師を務めました。
 講演会の最後に、ある保護者の方から、教育長は学校現場で起きているいじめについて知っているのかという御質問をいただきました。当然、私は所管の部長等から情報が伝えられておりますし、それに対して指示もしております。その方の質問は、本当に当然のことなのですが、今、いじめが非常にセンセーショナルにクローズアップされております。そうした中で、教育委員会や学校は、いじめ問題に対応しておりますが、10年前もそのような問題はあったと思います。つまり、世の中がいじめに焦点を当てているときに騒いで、そうでないときは鎮静化しているのかといえば、決してそんなことはないでしょうという御意見でございました。もっともな御意見でございます。
 今、大津市のいじめ問題を始めとして、いろいろなところで起きているわけです。心が揺れる激しい思春期の真っただ中を生きる中学生ですが、表面的には、にこにこ明るい爽やかな中学生であっても、内面的にはいろいろな悩み等を抱えているわけです。そうした意味では、教育相談の充実等を含めて、教育委員会の果たすべき役割は大きいと、この講演を通して私自身が感じた次第でございます。
 続きまして、17番目でございます。10月16日、火曜日、平成24年度子育てコミュニティトークの2回目に出席いたしました。
 先ほど、御報告いたしましたので、詳細は省略いたしますが、実は、本日も午前中に4回目に出席いたしました。
 各地区の皆様にお集まりいただきまして、その地域ごとに、いろいろな課題がございますので、その課題解決に向けたお話をしてきたところでございます。
 続きまして、20番目でございます。10月17日、水曜日、先ほど御報告いたしましたが、主幹職以下の職員の教育委員会連絡会議を行いました。
 先ほどは課長職以上が対象でしたが、こちらは主幹職以下が対象ということで、職員に対して私から話をしたところでございます。
 続きまして、24番目でございます。10月20日、土曜日、依知中学校、睦合東中学校、南毛利中学校の文化祭を訪問いたしました。
 南毛利中学校は文化会館の大ホールで、クラスごとに合唱を披露しておりました。   また、依知中学校、睦合東中学校は、それぞれその学校の特色を出した中で、体育館で合唱を披露しておりました。
 また、睦合東中学校は大きな学校でございますので、合唱の際に子どもの入れ替えがございます。このような文化祭を行っているのは睦合東中学校のみでありますので、教育環境という観点から、やはり学校とよく話をしながら、適切な教育環境というものを、私たちは考えていかなければならないと感じた次第でございます。
 以上でございます。
 難波委員長 大変お疲れさまでございました。
 教育総務部長。
 松本教育総務部長 それでは、9月定例会以降の厚木市議会の経過について、御報告させていただきます。
 9月教育委員会定例会において、概要は御報告申し上げましたが、市議会が10月5日に閉会いたしましたので、私から教育委員会関連の報告をさせていただきます。
 まず、教育委員会関連の提出議案につきましては、議案第56号 平成23年度厚木市一般会計歳入歳出決算について、9月27日に開催の環境教育常任委員会で審査され、本会議において、賛成多数で原案のとおり認定されました。
 次に、請願第1号 公立小学校の修学旅行先についての請願につきましては、賛成少数で、不採択と決せられました。また、議案第78号 教育委員会委員の任命について及び議案第79号 教育委員会委員の任命につきましては、賛成全員で原案のとおり同意されました。
 以上でございます。
 難波委員長 ただいまの教育総務部長の報告に対しまして、何かございますか。
  新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 請願第1号 公立小学校の修学旅行先についての請願については、私も注目をしておりまして、ホームページで見させていただきました。その中である議員の方から、日光だからやはり行けない子どもがいるという発言の中で、いじめの話があったと思います。先ほど、教育長が言われたように、例えば、福島県の原発事故の関係で、福島県の子どもがいじめられたことなど、決してあってはいけないことだと思っておりますが、議員の方の発言にあったように、日光だからやはり行けない子どもがいるということで、本当にいじめがあったのかどうか、その関連の調査をされているのかお聞きしたいと思います。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 御説明いたします。
 議員から、そのような発言がありましたことを受けまして、教育委員会事務局として、当該の小学校に確認いたしております。そうしたところ、1人の児童に対して同級生の2人の児童が、何で修学旅行に行かないのかといった声掛けをした等の、これに関連した2件の報告がありました。
 こちらにつきましては、学校ではすぐに関係する児童の事実確認をし、相手が気を悪くするような、傷つくような発言はよくないという指導、また、周囲の児童にも、人権的な視野での指導を行ったと伺っております。
 さらに、その当該の児童について、担任の先生から話を聞いた中で、児童から、実は僕は気にしていないよという言葉も伺っておりますし、当該の児童に対して、継続的に精神的な苦痛を与えるような状況はないと認識していると伺っております。
 ただ、こういう状況ですので、学校からは、当該の子どもだけではなく、他の子どもたちについても、気持ちが傷つけられるような場面がなくなるよう、人権的な視野に立って、個々の児童により深く関わっていきたいと伺っております。
 以上でございます。
 難波委員長 今後、いじめと言われることがないように、各小学校と連携していただきたいと思います。ありがとうございました。
 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 今、2件と言われたのは、行かない子どもが2人ということですか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 1人の児童に対しての2件ということになります。もう1件は、個人情報に関わることなので詳しくは申し上げられませんが、発言した児童に確認いたしましたが、悪意を持ったものではなかったということで、言葉上の行き違いという認識をしております。
 難波委員長 ありがとうございました。
 他にないようでしたら、審議事項に入ります。
 日程1 議案第32号 厚木市立小学校及び中学校の通学区域等に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。議案の説明をお願いいたします。
 市川学校施設課長 議案第32号 厚木市立小学校及び中学校の通学区域等に関する規則の一部を改正する規則について、御説明申し上げます。
本件につきましては、愛甲地区住居表示の実施に伴い、厚木市立小学校及び中学校の通学区域等に関する規則の別表の表の通学区域の一部を改正するものでございます。
 それでは、改正の内容について御説明申し上げますので、恐れ入りますが1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
 愛甲小学校の通学区域につきましては、船子の一部 愛甲を船子の一部 愛甲 愛甲一丁目 愛甲二丁目 愛甲三丁目 愛甲四丁目 愛甲東一丁目 愛甲東二丁目 愛甲東三丁目 愛甲西一丁目 愛甲西二丁目 愛甲西三丁目に改め、また、東名中学校及び玉川中学校の通学区域のうち、愛甲のを愛甲西二丁目のに改めるものでございます。
 なお、規則の施行日につきましては、住居表示実施日であります、平成24年11月5日とするものでございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの御説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
 それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
 本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 異議なしと認め、議案第32号を可決いたします。
 次に、日程2 議案第33号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱についてを議題といたします。議案の説明をお願いいたします。
 木村青少年教育相談センター所長 議案第33号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
 まず、厚木市青少年教育相談センター運営協議会について御説明申し上げます。恐れ入りますが、裏面の参考資料を御覧ください。
 厚木市青少年教育相談センター運営協議会は、青少年教育相談センターの円滑な運営に関する重要な事項について審議する機関でございます。現在、公募による委員二人、関係行政機関の職員二人、市内高等学校長一人、厚木市立小・中学校長各一人、学識経験者二人、合計9人の方々に2年の任期で委員を委嘱させていただいております。
 次に、表面にお戻りください。本件の提案理由及び内容を御説明申し上げます。本件につきましては、厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員として、厚木警察署生活安全第二課長中川重治様に委員を委嘱しておりましたが、任期の途中の人事異動となり欠員が生じたため、厚木市青少年教育相談センター運営協議会規則第2条の規定により、新たに着任されました、厚木警察署生活安全第二課長渡邊信一様に委員を委嘱するものでございます。
 なお、任期につきましては、前任者の残任期間となりますので、他の委員と同様、平成26年5月31日までとなっております。
 以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
 難波委員長 ただいまの説明に対しまして何か質疑がありますでしょうか。
 それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
 本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 異議なしと認め、議案第33号を可決いたします。
 次に、日程3 請願第1号 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願を議題といたします。
 本請願につきましては、継続審議となっております。なお、採決方法につきましては挙手によるものとし、3人以上の挙手で過半数の賛成といたしますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 異議ございませんので、日程3につきましては挙手にて採決します。
 本件につきまして、改めて意見、説明をお願いいたします。
 市川学校施設課長 厚木市立小中学校、公民館等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める請願に対し、神奈川県のLED照明の導入について及び本市において導入した場合の試算について、御説明を申し上げます。
 まず、お手元の平成24年7月10日記者発表資料を御覧いただきたいと思います。
1の導入規模を御覧いただきたいと思います。神奈川県のLED照明のリースによる導入につきましては、県立学校等の蛍光灯の約60万5,000本のうち、点灯時間が10時間以上ある部屋など、LED照明に交換した場合に、電気料金の削減額が高く、リース料を上回ることが見込める箇所の約7万本について、10年間のリースによりLED化を進めていくというものでございます。
 なお、2の導入方法に記載してあるとおり、電気料金の削減分を矢印で示すように、リース料に充てるものであり、1年間で8,000万円程度の電気料金の削減を見込んでいると発表しております。
 次に、1枚おめくりいただきたいと思います。資料の1の本市のLED照明採用(リース方式)における電気料金削減額とリース料の比較(年額)につきましては、10年間リースした場合の電気料金の削減額と、リース概算費用を試算し、比較したものでございます。試算に当たりましては、LED照明1本当たりの単価につきましては、神奈川県の記者発表資料を基に算出した1,142円とし、電気料金の削減額につきましては、平成22年度の電気料金実績を基に、LED照明による節電率を50パーセントと想定し、10年間リースした場合の年額の試算をしております。
 小・中学校では36校で3万3,000本、公民館では16館で4,252本の蛍光灯があり、電気料金の削減額からリース概算費用を差し引きしますと、小・中学校で1,489万4,000円、公民館で200万9,000円が超過負担額となってございます。
 次に、裏面を御覧いただきたいと思います。2の本市のFHF照明採用(リース方式)における電気料金削減額とリース料の比較(年額)につきましては、こちらは資料の1と同様に、FHF照明を5年間リースした場合の電気料金の削減額と、リース概算費用を試算し、比較したものでございます。電気料金の削減額からリース概算費用を差し引きしますと、小・中学校で3,176万6,000円、公民館で268万4,000円が超過負担額となってございます。
 以上の試算からは、リースによる場合、LED照明のほうがFHF照明に比べ、経費の面で優れており、節電効果も高いと考えられますが、それでも電気料金の削減額でリース費用を賄うことは難しいと考えております。
 しかしながら、市といたしましてはLED等の高効率照明につきましては、一定の節電効果及び二酸化炭素削減にも効果が見込まれると認識しておりますので、限られた予算の範囲の中で、引き続き、随時の更新を行うとともに、効果的な導入につきましても、研究してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの説明に対して何か御意見、質疑等ございますでしょうか。
 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 定例会で細かいことを言うべきではないのかもしれませんが、これは、前回の資料と真逆ですよね。前回はLEDのほうが高いから無理だと説明していました。
 また、FHFのほうを採用するけれども、それでも効率は悪いということでしたが、今回の資料はLEDのほうが良くなっています。私はこれが社会の流れだと思っています。LEDのほうが効率はいいし、私が聞いた情報では、日本のメーカーが、FHFは効率が悪いので製造しないそうですので、LEDを検討されたほうが良いと思っております。
 それで、この中で気付いたのが、県立学校は34万5,000本のうち7万3,000本、これは、恐らく長く照明をつけるところで、節電効果が高いところを選んで、大体3割ぐらいということだと思います。厚木市を見ると、全部交換することで試算していて、私も節電を研究しておりますが、基本的には、10時間以上点灯するところが該当しますが、小・中学校では10時間以上点灯することはないと思っています。やはり施設を選んで対応していくことだと思います。また、社会情勢として、LEDはどんどん値段も下がっておりますので、LEDの価格などを踏まえて趣旨は賛成ですし、いつの日かLEDも価格が下がって、効率が良くなる時期が来ると思いますので、そこも踏まえて御検討いただければなと思います。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 ただいまの御意見ですが、学校の中で10時間以上使用するところにつきましては、職員室等が考えられますが、そこをよく研究して、費用等についても試算してまいりたいと思います。
 また、そういう形で高効率化、省エネルギー化も、できるだけ進めてまいりたいと思います。
 難波委員長 他に何か御質問がございますでしょうか。
 ただ今、新川委員長職務代理者から、説明に対する御質問と併せて、趣旨採択との御意見がありましたので、採決したいと思います。
 趣旨採択に賛成の方は、挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
 難波委員長 確認します。
 趣旨採択に賛成の方が4人でしたので、よって本件は、趣旨採択といたします。
 報告事項に入ります。
 報告事項1 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いいたします。
 長谷川教育総務課長 報告事項1 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。
 資料1を御覧ください。本件につきましては、関係各課から提出がありました表彰候補者内申書に基づきまして、去る平成24年10月1日に開催いたしました、厚木市教育委員会表彰等選考委員会において選考いたしました皆様を、表彰するものでございます。
 1ページを御覧ください。個人の部でございますが、第13回全国小学生ABCバドミントン大会神奈川県予選会で優勝されました神崎美結様を始めといたしまして、46人の皆様を表彰するものでございます。いずれの方々も、スポーツの分野において優秀な成績を収められております。
 同じく5ページを御覧ください。団体の部でございますが、第28回若葉カップ全国小学生バドミントン大会で5位に入賞されましたナショナルパンダ神奈川様を始めといたしまして、13団体を表彰するものでございます。いずれの団体も、文化及びスポーツの分野において優秀な成績を収められております。
 続きまして、7ページを御覧ください。教育委員会感謝状でございますが、平成14年から戸室小学校で本の読み聞かせを行い、教育活動に貢献されました戸室小学校わくわくおはなし会様に贈呈するものでございます。
 表彰式につきましては11月21日、水曜日、午後4時、市役所本庁舎4階大会議室で開催する予定でございます。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして何かございますでしょうか。
 特にないようでございますので、報告事項1を終わります。
 次に、報告事項2 愛甲地区の住居表示の実施に伴う専決処分の報告について、報告をお願いいたします。
 市川学校施設課長 報告事項2 愛甲地区の住居表示の実施に伴う専決処分の実施につきまして、御報告申し上げます。
 本件につきましては、愛甲地区の住居表示の実施に伴い、厚木市立愛甲小学校及び厚木市立愛甲公民館の位置の表示が変更されるため、厚木市立の学校の設置に関する条例の一部改正及び厚木市立公民館条例の一部改正を行うものでございます。
 内容につきまして御説明をさせていただきますので、恐れ入りますが、資料2の新旧対照表を御覧いただきたいと思います。
 厚木市立の学校の設置に関する条例の一部改正につきましては、本条例別表第1の厚木市立愛甲小学校の位置を、愛甲2,783番地から愛甲西1丁目17番1号に、また、厚木市立公民館条例の一部改正につきましては、本条例第2条の表の厚木市立愛甲公民館の位置を、愛甲2,783番地から愛甲西1丁目17番1号に改めるものでございます。
 なお、この愛甲地区の住居表示実施に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、市長の専決事項に指定されておりますので、住居表示の事務所管課でございます、まちづくり指導課が市長の専決を受け、平成24年11月5日から施行されるものでございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして何かございますでしょうか。
 それでは、特にないようでございますので、報告事項2を終わります。
 次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の検査結果について、報告をお願いいたします。
 中村学校給食センター所長 それでは、報告事項3 給食用食材の放射性物質の検査結果につきまして、資料3に基づきまして、御報告をさせていただきます。
 9月18日から10月11日までの測定結果でございますが、9月25日に行いましたマッシュルーム以外は、全て不検出でございました。9月25日のマッシュルームにつきましては、セシウム137が検査機器の検出限界値4.45ベクレルパーキログラムを下回る、3.28ベクレルパーキログラムという数値が示されましたが、検査機器の機能の関係から、検出限界値を下回る数値の検出は考えにくいということで、翌日の26日に民間専門機関の、より精度の高いゲルマニウム半導体検査機による再測定を行いました。その結果でございますが、セシウム134は不検出、セシウム137は3.00ベクレルパーキログラムでございました。数値としては、国の一般食品に対する基準値100ベクレルパーキログラムを大きく下回っておりますことから、安全であると判断いたしました。
 続いて、大気中の放射線測定でございますが、環境農政部において月に2回、市内22か所の定点観測を実施しております。数値的には今回においても、特に変化は示されておりません。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特にないようでございますので、報告事項3を終わります。
 次に、報告事項4 第27回厚木市和田傳文学賞受賞者について、報告をお願いいたします。
 須藤学校教育課長 それでは、報告事項4 第27回厚木市和田傳文学賞受賞者について、御報告を申し上げます。
 恐れ入りますが、資料4を御覧ください。第27回和田傳文学賞につきましては、厚木市内小・中学校の児童・生徒及び厚木市に在住で、厚木市外の小・中学校に通学しております児童・生徒を対象にいたしまして、9月3日から9月12日までの間、作品を募集いたしました。その結果、校内審査を経ました142点の作品の応募がございました。
 応募いただいた全ての作品を対象に、10月3日に審査会を開催いたしまして、正・副審査員長、審査員及び短歌・俳句の助言者、総勢40人によります審査をいたしまして大賞3点、特選8点、入選24点、佳作107点の受賞作品が決定いたしました。
 恐れ入ります。資料の裏面を御覧ください。大賞につきましては、小学校1年生から3年生の部では、千葉偲熙さんの作文、ぼくの大切ななかまたち、小学校4年から6年生の部では、小路向日葵さんの作文、たくさんのありがとう、また中学校の部では、鈴木千翔さんの短歌となってございます。
 各部の特選、入選受賞者、学校名、学年等につきましては、資料のとおりです。授賞式につきましては、12月1日、土曜日、午前10時から、厚木市総合福祉センターで開催する予定でございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特になければ、報告事項4を終わります。
 次に、報告事項5 平成24年度厚木市学力・学習状況調査に係る厚木市立小学校の調査結果及び平成24年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の抽出調査の結果について、御報告をお願いいたします。
 高澤教育研究所長 それでは、報告事項5 平成24年度厚木市学力・学習状況調査に係る厚木市立小学校の調査結果及び平成24年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の抽出調査の結果について、御報告申し上げます。
 資料5になりますが、厚木市調査と全国調査の二つに分けて御説明申し上げます。まず、資料5のページ1の1、平成24年度厚木市学力・学習状況調査に係る厚木市立小学校の調査結果についてを御覧ください。
 本調査は、市として本年度から新規に実施したものでございますが、調査の対象学年は、小学校第5学年及び中学校第2学年、全員参加の悉皆調査方式でございます。
 中学校につきましては、平成25年2月1日に実施する予定でございますので、今回は平成24年4月17日に実施した小学校の結果についてのみ、御報告申し上げます。
 それでは改めて資料5、ページ1の1を御覧ください。初めに前文におきまして、本調査結果に基づき、教育委員会が各学校における改善への取組を支援すること、また、調査結果については、十分配慮して取り扱うことを示しております。
 次に、調査の概要につきまして、これをページ1の1と1の2で示しております。ページ1の1には調査の目的、調査の対象学年、調査の内容、これは小学校は、国語と算数の2教科の調査ということと、学習意識調査でございます。
 調査日は、平成24年4月17日でございます。また、本調査に参加した厚木市の小学校児童数は2,107人であり、同一問題を使用した調査には、全国で約15万人が参加いたしました。
 ページ1の2の6が本市の平均正答率の状況でございます。
 本市では、教科に関する調査結果について、国語・算数ともに教科の到達スコアが、全国の参加校平均と比較して数値が下回りましたが、おおむね満足とされる目標値60パーセントに、ほぼ達する結果となっております。
 続いて、ページ1の3からページ1の6にわたりまして、小学校の国語と算数の2教科に関する調査結果について、教育委員会指導主事が分析したものでございます。2教科とも特徴があると認められる点について分析いたしました。それぞれ、相当数の児童ができているもの、課題と考えられるもの、指導改善の工夫について記載いたしました。
 それでは、ページ1の3を御覧ください。ア、全体的な傾向ですが、国語につきましては到達スコアが、全国の参加校平均と比較して数値が下回りましたが、おおむね満足とされる目標値60パーセントに、ほぼ達する結果となっております。
 また、ページ中ごろ、イ、課題等のエ、言語事項にありますように、漢字を正しく読むことは、おおむねできておりますが、例えば、イ、書くことにつきましては、接続詞や伝聞を表す文末表現を使った短文を作成することなどに、課題がございます。
 それを受けまして、ページをおめくりください。ページ1の4でございますが、エ、指導改善の工夫では、(イ)、書くことに指示語・接続語や、主語・述語・修飾語、つなぐ言葉などを意識した短文づくりを意図的に継続させることで、整った文を書くことを自ら意識できるようにさせるという授業の改善の手掛かりを示しております。
 続きまして、ページ1の5を御覧ください。ア、全体的な傾向ですが、小学校算数につきましては、到達スコアが全国の参加校平均と比較して数値が下回りましたが、おおむね満足とされる目標値60パーセントに、ほぼ達する結果となっております。
 また、イ、課題等の(ア)、数と計算では、整数の除法の計算、同分母の分数や小数の加法の計算については、相当数の児童ができておりますが、 (エ)、数量関係では、伴って変わる二つの数量を丸と四角を使って式に表すことが、課題となっております。
 それを受けて、ページをおめくりください。ページ1の6のエ、指導改善の工夫では、(エ)、数量関係に、伴って変わる二つの数量の変化を表に表し、それを基に、二つの数量の関係を考察する活動を重視するという改善の手掛かりを、示しております。
 ページ1の7からは、教科や学習に関する意識調査の結果を記載しております。
 厚木市の小学生の傾向としては、全国の状況と大部分は同じ傾向を示しております。
 イ、厚木市の児童の傾向の(ア)に示しましたが、朝食を毎日食べている児童は94.1パーセント、宿題をきちんとやりとげている児童は92.6パーセントに上っております。それに反して、(イ)に示しましたように、学校が休みの日に、2時間以上勉強している児童は15.8パーセントとなっており、新聞に書かれていることについて家族と話をする児童は38.6パーセントとなっております。
 (ウ)、全国の結果との比較を御覧ください。
 全国と比べて、厚木市の児童の特徴として理科が好き、テストで間違えた問題はもう一度やり直す、家族から頼りにされ何かの役割を任されている、家のお手伝いをする、普段1日に2時間以上テレビを見たり、1日に2時間以上ゲームをするなどと回答する児童が多くなっております。
 では、ページをおめくりください。ページ1の8、ここでは教科の正答率が高い児童が、肯定的に答えている設問を示しました。例えば、(ア)、学習に対する関心・意欲・態度のC、全般が示すように、学習していておもしろい、楽しいと思うことがある、学習して身に付けた知識は、いずれ仕事や生活の中で役に立つと思うと感じている児童は、教科の正答率も高いという傾向になっております。
 ページ1の9には、4として今後の対応がございますが、これにつきましては、全国調査と併せまして後ほど申し上げます。
 では、ページ2の1、平成24年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の抽出調査の結果についてを御覧ください。
 文部科学省により、平成24年4月17日に実施された全国学力・学習状況調査においては、調査の対象学年はこれまでと同様に、小学校第6学年及び中学校第3学年であり、調査の方式も平成22年度と同様の抽出調査でございます。厚木市の抽出校は小学校5校、中学校3校でございます。お手元にございます資料につきましては、抽出調査の結果をまとめたものでございます。
 それでは、改めて資料のページ、2の1を御覧ください。初めに前文におきまして、今年度、国が無作為に抽出した学校の児童・生徒の結果のみ反映されていること、本調査結果を受け教育委員会が、各学校における改善への取組を支援すること、また、調査結果については十分配慮して取り扱うことを示しております。
 次に、1、調査の概要につきまして、これをページ2の1から2の2までに示しております。(1)、調査の目的、(2)、調査の対象学年、(3)、調査の内容、小学校は国語、算数、理科の3教科と生活習慣や学習環境に関する質問紙、中学生は国語、数学、理科の3教科と生活習慣や学習環境に関する質問調査でございます。
 ページをおめくりください。ページ2の2でございますが、調査日は平成24年4月17日に実施いたしました。
 調査に参加した児童・生徒数は、抽出校の人数のみ記載しております。参考までに全国と神奈川県の抽出学校数及び抽出率を記載しております。今年度につきましては、抽出校のみの実施でございまして、本市の全学校の平均正答率ではございませんので、平均正答率の状況は記載しておりません。
 続きまして、ページ2の3から2の7までにわたり、3教科に関する調査結果について、教育委員会指導主事が分析したものでございます。
 小学校の国語、算数、理科、中学校の国語、数学、理科に分けて、特徴があると認めた点について分析をいたしました。それぞれ相当数の児童・生徒ができているもの、課題と考えられるもの、指導改善の工夫について記載をしております。
 ページ2の9でございます。児童質問紙及び生徒質問紙調査に関する抽出調査の結果を記載しております。市内抽出校の児童・生徒の特徴について、小学校と中学校に分けてまとめたものでございます。今後の対応につきましては学校教育課長が、御報告申し上げます。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 それでは、引き続き今後の対応について、御報告申し上げます。厚木市の調査と全国調査、それぞれの結果の分析において、おおむね同様の傾向が見られたことから、今後の取組につきましては、同じ内容を記載しておりますので、恐れ入りますが、資料の2の10のページを御覧いただければと思います。
 それでは御説明申し上げます。1点目といたしまして、教育委員会基本方針に基づき、厚木市教育充実プランにより、確かな学力の確立に向けた各学校の継続的な取組を積極的に支援し、学力向上を図るための取組を進めてまいります。
 2点目といたしまして、各小・中学校担当教員が参加する、学力・学習状況改善に向けた検討委員会を開催いたしまして、今回の結果を基に学力に関する課題を明らかにし、授業改善を図るための取組について、具体的な情報交換を行ってまいります。
 更に、中学校区ごとに小・中学校が連携する形で、各教員の授業改善に対する意識の向上、意欲の高揚が図られますよう取り組んでまいります。
 また、小・中学校長会議等の機会を捉え、調査結果等の提示をし、各学校が、更に計画的・積極的に取組を推進できるよう、支援したいと思っております。
 3点目といたしまして、各学校において、学力向上を図るための授業改善推進プラン等を基に、授業内容や指導方法のより効果的な改善を図る取組が進められるよう、指導主事による訪問指導等を通し、各学校の実態や課題に合った指導・助言を行ってまいります。
 4点目といたしまして、学校において児童・生徒の学力向上に向けて、保護者や地域等の理解と協力の下に連携を図りながら、学習習慣や生活習慣等の改善に向けての取組を進めてまいります。
 今後、教育委員会といたしましても、本年度開催しております学力向上プロジェクト会議において協議された内容を、各学校の取組にいかしたり、教育委員会の施策に反映させるなど、学力向上の取組を更に進めてまいりたいと思っております。
 最後になりますが、公表につきましては、今後、小・中校長会議で事前に説明した後、この資料の内容を、市のホームページで公開する予定でございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 1の2のおおむね満足とされる目標値が60パーセントとありますが、新聞等で日本の子どもたちの学力低下が叫ばれている中で、これは国の話なのですけれども、平均が、国語で63.3パーセント、算数が63.9パーセントなのに、60パーセントで満足というのは、平均より下の数字で満足でいいのかということがあります。
 また、厚木市の場合、小学校5校ということなのですが、例えば、厚木市は御存じのとおり、駅周辺のようなところから、自然が豊かなところまでが混在している街だと思います。それを5校だけでしっかり分析ができるのかと思いますが、これは厚木市として希望すれば調査できるのでしょうか。
 難波委員長 教育研究所長。
 高澤教育研究所長 今の御質問につきまして、お答えしたいと思います。
 まず目標値60パーセントというお話でございましたが、これは厚木市の調査で、目標値が60パーセントに設定されているというところで、国の全国調査と厚木市独自の調査はもちろん問題が違ってございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 違うのですか。
 難波委員長 教育研究所長。
 高澤教育研究所長 はい。1の1から1の9までに示しましたものが、厚木市が実施いたしました学力・学習調査に係る小学校の調査結果でございまして、資料2の1から2の10までに示したものが、文部科学省が実施しました、抽出調査の結果をまとめたものでございます。
 難波委員長 学校教育部長。
 杉山学校教育部長 混同がありましたので、御説明させてください。
 資料5の1の1ページです。この表題は、平成24年度厚木市学力・学習状況調査に係る厚木市立小学校の調査結果について、2の1ページでは、平成24年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の抽出調査ということで、似た表題ですが、違っております。
 最初の1の1につきましては、厚木市が独自で作成した問題となっており、民間企業に依頼して作ったものでございます。こちらは、小学校5年生全員が受けたものということになります。
 2の1以降は、国が行っているものでして、小学校6年、中学校3年が受けております。厚木市独自のものは、到達スコアというのを60と設定してございますけれども、全国ではそうではなくて、抽出校の数値で、厚木市ではこのような結果が出たということでございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者、よろしいでしょうか。
 新川委員長職務代理者 分かりました。2の1については、何年か前に国が行ったもので全員が受けたものであり、それが抽出になったということですが、私が聞いた話では、抽出になっているけれども、子どもたち全員に受けさせている市町村もあるようですが、同じように厚木市ではできないのでしょうか。
 難波委員長 教育研究所長。
 高澤教育研究所長 文部科学省が実施しております全国の学力調査につきまして、御説明申し上げます。
 平成24年度の場合は、今、お話のあったとおり抽出でございます。市内の小学校23校中5校、中学校13校中3校で、抽出によって調査が行われました。
 その他の学校につきましては、昨年度に各学校に希望を取りまして、全ての学校で希望利用しております。ただ、完全に全ての調査を実施する学校もございましたし、また、その問題を授業中に取り上げて、学習指導の充実にいかすという、各学校の実情や目標に沿った活用がなされているという報告を受けております。
 以上でございます。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 補足説明をさせてください。本年度から厚木市独自の学力・学習状況調査をスタートした背景でございますが、御承知のように全国の調査が、悉皆から抽出になったことにより、学力向上の安定した資料となるものが、経年で求められないという状況になりました。そこで、できるだけ安定したデータを使って、具体的な学力の向上に取り組みたいという思いがございましたので、本年度からスタートしております。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 学校教育部長。
 杉山学校教育部長 全国のほうは、御説明いたしましたように、2の2の参考で、小学校では5校が抽出、中学校では3校が抽出となっております。ただ、それ以外の学校も全て希望利用ということですので、小学校は23校ありますので残り18校、中学校は13校ありますので残り10校で、この調査は行っております。
 ただ、方法がいろいろありまして、全部行ったところもあれば、部分的に行ったところもあります。当然、結果につきましては、抽出調査で行ったところは、国が責任を持ちますけれども、希望利用のところは、先生自身が採点したり、会社に依頼して採点したりと、それぞれの使い方、集計の仕方がございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
  馬嶋委員。
 馬嶋委員 正答率の高いお子さんが当てはまるという、1の8の資料になりますが、正答率の低いお子さんが、どのように思っているかという調査結果はないのですか。
 どんな思いで学校の授業を受けたり、自分の価値に対してどう思っているのかというのは、正答率の高いお子さんは、学習しておもしろいと思うのでしょうが、正答率の低いお子さんはどう思っているのかと思いましたので、お答えいただけますか。
 難波委員長 教育研究所長。
 高澤教育研究所長 馬嶋委員の御指摘のとおり、調査結果に示しましたのは、正答率の高いお子さんの回答になります。
 正答率が低かったお子さんにつきましては、多種多様な状況があると思っております。各学校は子どもたちの回答状況について把握しておりますので、その子一人一人に合った指導をすることが、可能と思っております。その際には、指導改善の工夫に示しました様々な指導方法の例等を、いかしてくださると思っております。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。馬嶋委員、よろしいでしょうか。
 馬嶋委員 はい。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 平均点ということなので、得点分布率ではありませんので、できる子、できない子を平均しただけで、今後、平均点で全国と比較するのは危険だと思いますし、やはり底上げといいますか、皆さんが分かるような形でやっていかなければならないと思います。
 やはり気になるのが、1の2の表を見ても、平均正答率など低いですよね。例えば算数の応用を見ますと8.5パーセントも違うというのは相当な差だと思います。教育委員会としてしっかり分析して、算数離れや理科離れもありますけれども、小学校5年生で基礎が備わらないと、中学校へつながっていかないと思いますので、しっかり対策を練っていただきたいと思います。
 難波委員長 教育研究所長。
 高澤教育研究所長 御指摘、そして応援のお言葉ありがとうございました。
 やはり各学校におきましては、先ほど学校教育課長から説明がありましたが、この調査結果を基に、学校の一人一人の子どもに合った授業をどう展開するのか、それが一番大切なことだと思っております。
 一人一人の様子は学校によって、クラスによって、そしてその子どもによって違いがございます。そのヒントとなるようなものが、この結果でございまして、こういう課題がある、その課題を解消するために、子どもたちの学力を高めるためにということで、各教科等にわたりまして指導改善の工夫を、具体的に示させていただきました。
 この指導改善の工夫の全てが、学校で行われるとは思っておりません。やはり一人一人の状況に応じて、この子だからこの分野はこう、この学級にはこうというようなところを、各学校が主体的に判断し、指導を改善していくことが、今、新川委員長職務代理者がおっしゃった、厚木市の子ども全体の学力向上につながると思っております。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 新川委員長職務代理者、よろしいですか。
 新川委員長職務代理者 はい。
難波委員長 ありがとうございます。
 今回、厚木市独自として調査結果をまとめていただいて、数値が出てきました。問題点もはっきり見えてきましたので、先生の指導に大いに役立てていただいて、新川委員長職務代理者もおっしゃったように、数値だけを追うつもりはありませんけれども、今後、学習能力を高めていただくよう、御尽力いただければと思います。
 特になければ、報告事項5を終わります。
 以上で、本日予定をしておりました日程は、全て終了いたしました。
 これをもちまして、平成24年厚木市教育委員会10月定例会を閉会いたします。
閉会時刻16時26分

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