平成25年厚木市教育委員会1月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成25年1月22日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 難波 有三
委員長職務代理者 新川 勉
委員 馬嶋 順子
委員 田口 孝男
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、杉山学校教育部長、山田社会教育部長、
相原教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
内山公民館担当次長、長谷川教育総務課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について
  • (2)給食用食材の放射性物質の測定結果について

会議の経過は、次のとおりです

開会時刻14時00分

 難波委員長 定刻になりました。
現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
ただいまから、平成25年厚木市教育委員会1月定例会を開会いたします。
厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、平井委員を指名させていただきます。お願いいたします。
初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成24年12月18日に開催されました、12月の定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
お手元の資料の3番目でございます。
12月20日、木曜日、平成24年度第4回厚木市社会教育委員会議に出席いたしました。
こちらは、現在報告書を作成しておりますが、平成23、24年度家庭教育支援に関する報告書を、委員の皆様に議論いただいております。
家庭教育の重要性については、今さら申し上げる必要はないと思いますが、各家庭、あるいは子供が生活する環境そのものが大きく変化する中で、我々大人社会が、家庭を含めた環境を整備していくために、何ができるのかというテーマで議論いただいております。
続きまして、15番目でございます。1月12日、土曜日、小林市長と私で、市内各地区賀詞交換会・新春のつどいに出席いたしました。
こちらは、小林市長と私で御挨拶させていただきながら、今年も教育環境の整備に努めていきますので、御理解、御支援をよろしくお願いしますという旨をお話しいたしました。
続きまして、20番目でございます。
1月14日、月曜日、平成25年成人式はたちのつどいに出席いたしました。
また、委員の皆様にも御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
こちらは、毎年、二十歳を迎える皆様に実行委員となっていただきまして、実行委員会形式で開催しております。
所管は、市長部局のこども未来部の青少年課となっておりまして、教育委員会の所管ではございませんが、当然、私も出席させていただき、子供たちの成長を見守っております。
対象者は2,392人でございまして、1,680人の皆様に出席いただきましたので、出席率は70.2パーセントとなっております。
続きまして、24番目でございます。
1月19日、土曜日、厚木市立清水小学校PTA・しみずっ子すこやかネットワーク会議文部科学大臣表彰を祝う会に出席いたしました。
こちらは、委員の皆様にも御出席いただきまして、誠にありがとうございました。
会場には、歴代清水小学校長のテーブルがございまして、歴代の校長先生にお集まりいただきました。
清水小学校が地域の中でいかに愛されてきたかということは、地域の皆様、特に田口委員も御存じかと思いますが、地域の皆様に御参加いただきながら、インターナショナルセーフスクールの認証を受けることができたと思っております。
続きまして、26番目でございます。
1月20日、日曜日、第3回厚木市学校給食展を視察いたしました。
こちらは、二日間で、延べ400人近い市民の皆様に参加をいただきました。
特徴といたしましては、手作りの給食展であるということです。栄養士と調理員がディスプレイを作成いたしまして、お米を一粒一粒、紙粘土で作って、お茶碗の上に盛って、本物らしく色を付けております。また、スパゲティなども本当によくできております。そうした中で、しっかりと栄養を摂取するためには、こういう食事がいいのだよというものを、実際に子供たちに教える機会でもあったと思います。
今後も、子供たちにとって大事な食生活の一端でございますので、学校給食の意義も含めて、広く市民の皆様にも御理解いただくような展示会にしたいと、担当課は本当に意欲満々で頑張っておりますので、御案内させていただきます。
続きまして、27番目でございます。
1月20日、日曜日、厚木市市民ギャラリーにおきまして、平成24年度厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭発表会の美術部会に出席いたしました。
こちらは、厚木市、愛川町、清川村の各学校の美術の授業で子供たちが作った作品を、一堂に会して市民の皆様に御覧いただくものでございます。
先生にとっては、美術の授業を通して、子供たちがどのような作品を作る活動をしているのか、知っていただく機会でもありますし、子供にとっては、自分が授業の中でどういう作品を作ったのか、見てもらえる機会でもございます。
非常に創意工夫あふれた作品が展示されておりましたけれども、美術の先生たちにとっての悩みは、かつて私が教員であった頃は、美術は週に2時間ありましたが、現在は新しい学習指導要領になりまして、美術の授業は週に1時間となっております。そうした中で、各学校の先生は非常に創意工夫を重ねながら、子供たちの創造性を育む授業をしている、そういう状況でございます。
続きまして、28番目でございます。
同日でございますが、厚木市子ども会育成連絡協議会設立50周年記念式典及び祝賀会に出席いたしました。
こちらは、教育委員会の主催ではございませんが、委員の皆様にも御出席いただきまして、このような盛大な祝賀会が、また、50周年記念式典ができましたことを、本当に喜んでおります。
子供を取り巻く環境は厳しくなっております。だからこそ、子ども会という組織が重要性を増してくるような気がいたします。これからも子ども会を教育行政が支援しながら、子供の教育環境の整備の一助としていきたいと思っております。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。教育総務部長。
 松本教育総務部長 それでは、平成24年市議会12月定例会につきまして、12月教育委員会定例会において、概要を御報告申し上げましたが、本議会が12月21日に閉会いたしましたので、私から教育委員会関連の議決事項につきまして、報告させていただきます。
教育委員会関連の提出議案につきましては、議案第90号 厚木市学校給食費に関する条例について及び議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)については、12月13日に開催された環境教育常任委員会で審査され、本会議において議案第90号 厚木市学校給食費に関する条例については賛成全員で、議案第97号 平成24年度厚木市一般会計補正予算(第6号)については賛成多数で、原案のとおり可決されました。
次に、陳情第25号 厚木市内の公立小中学校及び保育所における給食用食材のより安全な基準を求める陳情につきましては、賛成多数で趣旨採択と決せられました。
なお、陳情項目は、1、100ベクレルパーキログラム以下であれば給食に使用する方針をやめ、厚木市独自の基準を定め、数値が検出された食材に関しては使用を中止してください。2、検出下限値を下げ、微量の放射性物質でも除去できるよう30分の測定時間をできるだけ1時間に延長し、子供たちの食の安全を守ってください。3、放射性物質を含有しやすいタケノコ、レンコン、キノコ類やかんきつ類などについては、より安全な産地を選定するとともに、測定日の翌日に使用する献立を作り、毎回必ず計測してください。4、定期的に各栄養士や保護者向けに専門家による食品中の放射性物質測定の勉強会を開催してくださいの4点でございました。
これらの陳情の項目につきまして、放射性物質の独自基準を定める際の課題や、測定時間について30分と1時間の測定時間別の結果の検証を行いましたので、これらの検証結果を基に、専門家の御意見をいただくため、厚木市放射性物質検討委員会で、検討いただく予定になってございます。
また、食品の放射性物質の測定に当たりましては、保護者からの食品の測定要望があるものを中心に測定するよう、手順の変更をいたしました。
また、測定器の取扱いについて、測定器納入業者を講師に、職員の再研修を行うなどの対応を実施いたしました。
以上でございます。
 難波委員長 学校教育部長。
 杉山学校教育部長 ただいま、教育総務部長から議会報告がありましたけれども、それに関連いたしまして、補足説明させていただきたいと思います。
12月21日の厚木市議会12月定例会の最終日でございます。陳情第25号 厚木市内の公立小中学校及び保育所における給食用食材のより安全な基準を求める陳情の採決に当たりまして、環境教育常任委員会が本陳情を趣旨採択したことに対して、名切文梨議員が反対討論の中で、市内小学校において、放射能が心配で牛乳を飲まない子供に対し、教員が教室の前にその子供を立たせ、その理由を言わせた。その子供が放射能が入っているからと言ったことに対して、そうじゃないでしょ、放射能が入っているかもしれないからでしょと言い直しをさせた。教員がいじめを助長させるような指導を行ったというような旨の発言がありました。
厚木市議会12月定例会終了後、私が直接、名切議員と面会をいたしまして、真相をお聞きしようとしましたが、議員はこの問題を議会の席上で述べることについては、当該の方の了解を得ているけれども、教育委員会に伝える了解は得ておらず、個人情報に関わることなので、伝えられないとの回答でした。
このようなことがあった場合、こうした指導は不適切であることから、是非、問題解決のために教育委員会に知らせてほしいという申し入れを、名切議員に対し、私の方からさせていただきました。また、教育委員会といたしまして、真相究明のために、その日の昼に、全小学校に、こうした事案の有無について、ファクシミリによる文書調査及び電話による聞き取り調査を行いました。
結果としては、全小学校が該当なしとの回答でございました。
そこで、12月27日に学校教育課長を通して、再度、名切議員に詳細をお聞きしようと連絡を取りましたが、12月21日に私が申し入れを行った時と同様に、このことを教育委員会に伝える了解を取っていない。個人情報に関わることなので、伝えられないとの回答でしたが、この事案は1年程前のことであり、当該児童は現在も在学中であるというお話でした。
その際、学校教育課長からも再度、本事案の詳細を確認し、教育委員会としても指導する必要がある旨の話を伝えまして、名切議員が当該の方に会ったときに、教育委員会に伝えていいかを確認していただき、了解が取れたらお伝えいただきたいという申し入れを行いました。
厚木市議会12月定例会最終日の12月21日は、2学期の終業式の日でございましたので、場合によると十分な調査ができなかった可能性も考えまして、年が明けた1月8日に開催された、厚木市小学校長会に学校教育課長を派遣し、再度、確認するよう依頼いたしました。
その後、やはり学校から該当があったとの報告がないことから、放射能が心配で牛乳を飲んでいない児童がいる小学校11校に、再度の聞き取り調査を行いました。
その結果、放射能を心配される保護者から牛乳を飲まないとの申し出があり、保護者の了解を取った上で、家庭の事情で牛乳を飲まないということを担任が学級に伝えたという事例は確認できましたが、放射能が心配で牛乳を飲まない児童に対し、教員が教室の前にその子供を立たせ、飲まない理由の言い直しをさせるという指導を行ったという事案は確認できませんでした。
放射能への不安から、給食や牛乳を止めたいとの申し出があった保護者とは、各小学校とも代替の食事の持参や、他の児童への説明などについて相談しながら、対応を進めていることを再確認したところでございます。
これまで教育委員会事務局として、全ての教職員に対し、人権を基本に据えた指導を行うことを啓発し、指導してまいりました。この度のような児童、保護者の方に不快感や心配を与えてしまうような不適切な指導事案があったとすれば、大変残念でございます。今後、更に継続して啓発や指導を行い、教員による不適切な指導がないようにいたします。
以上でございます。
 難波委員長 報告ありがとうございました。
今後の調査で進展等がありましたら、定例会等の中で報告をいただければと思います。
報告事項に入ります。報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告をお願いいたします。
教育総務課長。
 長谷川教育総務課長 報告事項1 事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料1 事務の臨時代理の報告についての裏面を御覧ください。
本件につきましては、平成25年1月1日付で、厚木市教育委員会事務局職員の人事異動を行うに当たり、平成24年12月28日付で内示を行う必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条第1項の規定により、その事務を臨時代理したものを、同条第2項の規定により、報告するものでございます。
なお、人事異動の内容につきましては、右のページのとおりでございます。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
特にないようでございますので、報告事項1を終わりにいたします。
次に、報告事項2 給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 報告事項2につきまして、御報告申し上げます。
12月11日から1月15日までの放射性物質の検査結果につきましては、御覧のとおり、全ての品目につきまして不検出となってございます。
次に、資料2枚目の保護者からの測定要望について御覧ください。本件につきましては、教育委員会12月定例会におきまして御報告いたしました、厚木市内の公立小中学校給食用食材の測定を、より子どもたちの安全に配慮したものにすることを求める陳情への対応内容を、記載したものでございます。既に市のホームページで、1月4日、金曜日から公表しております。
1月分につきましては、1月10日と15日に測定いたしました要望食材を、記載してございます。こちらにつきましては、ほうれん草、豚肉もも、小松菜、白菜の4品目でございます。
今後、測定が進みますと、これらの測定済みの食材が、順次ホームページに加わっていくことになります。
また、表の下部にございますように、1月から保護者の要望を中心に、食材の測定を実施してございます。これらの対応につきましては、既に陳情者の方に通知してございます。
最後になりますが、1枚おめくりいただきまして、大気中放射線量の測定結果につきましては、数値に大きな変化はございませんでした。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
馬嶋委員。
 馬嶋委員 1月の保護者からの測定要望は、かなり数が多いようですが、実際に測定した食材が、4品目というのはなぜでしょうか。
 難波委員長 教育総務部次長。
 相原教育総務部次長 1月につきましては、1月15日まで市民の方から要望をいただいております。7件の要望があった中で、御覧のとおり食材につきましては、前月までより多い状況になっております。
測定した食材につきましては、1月につきましては15日まで記載してございますが、既に17日も測定しております。今回の資料につきましては、間に合いませんでしたが、各測定日につき最大で3品目ずつ増えていく形になります。また、今後は、保護者から要望があった食材を中心に、測定を行ってまいります。
また、7月から12月までに要望のあった食材と、実際に測定した食材、この関係を御説明させていただきますと、表の下部に要望食材で測定しなかった理由が、記載してございます。米は全農かながわ、牛乳は雪印メグミルクで測定をしているために、保護者から要望を受けておりますが、厚木市では測定をしておりません。
また、火曜日と木曜日の測定につきましては、水曜日と金曜日に使う食材を測定しておりますので、提供している全給食の測定ができていないということもございます。
また、12月までの測定の考え方として、児童・生徒が多く摂取する食材を中心に測定しておりましたので、必ずしも要望の食材を測定できなかったという理由もございます。
そのような関係で、例えば、11月につきましては埼玉県産のさといものみという状況になってございます。
以上でございます。
 難波委員長 馬嶋委員よろしいでしょうか。
 馬嶋委員 了解いたしました。ありがとうございます。
 難波委員長 他にないようですので、報告事項2を終わります。
以上で、本日予定しておりました日程は、全て終了いたしました。
これをもちまして、平成25年厚木市教育委員会1月定例会を閉会いたします。

閉会時刻14時26分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育総務部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17(市役所第二庁舎5階)
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ