平成25年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議の開催内容

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成25年9月24日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 難波 有三
委員長職務代理者 新川 勉
委員 馬嶋 順子
委員 田口 孝男
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、宮崎学校教育部長、山田社会教育部長、
岸田教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
霜島教育総務課長、市川学校施設課長、小林保健給食課長、
須藤学校教育課長、中村学務担当課長、小林教職員課長
柳田社会教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について
  • (2) 事務の臨時代理の報告について
  • (3) 事務の臨時代理の報告について
  • (4) 都市計画道路の建設に伴う三田小学校の学校施設の再整備について
  • (5) 放射性物質の測定結果について
  • (6) 市立小学校における修学旅行の実施について
  • (7) 通学路の安全整備要望について
  • (8) 厚木市社会教育委員条例の一部改正(案)に対するパブリックコメントの実施について

3 厚木市教育委員会委員長の選挙

4 厚木市教育委員会委員長職務代理者の指定

会議の経過は、次のとおりです
開会時刻14時00分

 難波委員長 定例会に入ります前に、一言御挨拶させていただきます。
先月の厚木市教育委員会8月定例会でございますけれども、私事で欠席させていただきました。皆様に大変御迷惑をお掛けいたしましたので、お詫び申し上げたいと存じます。
それでは、定刻になりました。
現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
ただいまから、平成25年厚木市教育委員会9月定例会を開会いたします。
厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、平井委員を指名させていただきます。
初めに、教育長報告をお願いいたします。
 平井教育長 平成25年8月27日に開催されました、8月定例会以後の主な行事につきまして、御報告申し上げます。
お手元の資料の1番目でございます。
8月27日、火曜日、教育委員会委員と中学校長との意見交換会を行いました。
教育委員会事務局としても、非常に有意義な時間でありまして、中身の濃い御意見をいただいたと思っております。
今後も工夫を加えながら、学校現場の声を教育委員会委員の皆様に、直接お届けできるような手段を考えていきたいと思います。
続きまして、2番目でございます。
8月28日、水曜日、神奈川新聞社本社におきまして、いじめ防止を考えるトーク・セッションにパネラーとして参加させていただきました。
内容につきましては、第1部、第2部がございまして、第1部では、自らの命を絶ってしまった子供のお父さんの講演を聞きまして、第2部では、私たちがそれぞれの立場から、それぞれのいじめ防止に向けての取組を話すというものでございます。9月に入って詳細が報道されております。報道ですから、私の発言も相当な制約がある中で、非常にコンパクトにまとめられていると思います。
私が主張したい点は、ただ一つです。いじめ防止対策推進法ができたからといって、いじめがなくなるわけではない。逆に言えば法律を支えにしながら、私たち大人社会が子供に対する意気込み、本気度を示すことではないかとお話したところです。
学校は家庭の、家庭は学校の、地域は学校のというように、それぞれの分野で責任を押しつけてしまうような風潮があることは事実でございます。しかし、それを乗り越えることで、初めて一人の子供の命を守ることにつながるのだと、私自身思っております。意見が違うことを否定はしません。それぞれの意見がある中で、本当に真摯に向き合う中で、子供のいじめ問題の解決に向かっていきたいというのが、私の偽らざる気持ちでございます。
続きまして、3番目でございます。
8月30日、金曜日、睦合東中学校の校長先生及び教頭先生がインターナショナルセーフスクール認証取得に向けた取組表明として、小林市長を訪問いたしました。
委員の皆様も御存じのとおり、地元の人たちに支えられる中で、清水小学校が国内で2番目のインターナショナルセーフスクール認証校として、今活動しており、清水小学校を卒業した子供の大半が、睦合東中学校の生徒になっておりますので、睦合東中学校でも同じ取組をしたいという校長先生からの申し出がありました。認証に向けて教育委員会も各関係機関と一緒にサポートしながら、活動を支えていきたいと思っております。
続きまして、6番目でございます。
9月2日、月曜日、第48回交通安全子供自転車全国大会市長報告がございました。
清水小学校の子供たちが団体で8位、個人でも188人の選手の中で2位でした。この1位と2位の差を聞きますと、学科も実技も減点なしでしたが、優勝した子のほうが、コースを回るのに若干時間が早かったと聞いております。それだけレベルの高い競技であったと思っています。
また、私どもが嬉しいのは、統計によりますと、学校でのヘルメットの着用率が高まっております。しかしながら、十分ではございません。子供の自転車による飛び出し事故が一番多いわけでございますので、こちらにつきましてはPTAの皆様ともよく連携を取りながら、厚木の子供たちが放課後に自転車に乗るときには、どこで子供を見ても、ヘルメットをかぶっているという状況を1日も早く実現したいと思っております。
続きまして、10番目でございます。
9月13日、金曜日、厚木市小学校長会から平成26年度予算要望書を受理いたしました。
子育て・教育環境日本一を目指す教育委員会へ、厚木市の小学校の校長先生からこういう部分の予算が必要であるという、率直な御意見をいただきました。また、非常に財政が芳しくない中でも、校長先生自らが、子供たちの教育に対して、それぞれができる努力をしながら、学力の向上などを目指していきたいという非常にありがたい、また、心強い言葉を述べておりました。
続きまして、15番目でございます。
9月22日、日曜日、交通安全こどもサミットがございました。
こちらは田口委員が自ら、清水小学校の子供たちの自転車競技の監督として、鮎まつりの1日だけ休まれて、あとは全て指導に当たっていただきました。誠にありがとうございました。こちらが神奈川県警察本部から認めていただきまして、石川本部長が清水小学校へお見えになり、警察主催で交通安全こどもサミットを開催いたしました。
自転車競技に参加した子供たちを中心に、十数名の児童たちから、事故防止に向けてアイデアを出してもらいました。最終的には交通ルールを守ることが幸せにつながるというスローガンを採択いたしました。
子供たちからは、大人が交通ルールを守っていない場合もあるという意見も出されていました。これは聞いている私たちも耳が痛いところで、学校の先生を通して、子供たちへの指導もそうですが、私たち自らが、交通ルールを守る気持ちを高める必要があると感じました。
なお、平成25年厚木市議会9月定例会が、9月2日から10月7日までの36日間の会期で開催されております。詳細につきましては、それぞれ所管の部長から報告させていただきます。
以上でございます。
 難波委員長 教育総務部長。
 松本教育総務部長 それでは、平成25年厚木市議会9月定例会につきまして、概要を御報告申し上げます。
まず、教育総務部でございますが、報告案件は報告第9号 平成24年度厚木市一般会計継続費精算報告についてでございます。これは、平成23年度、24年度における厚木小学校給食施設設備事業の精算報告に係るものでございます。
提出議案は、教育総務部、学校教育部、社会教育部共通で、議案第50号 平成24年度厚木市一般会計歳入歳出決算について及び教育総務部所管の小・中学校の学校管理費における事業費の国庫補助金の活用による財源更正を行いました、議案第68号 平成25年度厚木市一般会計補正予算(第6号)についての上程がありました。
議案第68号 平成25年度厚木市一般会計補正予算(第6号)は、9月17日に開催された、環境教育常任委員会において審査され、賛成多数で原案のとおり可決すべきものとされ、10月7日開催の本会議におきまして、採決される予定であります。
また、議案第50号 平成24年度厚木市一般会計歳入歳出決算については、9月27日に開催される環境教育常任委員会において審査されます。
一般質問につきましては、奈良握議員、遠藤浩一議員のお二人から3項目について質問がございました。
まず、奈良議員から、教育行政について、改革の進捗について、改革のかなめは何か、多様性をどのように認めるかとの質問がありました。教育長から、未来を担う人づくりにおいて最も大切なものは人であると認識しており、子供たちに直接向き合う教員が、資質や能力を最大限発揮できるよう、教育環境の充実を図ることが必要であり、更に、教職員の負担軽減策など、教員がゆとりをもって子供たちと接する時間を確保することにより、子供たちの個々のニーズをより的確に把握し、様々な多様性を認め、個性や能力を伸長させていける旨の答弁をいたしました。
次に、遠藤議員から、教育行政について、傷病への対応について、小・中学校における病気やけがへの対応の現状はとの質問がありました。教育長から、児童・生徒の健康管理は、保護者が記入した保健調査票を基に健康状態の把握に努めるとともに、各種検診事業の実施などにより、心身の健康保持・推進を図っている。また、学校管理下での病気やけがに際しては、養護教諭が必要な処置を行い、緊急輸送を行う場合は、教員が同伴するなど、適切な対応をしている旨の答弁をいたしました。
また、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条の定めにより、厚木市教育委員会点検・評価報告書を提出いたしました。
教育総務部につきましては、以上でございます。
 難波委員長 学校教育部長。
 宮崎学校教育部長 次に、学校教育部でございますが、一般質問につきましては、奈良握議員、名切文梨議員の二人の議員から2項目の質問がございました。
まず、奈良議員からは、教育行政について、改革の進捗について、「子どもの貧困」の現状と対策はとの質問がございました。教育長から、教育委員会では、教育機会の均等を図るため、経済的な理由により就学が困難な児童・生徒の保護者に対し、学用品費や通学用品費など11費目の一部の経費を支給し、保護者の負担を軽減しております。
なお、児童・生徒に占める受給者数の割合につきましても、毎年増加傾向にあります。今後も、引き続き経済的な困難を抱える家庭の児童・生徒が不安を抱くことなく、勉学に励むことができるよう努めていく旨の答弁を行いました。
次に、名切議員からは、教育行政について、いじめについて、被ばくを理由に修学旅行に参加しない児童が被害を受けないための対応策はとの質問がございました。教育長から、学校行事や校外学習には、様々な理由により参加しない児童・生徒はおりますが、そのことをきっかけとして、いじめにつながることのないよう、各学校では日頃から、子供同士の温かな人間関係づくりに努めるとともに、保護者と密に連絡をとりながら、学校生活への配慮に努めてまいります。今後も、いじめの未然防止と早期発見、早期対応に努めていく旨の答弁を行いました。
学校教育部の所管については、以上でございます。
 難波委員長 社会教育部長。
 山田社会教育部長 次に、社会教育部でございますが、一般質問につきましては、松田則康議員、寺岡まゆみ議員、難波達哉議員の三人から4項目について質問がございました。
松田議員から市政一般について、依知地区に予定される事業について、下川入の中央青年の家跡地に計画されている(仮称)収蔵資料館の状況はとの質問がございました。教育長から、(仮称)収蔵資料館は、現在の郷土資料館を移転し、更に体験学習の充実など、新たな郷土文化の情報発信基地として建設を目指し、計画の策定は、地元の青年の家跡地活用検討委員会等の意見を伺い進めている。昨年度は、計画予定地である中央青年の家跡地の用地測量を実施し境界確定を行い、今年度は予定地区の縦断面、横断面の敷地測量を実施した旨の答弁をいたしました。
次に、寺岡議員から、スポーツ振興について、施設整備について、グラウンド・ゴルフ専用の施設を整備する考えはあるかとの質問がございました。教育長から、グラウンド・ゴルフは、いつでもどこでも誰とでもできるスポーツとして全国に普及し、本市においても多くの愛好者に親しまれ、市民の皆様の健康増進や、生涯スポーツの振興を図る上で、有効なスポーツとして認識しており、今後も既存施設の利用拡大等を図り、競技人口の増加に務めていく旨の答弁をいたしました。
次に、難波議員から市政一般について、文化財について、指定文化財の意義は、子合地蔵尊と義太夫語り台の保存について、市の取り組みはとの質問がございました。教育長から、市内には数多くの文化財があり、特に学術的、歴史的に重要なものについては、指定文化財として指定しており、指定することは、所蔵者と市が協力して、貴重な文化財を後世に継承することができる有効な手段であると考えている。なお、子合地蔵尊と義太夫語り台は、歴史や文化を感じる地域の資料であることから、地元の皆様で大切に保存していただきたい旨の答弁をいたしました。
社会教育部の所管につきましては、以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。本日の日程のうち、報告事項1 事務の臨時代理の報告について、報告事項2 事務の臨時代理の報告については、人事に関する情報が含まれる報告であり、報告事項3 事務の臨時代理の報告については、児童・生徒の個人に関する情報が含まれる報告となりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、この件については、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 御異議ありませんので、報告事項1、2、3につきましては非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
なお、傍聴される方についても、事務局の関係者以外の職員と同様に、会議が非公開となりましたら、退室いただくことになりますので、あらかじめ御承知おきください。
報告事項に入ります。
報告事項4 都市計画道路の建設に伴う三田小学校の学校施設の再整備について、報告をお願いいたします。
学校施設課長。
 市川学校施設課長 報告事項4 都市計画道路の建設に伴う三田小学校の再整備について、御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料4を御覧いただきたいと思います。
事業の概要でございますが、都市計画道路座間荻野線の建設に伴い、計画区域内にある、三田小学校のグラウンドを県道が横切ることになり、残りの部分のグラウンドだけでは、小学校の運動場としての機能を確保することができないため、学校の東側に土地を取得してグラウンドを整備し、グラウンドの再配置と併せて、既存体育館や屋外照明等学校施設の移設を行い、機能回復を図るものでございます。
1枚おめくりいただきまして、図面を御覧いただきたいと思います。
左側の図でございますけれども、現在の三田小学校の施設の配置状況でございます。学校敷地を2分して、北側に校舎、給食調理場、体育館、プールがございます。南側にグラウンドが配置されているというのが現状でございます。
右側の図を御覧いただきたいと思います。
都市計画道路がこの黄色の箇所でございます。グラウンドの南側を横切るということでございます。これによりまして、現在の運動場だけではグラウンドとしての機能が確保できないということでございますので、斜線で示してございます、グラウンドの東側に新しく土地を取得いたしまして、グラウンド用地を確保するという計画でございます。それに併せまして、グラウンドの再配置に伴い、現在の体育館が新しく整備するトラックの障害となるため、現在のグラウンド西側でございますけれども、そちらに新たに体育館を建設するというものでございます。また、現在、学校の東側に道路がございますが、こちらもグラウンドを東側に確保することによりまして、道路として通行できなくなりますので、新しいグラウンドの外周部分に道路を付け替えまして、道路機能を回復する計画でございます。また、歩道橋につきましては、位置等につきましてはまだ確定してございませんが、児童が安全に県道を横断できるよう、歩道橋を設置するということで、道路事業者からはお伺いをしているところでございます。
資料を1枚お戻りいただきまして、今後の主なスケジュールでございますが、今年度グラウンド及び外周道路の測量等を行いまして、来年度グラウンド用地を取得する計画でございます。また、体育館につきましても、設計に入る予定でございます。また、平成27年度につきましては、新たに取得する土地のグラウンドを整備し、平成28年度から29年度にかけて体育館の建設を行いまして、新しい体育館ができた後、旧の体育館を解体し、平成30年度には旧体育館跡地の整備を行って、最終的なグラウンドを完成させる予定で進めてまいりたいと考えてございます。
これらの整備に当たりましては、児童の安全を第一に考え、学校及びPTA等の御意見、御要望等も踏まえた中で、庁内関係部や神奈川県と協議しながら、学校への影響が最小限となるような事業として、進めてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。
学務担当課長。
 中村学務担当課長 今、学校施設課長から説明がございましたが、座間荻野線の建設に伴いまして、学校の施設整備や道路工事については、児童の事故が大変心配されます。そうしたことから、工事の進捗状況に応じて、神奈川県、そして学校と連携・調整を図り、児童の登下校時等の万全な安全対策を確保してまいりたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
それでは、私から一点よろしいでしょうか。新たに県道をまたぐ形で、歩道橋が設置されるということですが、これは児童専用の歩道橋になるのですか。
学校施設課長。
 市川学校施設課長 歩道橋につきましては、道路部分に敷設されるものであり、一般の方も通りますので、児童だけということではございません。
 難波委員長 分かりました。県道沿いに設置されるということですね。
新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 旧の体育館を壊すということですが、こちらの体育館は築何年になるのでしょうか。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 体育館につきましては、約30年経過してございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 耐用年数は、まだ若干あるのですか。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 耐用年数につきましては、まだありますが、こういう事情で解体することになります。
 難波委員長 新川委員長職務代理者、よろしいですか。
 新川委員長職務代理者 一般論として申し上げると、30年前ですから、多分このような計画はなかったと思いますが、厚木市の学校の敷地に、神奈川県がこのようなものを通すというのはどうかとも思います。30年前のことですから、厚木市としても、当然、神奈川県の計画は分かっていなかったので、仕方ないと思いますが、若干、税金が無駄に使われているのかなという感じがしました。しかしながら、30年も経過しているので、新しい体育館に建替える意義もあると思いますので、了解いたしました。
 難波委員長 馬嶋委員。
 馬嶋委員 道路の南側から通学される方は、歩道橋を通って通学されるということになるのですか。また、どのぐらいの児童がこの道路を渡って通学することになるのか教えてください。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 歩道橋が完成した後は、そちらを通学路として指定されることになると思いますので、児童につきましては、そちらを渡って通学することになります。また、人数でございますけれども、おおむねですが、学校の約半分の児童が南側から来て、そのうちのほとんどの児童が、こちらの歩道橋を渡ることになると思います。
 馬嶋委員 ありがとうございました。最初にありましたけれども、やはり児童の、お子さんたちの安全には、十分配慮をお願いしたいと思います。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 児童の安全には、十分配慮した中で進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 通学に関してはこの歩道橋でいいとは思いますが、一旦帰宅した子供たちが学校に遊びに来るときは、自転車などで遊びに来るケースもあろうかと思いますが、この歩道橋は自転車も渡れる歩道橋になるのでしょうか、それとも自転車で来る子供は、この左端の大きな交差点を渡ることになるのでしょうか。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 歩道橋の形式につきましては、まだ協議をしているところでございますので、確定してございません。ただ、通常階段式、それからスロープ式、それから真ん中に自転車を押し上げられるような車道式という3種類ございますので、その中で選択していくということでございます。こちらとしましても、できるだけ自転車等が利用できる、また、スロープということも含めて、設置するのは神奈川県でございますので、そちらにお話をしていきたいと考えてございます。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 そうですね、学校から一度帰ってから、また再び学校で遊ぶということも結構多くて、清水小学校の場合では、そういうときにヘルメットをかぶってこない子は、入れないということを言っています。それに合わせて、もし歩行者しか渡れないとなると、この大きな4車線の交差点を渡って学校に来ることになりますので、非常に心配です。できることであれば、自転車を押して渡ることができる歩道橋が望ましいのかなと思います。
 難波委員長 学校施設課長。
 市川学校施設課長 ただいまの御意見を参考にさせていただいて、今後、協議を進めさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 難波委員長 特になければ、報告事項4を終わります。
次に、報告事項の5 放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
保健給食課長。
 小林保健給食課長 報告事項5 放射性物質の測定結果につきまして、御報告いたします。
恐れ入りますが、資料5を御覧ください。
8月19日から9月12日までの測定結果でございますが、御覧のページ及び裏面のページの全てが不検出となっております。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、右側のページを御覧ください。学校給食用食材測定につきましては、保護者の皆様からの要望を取り入れ、火曜日、木曜日に翌日の給食で使用する食材を中心に、1日3品目を限度として測定を行っております。なお、9月20日のさつまいもにつきましては、火曜日、木曜日とは別に、翌週の火曜日に使用する食材として、1品追加して測定を予定しており、9月分につきましては、30品目の要望に対しまして、25品目の測定予定という結果になっております。
恐れ入りますが、1枚おめくりいただき裏面を御覧ください。小・中学校プールの放射能濃度の測定結果でございますが、9月以降、部活動で使用する学校の中からサンプルとして、厚木中学校及び林中学校につきまして8月27日に測定を行いましたが、放射性物質は検出されませんでした。
次のページを御覧ください。大気中の放射線量の測定につきましては、環境農政部において月1回、市内22か所の定点観測で実施しておりますが、9月4日及び9月6日の測定結果につきましては、数字的に特に変化が示されておりません。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの報告に対して何かございますか。
質問がないようですので、報告事項5を終わります。
次に、報告事項6 市立小学校における修学旅行の実施について、報告をお願いいたします。
学校教育課長。
 須藤学校教育課長 報告事項6 市立小学校における修学旅行の実施につきまして、御報告申し上げます。
恐れ入りますが、資料6を御覧ください。
市立小学校の修学旅行につきましては、春に実施した4校を除く19校が、10月2日水曜日から11月1日金曜日の間に1泊2日で実施を予定しております。19校のうち18校が日光方面、1校が岐阜方面を計画しております。日光方面を予定している小学校につきましては、8月27日火曜日から28日水曜日にかけて下見を実施し、放射線量の測定値を含む日光市周辺の状況について、現地調査を行っております。
恐れ入りますが、資料の裏面を御覧ください。
空間放射線量の測定結果の表でございますが、測定はこれまでに多くの小学校が見学地としてきた場所で行っております。全39か所の測定箇所のうち、民間の見学施設内2か所を除き、厚木市の空間放射線量の基準値である、毎時0.19マイクロシーベルトを超える箇所はございませんでした。下見の結果を踏まえながら、各学校が安全を確認した上で、修学旅行を実施してまいります。教育委員会事務局といたしましても、各学校が下見で収集した情報等の内容を把握するとともに、日光市周辺の空間放射線量や除染の進捗状況等について情報収集をし、校長が見学地等を決定する上で、必要な情報を提供するなど、安心・安全な修学旅行の実施に向けて、指導や助言を行ってまいります。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございました。ただいまの報告に対して、何かございますか。
田口委員。
 田口委員 今、報告をいただきましたが、先週のタウンニュース誌に、日光修学旅行についての議員の活動報告という内容で、記事が載っているのを私は拝見しました。校長会の下見の数値を見て、かなりこの数値とは違う内容が掲載されていたり、日光の東照宮で香炉が炊かれていて、それが非常に高い値を示しているような内容も掲載されていたりしまして、こちらを読んで非常に不安に思いました。私は子供が小学校にいませんが、それでもこれだけ不安に思いましたので、実際に子供が6年生で、これから修学旅行に行く御家庭であったり、あるいは市民の方々もこちらを読んだら非常に不安な気持ちになったりすると思いますが、そういった反応は何かありましたでしょうか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 田口委員のお尋ねの件でございますが、学校で行った修学旅行アンケートに、観光地あるいは旅館など、空間放射線量の数値が高いという記事を最近読みましたといった不安の声、あるいはとても楽しみにしているので、楽しい時間が過ごせるとよいといった声も寄せられたという報告を受けております。これまでもそうですが、学校では保護者説明会等を実施して、丁寧な説明を行うほか、個別の説明も行い、不安の解消に努めているという報告も受けております。また、名前は名乗られませんでしたが、タウンニュース誌の記事を見た保護者という方から、教育委員会事務局に電話がありました。その方は自分の子供の学校も、ずっと日光へ修学旅行に行っている。この記事を見ると多くの保護者や子供たちが不安になり、騒ぎになるのではないか。また、日光市では子供たちも学校に通学し普通に生活をしているのに、こういう記事が日光市にとって迷惑にならないだろうかとお話されたということがございました。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 実際に活動報告のタウンニュース誌の記事を見ると、校長会の測定は定点観測の意味もあって、決まった場所のみであるようなことが書いてあって、何かこちらを読んでいくと、いかにも数値の低いところだけを測っているような印象を与えるように私は受け取りました。実際問題として、現地で測るときは、どのように場所を設定して測っているのですか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 観測地点でございますけれども、これまで多くの学校が見学している箇所、あるいはこれから見学地として設定するであろう箇所を選びます。その中で校長会、毎年のように引率されている先生方ですので、例えばバスを降りて見学地の入り口に至るところまでの移動ルート、恐らくここを子供たちが歩くであろうというところを選んで測ったり、子供たちが一旦ここで集合して、先生の話を聞くような想定をされている場所を選んで測ったりしております。
 難波委員長 ありがとうございます。田口委員の不安は解消されましたか。
 田口委員 この記事の中に、教育委員会から提案をいただいて、こちらの議員は下見に行ったと書いてありますが、教育委員会でこのような提案をされたのですか。
 難波委員長 教育総務部長。
 松本教育総務部長 所管外ですが、発端はどうも私のようなので、私からお答えさせていただきます。教育総務部におきまして給食用食材の放射性物質の測定をしておりますが、その放射性物質の測定に関して、不安に思っている保護者の方と、5月だったと記憶していますが、話し合いを持ちました。その中で、修学旅行が話題になりました。実は今まで保護者の方も直接日光に行かれて、主だったところを測定されておりました。また、学校の校長先生をはじめ下見ということで、また個別に行って測っています。議論がいつもかみ合わないのですね。それぞれ違う日に、違う方たちで行って、違うところといいますか、場所で測っていて、高い低いということを言っていました。それでは議論が進まないので、私から、一緒に行って、同じ目で測っていただいたほうが不安も解消できる、あるいはここを測ってくださいというような、そういう話し合いをしながら測ったらどうでしょうかということを申し上げました。ですから、これが提案ということでしたら提案ですが、そのことを学校教育部にも伝えておきますということで私は申し上げました。
修学旅行に参加されないお子さんがいらっしゃるというお話を聞いておりましたので、保護者の方が少しでも安心して、この箇所だったら安心して行かせられるというようなことを見つけていただいて、0か1ではなくて、その間の0.6、ここだけでしたら参加していただけるのではないかということを探していただけないかという趣旨でお話を申し上げました。その席に議員も同席されておりましたので、今回のような結果になったと思っております。ただ、私の趣旨としては、保護者の方に是非、行っていただきたかったのですが、実際には保護者の方は参加されなかったので、非常に残念です。
また、学校教育課長の説明の中で、お電話をいただいたという報告がありましたが、その中で、何でそのような提案をしたのだというお叱りの言葉もいただいたと私は聞いており、私は責任を感じておりますが、このような事情で、今回の件が実施されたということです。
以上です。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 ありがとうございます。話を戻したいのですけれども、修学旅行の行き先が決定するまでの過程というものを、もう一度説明していただきたいと思います。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 教育課程というもので、もう少し分かりやすく説明させていただくと、例えば学校行事ですが、運動会など様々なものがございます。卒業式、入学式、始業式もそうですし、遠足もそうです。同じレベルで修学旅行につきましても、来年度はどのような修学旅行、来年度はどのような運動会を行っていくかという話し合いをまず持ちまして、最終的に職員会議の承認を得て、校長が決めていく手順になりますが、教育課程につきましては、もちろん修学旅行の行き先もそうですが、学校評議員ですとか保護者、あるいは、中身によっては専門的な情報を取り入れながら、計画していくというのが手順となっております。
修学旅行について、もう一度改めて御説明させていただきますと、来年度6年生を担当する先生方や、今年度6年生を担当した先生方が行った修学旅行の反省を踏まえて情報交換をします。また、学校には行事委員会がございますので、そういうところで企画を練ります。前年度か前々年度に、子供たちに修学旅行を通して何を学ばせるかという議論を積み重ねてまいりまして、保護者や学校評議員、それから先生方の意見をまとめまして、行先や実施内容を決めております。
 難波委員長 学校教育部長。
 宮崎学校教育部長 補足で説明いたします。今、学校教育課長が申し上げましたとおり、教育課程に基づいて、最終的に校長が決めることになっておりますが、教育委員会では修学旅行の行き先が決まったところで、狙いに基づいて計画が立てられているか、あるいは安心・安全な修学旅行になるのかということも確認させていただいております。また、今回の日光のように、保護者に不安があるということであれば、そちらについても一緒になって支援する立場で、教育委員会は行っております。
以上でございます。
 難波委員長 田口委員。
 田口委員 今年については、もう間際でありますけれども、このような様々な課題がある以上は、早い段階で、様々な情報、正確な情報を提供して、保護者や学校評議員を交えて、行き先について説明しながら納得していただいて決めていくというプロセスを各学校に明確に行っていただきたい。それで協議した結果、日光に決まったということであれば、何ら問題ないと思いますが、そういったことが行われないうちに、初めに日光ありきとなっているのであれば、やはり検討の余地があるのかもしれないと思います。
 難波委員長 学校教育部長。
 宮崎学校教育部長 田口委員の御指摘のとおりでございまして、教育課程の中で、修学旅行の狙いを持って、その後、行き先ということになりますので、決して教育委員会では、行き先ありきで学校が判断しているということを考えておりません。平井教育長が常に言われておりますが、学校の狙いに基づいて、日光ありきではないということは、校長会でも説明をさせていただいておりますし、指導もさせていただいておりますので、それぞれの学校が子供たちの実態、あるいは保護者の状況等のアンケートを取りながら、具体的に決めております。
以上でございます。
 難波委員長 馬嶋委員。
 馬嶋委員 私もこの記事が心配なのですが、積算の放射線被ばく量を子供たちが持っていたということが書いてありますが、それはどのぐらいの期間だったのでしょうか、また、それに対する結果は公表されているのでしょうか。それと、来年の1月から半額公費負担で甲状腺検査をするということですが、これは全員行うという内容なのか、そこを説明してください。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 最初のお尋ねでございますが、放射線管理区域で働く際、必ず携帯する積算被ばく線量計を首から下げて、現地の子供たちが生活していたという点についですが、調べましたところ、栃木県が平成23年12月から平成24年1月の2か月間にかけて、健康影響調査を行っております。こちらの結果につきましては、平成24年6月に報告書という形で出ておりますので、結果もお知らせいたしますと、日光市内の幼稚園、小学校、中学校の子供たち364人に調査を行ったところ、例えば0.1ミリシーベルト未満の子が79人、2か月間で0.1ミリシーベルトの子供が281人、0.2ミリシーベルトの子供が4人という結果でした。総合所見によりますと、この調査結果から健康への影響はなく、今後、同様の検査を実施する必要はないと書かれております。ただし、食材については、継続して調査する必要があるということですので、これらの調査は再度実施されているようでございます。
次に、もう一つのお尋ねでございますが、日光市では福島第一原発事故当時、18歳以下であった子供たち、およそ1万4,000人程度になるそうですが、その子供たちに通知を出しまして、希望者を募った上で、甲状腺検査を行う予定があると日光市から回答がございました。また、市民の不安軽減に努めるという意図も、併せて説明されております。
以上でございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 先ほどのプロセスについて聞きたいのですが、例えば資料6を見ますと、10月18日に荻野、鳶尾、依知小学校が同じ日に出発するのですが、厚木市という団体でないと、例えばこの中の1校が抜けたら、予約が取れないので、まとめて行っているということはないのですか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 新川委員長職務代理者の御指摘のように、地区によりましては、いわゆる梯団という形をとってグループで旅館ですとか、交通手段を求めているところもあると聞いてございますが、厚木市につきましては、学校が業者を通して、宿泊施設やバスなどを手配してございます。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 梯団ではなくて、中学校の新幹線を使う形ですね。では、厚木市の場合には、今のプロセスの中で、例えばある小学校が日光に行かないと決めれば、抜けても大丈夫だということですね。学校単独で決められるということですね。分かりました。
もう一点なのですが、来年以降も、様々な調査を行うと思います。8月27、28日に下見を行っていますが、例えば放射線量が高くて行けなくなった場合、調査から実施までの期間が短いような気がするのですがどうでしょうか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 新川委員長職務代理者から御指摘いただいた、調査の結果が出てから実施までの期間が短いということですが、こちらにつきましては、今の御意見を参考にさせていただいて、検討してみたいと思います。なお、考え方の一つとして、実施する直前のデータも大事にしなければならないという考え方もございますので、そこも含めまして、検討させていただきたいと思います。
 難波委員長 学校教育部長。
 宮崎学校教育部長 補足で説明いたします。これから10月の実施の間に、例えば、大きな爆発などがあり、急に放射線量が上がったような場合は、変更するよう指導してまいりたいと考えております。
 難波委員長 新川委員長職務代理者。
 新川委員長職務代理者 昨年の教育委員会定例会の中で、日光に行くことができなかった子供がいたと報告を受けています。今後18校が日光に行きますが、今年はそのような報告はありますでしょうか。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 この春に既に実施いたしました小学校4校につきましては、放射線汚染に対する不安のために、不参加になったという児童は、一人もいなかったと報告を受けております。この秋に日光方面で旅行を実施する18校につきましては、一人の児童の保護者の方から、放射能汚染に対する不安があるので、不参加であるということを学校に伝えに来ているという報告を受けております。
また、新川委員長職務代理者の御指摘にもありましたが、昨年も修学旅行に参加をしなかった児童に対して、議会で何回も取り上げられたこともございました。それから、今回の議会答弁の中で、教育長から過去の教育委員会定例会の議事録等をよく精査して、教育委員会の皆様で、いじめの根絶という視点で、もう一度話し合うことが必要ではないかという趣旨の発言をしております。また、9月末には、委員の皆様も御存じのように、いじめ防止対策推進法が施行されます。そのような機会でありますので、改めて教育委員会定例会の中で、話し合っていただく機会を持ちたいと考えております。
 難波委員長 馬嶋委員。
 馬嶋委員 田口委員の発言にもありましたが、保護者の方に丁寧に具体的な説明を今後も行っていただきたいと思いますが、何か具体的なことを考えていましたら、お聞きしたいと思います。
 難波委員長 学校教育課長。
 須藤学校教育課長 本日は委員の皆様から、貴重な御意見をいただきました。保護者の方も、やはりこの記事を見て、不安になっていることもございます。学校でも丁寧な説明を個々に行っていくことになると思いますが、例えば、記事を引用させていただきますが、日光江戸村の放射線量についての記述があったと思います。ところが本市の小学校は、日光江戸村については見学地として選定しないということで、校長会で申し合わせております。放射線量の高い箇所が移動ルート上にあった場合は、そのルートを変えるという回避の仕方も考えられます。ところが、日光江戸村につきましては、厚木市の基準値を超えている場所が2か所ありました。ではその2か所を避ければいいとお考えの方も出てくるかもしれませんが、日光江戸村では子供たちは班別行動になります。したがいまして、先生の指導が行き届かない自由な動きの場所になりますので、日光江戸村は選定場所から外すことになると思います。
また、放射線量の高い場所についての記述もありましたが、今、移動ルートや集合場所等の変更など、様々な内容を整理した資料の作成を始めております。学校がそちらを使いまして、保護者説明会や不安を持たれている保護者の方に対応できるようにしたいと考えておりますので、こちらの資料が完成しましたら、委員の皆様に御覧いただいた上で、学校に送付したいと考えております。
以上でございます。
 難波委員長 ありがとうございます。他に何かありますか。
修学旅行というのは、小学校の中でも本当に一番のイベントというのでしょうか、子供たちが本当に楽しみにしている行事だと思います。その行事に保護者はもちろん、子供たちも安心して楽しく参加できること、そして様々な学習を積んできてほしいという気持ちがありますので、委員の皆様から御指摘がありました点については、是非、全部取り入れながら、来年度以降もより良い修学旅行が行えるよう、考えていただければと思います。
また、昨年も修学旅行に参加しない児童もいたということですので、万全にしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
特になければ、報告事項6を終わります。
次に、報告事項7 通学路の安全整備要望について、報告をお願いいたします。
学務担当課長。
 中村学務担当課長 それでは報告事項7 通学路の安全整備要望につきまして、資料7に基づきまして御報告申し上げます。
通学路の安全整備につきましては、毎年度学校におきまして、保護者の方々等の協力をいただき、通学路の安全点検等を実施しております。この中で、安全対策を要する箇所について、教育委員会に安全整備要望書を提出いただき、教育委員会が事務局となっております、道路管理者や厚木警察署など関係機関で構成しております、通学路の安全対策協議会における現地合同調査等を踏まえ、要望事項について協議検討を行い、安心・安全な通学路の整備に取り組んでおります。
平成25年度の通学路の安全整備要望の8月末現在の状況でございますが、小学校17校、中学校2校、小・中合計19校から61件の要望がございました。この要望の取組といたしまして、通学路の安全対策協議会を6回開催し、現地合同調査等による状況確認を踏まえ、協議検討を行い、要望に沿った実施が24件、協議会検討等による代替案による対応が19件、合わせて今年度実施が43件、そして検討協議中が13件、厚木警察署からの回答待ちが5件となっております。
なお、協議会の検討によります代替案の対応でございますが、例えばガードレールや路側帯の設置の要望でございますが、これに対しましては、市が定めます道路構造基準に基づく道路幅員など、諸条件を満たさず、設置が困難であることから、代替対策として、例えば道路上にスピードを落とせなど路面標示を施し、運転者への注意喚起を促すことにより、安全の向上を図るものでございます。また、検討協議中及び回答待ちの18件につきましても、様々な角度からの検討を重ね、何らかの安全対策を講じてまいりたいと考えてございます。
続きまして、恐れ入ります、資料の裏面を御覧ください。こちらにつきましては、平成24年度の通学路の安全対策要望の結果でございます。昨年度の12月に中間報告をさせていただいておりますが、今回その結果につきまして、御報告を申し上げます。要望につきましては、小学校18校、中学校1校の合計19校から105件ございました。この取組の結果でございますが、要望に沿った実施が55件、代替案で対応が48件、合わせて実施が103件、残りの2件でございますが、こちらにつきましては、平成25年度の継続検討とし、現在検討協議を進めております。
以上で御報告とさせていただきます。
 難波委員長 ありがとうございます。ただいまの報告に対して、何かございますか。
田口委員。
 田口委員 様々な要望に対して、安全施策が行われていることに、感謝を申し上げます。今朝、京都で通学中の小学生の列に、車が暴走して突っ込むという事故が報道されましたが、これを見ますとガードレールはあるのに、突っ込んでいまして、そのガードレールは細いものでした。やはり交差点の近所やスピードの出る道の付近は、しっかりとしたガードレールで安全対策を行っていただくよう、極力御配慮いただければと思います。
 難波委員長 学務担当課長。
 中村学務担当課長 田口委員の貴重な御意見、ありがとうございます。今の点につきましても、今後の協議会の中で協議させていただきますが、こういった事例があるということをお話しさせていただきまして、より良い対策が可能であれば、取り組んでいきたいと思います。
 難波委員長 他にないようですので、報告事項7を終わります。
次に、報告事項8 厚木市社会教育委員条例の一部改正(案)に対するパブリックコメントの実施について、報告をお願いいたします。
社会教育課長。
 柳田社会教育課長 それでは、資料8 厚木市社会教育委員条例の一部改正(案)に対するパブリックコメントの実施につきまして御説明いたします。
恐れ入りますが、実施要領を御覧ください。
平成25年6月14日に地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、略しまして、第3次一括法案が公布されまして、この中で社会教育法が改正されました。これによりまして、社会教育委員の委嘱の基準について条例で定めることとなったため、条例の一部改正(案)につきまして、意見を聴収するものでございます。パブリックコメント実施の周知は、ホームページ、広報あつぎなどに11月1日から掲載し、意見募集は11月1日から11月30日までの1か月間行います。
恐れ入りますが、裏面を御覧ください。意見等提出資格につきましては、市内に居住する方のほか、通学、通勤されている方、市内で活動する個人、法人などでございます。意見の提出につきましては、社会教育課、本庁舎1階市政情報コーナー、各地区市民センターなどへ御持参していただくか、もしくは郵送、ファックス、電子メールなどで御提出いただきます。提出されました御意見につきましては、条例の一部改正の参考とするほか、意見の概要と市の考え方を併せて公表いたします。
なお、意見を提出された方には、個別に回答はいたしません。
恐れ入りますが、次のページを御覧ください。
意見を募集する厚木市社会教育委員条例の一部改正(案)の概要につきまして、御説明申し上げます。社会教育法の改正によりまして、これまでに社会教育法で規定されておりました、社会教育委員の委嘱の基準を厚木市社会教育委員条例を一部改正して定めるものでございます。
なお、条例改正に当たりましては、(2)文部科学省の参酌基準の中に記載がございますように、文部科学省令で定める基準を参酌することとされております。改正する条例(案)でございますけれども、(3)改正の内容の二重枠内の中でございます。従来、社会教育法で定めておりました、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者並びに学識経験のある者につきましては、引き続き規定いたしまして、新たに公募による市民を基準に追加するものでございます。
以上、御報告を申し上げます。よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ただいまの報告について、何かございますか。
それでは、私から質問いたします。新たに公募による市民を加えるということですが、市民は何人程度を予定していますか。
 難波委員長 社会教育課長。
 柳田社会教育課長 こちらにつきましては、厚木市市民参加条例の中で、全体の20%以上が原則となっておりますので、社会教育委員につきましては、現在15人の定数がございますので、原則として3人以上となります。
 難波委員長 ありがとうございます。
特になければ、報告事項8を終わります。
それでは、ここで委員長選挙を行いますので、準備のため暫時休憩といたします。
暫時休憩15時16分

再開時刻15時18分

 難波委員長 再開いたします。
委員長選挙に入ります。説明をお願いいたします。
教育総務課長。
 霜島教育総務課長 委員長選挙について、御説明申し上げます。委員長につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第1項で選挙しなければならない旨が規定されており、その任期につきましては、同条第2項におきまして1年と定められております。この法律に従いまして、昨年の選挙で当選された難波委員が平成24年10月1日から委員長として就任いただいておりましたが、平成25年9月30日をもって委員長としての任期が満了するため、平成25年10月1日から平成26年9月30日までの1年間の新たな委員長の選挙を行うものでございます。
なお、委員長選挙候補者につきましては、委員長の任期が1年と定められていることから、教育委員会委員としての任期が10月1日から1年以上ある委員が委員長候補者となります。投票については委員5人によるものですが、厚木市教育委員会会議規則第5条に従い、無記名投票により実施いたします。また、教育長につきましても、委員長を兼ねることができないと規定されておりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの説明について、何か御質問はございませんか。
それでは、特に質疑がないようですので、委員長の選挙を行います。
選挙の執行に際しましては、投票によることとし、投票及び開票の立会人として、松本教育総務部長を指名したいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 それでは、異議ございませんので、松本教育総務部長に立会人をお願いいたします。
 難波委員長 これより選挙を行います。投票用紙の配布をお願いいたします。
 難波委員長 投票用紙の配布漏れはございませんか。
それでは、御記入をお願いいたします。
 難波委員長 立会人は投票箱の確認をお願いいたします。
 難波委員長 記入が終わりましたら、投票をお願いいたします。
 難波委員長 投票を終了いたします。
これより開票いたします。
 難波委員長 開票結果の発表をお願いいたします。
 霜島教育総務課長 それでは、開票結果を発表いたします。
出席委員5人、投票総数5票、有効投票数5票、有効投票中、新川委員4票、馬嶋委員1票、以上でございます。
 難波委員長 選挙の結果、新川勉委員が委員長に当選いたしました。
以上をもちまして、委員長の選挙を終了いたします。
ただいまの選挙の結果、新川委員が委員長に当選されましたので、御挨拶をいただきたいと思います。
 新川委員長職務代理者 ただ今、選挙によりまして、平成25年10月1日から委員長を仰せつかりました新川でございます。よろしくお願いいたします。教育委員会委員長という重責を考えますと、非常に身の引き締まる思いでございます。
今、教育をはじめ様々な問題の中で、テレビ、新聞等でも教育委員会に対する問題が指摘されているところでございます。我々はそれを真摯に受けとめながら、やるべきことについては、やはりやらなければならないということで、子供たちや学校の問題など課題がたくさんあると思いますので、引き続き頑張っていきたいと思います。
厚木市でも、学力の向上であるとか、不登校対策、児童・生徒の安全など、様々な課題がありますので、一生懸命頑張らせていただきたいと思います。1年間、平井教育長、そして各委員の皆様、そして事務局の皆様と一緒になって、厚木市教育委員会の基本目標にあります未来を担う人づくりのために頑張っていきたいと思います。教育委員会の皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ありがとうございました。
次に、委員長職務代理者の指定を行います。説明をお願いいたします。
教育総務課長。
 霜島教育総務課長 委員長職務代理者の指定につきまして、御説明申し上げます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第12条第4項及び厚木市教育委員会会議規則第6条におきまして、委員長職務代理者は委員長が会議に諮って指定する旨定められております。10月1日以降新川委員が委員長となられますので、新たな職務代理者を指定いただくものでございます。
以上でございます。
 難波委員長 ただいまの説明について、何か御質問はございませんか。
それでは、特に質疑がないようですので、説明があったとおり、10月1日以降は、現在の委員長職務代理者である新川委員が委員長となりますので、10月1日以降の委員長職務代理者を新たに指定しなければなりません。つきましては、10月1日以降ということもありますので、新川新委員長にお考えをお聞きしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 それでは、新川委員に委員長職務代理者についてのお考えをお聞きしたいと思います。
 新川委員長職務代理者 新委員長の指定ということでございますので、指定させていただきたいと思います。私といたしましては、馬嶋委員に委員長職務代理者をお願いしたいと思います。
 難波委員長 今、新川新委員長から馬嶋委員を新たに委員長職務代理者に指定したいとありましたが、指定してよろしいでしょうか。
(「異議なし」との声あり)
 難波委員長 それでは、10月1日以降、馬嶋委員に委員長職務代理者をお願いいたします。
以上をもちまして、委員長職務代理者の指定を終わりにいたします。
それでは、新たに委員長職務代理者になりました馬嶋委員より、御挨拶をいただきたいと思います。
 馬嶋委員 ただ今、委員長職務代理者に指定されましたので、御挨拶申し上げます。先ほど新川新委員長がおっしゃっていたように、教育現場は様々な問題を抱えていると思います。その中で新川新委員長を支えながら、これからも力を尽くしてまいりたいと思いますので、今後も皆様の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
 難波委員長 ありがとうございます。よろしくお願いします。
それでは、ここで暫時休憩といたします。再開後は、会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。よろしくお願いします。
暫時休憩 15時30分

再開時刻 15時31分

 報告事項1 事務の臨時代理の報告について(資料に基づき説明し、了承された。)
 報告事項2 事務の臨時代理の報告について(資料に基づき説明し、了承された。)
 報告事項3 事務の臨時代理の報告について(資料に基づき説明し、了承された。)

難波委員長 以上で、本日予定をしておりました日程は、全て終了いたしました。これをもちまして、平成25年厚木市教育委員会9月定例会を閉会いたします。
閉会時刻15時41分

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

教育委員会 教育部 教育総務課 教育総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2600
ファックス番号:046-224-5280

メールフォームによるお問い合わせ