平成24年厚木市教育委員会12月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成24年12月18日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 難波 有三
委員長職務代理者 新川 勉  
委員 馬嶋 順子
委員 田口 孝男
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、杉山学校教育部長、山田社会教育部長、
相原教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
内山公民館担当次長、長谷川教育総務課長、山崎保健給食課長、
中村学校給食センター所長、志賀学務担当課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

  • (1) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (2) 通学路の安全点検状況について
  • (3) 厚木市内の公立小中学校給食用食材の測定を、より子どもたちの安全に配慮したものにすることを求める陳情について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

 難波委員長 定刻になりました。
現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
ただいまから、平成24年厚木市教育委員会12月定例会を開会いたします。
厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、田口委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成24年11月27日に開催されました、11月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
お手元の資料の1番目でございます。
11月27日、火曜日、教育委員会委員と小・中学校長との意見交換会を開催いたしました。
こちらは、委員と校長が、各学校の現状や課題を共有できたということで、大変、有意義だったと思っております。教育委員会事務局といたしましても、このような意見交換会を継続することで、学校現場の様子について委員の皆様に御理解いただき、助言をいただく機会にしたいと考えております。
続きまして、3番目でございます。
12月1日、土曜日、和田傳文学賞授賞式に出席いたしました。
こちらの授賞式は、回を重ねまして27回目になりました。今年も、大賞、特選、入選を含めて、35人の子供たちに賞状をお渡しいたしました。
続きまして、15番目でございます。
12月13日、木曜日、臨時厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。こちらは、委員の皆様に御案内のように、市内の中学校に関する事件について、2件新聞報道等がありました。
一つ目が、二人分の個人情報記載の家庭環境調査票が、中学校で紛失したことです。懸命に探しましたが、とうとう発見することができませんでした。
二つ目は、市内の中学校の生徒が、二人乗りのスクーターで、下校途中の子供の列に突っ込んで、二人の子供に軽傷を負わせてしまったという事件がございまして、この生徒が警察に逮捕されたという報道がございました。この件についても、一人一人の子供の家庭環境を考慮した中で、きめ細かな児童・生徒指導の充実を図ってほしい旨の話をいたしました。
また、いじめの問題について、どの学校にも、どの学級にも起こり得るのだという認識の中で、どんなにささいなことであっても、見逃さない教師であってほしい旨の話をいたしました。
以上の三つの話題を中心に、各小・中学校長には、問題に対する取組を、一層強化するよう指示いたしました。
続きまして、16番目でございます。
12月16日、日曜日、平成24年度あつぎ市民芸術文化祭に出席いたしました。
相川小学校の児童と職員がつくりました、フレンズ・オブ・アイカワという歌がございます。この歌を、厚木市立相川小学校の児童が、同じ名前の学校である、石巻市立相川小学校の児童たちに、エールのビデオレターとして送ったものでございます。こちらを市民芸術文化祭の冒頭に披露いたしまして、多くのお客様から、本当に盛大な拍手をいただきました。これを目の当たりにしまして、私ども関係者も非常に感激いたしました。
続きまして17番目でございます。
同日でございますが、厚木市SEL教育基金事業、第4回厚木こども科学賞表彰式を行いました。
こちらにつきましては、小学生の部で授賞者10人、中学生の部で授賞者11人ということで、小林市長から一人一人に賞状をお渡しいたしました。中には2年連続で入選している子供もいらっしゃいまして、審査委員長から、非常に子供らしい発想の中で、更に、実験装置を工夫して、創意工夫に満ちた内容であるという、お褒めの言葉もいただいております。
続きまして、20番目でございます。平成24年厚木市議会12月定例会が開催されております。それぞれの詳しい報告につきましては、所管の部長からさせていただきます。
 難波委員長 教育総務部長。
 松本教育総務部長 それでは、平成24年市議会12月定例会につきまして、概要を御報告申し上げます。
本議会は、11月29日から12月21日までの会期、23日間で開催されております。概要につきまして、各所管部から報告をさせていただきます。
まず、教育総務部関連でございますが、提出議案につきましては、議案第90号 厚木市学校給食費に関する条例について、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)について、陳情第25号 厚木市内の公立小中学校及び保育所における給食用食材のより安全な基準を求める陳情の上程がありました。
一般質問につきましては、奈良握議員、徳間和男議員、松田則康議員、名切文梨議員の4人の議員から8項目について質問がございました。
まず、奈良議員から、学校給食のあり方について、子育て環境日本一との整合性について、栄養士の苦労はどこにあるか、調理員の苦労はどうかとの質問がありました。
教育長から、文部科学省が定める所要栄養量の基準に基づき、おいしく、食に興味が持てるように献立を工夫するとともに、安全な食材の選定及び食中毒防止のための衛生管理を図りながら、食物アレルギーへの対応などについても、きめ細かな配慮を行っている。
また、調理員についても、児童・生徒一人一人の顔を思い浮かべ、喜んでもらう給食を提供するため、日々、限られた時間の中で、安心・安全な調理に心掛けている旨の答弁をいたしました。
また、共同調理場の老朽化対策はどうか、その他学校給食のあり方の課題、そして対策と将来像をどう考えるかとの質問がありました。
教育長から、北部学校給食センター及び南部学校給食センターは、稼働開始から30年以上経過しているが、施設機能を良好に維持管理するため、職員による日常点検を始め、専門業者による保守点検を行い、適切な維持補修に努めている。
また、あつぎ元気プラン第2期実施計画に基づき、来年度から両センターの在り方について検討を行う旨の答弁をし、更に、学校給食の役割として、成長期の子供たちに対し、バランスのとれた食事を提供するだけでなく、食に関する正しい知識と食習慣を身に付けるなど、教育的側面も重要である。
今後においても、安心・安全な給食を提供するとともに、食文化の継承など、積極的な食育の充実を図る旨の答弁をいたしました。
次に、徳間議員から、教育委員会の改革について、市長部局へ移せる事業について、重要な目標のために何を改革するかとの質問がありました。
教育長から、未来を担う人づくりのため、基本目標である、拓く力、感じる力、築く力の育成を、家庭・学校、地域社会と協働で取り組んでいる。この目標を達成するためには、学力向上や不登校対策などを重要課題と認識し、地域社会を含めた社会教育の分野からも、目標達成に向けた事業を展開することが必要と考え、今年度、社会教育部を創設した。
今後も、教育委員会各部において、より組織的な事業展開を図り、基本目標の実現のため、着実に事業を推進する旨の答弁をいたしました。
次に、松田議員から、教育行政について、教育委員について、各種教育問題に対して教育委員はどのように考えているかとの質問がありました。
教育長から、各教育委員は、子供たちが明るく楽しい学校生活が過ごせることを第一に考え、教育委員会定例会においては、学力向上や安全対策などの各種教育課題について、それぞれの幅広い識見をいかした、御意見をいただいている旨の答弁をいたしました。
次に、名切議員から、放射能汚染対策について、学校生活等への影響について、現状と課題はとの質問がございました。
教育長から、空間放射線量や学校給食用食材の放射能濃度の測定等を行い、安心・安全な学校生活が送れるよう配慮している。
また、これまで各学校への情報提供や、教育活動の支援に努めている、今後も、各学校が安心・安全な教育活動を行えるよう支援していく旨の答弁をいたしました。
また、給食の安全について、現状と課題はとの質問がございました。
市の総合的な放射性物質対策の観点から、一括して市長から、給食用食材の放射性物質濃度測定は、市の放射性物質対策方針により安全性を判断しており、これまで基準を上回るものは出ていない。今後においても、安心・安全な給食の提供に努める旨の答弁をいたしました。
環境教育常任委員会におきましては、議案第90号 厚木市学校給食費に関する条例について、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)について審査され、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決せられ、12月21日開催の本会議におきまして、採決されます。
また、陳情第25号 厚木市内の公立小中学校及び保育所における給食用食材のより安全な基準を求める陳情は、採決の結果、趣旨採択すべきものと決せられ、12月21日開催の本会議におきまして、同様に採決されます。
教育総務部の所管につきましては以上でございますが、そのほか、一般質問の中で、中央道の笹子トンネルの崩落事故を受けて、公共施設の安全を心配される議員からの発言がありまして、公共施設の緊急点検を実施いたしましたので、御報告申し上げます。
12月5日から8日にかけて、施設を管理する職員の目視で点検を行い、必要に応じて、建築職員の確認が行われました。
その結果、教育委員会関係では、教育施設76施設、167棟の点検が行われ、壁のクラックやモルタル塗装の浮きなどが認められた棟が、50棟ありました。そのうち、2棟につきまして、壁のクラックによる落下の危険性が指摘され、早急に対応する必要があるという結果が出されましたので、現場におきましては、立ち入り制限などの措置をするとともに、専門業者に詳細な点検を依頼いたしました。
この結果につきましては、すぐ落下するということではないが、補修したほうが良いという報告がありましたので、現在、冬休みを利用して補修することで、手続を進めております。そのほかの棟につきましても、優先度を考慮しながら、順次計画的に補修してまいります。
以上です。
 難波委員長 学校教育部長。
 杉山学校教育部長 次に、学校教育部でございますが、提出議案につきましては、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)がございました。
一般質問につきましては、全17人の質問者のうち、古川環議員、松田則康議員の二人の議員から4項目の質問がございました。
まず、古川議員からは、教育行政について、小学校、中学校での防犯指導について、現状と課題は何か、今後の取り組みをどのように考えているかとの質問がございました。
教育長から、防犯に関する指導については、各学校が年間指導計画や、児童・生徒の発達段階に応じた指導を実施しており、校内への不審者侵入を想定した避難訓練や、登下校時の不審者対応などの指導を行っていること、教育委員会として、今後も各学校・家庭・地域・関係機関等と連携して、児童・生徒自身が安全意識を高め、自ら危険を回避する力を育成していくよう、支援していく旨の答弁を行いました。
松田議員からは、教育行政について、いじめ問題について、全国的に悲惨な報道がされる中、本市の実態と対策はとの質問がございました。
教育長から、市立小・中学校におけるいじめの認知件数は、平成22年度より増加したが、平成19年度以降は、減少傾向にあること、各学校では、いじめはどの学級にも、どの子供にも起こり得るものであるとの認識の下、児童・生徒が主体的にいじめ問題を考える機会を設けたり、教員が小・中学校合同で研修会を実施したりして、子供を理解するなどの取組を行っていること、教育委員会としても、子供の悩みに応える相談員の配置や、教育指導員による学校訪問などを通して、いじめの早期発見、早期対応に努めていく旨の答弁がございました。
次に、松田議員からは、学力について、学力向上に向けた取り組みはとの質問もございました。
教育長から、児童・生徒の学力や学習状況をきめ細かく把握し、指導にいかすべく、今年度、厚木市独自の調査を実施していること、学力向上のための会議を開催し、課題分析や効果的な取組を検討しており、今後も、教員の指導力向上を図るとともに、児童・生徒の学習活動を支援する、学力ステップアップ支援員の配置、小・中一貫教育の推進などを通して、確かな学力の向上、これを推進していく教育を進めていく旨の答弁がございました。
なお、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)につきましては、12月13日の環境教育常任委員会において、可決すべきものと決せられました。今後は、12月21日開催の本会議で、採決される予定でございます。
学校教育部の所管につきましては、以上でございます。
 難波委員長 社会教育部長。
 山田社会教育部長 それでは、続きまして、社会教育部でございますが、提出議案につきましては、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)がございました。
一般質問につきましては、渡辺貞雄議員から1項目について質問がございました。
渡辺議員から、施政一般について、安心・安全のまち明るいまち“あつぎ”について、(仮称)飯山グラウンドでのイノシシ被害の実態と対策はとの質問がございました。
教育長から、本年10月下旬から、イノシシがグラウンド内に侵入し、天然芝を掘り起こす被害が断続的に発生しており、このような中で、利用者の皆様が施設を利用する際に支障のないよう復旧整備するとともに、庁内関係課が連携し、有害動物の侵入を防止する忌避剤の散布をしたり、捕獲用おりなどを設置したりし、被害防止に努めている旨の答弁をいたしました。
なお、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)の審査につきましては、12月13日の環境教育常任委員会におきまして可決すべきものと決せられて、先ほど両部長が申し上げましたとおり、12月21日開催の本会議において、採決される予定でございます。
なお、施設の一斉点検につきましては、社会教育施設、公民館、スポーツ施設、中央図書館につきまして、全て点検を行った結果、壁等のクラック等がございました。その後、建築指導の専門の職員による検査をした結果、日々の補修等の中で、時期を見て補修していくことで大丈夫であるという報告をいただいております。
以上でございます。
 難波委員長 お疲れさまでした。
報告事項に入ります。
報告事項1 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
 中村学校給食センター所長 それでは、報告事項1 給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告いたします。恐れ入りますが、資料1を御覧ください。
11月14日から12月10日までの測定結果でございますが、御覧のとおり、全て不検出となっております。
続いて、大気中の放射線測定結果でございますが、環境農政部において、月2回、市内22か所の定点観測が実施されておりまして、11月20日の調査結果でございますが、数値的には、今回も特に変化は示されておりません。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
田口委員。
 田口委員 給食用食材の放射性物質の検査方法についてお聞きします。
野菜等については、仕入れた状態のまま検査するのか、あるいは洗浄したものを検査しているのか、あるいは洗う前と、洗った後を検査して、数値に違いがあるのかという検査をしているのか教えてください。
 難波委員長 学校給食センター所長。
 中村学校給食センター所長 検査の方法でございますが、給食用食材として使う前日に検査をしております。給食用食材として使用する調理方法と同じ工程で、食材を水洗いいたしまして、その食材をミンチ状等にいたしまして、専用カプセルの中に入れ、測定器に納めて検査する方法で行っております。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 直接、口に入る状態になった食材を検査しているということでよろしいですか。要するに、洗っていないものではなくて、全て洗浄、皮むき等をして、調理直前のものを検査しているという認識でよろしいのですか。
 難波委員長 学校給食センター所長。
 中村学校給食センター所長 そのような工程で行ってございます。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 作業の工程でございますが、学校給食センター所長が説明したとおりですが、機械の中に入れる段階で、野菜や肉は粉々に粉砕して、また、フードプロセッサーで更に細かくして、いわゆるどろどろの状態にいたします。これをマリネリ状態と言いますが、空気が入っていると正確な測定ができませんので、マリネリ状態にいたしまして、中の空気を抜くような工夫をいたしまして、こちらが落ち着くのを待って、機械の中に入れて測定しております。そして、測定を始めて30分で、数値を見るという工程になっております。
 難波委員長 他にないようでございますので、報告事項1を終わります。
次に、報告事項2 通学路の安全点検状況について、報告をお願いいたします。
 志賀学務担当課長 報告事項2 通学路の安全点検状況につきまして、御報告いたします。
本年4月に京都府の亀岡市で、小学生の集団登校の列に車が突っ込む、大変痛ましい事故が発生しております。教育委員会では、この事故を受けまして、小・中学校に対しまして、通学路の安全点検を実施した上で、整備を要する危険箇所について、整備要望書を提出するよう通知しております。
12月3日現在でございますけれども、学校から104件の整備要望書が提出されました。この104件の要望のうち、市道、県道の整備要望など、市に対する要望が68件、警察に対する要望が36件でございます。なお、厚木警察署から、回答が届いておりませんが、年末、あるいは正月明けまでに回答があると聞いております。
市に対する68件の要望でございますが、そのうち、既に実施したものが16件、今後、実施を予定しているものが18件、実施を検討しているものが9件でございます。
また、実施困難なものが25件ございます。実施困難なもののうち、他の対策で対応したものが16件、どうしても対応が困難なものが9件となっております。
実施困難なものにつきましては、今年6月末に、市の道路部、危機管理部、厚木警察署、厚木土木事務所等で構成される、通学路の安全対策協議会を設置いたしまして、こちらで検討いたしました。また、学校にも立会いを求めまして、現地調査等を行った上で、検討したものでございます。
恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと思います。
通学路の安全対策協議会につきましては、6月27日から10月24日まで、7回の検討を行っております。また、資料の下段に写真を載せてございますが、こちらは施工例でございます。左側が整備前、右側が整備後となっております。
愛甲小学校の例でございますけれども、県道の下を、トンネルでくぐる個所でございます。自転車に乗ったままトンネルをくぐると、非常に危険であるということで、自転車に乗ったままトンネルをくぐれないよう、途中にラバーポールを設置してございます。更に、トンネルの入口付近に、カーブミラーを取り付けてございます。
依知小学校の例でございますけれども、停止線、横断歩道の再表示を、警察にお願いしたものでございます。
再び、愛甲小学校の例でございますけれども、こちらは県道でございますけれども、側溝の蓋がぐらぐらしているという報告が学校からございまして、修復いたしました。
緑ヶ丘小学校の例でございますけれども、横断歩道を新設いたしました。
最後に、11月20日から市の道路部と教育委員会で、全ての小学校の通学路を再度点検しております。こちらは、1月10日まで行いまして、整備に漏れがないかの点検作業となっております。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 68件の要望のうち、今後も含めて対策を練っていただき、ありがとうございます。
その中で、対策が困難というものが9件ありますが、例えばカーブミラー設置については、6件のうち3件は実施可能で、実施困難だけれども、違う方法で2件対応して、残りの1件は対策が困難ということですが、こちらについては、もう他の対策がないということなのでしょうか。
 難波委員長 学務担当課長。
 志賀学務担当課長 カーブミラー設置を例にいたします。
一つ目でございますけれども、相川小学校区で1か所ございます。こちらにつきましては、既にカーブミラーは設置してございますが、警察と道路部と合同点検した結果、カーブミラーに死角がありました。こちらにつきましては、子供たちに見えるようにという要望がありましたが、車に速度を落としてもらう対策のほうが良いと判断いたしましたので、看板の設置をしてございます。
次に、妻田小学校区でございますけれども、私道から公道に出るところのカーブミラーですが、通常、車の出入りは2台しかないということでしたので、こちらにつきましては、カーブミラーを設置する必要がないと判断いたしました。また、近所にもカーブミラーが設置してありますが、そちらにつきましては自費で設置しているという状況になっております。
そのほか、対策が困難という箇所でございますけれども、要望一覧の表に交通安全対策という項目がございます。こちらにつきましては、3件となっております。
一つ目が、相川小学校区でございまして、県道と市道の変則の交差点でございます。こちらにつきましては、横断歩道やカーブミラーを設置しております。また、看板も設置してございます。市といたしましては、信号機の設置ができれば一番良いのですが、警察といたしましては、変則の交差点ということで、信号の設置が難しいということでした。
 難波委員長 平井教育長。
 平井教育長 対策が困難な9件についての対策を説明してほしい。
 難波委員長 学務担当課長。
 志賀学務担当課長 9件につきましては、市としての対策が難しいと考えております。ただ、マンパワー等で対応のできるものにつきましては、対策を検討していきたいと、学校に伝えております。
 難波委員長 学校教育部長。
 杉山学校教育部長 細かい説明でしたので、よく分からなかったところもあるかと思います。対策が困難なものが9件となっておりますが、実は、現地を教育長と一緒に確認しております。やはり、今の状況では、市としてできることはないという状況ですが、やはり時間を掛けながら、資料の裏面にあります、通学路の安全対策協議会が設置されておりますので、そちらで時間を掛けながら、対策を検討する方向でございます。
また、短期的にすぐに実施できるもの、例えば、本日確認したところでは、通学路の変更を含めて、学校と相談しながら対策を検討することも考えております。
短期・中期・長期と総合的に考えた中で、対応していく考えでございます。
以上です。
 難波委員長 他にないようでございますので、報告事項2を終わりにいたします。
次に、報告事項3 厚木市内の公立小中学校給食用食材の測定を、より子供たちの安全に配慮したものにすることを求める陳情について、報告をお願いいたします。
 山崎保健給食課長 報告事項3 厚木市内の公立小中学校給食用食材の測定を、より子どもたちの安全に配慮したものにすることを求める陳情について、御説明申し上げます。恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
陳情第1号 平成24年12月3日受理。件名 厚木市内の公立小中学校給食用食材の測定を、より子どもたちの安全に配慮したものにすることを求める陳情。陳情者 厚木市下荻野1370 井上佳代様。
恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
陳情の項目、1、きのこ類を始めとする、放射性セシウムを取り込みやすい食材については、測定日の翌日に使用する献立を作り、毎回必ず測定してください。
陳情の項目、2、保護者から要望が何件あり、どの食材に寄せられているのか、何らかの形で公表してください。
なお、陳情者から、参考資料として、厚生労働省のデータによる、1キログラム当たり3.0ベクレル以上の汚染一覧が同時に提出されております。
以上が陳情の内容でございます。
本陳情につきましては、受理後、12月11日、陳情者との面談を行いました。陳情の内容と対応について確認したところ、陳情の項目1及び2ともに、教育総務部において、すぐに対応できる内容でございましたので、その取組について、別紙のとおり、報告事項として委員の皆様に御報告するものでございます。
それでは、お手元の別紙を御覧ください。
陳情項目1に対する具体的な取組でございますが、現在作成中の2月分の献立から、できる限り反映できるよう、調整いたします。また、調整が難しい状況の場合には、測定の曜日を変更するなどして、対応していきたいと考えております。
陳情項目2に対する具体的な取組でございますが、来年の1月8日から、市のホームページに掲載します。なお、保護者宛に配布する献立表等への掲載につきましては、紙面の掲載スペース等で調整が必要なため、整い次第、掲載いたします。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 今、保健給食課長から、今後の取組についてお話を伺って、是非、そのようにしていただきたいと思います。
そこで質問なのですが、陳情の趣旨の中で、7月は保護者の要望が反映されたものは9品、9月は5品、10月が3品、11月は1品も反映されていないということですが、こちらについては、理由が何かあるのでしょうか。
 難波委員長 保健給食課長。
 山崎保健給食課長 9月から11月にかけまして、要望が反映された品目が減っているということでございますが、理由といたしましては、児童・生徒一人当たりが多く摂取するもの又は喫食回数が多いものを、主に測定してございます。保護者の要望もございますが、その中で、そちらが多く摂取されるものでなかったり、測定日にうまく要望する食材がなかったりというようなことが原因と思われます。
あと、7月から要望を取り入れて測定を行いましたが、最初の月は、今まで要望を取り入れていないこともあり、要望が多く、実際に重複して要望されている件数もございましたので、そういったことも数が少なくなった理由と考えております。
以上です。
 難波委員長 新川委員長職務代理者、いかがでしょうか。
 新川委員長職務代理者 このような陳情が出ているということで、1月8日から市のホームページにも掲載するということ、また、測定の曜日を変更するということですので、今後は保護者が要望する食材の検査が、増えると考えてよろしいのでしょうか。
 難波委員長 保健給食課長。
 山崎保健給食課長 今後につきましては、現在2月分の献立を作成中でございますので、なるべく測定日に合わせて、献立の作成ができるのであれば、そのようにしたいと思います。もし、それが難しいようでしたら、現在、火曜日、木曜日に行っている測定を、他の曜日に、例えば月曜日、水曜日ということで、曜日を変更して、なるべく保護者の皆様の要望を取り入れるように行っていきたいと考えております。
以上です。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 先ほどの御質問の中に、7月から11月にかけまして、要望が反映された品目が減っているということがございましたが、その理由につきまして補足説明させていただきます。
要望といたしましては、品目と産地という形で、合わせていただいておりますので、基本的にはそれを合致したような形で測定いたしますが、品目と産地が合致しないものにつきましても測定しておりますので、そのような品目がございます。
しかしながら、この要望の測定結果について反映していなかったということで、例えば、11月については1品も反映されていないということでしたが、品目と産地が合致しておりませんでしたが、測定はしております。品目としては、サトイモでございますが、1件測定しているということで、表現の違いがございました。
また、要望についての測定の反映でございますけれども、いただいた要望を中心に、測定していきたいと考えてございます。
以上です。
 難波委員長 確認ですが、測定してほしいという品物は、品物と産地の指定があり、それに対して、教育委員会としては、その品物について測定はしていますが、産地が指定されたものと違うので、あえてそれは、カウントに入れてないということで理解すればよろしいですか。
教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 説明不足でございました。そのとおりでございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 多く口に入るものを優先的に測定するということも理解できます。しかし、保護者の中から、いろいろ測ってほしいという要望があるということですので、しっかり対応していただければと思います。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 私も、食の商売をしておりますので、食品の安全性については、かなり神経質になっております。特に産地、生産者については、定期的に放射能の検査をしているところ、そして、その検査結果を求めれば、いつでも一番直近のものを提出することができる業者に限って、食品を仕入れるようにしております。
今の話の中で、保護者の要望というのは、恐らくそこの食材が疑わしいという推測の下で、要望を出しているのだと思います。
市で使用している食材が、そこの食材ではないということは、恐らく同じような情報をつかんでいて、仕入れの段階でそこを避けて仕入れていると思っておりますが、やはりできるだけ安全性の高い地域から仕入れをしていると私は推測しております。だから要望をしている産地と合致しないのは、そういう理由があるのかと思いますが、実際はいかがでしょうか。
 難波委員長 教育総務部長。
 松本教育総務部長 食材を決めるには、物資選定委員会が選定をいたします。その中でいろいろ検討して、産地や含有量などを踏まえながら決定しております。したがって、物資選定委員が考えている部分もございますし、教育委員会といたしましては、産地の制限はしておりませんので、安全面も含めて、納入業者さんが対応していただいている場合もあるかと想像いたしますが、特に教育委員会から産地の指定をするということはございません。
なお、物資選定委員会につきましては、委員として栄養士も入ってございますが、校長先生、保護者の代表の方にも入っていただいて、物資を選定しておりますので、教育委員会が独断で選んでいるということではございませんので、御説明を申し上げます。
 難波委員長 ありがとうございました。
田口委員、よろしいですか。
 田口委員 基本的には、今の市場に流通している食品は、全て国の基準をクリアしていて、安全なものだけが出ているということが大前提ですので、そのことを踏まえて、業者、物資選定委員会、現場が配慮していけば、より安全性の高いものが、子供たちの口に入るという思いですので、引き続き、徹底して対応していただきたいと思います。
以上です。
 難波委員長 ありがとうございました。
他にないようですので、報告事項3を終わりにいたします。
以上で、本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。
これをもちまして、平成24年厚木市教育委員会12月定例会を閉会いたします。
お疲れさまでございました。
閉会時刻14時56分

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