平成24年厚木市教育委員会11月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成24年11月27日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 難波 有三
委員長職務代理者 新川 勉
委員 馬嶋 順子
委員 田口 孝男
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、杉山学校教育部長、山田社会教育部長、
相原教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
内山公民館担当次長、長谷川教育総務課長、市川学校施設課長、
中村学校給食センター所長、須藤学校教育課長、志賀学務担当課長、
小林教職員課長、柳田社会教育課長、三橋中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

日程1 議案第36号 厚木市学校給食費に関する条例(案)について
日程2 議案第37号 平成24年度教育予算補正(案)について

3 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について
  • (2) 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  • (3) 給食用食材の放射性物質の検査結果について
  • (4) 市立小学校における修学旅行の実施状況について
  • (5) 第2次厚木市子ども読書活動推進計画(案)のパブリックコメントの実施について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻15時00分

 難波委員長 定刻になりました。
 現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
 ただいまから、平成24年厚木市教育委員会11月定例会を開会いたします。
 厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、馬嶋委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
 初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成24年10月23日に開催されました、10月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
 お手元の資料の4番目でございます。
 10月27日、土曜日、子育てコミュニティトークに出席いたしました。
 対象は、保育園の保護者の皆様19人でございます。
 実は、子育てコミュニティトークの最終回が、本日の午前中にありました。南毛利公民館で、四つの小学校の保護者の皆様にお集まりいただいて、意見交換いたしました。
 毎回、それぞれの子供の年齢によって、御質問や御要望の背景は異なりますが、保護者の皆様に共通しているのは、健やかな子供の成長を願う親の気持ちとして、学習環境の整備や、安全に登下校できるような通学路の整備などが挙げられます。
 また、本日、特に印象に残りましたのは、これが欲しい、あれが欲しいと、行政や教育委員会に要求をするという風潮がありますが、複数の保護者の皆様から、保護者は保護者の立場で、先生は先生の立場で、教育委員会は教育委員会の立場で、それぞれが知恵を出し合って、お互いに良い方向を探っていきたいと、こういう御意見がございました。本当に、我が意を得たりということで、皆様と和やかな雰囲気で、本日の10回目のコミュニティトークを終了させていただきました。
 続きまして、6番目でございます。
 10月28日、日曜日、荻野運動公園におきまして、2012あつぎマラソンが開催されました。
 参加者数は、約2,000人でございました。参加者の皆様は、精一杯の走りで完走いただきました。最近は、知り合いの方、なじみの方もこのマラソンに参加いただいているようでして、お互いに地域の絆というものが、深まっていることを実感いたしました。
 続きまして15番目でございます。
 11月4日、日曜日、依知北公民館ほかとございますが、公民館まつりの訪問をいたしました。
 小林市長と私で分担しながら、各地区の公民館を訪問いたしまして、御挨拶させていただいております。
 どの公民館においても、二つ言えると思います。
 一つは、地域の小・中学生の出番を、用意いただいていることです。合唱や吹奏楽など、様々な場面で、子供の活躍する場面を御用意いただいているということが挙げられます。
 もう一つは、これは学校と地域との結び付きの例だと思いますが、中学生にボランティアとして活躍する場を設けていただいていることです。中学生が大人の皆様に頼りにされているという、誇らしげな顔をして、一生懸命働いている姿を、非常に好ましく思いました。今後とも、家庭・学校・地域、それぞれの連携という言葉がありますけれども、象徴的な姿が、公民館まつりの中に見えたように思いました。
 続きまして、25番目でございます。
 11月11日、日曜日、荻野運動公園体育館におきまして、厚木市子ども会育成連絡協議会設立50周年記念事業として、ドリームキッズアドベンチャーインかながわに出席いたしました。
 こちらは、約500人近い子供や、保護者の皆様が参加する中で、盛大に開催することができました。
 子供を取り巻く環境が、厳しさを増しておりますが、健やかな子供の成長を願う大人の集団というものが、非常に大切だと思いました。
 近年は、子ども会に参加しない家庭も増えているとお聞きしております。そうした中で、設立50周年を迎えたわけでございますので、今後、教育行政としても、子ども会の各種事業に対しまして、できる限りの支援をさせていただきたいと思っております。
 続きまして、29番目でございます。
 11月12日、月曜日から、16日、金曜日まで、ニューブリテン市に代表訪問団派遣事業として訪問いたしました。
 三泊五日の強行軍でございましたが、ニューブリテン市の市長、教育長と来年の友好都市締結30周年に向けて、関係を深めてまいりました。
 国は違っても、やはり、子供の成長に必要なものは何かという部分では、共通の認識がございますので、国を超えて、子供の将来のために、いろいろな場面で手を携えていきたいと、このような思いを持って帰国いたしました。
 以上でございます。
 難波委員長 教育長、大変お疲れさまでございました。
 本日の日程のうち、報告事項1 事務の臨時代理の報告につきましては、人事に関する案件となっておりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、この件につきましては、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
 (「異議なし」との声あり)
 難波委員長 御異議ありませんので、報告事項1につきましては非公開とし、日程の最後において、報告を行うことといたします。
 なお、傍聴される方におかれましても、事務局の関係者以外の職員同様に、会議が非公開となりましたら、退室いただくことになりますので、あらかじめ御承知おき願います。
 審議事項に入ります。
 日程1 議案第36号 厚木市学校給食費に関する条例(案)についてを、議題といたします。
 議案の説明をお願いいたします。
 中村学校給食センター所長 それでは、議案第36号 厚木市学校給食費に関する条例(案)について、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
 提案理由といたしましては、厚木市学校給食費に関する条例について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から同意を求められましたので、これに同意するものでございます。
 条例の目的でございますが、現在、学校ごとに行われております、給食費の取扱いを見直し、かねてから課題となっておりました、給食費の徴収に伴う安全性及び利便性の確保、また、教職員が携わっている事務負担を軽減し、児童・生徒に向き合う時間を増やすため、学校に代わり、市が徴収及び管理を行うための条例でございます。なお、条例は、市民の皆様との意見交換会、また、公募による市民、小・中学校の校長及びPTAの代表者で構成される学校給食センター運営委員会からの答申、パブリックコメントによる意見の反映が図られております。
 それでは、条例の内容につきまして、御説明させていただきます。
 本条例は、児童・生徒への給食提供に係る、基本的事項を定めるものでございます。
 第1条は、条例の趣旨として、学校給食法に規定する学校給食費の徴収等に関し、必要な事項を定めることを規定しております。
 第2条は、学校給食の実施として、学校給食法第4条に基づき、厚木市立小・中学校に在籍する、全ての児童・生徒を対象に、学校給食を実施することを規定しております。
 第3条は、学校給食費の徴収として、市長は学校教育法第16条に規定される、学校給食を受ける児童・生徒の保護者から、学校給食費を徴収することを規定しております。
 第4条、学校給食費の額は、別表に定める額とすること。ただし、これにより難いと市長が認めるときは、別に定める額とすることを規定しております。
 第5条は、学校給食費の納付として、規則で定める納付期限までに、納付することを規定しております。
 第6条は、学校給食費の減免として、市長は、特別な理由があると認めるときは、学校給食費を減免することができると規定しております。
 第7条は、委任として、この条例に定めるほか、この条例の施行について、必要な事項は規則で定めることを規定しております。
 なお、附則として、この条例は平成25年4月1日施行となっております。
 次に、恐れ入ります、参考資料1の条例施行規則(案)を御覧ください。
条例の施行に当たりまして、学校給食の申込方法、条例第4条ただし書きによる、転出入等による給食費の変更に伴う学校給食費の額、学校給食費の納付、減免等についての手続きを規定しております。
 次に、恐れ入りますが、参考資料2、厚木市学校給食費徴収に関する制度の骨子パブリックコメント実施結果についてを、御覧ください。
 こちらのパブリックコメントでございますが、意見の募集期間といたしましては、平成24年7月15日から、平成24年8月15日まで実施させていただきました。
 意見の件数でございますが、意見をいただいた人数につきましては二人、そして、意見の件数については、15件でございます。
 次に、意見の反映状況でございますが、こちらの反映区分のとおり、制度に反映させていただいたものから、その他、感想・質問という区分に分けております。制度に反映させていただいたものは、15件のうち2件でございます。他は、資料のとおりでございます。
 続きまして、意見に対する市の考え方につきましては、こちらの資料のとおり示させていただいております。
 このうち、制度に反映させていただいた意見でございますが、下段の学校給食費の額、番号としては2番になりますが、こちらの御意見について反映させていただきました。意見の概要でございますが、年間の給食費の金額を提示されたほうが、いくら給食費が掛かるか分かりやすいというものでした。市の考え方でございますが、学校給食費の負担は、年額設定といたしますと示させていただいております。
 具体的には、恐れ入りますが、参考資料3の3ページを御覧いただきたいと思います。
 上段の学校給食の額でございますが、こちらに示させていただいたとおり、当初、月額という形で設定をさせていただきましたが、年額の金額を提示したほうが、分かりやすいという御意見をいただきましたので、月額から年額に変更させていただいております。網掛けの部分が、年額ということで変更された部分でございます。
 恐れ入ります、資料参考2の3ページにお戻りいただきたいと思います。
 こちらの中段の、番号としては10番になりますが、学校給食費の納付回数の御意見でございます。意見の概要でございますが、4月分を5月分とまとめて払うより、8月も支払うようにして均等にしたほうが、子供が複数通学している家庭にとっては、家庭に優しいと思うというものでした。市の考え方でございますが、学校給食費の納付回数につきましては、年11回、5月から3月の納期を設定し、均等化を図りますと示させていただいております。
 恐れ入りますが、参考資料3の3ページを御覧いただきたいと思います。中段の学校給食費の納付でございますが、解説・補足を御覧いただきたいと思います。
 こちらの中段に、納期の関係が示されておりますが、納入期限は、当初、二重線で取り消しておりますが、4月分及び5月分にあっては5月の末日、6月、7月及び9月から翌3月までの分にあっては、各月の末という形で設定をさせていただきましたが、御意見で、網掛けにございますように、4月を除く毎月の末日に変更いたしました。
 以上、よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
 難波委員長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
 馬嶋委員。
 馬嶋委員 参考資料2の2ページで、延滞金については、20日程度では発生しませんと書いてありますが、これは、20日以上になると、延滞金が発生するということでしょうか。
 難波委員長 学校給食センター所長。
 中村学校給食センター所長 こちらは、残高不足等で引き落としができなかった場合、いわゆる未納に該当いたしますが、こちらにつきましては、納付期限が過ぎますと延滞金が発生し、税と同様に滞納となります。
 給食費は民法上の契約行為に該当いたしますので、民法を適用いたしまして、延滞金ではなく遅延損害金になりますが、年率として5パーセントで、遅延損害金をいただくような形になります。
 難波委員長 馬嶋委員。
 馬嶋委員 そちらに関しては、市民の皆様に御説明をした上で、始めるということでよろしいですか。
 難波委員長 学校給食センター所長。
 中村学校給食センター所長 納付期限を20日過ぎますと、督促という行為に入っていきますので、その時点で、未納の状況にありますということを通知いたしまして、支払をお願いする形を考えてございます。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 結論から申し上げますと、利率5パーセントということで、遅延損害金として請求させていただきます。
 なお、保護者への説明でございますけれども、納付書に遅延損害金の発生の根拠については民法上のものですという御説明を加える予定でございます。
 難波委員長 馬嶋委員。
 馬嶋委員 ありがとうございます。
 難波委員長 他に何か質疑がありますでしょうか。
 馬嶋委員。
 馬嶋委員 月額よりも年額のほうが分かりやすいということですが、月額は毎月払いますが、年額という表示ですと、何か大ざっぱな感じがしますが、いかがでしょうか。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 パブリックコメントを実施する段階では、月額でした。現行の制度では、月額で学校に納めていただいておりますが、月ごとに、食べる回数が違っておりますので、不整合がございました。
 現在の月額3,700円と4,000円につきましては、そちらを11回で掛けて年額を出しました。年額を均等に11回ということで、同じことを逆からお話しいたしますので、分かりづらいと思いますけれども、年額として定額の月額でお支払いいただく形のほうが無理なく、分かりやすいということで、判断させていただきました。
 月額は一定なのですが、月ごとに食べる回数が違う部分を、月額を最初に設定してしまいますと、分かりづらいと考えましたので、年額を設定して、そちらを均等に分けさせていただいたということでございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 保護者の間で、8月は給食を食べていないのに、なぜ給食費が掛かるのかという意見が多く出ます。ですから、年額のほうが分かりやすいのかなと、私は判断させていただきました。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 ありがとうございます。今回、毎月の口座引き落としが原則となります。その中で、ある月は引き落としがありませんと、非常に不合理な部分がございますので、5月から3月の毎月の月末に、引き落としをする形にさせていただきました。
 難波委員長 他に質疑がないようですので、採決に移ります。
 本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
 (「異議なし」との声あり)
 難波委員長 異議なしと認め、議案第36号を可決いたします。
 次に、日程2 議案第37号 平成24年度教育予算補正(案)についてを議題といたします。
 議案の説明をお願いいたします。
 相原教育総務部次長 それでは、議案第37号 平成24年度教育予算補正(案)について、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
 本予算補正(案)につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、これに同意するものでございます。
 それでは、本補正予算(案)の内容につきまして御説明いたしますので、1ページを御覧ください。
 まず、1の総括でございますが、歳出の補正額につきましては、教育総務部に係る事業費を3,480万円、学校教育部に係る事業費を1,499万4,000円、社会教育部に係る事業費を631万5,000円の合計5,610万9,000円をそれぞれ増額し、補正後の教育予算歳出金額を44億9,305万6,000円とするものでございます。
 次に、所管別に御説明いたしますので、2ページを御覧いただきたいと思います。
 教育総務部の教育総務課でございますが、教育費、教育総務費、事務局費の事務局運営費370万円の減額につきましては、学校用務業務委託の入札による執行残額を減額するものでございます。
 次に、教育総務部の学校施設課でございますが、教育費、小学校費、学校管理費の小学校維持補修事業費2,600万円の増額及び教育費、中学校費、学校管理費の中学校維持補修事業費1,250万円の増額につきましては、児童・生徒の健康面への配慮と、学習環境の充実を図るため、小学校226教室、中学校109教室に、扇風機を設置するものでございます。
 引き続き、学務担当課長から、所管の事業につきまして御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。
 難波委員長 学務担当課長。
 志賀学務担当課長 続きまして、学校教育部学校教育課の補正予算(案)につきまして、御説明を申し上げます。3ページをお開きください。
 教育費、小学校費、教育振興費及び教育費、中学校費、教育振興費の小・中学校就学支援事業の中の子事業でございます、要保護及び準要保護児童・生徒就学援助事業費でございますけれども、本事業につきましては、小学校、中学校とも教育の機会均等を図るため、経済的な理由により就学が困難な児童・生徒の保護者に対して、学用品費などの経費の一部を、支給する事業でございます。
 まず、小学校でございますけれども、要保護及び準要保護児童の認定者数は、当初の見込みより62人の増加が見込まれまして、2,174人となりますので、299万4,000円増額するものでございます。
 次に、中学校でございます。要保護及び準要保護生徒の認定者数は、当初の見込みより104人の増加が見込まれまして、1,273人となりますので、1,200万円増額するものでございます。
 なお、教育委員会の予算ではございませんけれども、道路部で通学路の整備といたしまして、400万円の補正予算を計上いたします。
 引き続きまして、社会教育課長から、所管の事業につきまして御説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 難波委員長 社会教育課長。
 柳田社会教育課長 次に、社会教育部社会教育課の平成24年度教育予算補正(案)の歳出につきまして、御説明申し上げますので、恐れ入りますが、3ページ下段を御覧ください。
 教育費、社会教育費、公民館費、公民館維持補修事業費631万5,000円の補正増を行うものでございます。
 こちらにつきましては、公民館維持補修事業といたしまして、13館の公民館の非常用照明設備の修繕、542万1,000円を行うほか、依知南、南毛利、愛甲公民館の各自動ドアの修繕、89万4,000円を併せて実施するものでございます。
 説明は以上でございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 学校教育課の関係ですが、教育の機会均等を図るためということでお聞きしたのですが、援助する金額というのは、全員同じ金額になるのでしょうか。
 難波委員長 学務担当課長。
 志賀学務担当課長 就学援助費の支給額でございますけれども、まず、要保護と準要保護がございます。
 要保護につきましては、生活保護受給者となります。
 準要保護につきましては、教育委員会で独自に認定しておりまして、要保護に準ずる方となっております。
 支給額でございますけれども、新入学の小・中学生に対する額と、修学旅行費用等も入っておりますので、学年によって異なってきます。また、小学校と中学校でも支給額が違っております。
 以上でございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 今までの日本の教育というものは、誰でも同じように教育を受けることができるということで、日本の国力になったのだと思います。今、保護者の経済的な理由で、教育格差がありますけれども、是非、そういうことがないように、行政として責任を持って、子供たちの豊かな学びを確保してほしいと思います。よろしくお願いいたします。
 難波委員長 それでは、他に質疑がないようですので、採決に移ります。
 本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
 (「異議なし」との声あり)
 難波委員長 異議なしと認め、議案第37号を可決いたします。
 報告事項に入ります。
 報告事項2 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、御報告をお願いいたします。
 長谷川教育総務課長 報告事項2 平成24年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。資料2を御覧ください。
 本件につきましては、関係各課から提出のありました、表彰候補者内申書に基づき、去る、平成24年10月1日に開催いたしました、厚木市教育委員会表彰等選考委員会におきまして、選考いたしました皆様を、表彰するものでございます。
 厚木市教育委員会表彰につきましては、厚木市教育委員会表彰規程第2条第1号に基づき、学校教育又は社会教育の振興、研究、若しくは改善に努め、その功労が顕著な方につきまして、表彰するものでございます。
 被表彰者でございますが、学校医として10年以上にわたり御尽力いただきました、星伸和様を始めといたしまして、28人を表彰するものでございます。いずれの方も、それぞれの分野においての功労が、顕著な方でございます。
 なお、教育委員会表彰につきましては、平成25年1月26日、土曜日、午前10時、厚木市文化会館で開催されます、厚木市表彰式と同時開催とする予定でございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特にないようですので、報告事項2を終わりにいたします。
 次に、報告事項3 給食用食材の放射性物質の検査結果について、報告をお願いいたします。
 中村学校給食センター所長 報告事項3 給食用食材の放射性物質の検査結果につきまして、御報告させていただきます。恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
 検査につきましては、10月15日から11月13日までの測定結果でございます。御覧のとおり、全て不検出となってございます。
 続いて、大気中放射線測定結果を御覧ください。こちらにつきましては、環境農政部において月2回、市内22か所の定点観測が実施されておりまして、11月5日の調査の結果でございますが、数値的には、今回も特に変化は示されておりません。
 以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特になければ、報告事項3を終わりにいたします。
 次に、報告事項4 市立小学校における修学旅行の実施状況について、報告をお願いいたします。
 須藤学校教育課長 報告事項4 市立小学校における修学旅行の実施状況につきまして、御報告申し上げます。恐れ入りますが、資料4を御覧ください。
 市立小学校の修学旅行につきましては、御覧の資料のとおり、春に実施した5校を除く18校が、10月に実施いたしました。行き先といたしましては、18校中17校が日光方面、1校が愛知・岐阜方面でございました。
 日光方面への修学旅行を実施した小学校につきましては、8月の下見の際に、主な見学予定地の空間放射線量を測定し、市の基準測定値を下回っていることを確認の上、見学地を最終決定するとともに、その経過について、保護者の皆様に説明する機会を設け実施しております。実施をした各学校からは、狙いに沿って、計画どおりに実施することができたとの報告を受けております。
 教育委員会事務局といたしましては、今後も各学校が、安心・安全な修学旅行を実施することができるよう、必要に応じて指導や助言を行ってまいります。
 説明は以上でございますが、大変申し訳ございません、資料の訂正をさせていただきたい箇所がございます。二つ目のアスタリスクの1行目の最後に、厚木市の測定値と書いてございますが、正確には、厚木市の基準測定値となっておりますので、修正をお願いいたします。
 以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特にないようですので、報告事項4を終わりにいたします。
 次に、報告事項5 第2次厚木市子ども読書活動推進計画(案)のパブリックコメントの実施について、報告をお願いいたします。
 三橋中央図書館長 報告事項5 第2次厚木市子ども読書活動推進計画(案)のパブリックコメントの実施について、御報告申し上げます。
 本件につきましては、計画の策定を目指しておりますことから、本年4月から施行されました、厚木市市民参加条例に基づき、パブリックコメントを実施するものでございます。
 それでは、パブリックコメントの対象となる計画(案)の内容につきまして、御説明させていただきます。
 最初に、計画策定の趣旨と概要についてでございますが、厚木市子ども読書活動推進計画につきましては、子どもの読書活動の推進に関する法律に基づき、平成19年度に策定し、平成24年度まで、子供が読書に親しむための3本の柱、環境整備、機会の提供、推進体制の整備に取り組んでまいりました。
 第2次計画は、この基本的な考え方を継承するとともに、これまでの取組を検証し、成果と課題を踏まえ、今後の5年間の、子ども読書活動の推進に関する基本的な考え方を示し、より一層、子供が読書に親しむための施策の展開方向を、定めるものでございます。
 次に、計画の位置付けでございますが、第9次厚木市総合計画の中で、基本政策2、だれもが夢をはぐくみ、自ら学び共に成長するまちづくりに位置付けられております。
 計画期間につきましては、平成25年度から29年度の5年間でございます。対象につきましては、18歳以下の子供でございます。
 なお、検討経過等でございますが、市の基本的事項に係る計画の策定であることから、厚木市市民参加条例に基づき、外部の委員からなる検討委員会を設置し、ワークショップを開催しております。
 5でございますが、検討委員会で4回会議を開催しております。
 また、ワークショップを8月21日に開催いたしました。保護者の方、幼稚園・保育所関係の方、子供の読書ボランティアの方、小学校・中学校の教職員や学校図書館関係者、児童館関係者に参加いただきました。
 また、厚木市図書館協議会でも御意見をいただいております。
 以上の会議等の御意見を基に、庁内の子供の読書に関わる部署10課で構成いたします、子ども読書活動推進委員会で、第2次計画(案)を策定いたしました。
 続きまして、右側の折り畳んであるA3の資料を、お開きいただきたいと存じます。
 計画(案)本体につきましては、別冊となっておりますが、30ページ以上になりますので、A3、1枚にまとめまして、市民の皆様に分かりやすくしております。
 それでは、A3の資料、第2次計画(案)の概要でございますが、左上の計画策定の経緯につきましては、先ほどの説明と重なりますので、省略させていただきます。
 中央の上からでございますが、計画の目的・期間につきましては、読書大好きあつぎっ子を育てるために、家庭や地域、関係機関等が協働で、子供の読書活動を推進するという計画でございまして、期間は平成25年度から29年度まででございます。
 基本施策は、3本の柱を立てております。第1次計画では、子供が読書に親しむための3本の柱のうち、特に、環境整備に努めてまいりました。第2次計画では順番を入れ替えまして、さらに推進体制の整備や、機会の提供の充実を図るため、ボランティアとの協働や、家庭における読書活動の啓発を強化する施策を取り入れて策定いたします。
 まず、一つ目の柱、子どもが読書に親しむための推進体制の整備でございます。ボランティアとの協働、ワークショップの開催、そして、特に家庭での読書を推進するために、新たに毎月第3水曜日を、(仮称)あつぎ家庭読書の日として設け、保護者等に家庭での読書や、親子での読書活動の必要性について、周知を図ってまいります。
 次に、二つ目の柱、子どもが読書に親しむための機会の提供でございます。家庭における読書のすすめとして、啓発パンフレットの配布、妊娠中の女性とその家族へのPR、男性保護者の家庭での読み聞かせや、ブックスタート等、読書に関するイベントへの参加推進を考えております。
 推薦図書リストにつきましては、従来、小・中学校を通じて保護者にもお役立ていただけるよう作成・配布しておりましたが、この度、幼い子供の保護者向けも必要という御意見をいただきましたので、幼児向けのブックリストも作成いたします。
 子供たちへの読書のきっかけづくりといたしましては、子供に係る各施設等でのおはなし会の実施や、推薦図書リスト、ポップでの紹介、展示、読書相談等により、本と子供たちを結び付ける、きっかけづくりに努めてまいります。
 三つ目の柱といたしましては、子どもが読書に親しむための環境整備でございます。
 子供の読書のためには、子供の身近なところに、いつも本を用意しておくことが重要でございます。図書館などの各施設や家庭だけでなく、親子又は子供が集まる場所、または、親子で待ち合うスペース、受付等の待合スペース等に児童書が用意されるよう、そして、待つ時間を有意義に過ごせるよう、市民の皆様や民間事業者等と協働して努めてまいります。
 次に、中央図書館からの団体貸出しとリサイクル図書の活用、そして、寄贈募集でございます。
 特に寄贈の募集につきましては、今後も読み継がれてほしい絵本のリスト、(仮称)厚木の子供たちに手渡す100冊の絵本を作成し、絵本の寄贈を募ります。頂いた絵本は、保育所、幼稚園、小学校等への団体貸出しに活用させていただきます。
 最後に、A3の左側の一番下を御覧ください。5年後の目標でございます。
 毎年、市内全小・中学校を通して、読書アンケートを実施しておりますが、その中の項目で、読書が好きと答える小学生の割合を、現在の72.7パーセントから80パーセントに、中学生は64.9パーセントから70パーセントに、また、子供の読書の習慣付けには、まず、小学校入学前の読み聞かせ体験が重要であることから、小学校入学前に本を読んでもらったことがあるという、読み聞かせ体験ありと答える割合を、現在の83パーセントから90パーセントと、目標を設定いたしました。
 概要につきましては以上でございますが、次に1枚おめくりいただきまして、パブリックコメントの実施要領でございます。
 この計画につきましては、市の基本的事項に係る計画の策定であることから、1月15日号の広報あつぎ及びホームページに、実施について周知を行います。そして、厚木市市民参加条例に基づき、平成25年1月15日から2月14日まで、パブリックコメントを実施するものでございます。
 以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
 特になければ、報告事項5を終わりにいたしますが、今回の第2次厚木市子ども読書活動推進計画につきましては、5年後の目標を掲げていらっしゃいますので、5年後にこの目標が達成できるよう、是非、御尽力いただければと思います。
 それでは、ここで暫時休憩といたします。
 再開後は、会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席いただきたいと思います。
 お疲れさまでございました。
暫時休憩14時53分

再開時刻14時55分

 報告事項1 事務の臨時代理の報告について(資料に基づき説明し、了承された。)

難波委員長 以上で、本日予定をしておりました日程は、全て終了いたしました。これをもちまして、平成24年厚木市教育委員会11月定例会を閉会いたします。
閉会時刻14時58分

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