平成27年厚木市教育委員会3月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成27年3月24日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 馬嶋 順子
委員長職務代理者 難波 有三  
委員 山田 一夫
委員 水上 裕
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、宮崎学校教育部長、山田社会教育部長、
荒井教育総務部次長、大木学校教育部次長、小山社会教育部次長、
霜島教育総務課長、小林保健給食課長、佐後学校教育課長、
中村学務担当課長、小林教職員課長、高澤教育研究所長、
山田青少年教育相談センター所長、古村スポーツ政策課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

  • 日程1 議案第8号 厚木市スポーツ施設整備推進計画について
  • 日程2 議案第9号 厚木市教育委員会公印規則の一部を改正する規則について
  • 日程3 議案第10号 厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則の一部を改正する規則について
  • 日程4 議案第11号 厚木市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則について
  • 日程5 議案第12号 厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則について
  • 日程6 議案第13号 厚木市教育委員会傍聴人規則の一部を改正する規則について
  • 日程7 議案第14号 厚木市教育委員会教育長職務代理者に関する規則を廃止する規則について
  • 日程8 議案第15号 厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程について
  • 日程9 議案第16号 厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則について
  • 日程10 議案第17号 厚木市青少年相談員規則の一部を改正する規則について
  • 日程11 議案第18号 厚木市青少年心理相談員規則を廃止する規則について

3 報告事項

  • (1) 事務の臨時代理の報告について
  • (2) 事務の臨時代理の報告について
  • (3) 事務の臨時代理の報告について
  • (4) 事務の臨時代理の報告について
  • (5) コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の実施状況等について
  • (6) 平成27年度厚木市立小・中学校学校医等について
  • (7) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
  • (8) 土曜授業研究事業の実施状況等について
  • (9) 平成27年度教職員の研修方針について
  • (10) 不就学児童・生徒に対する取組状況について
  • (11) 教育ネットワークコーディネーターの委嘱について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 馬嶋委員長 定刻になりました。
    現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
    ただいまから、平成27年厚木市教育委員会3月定例会を開会いたします。
    厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として山田委員を指名させていただきます。
    始めに、教育長報告をお願いいたします。
  • 平井教育長 それでは、先月2月17日に開催されました2月定例会後の主な行事について、御報告申し上げます。
    お手元の資料の1番目でございます。2月21日、土曜日、県立厚木清南高校の体育館をお借りしまして、厚木市立厚木第二小学校開校50周年記念式典が開催されました。
    多くの地元の方々にお集まりいただき、第二小の生い立ちなど、いろいろなお話をいたしました。
    また、厚木第二小学校の子どもたちにより、太鼓の演奏や合唱、寸劇が披露されまして、子どもたちが中心となったお祝いの式典ということで、お集まりいただいた皆様も、子どもたちの姿を見て大変喜んでいらっしゃいました。
    続きまして、2番目でございます。2月22日、日曜日、南毛利公民館におきまして、平成26年度公民館まつりが開催されまして、約2,400人と大変多くの方々にお越しいただきました。
    以降、各公民館での公民館まつりが出てまいりますので、ここで一括して御報告申し上げます。
    公民館まつりは、15公民館プラス上荻野分館の16箇所で行われましたが、それぞれ地域の人たちに本当に楽しみにしていただいております。
    また、地域の文化センター的な役割として、各種講座を通して製作された作品を展示していただいたり、その公民館区の小学生、中学生の作品を展示していただいたり、中学校の吹奏楽部の生徒に演奏していただいたりということで、地域の人たちにとって、大変交流の深まる公民館まつりになっていると感じました。
    続きまして、7番目でございます。2月28日、土曜日、教育委員の皆様にもお越しいただきましたが、厚木市文化会館大ホールにおきまして、第36回厚木市立小・中学校PTA活動研究大会が開催されました。1,000人を超える皆さんにお集まりいただいた中で、それぞれの学校のPTAの活動研究発表が行われました。
    続きまして、2ページ目、11番目でございます。3月6日、金曜日、厚木市立愛甲公民館が第67回文部科学省優良公民館賞を受賞いたしまして、市長表敬訪問がございました。 過去を紐解いてみますと、小鮎公民館、森の里公民館、そして今回の愛甲公民館ということで、15プラス1分館のうち3館が国からの表彰を受けているということでございます。
    なお、神奈川県からは、睦合西公民館、睦合北公民館の2館が優良公民館賞をいただいております。
    全国で約1万4,500館の公民館があると聞いておりますが、そのうち今年度文部科学省優良公民館賞を受賞したのが77館です。その中の2館が神奈川県からで、うち1館が厚木市で、もう1館は相模原市でございます。こういう数を聞きますと、やはりなかなか価値のあるものだなと思います。
    なお、各市等から、厚木市は公民館が非常に充実している、なおかつ、公民館活動が充実している、社会教育活動を非常に熱心に取り組んでいるという評価もいただいておりますが、より一層社会教育を充実してまいりたいと思っております。
    続きまして、14番目でございます。3月12日、木曜日、平塚信用金庫からの寄附受入れをさせていただきました。
    寄附物件は絵本61冊で、寄附の目的は市内の市民の皆様や小学校、幼稚園など、子どもたちに読んでいただくためということで、中央図書館に本を寄贈していただきました。
    昨年に続いて2回目でございますが、中央図書館がリストアップした読ませたい100冊の絵本の中から、平塚信用金庫に選んでいただいたということでございます。今後有効に活用してまいりたいと思っております。
    続きまして、3ページ目、16番目でございます。3月14日、土曜日、教育委員の皆様にも御出席をいただきました第42回厚木市スポーツ人のつどいが開催されました。
    参加者は437人ということで、団体、個人、あるいは体育協会の事業に御協力いただいている皆様を表彰させていただきました。
    誰もがスポーツを身近に親しんでいるという環境にはまだまだだと思いますが、週に1回程度ウォーキングしているという市民は結構多いので、健康に結びつけられるようなスポーツ環境の充実に向けて、体育協会とともに、取り組んでまいりたいと思っております。
    続きまして、20番目でございます。3月17日、火曜日、株式会社みずほ銀行、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、明治生命保険相互会社、第一生命保険株式会社からの寄附受入れをさせていただきました。
    これはもう毎年4月の風物詩にもなっているかと思います。新小学校1年生のために、今年も黄色いワッペン約2,300枚の御寄附をいただきました。
    保険については万が一のことにも備えているわけですが、何よりも保険を使うような事態にならないように、交通事故防止に向けてより一層尽力してまいるつもりでございますし、皆様からの温かいお気持ちに応えるようにしていきたいと思っております。
    続きまして、21番目でございます。同日でございましたが、厚木市いじめ防止対策委員会委員委嘱式がございました。委嘱させていただいた皆さんは11人でございます。
    厚木市いじめ防止対策委員会及び厚木市いじめ問題調査委員会条例を制定した中、各学校でいじめ防止についての取組をしているところです。
    日々子どもの活動を注視しながら、いじめを起こさない、発生させない、許さない、見て見ぬふりをしないといった風土を作っていかなければなりません。
    川上に向かってボートに乗っている我々がオールを漕いでいるようなもので、漕ぐオールの手を休めればボートは自然に流されてしまいます。いじめ防止についても、日々のたゆまぬ努力というものが私たちに求められています。そういった意味で、学校現場と一緒になってやっていかなければなりません。
    このところ新聞を賑わしている川崎市の中学生の暴力による死でございますが、マスコミ、新聞等でいろいろ取り沙汰されています。ややもすると学校は何をしていたというところに集約されがちですが、私たち教育委員会は、学校の先生、そして地域の人たちと一緒になって、いじめを許さない風土、そしていじめを見逃さない雰囲気、そういったものを全力で作ってまいりたいと思っております。
    続きまして、22番目でございます。同日でございましたが、平成26年度教育実践記録奨励賞贈呈式がございました。贈呈させていただいた方は23人です。
    校長先生お2人を含め小・中学校の先生が、1年間を通して、日々の教育実践の中で思いついたことを整理し、まとめていただいたものについて、実戦記録集として提出していただきました。
    先生方が日々の授業等で気づいたことを整理し、まとめ、1冊にしたものは、記録になりますし、ほかの先生が見たときに役立つものになるだろうと思っております。今後も、この事業を継続してまいりたいと思っております。
    続きまして、29番目でございます。3月23日、月曜日、相川中学校「グリーンフラッグ」認証取得による市長表敬訪問がございました。
    相川中学校の生徒会の生徒3人、校長先生、御指導いただいている先生の5人の皆様が、グリーンフラッグを取得したということで、小林常良厚木市長を表敬訪問してくださいました。
    これは、FEE(国際環境教育基金)という団体が取り組んでいる活動で、本部はデンマークにあるのですが、世界各国で4万を超える学校で環境問題に取り組んでいるということで、今国際的にも認められている活動の1つであります。
    このグリーンフラッグは、子どもたちの日々の教育活動が、例えば節電になっている、節水になっている、環境美化に役立っている、しかも、それが押しつけではなくて、子ども自らが自主的に活動しているといったものを評価して、ある一定レベル以上の学校に対してはグリーンフラッグをあげるという活動です。
    現在のところ、グリーンフラッグを取得した学校は、日本全国で小・中・高を含めて8校だと聞いております。そのうち厚木市は、緑ヶ丘小学校、相川小学校、戸田小学校、そして、国内では初の中学校となる今回の相川中学校の4校です。
    こういった国際的な活動に参加することにより、広い視野を持った子どもの育成にも励んでまいりたいと思っております。
    また、今回の取得が、インターナショナルセーフスクールに取り組んでいる清水小学校の児童や睦合東中学校の生徒に対し、良い意味で刺激になっていただければいいと思っております。
    厚木の子どもにとって、どういう環境が一番健全なのかという部分に軸足を置いて、これからもしっかりとした人間育成に励んでまいりたいと思っております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 教育総務部長。
  • 松本教育総務部長 それでは、平成27年市議会第2回会議につきまして、御報告申し上げます。
    本議会は、3月3日から3月25日までの会期23日間で開催されております。概要につきまして、各所管部から報告させていただきます。
    まず、提出議案につきましては、教育総務部、学校教育部、社会教育部共通で、議案第8号平成26年度厚木市一般会計補正予算第7号及び議案第20号平成27年度厚木市一般会計予算についての上程がありました。
    3月16日に開催された環境教育常任委員会において審査され、両議案とも賛成全員で原案のとおり可決すべきものとされ、3月25日開催の本会議におきまして採決される見込みでございます。
    教育総務部関連の一般質問につきましては、栗山香代子議員、松前進議員、松田則康議員、太田洋議員、渡辺貞雄議員、井上武議員の6人の方から、8項目について質問がございました。
    まず、栗山議員から、教育行政について、学校図書館について、現状と課題は、図書整備についての今後の計画はとの質問がありました。
    教育長から、厚木市立学校図書館運営基準に基づき、司書教諭やブックライフサポーターが中心となり、より深い学習に資する図書、児童・生徒の心を育てる図書、さらには、児童・生徒のニーズに応える図書の選定を行うなど蔵書の整備に努めている。今後においても、子どもたちにとって魅力的な学校図書館となるよう取り組む旨の答弁をいたしました。
    次に、松前議員から、市政一般について、子どもの「貧困問題」について、教育施策のもとで、この問題にどのように取り組んでいくかとの質問がありました。
    教育長から、子どもの将来が、生まれ育った環境によって左右されることのないよう、環境整備や教育の機会均等を図ることが重要である。また、神奈川県において、子どもの貧困対策の推進に関する総合的な計画策定が進められていることから、連携のもと、対策を進めていく。今後においても、教育費の負担軽減や学校をプラットフォームとした子どもの貧困対策に取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
    次に、松田議員からは、教育施策について、教育改革について、教育委員会改革の取組状況と考え方はとの質問がありました。
    教育長から、教育委員会制度の改革については、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、責任体制の明確化などの改革を行うという法改正の趣旨を踏まえ、市長部局と連携しながら諸手続を進めている。具体的には、総合教育会議の設置により、市長と教育委員が直接協議を行う場を設けるなど連携を強化していく旨の答弁をいたしました。
    次に、太田議員からは、市政一般について、将来を見据えたまちづくりについて現状と課題は何か、小中学校の学区再編はとの質問がありました。
    教育長から、これまでも、学校新設時や地元要望に基づき、通学距離や通学路の安全性等の検討を加えながら進めてきた。近年、児童・生徒数が増加している地域がある一方で、全市的には少子化に伴い減少が見込まれている。このような状況の中、小・中学校通学区域再編成委員会から基準策定の提言をいただいており、国からは公立小・中学校の適正規模、適正配置等に関する手引きが示されている。これらを踏まえ、市としての指針とすべき基本方針の策定に取り組んでいる。今後は、この基本方針をもとに、子どもたちのことを第一に考えた通学区域の再編成を進めていく旨の答弁をいたしました。
    次に、渡辺議員からは、教育行政について、小中学校の統廃合について、文部科学省が公表した統廃合手引案を受け、課題と対策はとの質問がありました。
    教育長から、少子化に伴い、統廃合は将来的な課題ではあると認識している。しかしながら、小・中学校は防災や地域交流の機能を持つなど地域コミュニティと密接な関係があることから、地域の理解と協力を得られるよう丁寧な議論を行う必要があると考えている。本市としては、学校の存続を基本とし、通学区域の再編成により、学校規模の適正化を図ることを検討しているところである旨の答弁をいたしました。
    次に、井上議員からは、学校給食について、アレルギー対応について、小学校における個人対応は現在どのように行っているか、小学校でモデル校を設置し、個人対応をする考えはあるかとの質問がありました。
    教育長から、昨年4月に食物アレルギー対応マニュアルを改定し、全児童のアレルギー状況を詳細に把握することとした。個人対応が必要な場合には、医師が作成した学校生活指導管理表をもとに、児童が自分で取り除くことや、家庭からの弁当の持参、単独調理用の学校においては除去食の提供など個別の対応をしている。また、代替食については、施設の整備、食材の管理など多くの課題があるが、パンやデザートなど、単品での対応ができるところから取り組んでいく旨の答弁をいたしました。
    教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
  • 馬嶋委員長 学校教育部長。
  • 宮崎学校教育部長 同じく一般質問につきまして、全21人の質問者のうち、松前進議員、松田則康議員、渡辺貞雄議員、高田浩議員、瀧口慎太郎議員の5人の議員から、6項目の質問がございました。
    まず、松前議員からは、教育行政について、小中一貫教育について、本市におけるこの教育の狙いや課題をどのように捉えているかとの質問がありました。
    教育長から、本市では、義務教育9年間を見通した一貫性、系統性のある指導を通して、子どもたち一人一人の学力の向上を図るとともに、小学校生活から中学校生活への滑らかな接続を図ることをねらいとして、全ての中学校区において、小・中一貫教育を推進している。今後も児童・生徒の体験的な交流や、本市独自の教職員の人事交流の充実を図るとともに、小・中学校の連携をさらに深め、児童・生徒の状況や地域の実態を踏まえた、よりきめ細かな指導の展開を図ってまいる旨の答弁を行いました。
    次に、松田議員から、教育政策について、教育改革について、児童・生徒の学力向上に向けた取組はとの質問がありました。
    教育長から、教育委員会におきましては、確かな学力を身に付ける教育の推進を基本方針の1つとし、35人以下学級の推進や学習指導充実のための人的支援、9年間を見通した小・中一貫教育など様々な取組を実施している。また、学力、学習状況調査の結果を踏まえ、学力、学習状況改善のための検討委員会を開催し、課題を分析するとともに、学校ごとに指導方法改善のための研修会を実施するなど学力向上に向けて取り組んでいる。今後も教育の指導力向上を図るとともに、各学校の取組を支援してまいる旨の答弁を行いました。
    次に、渡辺議員から、教育行政について、不登校対策について、小中学校の不登校児童・生徒の現状と対策はとの質問がありました。
    教育長から、本市の不登校児童・生徒数は、平成19年度をピークとして、その後減少に転じ、平成25年度にはピーク時の6割以下となっている。この間、家庭訪問相談員の派遣や青少年心理相談員の拡充など様々な対策を行ってきた。今後も教育ネットワークコーディネーターを活用して、不登校児道・生徒を取り巻く様々な環境に対し働きかけを行うとともに、福祉関係機関との連携強化を一層図るなど多様な支援方法を用いて、課題解決への対応を進めてまいる旨の答弁を行いました。
    次に、高田議員から、学校教育の情報化について、今後の在り方について、課題は何かとの質問がありました。
    教育長から、情報化の進む現代社会において、児童・生徒の情報活用能力を育成し、授業におけるICT活用の充実を図るとともに、学校事務の情報化を推進することが求められている。これまで様々な時代の要請に対し、ICTの進歩を踏まえて、教育情報化に必要な機器やソフトウエア等を整備して、今後も教育の情報化の一層の推進を図るため、学校における教育の情報化推進計画を策定し、ICT環境の整備や安定的な運用の確保等、具体的な取組を効果的に進めてまいる旨の答弁を行いました。
    同じく高田議員から、グローバル化の対応について、職員や教職員の意識向上や研修について、今後の展望はどうかとの質問がありました。
    教育長から、教職員の意識向上や研修については、英語教育に関する研修会や指導への助言を通して、教職員の意識及び指導力、英語力の向上を図っていく。今後も国の動向を注視しながら、現職研修の充実等により、グローバル化に対応した人材の育成を図ってまいる旨の答弁を行いました。
    最後に、瀧口委員から、市政一般について、命を大切にし守る施策について、児童・生徒への命の教育の取組はとの質問がありました。
    教育長から、命を大切にする心を育む教育は、何よりも優先される重要な教育課題であると認識している。教育委員会では、道徳教育の充実を教育指導の重点と位置付け、命を大切にする心の育成に努めていく。また、小・中学校においては、道徳の時間を要として、各教科、総合的な学習の時間、特別活動等、それぞれの特質に応じて、自他の生命の尊さや生きることの素晴らしさを自覚し、命あるもの全てに対する感謝の心や思いやりの心を育む教育を推進している旨の答弁を行いました。
    学校教育部の所管については、以上でございます。
  • 馬嶋委員長 社会教育部長。
  • 山田社会教育部長 続きまして、社会教育部でございますが、提出議案につきましては、共通議案のほか、社会教育部所管の議案第21号平成27年度厚木市公共用地取得事業特別会計予算についての上程がありました。3月16日に開催されました環境教育常任委員会において審査され、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決せられました。
    続きまして、一般質問につきましては、沼田幸一議員、太田洋議員、瀧口慎太郎議員の3人の方から、4項目についありました。
    沼田議員からは、教育行政について、文化財の発掘、保存にどう取り組むかとの質問がありました。
    教育長から、文化財につきましては、歴史や文化などを理解するため、欠くことのできないものと認識している。そのため、市内に残されております貴重な文化財の発掘、保存が重要であると捉え、市内の神社、仏閣や、古民家、民族、古文書など、文化財の調査を実施している。また、文化財保護審議会において、歴史上又は学術上の価値について御審議をいただき、重要な文化財については指定を行い、支援措置等を講じており、文化財の発掘や保存に努めている旨の答弁をいたしました。
    続きまして、太田洋議員から、スポーツ施設整備推進計画はとの質問がありました。
    教育長から、本計画は、スポーツ施設の計画的な施設整備を図るため、委員やスポーツ関係者で組織した市民検討委員会などにおいて、公共スポーツ施設の望ましいあり方や適正配置などを検討したものです。作成に当たっては、現状と課題を把握し、スポーツ施設の役割に応じた適切な配置や新たなスポーツ施設整備の検討など施設整備の6つの基本方針と、短期的に整備する施設や他の計画と整合を図る施設など5つの整備計画としてまとめました。現在、パブリックコメントを実施しておりますので、その結果を踏まえまして、計画を策定する旨の答弁をいたしました。
    続きまして、瀧口慎太郎議員から、スポーツ推進について、スポーツ推進施策の現状と今後の取組は、スポーツ環境整備の現状と今後の課題はとの質問がありました。
    教育長から、スポーツ推進計画に基づき、市民の誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しむことができるよう各種事業に取り込んでいる。今後もみんなで楽しめるスポーツ活動の推進、スポーツ活動を支える仕組づくり、スポーツ活動を広げる環境づくりを、3つの基本目標として、誰もがスポーツに楽しめることができる社会の実現に向けて、スポーツで心が触れ合うまち、あつぎを目指す旨の答弁をいたしました。
    社会教育部の所管につきましては、以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございました。
    本日の日程のうち、報告事項2及び3については、児童・生徒等の個人情報が含まれる報告となりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により、この件については会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 御異議ありませんので、報告事項2及び3につきましては、非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
    なお、傍聴される方についても、事務局の関係者以外の職員同様に、会議が非公開となりましたら退席いただくことになりますので、あらかじめ御承知おきください。
    では、審議事項に入ります。
    日程1、議案第8号、厚木市スポーツ施設整備推進計画についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    スポーツ政策課長。
  • 古村スポーツ政策課長 ただいま議題となりました議案第8号、厚木市スポーツ施設整備推進計画につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
    本計画につきましては、本市公共スポーツ施設の総合的かつ計画的な整備等を図るため定めるものでございますが、策定に当たりましては、昨年12月の定例会におきまして、委員の皆様方に御協議をいただきましたが、資料にもございますように、今回パブリックコメントが終了しましたので、その内容を踏まえまして、本計画を定めるものでございます。
    恐れ入りますが、資料のパブリックコメントの実施結果についてを御覧ください。
    1つ目の意見募集期間でございますが、平成27年2月16日から3月17日までの1箇月間でございます。
    2つ目の意見の件数等でございますが、25人の方から、28件の意見をいただいてございます。
    3つ目の意見の反映状況につきましては、2の意見の趣旨が既に条例・計画等に盛り込まれているもの3件、3の今後の取組において参考にするもの16件、5のその他9件の合計28件でございました。
    4つ目の意見と市の考え方でございますが、28件の意見のうち、1番から17番までの17件の意見につきましては、全て厚木市営テニスコートの利用者からの意見でございました。なお、その17件の意見のうち、1番から12番までは、テニスコートの存続を前提に移設を行う現計画案に対し御理解をいただいている反面、現在3面ございますコートの増設、照明施設の設置、工事を行う際には、まず、新しくコートを整備してから現在のコートを撤去してほしいなどの要望がございます。
    市の考え方といたしましては、1ページに記載のとおり、相模川厚木市水辺拠点創出基本計画との整合を図りながら存続を前提とした移設を検討することと、御意見につきましては、今後の検討における参考とさせていただくこととしておりまして、反映区分といたしましては、1番から12番までは3の今後の取組において参考にするものといたしました。
    次に、5ページの13番の意見につきましては、これも厚木市営テニスコート関連でございますが、今後、具体に整備をしていく上で、どの場所にどのような方法でどんなものを整備するのか、利用者を交えた検討組織を立ち上げていただきたいという意見でございます。
    市の考え方といたしましては、計画書(案)の23ページに記載がございます推進体制の考え方を示した上で、意見につきましては、今後の検討における参考とさせていただくということで、こちらも3の区分にさせていただきました。
    次に、6ページの14番から16番の3件の意見につきましては、テニスコートの存続を要望されている内容でございますので、記載のとおり2の意見趣旨が既に条例・計画等に盛り込まれているものといたしました。
    次に、7ページの17番の意見につきましては、感想ということで、5に区分をいたしました。
    次に、7ページ18番から8ページ21番の意見につきましては、市の財政的な側面からの意見でございます。その中で、7ページの18番の意見につきましては、アンケートの件についても触れられています。
    市の考え方といたしましては、7ページに記載させていただきましたとおり、市民の皆様の意見や現状の課題などを検証して策定したこと、今後の公共施設の最適化の考え方に基づいていることなどをお示しし、アンケートについては、今回の調査対象者数でも把握できる旨の考え方を示し、区分は5のその他といたしました。
    19番、20番に対する市の考え方につきましては、先ほどの18番と同様でございますが、税金を有効に使ってほしいという趣旨の意見でございますので、市民の皆様の御意見を伺いながら、慎重に検討していく旨の考えを示したものでございます。区分は3とさせていただきました。
    21番に対する市の考え方につきましては、ドーム球場に限定しての御意見でございますが、現計画案では、ドーム球場につきましては言及しておりませんので、整備の必要性については慎重に検討していく旨を示した上で、区分は5とさせていただきました。
    次に、8ページの22番、23番の意見につきましては、トレーニングマシーンなどの器具の要望や猿ケ島スポーツセンターにお風呂との要望でございます。
    区分は5のその他とさせていただきました。
    次に、8ページの24番から27番までの4件の意見につきましては、荻野運動公園にございますトレーニング室への要望でございます。これは、個別の事業に対する意見でございますので、区分が5のその他とさせていただきました。
    最後に、9ページの28番の意見につきましては、施設に対する意見でございますので、3に区分をさせていただきました。
    以上が、パブリックコメントの実施結果の説明でございます。
    続きまして、厚木市スポーツ施設整備推進計画の内容でございますが、先ほど申し上げましたように、昨年12月の定例会におきまして、委員の皆様方に御協議をいただいてございますので、概要の説明とさせていただきます。
    A3版の計画概要を御覧ください。今回の計画を策定するに当たりましては、一番左側の囲みでございますが、本市のスポーツ施設の現状を確認した上で、その右側の囲みでございますが、4つの課題を抽出いたしまして、そのまた右側の囲みでございますが、今後の施設整備についての6つの基本方針を定めたものでございます。
    そして、この6つの基本方針を基本に、具体的に整備を進める上で、一番右側の囲みになりますが、5つの方向性と整備計画に沿って施設整備を進めてまいるものでございます。この一番右側の考え方が、今後の具体的な整備の進め方になるものでございます。
    以上でございます。ただいま御説明させていただいた内容で、現計画案のとおり策定していきたいと考えておりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対して、何か質疑はありますでしょうか。
    山田委員。
  • 山田委員 平成23年にスポーツ基本法が制定されましたが、その中に、スポーツを通して幸福で豊かな生活を営むことは全ての人の権利であるといったことが書いてあります。これが、一番大きいところではないかと思います。
    三菱総研が実施したオリンピックに関する意識調査の中で、東京への招致決定後、スポーツ・運動を新たに始めたい、さらに増やしたいという人が17%いるという記事を見ました。このようにスポーツに対する関心が非常に高くなっている中で、厚木市がスポーツ施設整備推進計画を作ったということは、大変良かったと考えています。
    また、国のスポーツ立国戦略の中に、する人、観る人、支える人(育てる人)の重視という基本的な考え方がありますが、この辺りは、施設をうまく使いながら進めていけば良いのではないかと思います。
    したがって、パブリックコメント等の中ではいろいろな御意見もございますが、やはり施設の整備を進めていくということは非常に大事なことではないかと思いました。
  • 馬嶋委員長 ほかに何か質疑ありますでしょうか。
    それでは、ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は原案どおり可決してよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第8号を可決いたします。
    次に、日程2、議案第9号、厚木市教育委員会公印規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 ただいま議題となりました議案第9号、厚木市教育委員会公印規則の一部を改正する規則についてから、議案第14号、厚木市教育委員会教育長職務代理者に関する規則を廃止する規則についてまでの6件につきましては、いずれも地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、各規則の一部を改正又は廃止するものでございますことから、一括して御説明申し上げてよろしいか、お伺いをいたします。
  • 馬嶋委員長 ただいま教育総務課長から説明がありましたが、議案第9号から14号については、一括して審議するということでよろしいでしょうか。
    「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 それでは、議案の説明をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 ありがとうございます。
    それでは、議案第9号から議案第14号までの規則改正の原因となりました地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正につきましては、2月定例会におきまして、関係条例の改正案を市議会に提出するに当たり御提案させていただきましたが、今回は関係する規則について、一部を改正又は廃止する必要が生じたため、提案するものでございます。
    基本的には、教育委員会委員長と教育長を一本化した新しい教育長に改めることが中心でございます。なお、用語につきましては、改正後のものを改正法、改正前のものを現行法と略させていただきます。
    それでは、まず、議案第9号、厚木市教育委員会公印規則の一部を改正する規則につきまして、御説明申し上げます。
    本規則は、教育委員会や学校その他の教育機関において使用する公印について、定めているものでございます。1枚おめくりいただき、A3横長の参考資料の新旧対照表で御説明いたします。右側が改正前の旧の規則、左側が改正後の新の規則となります。以後、他の改正規則も同様でございます。
    本件につきましては、教育委員会委員長が廃止されることに伴い、改正するもので、現在番号2で定めております厚木市教育委員会委員長印及び番号3で定めております厚木市教育委員会委員長職務代理者印につきまして廃止するもので、番号につきましては、1の2としていた厚木市教育委員会印を番号2とし、番号4以下にありましたものを1つずつ繰り上げるものでございます。
    議案第9号につきましては、以上でございます。
    次に、議案第10号、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則の一部を改正する規則につきまして、御説明申し上げます。1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表で御説明いたします。
    第1条及び第2条第3号につきましては、引用する改正法の条項が移動したこと、いわゆる条ずれが生じたことから、必要な改正を行うものでございます。
    次に、新の規則第2条第19号及び第20号でございますが、改正法により、法律又は条例に特別の定めがある場合を除き、教育長に対し、職務に専念する義務が課せられたときから、その義務を免除する場合及び営利企業等に従事する場合は、教育委員会の会議に付さなければならない事項として加えるものでございます。
    次に、新の規則の第6条につきましては、改正法により、教育長は委任された事務の管理及び執行の状況を教育委員会に報告しなればならないことが明文化されましたことから、旧の規則の第3条第2項にあった事務の臨時代理の報告と合わせる形で、新たに規定したものでございます。
    次に、議案第11号、厚木市教育委員会公告式規則の一部を改正する規則につきまして、御説明申し上げます。1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表で御説明いたします。
    こちらにつきましては、改正法による条ずれ及び委員長を教育長に変更するものでございます。
    次に、議案第12号、厚木市教育委員会会議規則の一部を改正する規則につきまして、御説明申し上げます。1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
    こちらにつきましては、改正法による条ずれ及び委員長を教育長に変更するもののほか、委員長が廃止されますので、委員長選挙及び委員長職務代理者の指定について削除するものでございます。
    次に、議案第13号、厚木市教育委員会傍聴人規則の一部を改正する規則につきまして、御説明申し上げます。1枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。
    こちらにつきましては、改正法による条ずれ及び委員長を教育長に変更するものでございます。
    次に、議案第14号、厚木市教育委員会教育長職務代理者に関する規則を廃止する規則につきまして、御説明申し上げます。
    本件につきましては、現行法第20条に、教育長に事故があるとき又は教育長が欠けたときは、あらかじめ教育委員会の指定する事務局の職員がその職務を行うと規定されておりますが、改正法ではこの規定が削除されることから、本規則を廃止するものでございます。
    なお、改正法では、新教育長に事故があるとき等については、あらかじめ教育長の指名する教育委員がその職務を行うと規定されております。
    それぞれの議案の説明は、以上でございます。
    最後に、それぞれの規則の附則にございますように、いずれも施行日は平成27年4月1日でございますが、現教育長が在職する間においては、改正前の規則の規定がなおその効力を有するものでございます。
    関係6議案につきまして、説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第9号から議案第14号を可決いたします。
    次に、日程8、議案第15号、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 議案第15号、厚木市教育委員会事務決裁規程の一部を改正する規程につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
    本件につきましては、学齢簿の編成保管に関する決裁区分の見直しに伴い、本規程の一部を改正するため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第2号に基づき提案するものでございます。
    それでは、内容を御説明申し上げますので、1枚おめくりいただき、A3の新旧対照表を御覧ください。この別表2ですが、事務決裁規程第8条におきまして、教育長の決裁事項並びに部長等の専決事項は別表のとおりとするという規程がございまして、その一つがこの別表2でございます。
    このうち、学校教育課の所管であります就学のうち学齢簿の編成保管については、通常課長決裁でございますが、学齢簿のうち異例なものの編成保管につきましては、部長決裁とするものでございます。
    説明は以上でございます。よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対して、何か質疑がありますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第15号を可決いたします。
    次に日程9、議案第16号、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 議案第16号、厚木市教育委員会事務局及び教育機関の組織等に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
    本件につきましては、学校運営協議会の導入及び久保奨学金基金の設置に伴い、本規則の一部を改正するため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第2号に基づき提案するものでございます。
    内容を御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、右側の新旧対照表を御覧ください。
    教育総務課の所管いたします分掌事務として、新たに、学校運営協議会に関すること及び久保奨学金基金に関することを加えるものでございます。
    説明は以上でございます。よろしく御審議をいただきますよう、お願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第16号を可決いたします。
    次に、日程10、議案第17号、厚木市青少年相談員規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    青少年教育相談センター所長。
  • 山田青少年教育相談センター所長 それでは、議案第17号、厚木市青少年教育相談員規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
    本件につきましては、厚木市青少年相談員の定数管理のため、本規則の一部を改正するものでございます。
    恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、参考資料、新旧対照表を御覧ください。
    現在、規則第3条は、青少年相談員の定数は110人とするとなっておりますが、110人という人数が上限であることを明確にするため、110人以内とするに改めるものでございます。
    今年度の青少年相談員につきましては、校長からの推薦28人、各公民館長からの推薦74人、合計102人の方に委嘱している現状でございます。
    なお、附則としまして、この規則は、平成27年4月1日から施行するとなっております。
    以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対して、何か質疑がありますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は原案のとおり可決してよろしいでしようか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第17号を可決いたします。
    次に、日程11、議案第18号、厚木市青少年心理相談員規則を廃止する規則についてを議題といたします。
    議案の説明をお願いいたします。
    青少年教育相談センター所長。
  • 山田青少年教育相談センター所長 議案第18号、厚木市青少年心理相談員規則の廃止につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
    本件につきましては、厚木市青少年心理相談員を非常勤特別職から非常勤一般職に身分を変更するのに伴い、厚木市青少年心理相談員規則を廃止するものでございます。
    恐れ入りますが、裏面の附則を御覧ください。
    現在、9人の厚木青少年心理相談員を厚木市非常勤特別職として委嘱しておりますが、その職の勤務実態等を勘案しまして、非常勤一般職に変更するに当たり、厚木市青少年心理相談員規則を廃止するものでございます。
    なお、附則として、この規則は平成27年4月1日から施行するとなっております。
    以上、御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対しまして、何か意見がありますでしょうか。
    それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
    本件は、原案どおり可決してよろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第18号を可決いたします。
    ここで、暫時休憩としたいと思います。

暫時休憩 14時58分再開時刻 15時01分

  • 馬嶋委員長 では、再開いたします。
    報告事項に入ります。
    報告事項1、事務の臨時代理の報告について、報告をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 報告事項1、事務の臨時代理の報告につきまして、御報告申し上げます。
    恐れ入りますが、資料1、事務の臨時代理の報告についてを1枚おめくりいただき、裏面の臨時代理書を御覧ください。
    本件につきましては、厚木市常勤特別職職員の給与及び旅費に関する条例等の一部を改正する条例案について、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により意見を求められましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条第1項の規定により、その事務を臨時に代理したものを、同条第2項により報告するものでございます。
    内容でございますが、2枚おめくりいただき、参考資料の新旧対照表を御覧ください。改正部分は赤色で示してございます。
    市長、副市長、病院事業管理者及び教育長の給与につきましては、平成24年4月1日から市長の2期目の任期満了日までの間、減額してございましたが、この措置を平成27年4月1日から市長3期目の任期満了であります平成31年2月22日まで継続するため、関係条例の一部改正を行おうとするものでございます。
    教育長につきましては、この4年間のうち、地教行法の現行法が適用になる期間である本年9月30日までと、改正法が適用となる10月1日からの期間と適用条例が分かれますが、市長と同期間、教育長の給料月額を引き続き7%減額するものでございます。
    報告につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項1を終わります。
    次に、報告事項4、事務の臨時代理の報告について、報告をお願いいたします。
    学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 報告事項4、事務の臨時代理の報告につきまして、資料4により御報告いたします。
    恐れ入りますが、資料4を1枚おめくりいただきまして、臨時代理書を御覧ください。
    臨時代理の理由でございますが、厚木市いじめ防止対策委員会及び厚木市いじめ問題調査委員会条例第2条の規定により、厚木市いじめ防止対策委員会に諮問する必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がなかったため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条第1項の規定により、その事務を臨時に代理したものでございます。
    恐れ入りますが、次のページ、諮問書の写しを御覧ください。
    諮問事項でございますが、いじめの防止等(いじめの防止、いじめの早期発見及びいじめへの対処)のための実効的な対策に係る取組について、3月17日に厚木市いじめ防止対策委員会に諮問したものでございます。
    諮問の理由でございますが、厚木市いじめ防止基本方針に基づき、いじめ防止等に向けた取組について、専門的な知見による調査審議を行い、より有効な取組のあり方等の意見を求め、その結果を反映させることにより、教育委員会及び学校等が実施する様々ないじめ防止等のための取組の一層の充実を図るためでございます。
    今後につきましては、年間3回程度、各学期の終わりを目安に、厚木市いじめ防止対策委員会を実施し、厚木市のいじめ問題に対して、様々な視点からの御意見をいただき、実効的な対策を検討してまいります。
    以上、報告でございます。よろしくお願いいたします。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項4を終わります。
    次に、報告事項5、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の実施状況について、報告をお願いいたします。
    教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 報告事項5、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の実施状況等につきまして、御報告申し上げます。資料5を御覧いただきたいと思います。
    本件につきましては、昨年9月の定例会で指定をしていただきました、学校運営協議会を設置いたしましたモデル校の、この半年間の取組状況等につきまして御報告するものでございます。
    指定いたしましたのは、御覧の相川中学校区の3校でございます。2の目的にございますように、保護者、地域住民が一体となって学校の応援団になっていただくよう、昨年10月1日からコミュニティ・スクールとして活動が始まったわけでございますが、今年度行ってきたことを4の実施状況を基に御説明いたします。
    まず、4月から、モデル校の校長、教頭等と指定に向けた協議に入りまして、7月には、コミュニティ・スクールの先進都市であります三鷹市の状況を視察いたしました。
    次に、8月には、教育委員会定例会におきまして、学校運営協議会規則を制定し、また、各学校の保護者や地域の方々などに対してコミュニティ・スクールを御理解いただくため、文科省の職員に来ていただき、説明会を開催いたしました。
    10月には、教育委員会9月定例会において可決いただきました、学校運営協議会を設置する学校として指定をするとともに、協議会委員の委嘱及び学校運営協議会実践経験者による講演会も開催をいたしました。
    続きまして、裏面を御覧ください。指定後の各学校における学校運営協議会の開催状況でございます。
    各学校ともに、学校教育活動の取組や平成27年度の教育方針などを案件に、計3回会議を開催したところでございます。スタートして日も浅く、まだまだメリットは何か、課題は何かなど、これから検証していく段階ではございますが、3校ともそれぞれ各部会を作り、活発な御意見もいただいているところと聞いております。
    最後に、5の今後の取組でございますが、学校運営協議会が地域に開かれた信頼される学校づくりを進め、学校の応援団として円滑に活動できるよう、教育委員会としてどうサポートしていくか検討するとともに、教職員の過度の負担とならないよう、学校運営協議会が継続的に活動できるような取組について、引き続き調査研究をしてまいりたいと考えております。
    報告につきましては以上でございます。よろしくお願いします。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項5を終わります。
    次に報告事項6、平成27年度厚木市立小・中学校学校医等について、報告をお願いいたします。
    保健給食課長。
  • 小林保健給食課長 報告事項6、平成27年度厚木市立小・中学校学校医等につきまして、御報告いたします。
    恐れ入りますが、資料6を御覧ください。
    厚木市立小・中学校に配置されております学校医、学校歯科医及び学校薬剤師につきましては、学校保健安全法第23条の規定に基づき、委嘱し、児童・生徒の健康診断、疾病の予防、学校環境衛生の確保等に従事していただいております。
    平成27年度につきましては、延べ人数で、小・中学校合わせまして、学校医が、内科医、眼科医、耳鼻科医の合計で119人、学校歯科医が47人、学校薬剤師が36人、合計で202人となっております。
    配置に際しましては、厚木医師会、厚木歯科医師会、学校薬剤師会の推薦をいただきまして、決定しているものでございます。また、学校への配置につきましては資料6の名簿のとおりでございますが、平成27年度の異動状況といたしましては、学校医、学校歯科医、学校薬剤師の中で辞職される方が11人、再任を含む新任の方が10人、配置換えが5人となっております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項6を終わります。
    次に報告事項7、給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
    保健給食課長。
  • 小林保健給食課長 報告事項7、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告いたします。
    恐れ入りますが、資料7を御覧ください。
    始めに、2月9日から3月12日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、2月24日及び26日に調理後の給食の測定も行っており、それらを含む御覧のページ及び裏面のページ、全て不検出となっております。
    1枚おめくりいただきまして、右側のページを御覧ください。学校給食用食材の測定につきましては、給食食材として多く使用される品目を中心に、保護者の皆様からの要望が多いキノコ類や根菜類、東北地方の産地の食材などを対象とし、火曜日、木曜日に実施しております。
    また、測定する品目数については、できる限り早く測定結果を出すため、翌日の給食で使用する食材の中から3品目を目安に測定しております。2月分につきまして、3人の保護者の方から19品目の要望があり、21品目を測定いたしましたが、2月分の要望に対しましては、17品目を測定いたしました。3月分につきましては、2人の保護者の方から21品目の要望があり、予定を含め15品目を測定いたします。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項7を終わります。
    次に、報告事項8、土曜授業研究事業の実施状況について、報告をお願いいたします。
    学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 報告事項8、土曜授業研究事業の取組状況等について、御報告申し上げます。
    恐れ入りますが、資料8を御覧ください。
    1、土曜授業の目的といたしましては、文部科学省が推進する学校における質の高い土曜授業を推進するため、土曜ならではのメリットをいかした効果的なカリキュラムの開発、講師や外部の人材等の活用を支援し、実践的な土曜授業の研究を行うというものでございます。
    2、これまでの経緯についてでございますが、平成26年4月から、相川小学校と相川中学校を研究モデル校に指定し、土曜日を活用して教育課程内の学習活動を行う土曜授業の研究を進めてまいりました。また、8月からは、文部科学省の土曜授業推進事業の委託も受けております。
    3、平成26年度の実施状況についてでございますが、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面を御覧ください。平成26年度土曜授業実施状況を表にまとめてございます。
    相川小学校では、9回の土曜授業を実施いたしました。
    まず、4月19日は土曜日の授業参観など、5月17日はプロの演奏による和太鼓の鑑賞や親子での奉仕作業、6月21日は地域保護者を招いての夏祭り、9月6日は外部指導者を招いてのスポーツ指導と奉仕作業、11月15日は音楽発表会とゲストティーチャーによる授業、12月20日は栽培したもち米の収穫祭及び地域の方への感謝祭、1月17日は保護者、地域の方とのスポーツ集会、2月28日は6年生を送る会、3月21日は卒業生を祝う会を実施いたしました。
    相川中学校では、5回の土曜授業を実施いたしました。
    6月11日、9月13日、11月22日、12月24日、2月21日に、教科指導を実施いたしました。また、6月11日と2月21日には、地域の方との共同清掃活動、1月24日にはゲストティーチャーを招いての郷土料理づくりを行いました。教育委員会では、4回のカリキュラム検討委員会に参加し、カリキュラムを検討するとともに、調査研究の円滑な実施に必要な意見交換を行いました。
    恐れ入りますが、表面にお戻りいただき、3、平成26年度の実施状況についてを御覧ください。
    成果といたしまして、小学校では、毎回7割以上の保護者が参加をしており、地域の協力者も増えるなど、土曜日の教育支援体制が整ってまいりました。
    中学校では、平日の授業を土曜日に行うことで平日に時間が生み出され、また、地域の方々と合同での奉仕作業や、家庭科の授業にゲストティーチャーを招いて郷土料理を作るなど、地域との交流を図ることもできました。
    4、課題については、4点ございます。
    1点目として、年間計画のあり方について、地域の行事や中学校における部活動の大会、進路関係の説明会などの日程調整の難しさがございました。
    2点目として、授業の実施内容について、児童・生徒へのアンケート結果から、小学校で土曜授業が楽しかったと答えた児童が79%おりましたが、中学校では、土曜日に授業や部活動で学校に行くことは良いと思うと答えた生徒は45%にとどまっております。また、児童・生徒ともに、翌週の月曜日には疲労感があると答えた児童・生徒が多くおりました。
    3点目として、職員の勤務形態等について、割り振りや振替については、平日や長期休業中において対応しておりますが、更なる工夫が必要と考えております。
    4点目として、保護者、地域等との連携の推進について、特に小学校では、保護者や地域の方々の積極的な参加が見られますが、地域の行事等と土曜授業の内容とが似ているものがあり、参加に対する負担感を軽減させる工夫が必要であると思われます。
    5、今後の取組についてでございますが、平成27年度も相川小学校と相川中学校をモデル校として指定し、実践的な土曜授業の研究を継続してまいります。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    山田委員。
  • 山田委員 土曜授業研究事業については、いろいろ難しい部分もあると思いますが、この中にある質の高い授業というものはどのように捉えているのか、御意見があれば聞かせてください。
  • 馬嶋委員長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 この質の高いという表現でございますが、例えば、土曜日の授業が平日に比べて質が高いということではございません。ここで申しておりますのは、土曜日の授業をいかに質の高いものにしていくのかということを申しておる訳でございます。したがって、例えば、土曜日ならではの地域の協力であるとか、あるいは、土曜日であるから体験できる子どもたちの活動であるとか、そういうことをいかにして実現していくかというカリキュラムを開発していくという狙いを持って、質の高い土曜日の授業という表現をしております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 よろしいですか。ほかに何かございますか。
    難波委員。
  • 難波委員長職務代理者 実施状況の表を見ますと、中学校では教科指導が多く組まれていますが、それに対し小学校では、イベントとか地域との関わりの催し物が多く記載されているように思います。平成27年度については、小学校でも、教科指導というものは考えられているのでしょうか。
  • 馬嶋委員長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 土曜日に授業を実施いたしますと、授業を行うことのできる日数が増えてまいります。
    小学校においては、平日に行っていた特別活動等の活動をこの土曜日に移すことができるということで、このような形の実施になっております。その結果、平日、今まで特別活動を行っていた時間に、教科の授業ができるということで、平日の教科の授業も充実するという結果になってまいります。
    したがって、例えば、平日の教科の授業を土曜日に移していき、時間を6時間から5時間にするというような考え方もございますが、相川小学校においては、今までどおり平日の授業をそのまま行い、教科の授業を充実させていき、そして、特別活動の部分は土曜日の枠にやるということで時間を生み出していくという考え方で計画を組みました。
    平成27年度も同様の考え方で進めてまいりますので、例えば、この土曜日に教科の授業をやらなくても、平日に特別活動をやってまいりました枠の中で教科の授業を充実させることにより、結果的に、年間において授業を行うことができるコマ数は増えてまいりますので、そういう形で教科指導の充実に努めてまいります。
    逆に、中学校におきましては、特に冬の時期の平日に6時間だったものを5時間にして、その分を土曜日に回すことによって、放課後の時間に部活動を充実させるとか、あるいは委員会活動を充実させることができるということで、今回のグリーンフラッグの取組についても、ここで生み出された時間を有効に活用できたという話も聞いておりますので、そのような成果があったと認識しております。
    以上でございます。
  • 難波委員長職務代理者 説明ありがとうございました。
    趣旨はよく分かりましたが、私が、この土曜授業の内容の充実という点で思ったことは、特に小学校というと、限られた時間の中で教科の内容も増えてきていますので、平日の授業の中で追いつけなかった子どもたちの補習的な授業というものが、土曜日にも存在してもいいのではないかということです。授業で分からなかった部分を土曜日にもう一度おさらいしよう、もう一度教えてもらおうというようなことが可能であれば、子どもたちにとって、土曜日の授業がより有効になるのではないかと思いましたので、質問させていただきました。
  • 馬嶋委員長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 土曜授業を行う意義として、今、難波委員におっしゃっていただきましたような形で、教科指導を行うということももちろん可能でございますので、平成27年度に計画していく中で、そのような試みも、このカリキュラム検討委員会の中で検討してまいりたいと思っております。
    なお、今年度、平成26年度の取組の中では、先ほど申し上げましたが、平日の中においても授業時間数が増えてまいりますので、その部分において、補充的な授業も行ったということは聞いております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ほかに何か御意見ありますでしょうか。
    難波委員長職務代理者。
  • 難波委員長職務代理者 今回の実施は、相川小学校、相川中学校ということで、地理的に学区が重複しているということもありますので、質問させていただきます。
    現在、それぞれ土曜日授業が実施されていますが、課題として、やはり地域の活動と学校のものとが重複しているようなことが問題として書かれていましたので、同じ地域であるならば、連携して何か催し物をやっていくというようなことがあれば、地域の方もより力が入るし、また、より充実したものになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
  • 馬嶋委員長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 先ほど保護者の方の負担感ということを申し上げましたが、今おっしゃっていただいたとおり、小学生と中学生のお子様がいらっしゃる御家庭があって、それぞれ実施することにより、2倍家庭に負担がかかってしまうということが課題としてございました。
    行く行くは、せっかく同じ地域の中でやってございますので、地域との連携ということも踏まえまして、平成27年度のカリキュラム検討委員会の中で、検討してまいりたいと考えております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ほかに何か御意見ありますでしょうか。
    私から1つよろしいですか。
    児童・生徒ともに翌週の月曜日には疲労感があると答えた生徒さんたちが多かったというところが非常に気になりました。これはどういったことなのかということと、来年はどうなるのかということを少し教えていただければと思います。
    学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 子どもたちのアンケートを取った結果でございますが、中学校では1年生で顕著でございました。また、小学校では低学年においてそのような感想が出ております。
    これにつきましては、もう少し詳しく子どもたちを追跡して、昨日のカリキュラム検討委員会で分析を行いました。
    現状でも、土曜日・日曜日に、子どもたちは地域の中で活動したり、習い事をしたりしているということで、学校によって大きく活動が増えたというわけではないのですが、子どもたちの意見を聞きますと、どうやら土曜日は自由に朝もゆっくり起きたりといったことがあるようで、それができないということが、何か気持ちの上で負担感があるということにつながっているのではないかと今の段階としては感じているところでございます。
    ただ、本当に、土曜日に学校に来ることによって子どもたちに疲労感が残ってしまう、活動に支障が出てくるということがあるのであれば、例えば、月曜日の授業を工夫するとか、いろいろな対処方法を考える必要があると認識しておりますので、この子どもたちの疲労感について更に検証していく中で、どのようにしていったらいいのかということを検討してまいりたいと考えております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございます。
    ほかに何か御意見ありますでしょうか。
    ほかになければ、報告事項8を終わります。
    報告事項9、平成27年度教職員の研修方針について、報告をお願いいたします。
    学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 それでは、報告事項9、平成27年度教職員の研修方針について、御報告申し上げます。恐れ入りますが、資料9を御覧ください。
    本方針は、教職員の専門性と資質能力の向上を目指しまして、教職員の研修方針を定めるものでございます。
    研修方針の前文におきまして、教育基本法に示されております教職員の使命と職責について触れ、学習指導要領に示された「生きる力」を育むことを明記するとともに、新たに「特別の教科 道徳」(仮称)の新設や、子どもの貧困対策を始めとする教育の今日的課題について理解を深めていくことを明示いたしました。
    確かな学力、豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力など、子どもたちの生きる力を育成するために、学校教育の果たすべき役割を教職員一人一人がしっかりと認識し、教育者としての情熱と使命感を持って教育に当たることができるよう、6つの研修方針を定めました。
    1つ目の項目といたしましては、全ての教育活動の基盤となる一人一人の人権を尊重した教育を実現するために、修養と研鑽に努めることを明記しております。
    2つ目の項目といたしましては、学習指導を適切かつ効果的に行っていくために、学習指導要領の目標や内容についての理解を深めることを挙げました。
    3つ目の項目といたしましては、教職員の専門性を発揮して、よりよい授業づくりができるよう、指導力の向上に努めることを挙げました。
    4つ目の項目といたしましては、いじめや不登校などの教育課題に関する研修を通し、より深い児童・生徒理解に基づいた指導ができるよう、教職員の対応力の向上に努めることを挙げました。
    5つ目の項目といたしましては、教職経験に応じた研修や専門性を高める研修の実施により、指導力の向上を図ることを挙げております。
    6つ目の項目といたしましては、専門的な調査研究による教育活動の改善・充実を挙げております。
    具体的な研修事業計画につきましては、次のページから一覧にまとめてございます。恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、A4横向きのページを御覧ください。
    学校教育課では、9の研修会と5つの研究部会のほか、2つの担当者会議を開催いたします。このうち、2ページにございます9教育課題研修会では、道徳教育についての研修会を行い、土曜の道徳の時間の教科化に向け理解を図りながら、授業づくりについての研修を通して実践的指導力の向上を図ってまいります。
    2ページから3ページの研究部会のうち、2ページにございます英語教育研究部会においては、小学校・中学校の教員が合同で行う研修のほか、小学校・中学校それぞれで行う研修も増やし、外国語指導助手とも連携した研修内容を予定しております。
    恐れ入りますが、1枚おめくりいただき3ページを御覧ください。
    そのほかといたしまして、小学校の児童指導担当教員の連絡会を定期的に開催し、児童指導の充実を図ってまいります。
    また、食育担当者会議におきましては、児童・生徒が食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けられるよう、学校における食育の推進を図ってまいりたいと考えております。
    教育研究所が所管する研修等につきましては、恐れ入りますが、4ページから5ページを御覧ください。
    各種研修講座のほか、寺子屋講座、教育研究発表会、教育後援会など、教職員等が自主的な希望により参加が可能な講座を開催いたします。
    青少年教育相談センター所管の事業につきましては、恐れ入りますが、6ページを御覧ください。
    不登校の未然防止、校内支援体制の充実といった観点から、不登校対策推進実戦連絡会議、教育相談コーディネーター連絡会議、学校不適応ケース研究会、不登校サポートセミナーの4事業を実施いたします。
    学校教育課、教育研究所及び青少年教育相談センターが連携を図りながら、今日的なテーマを見据え、教職員の資質と指導力の向上を目指して、研修等事業の充実に努めてまいります。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    山田委員。
  • 山田委員 非常にきめ細かく、いわゆるこれからの時代に合った研修が組み立てられていると思います。また、私も心配していた道徳の教育課題の研修会も入っており、非常に良かったと考えております。
    一つ質問ですが、教育研究所の関係かと思いますが、教科指導研修講座が希望制で夏に実施されるほか、授業力向上サポートというものが随時実施されるとのことですが、昨年度はこの研修は実施されたのでしょうか。
  • 馬嶋委員長 教育研究所長。
  • 高澤教育研究所長 昨年度も実施してございます。教科指導研修講座を受けた方が授業力向上サポートを希望なさる場合もあったかと思いますが、若手の方で授業力の向上を目指したいという方が個別に申し込まれた場合が多々ございました。
    以上でございます。
  • 山田委員 ありがとうございます。
    教員はやはり授業が命だと思いますので、いかにして授業を子どもたちに分かりやすく教えるかということは、大きい課題だと思いますし、実際に悩んでいる方もいられるのではないかと思いますので、その辺のところに力をいれることが非常に大事なのではないかと思いました。
    よろしくお願いしたいと思います。
  • 馬嶋委員長 教育研究所長。
  • 高澤教育研究所長 研修した成果をそれぞれの学校に持ち帰っていただいて、どういかしていくのか、また、研修所の研修は希望者が対象でございますので、その希望された方が学校に戻って、どうほかの人に伝えていくのかということは大事だと考えております。
    そうした1つの試みとして、先ほどの授業力向上サポートもございますが、このほかにも様々な手法があるかと思いますので、今後全力を尽くしてまいりたいと思っております。
  • 馬嶋委員長 ほかに何か御意見ありますでしょうか。
    ほかになければ、報告事項9を終わります。
    次に、報告事項10、不就学児童・生徒に対する取組状況について、報告をお願いいたします。
    学務担当課長。
  • 中村学務担当課長 報告事項10、不就学児童・生徒に対する取組状況につきまして、資料10により御報告申し上げます。
    最初に、取組の方針でございますが、昨年5月の幼い大切な命が失われた痛ましい事件を受け、再発防止に向け、居所不明と思われる子どもを認知した場合には、庁内関係部署を始め児童相談所等関係機関との情報共有・連携のもと、子どもの安全確認が図られるまで徹底した調査を行ってまいります。
    次に、取組の状況でございますが、(1)の庁内関係部署を始め児童相談所と関係機関との情報共有・連携といたしまして、昨年6月に開催されました厚木市要保護児童対策地域協議会において、厚木市教育委員会の対応マニュアルを提出し、朝、昼、夜など時間帯を変えた家庭訪問や、表札、郵便ポスト、電気やガスメーター等の確認、また、不在の場合の連絡メモの投函など、関係部署等との共通認識を図りました。
    次に、教育委員会として、(2)の各学校との連携強化を図るとともに、対策会議を設置いたしました。
    学校との連携強化でございますが、アといたしまして、不就学児童・生徒に対する取組マニュアルとして、児童・生徒の在籍事務の流れを始め、月3日以上の欠席が続く児童・生徒の家庭訪問等に関わるフローや、外国語に翻訳した海外渡航に伴う就学届の書式など、一連の取扱いをまとめた冊子を作成し、学校に配付し、一層の共通認識を図りました。
    次に、対策会議でございますが、イといたしまして、新たに教育委員会事務局内に居所不明児童・生徒に係る対策会議を設置し、毎月会議を開催し、(ア)の在籍の児童・生徒及び(イ)の新入学児童・生徒に関するそれぞれの情報把握と、その情報を共有し、その中で居所の確認等が必要と認知した場合は、子どもの安全を第一といたしました取組を協議、検討し、学校と連携し、家庭訪問調査など具体的な取組を行っております。
    この取組の一例でございますが、平成27年度の新入学児童保護者説明会の欠席者のうち、事前連絡等がなかった者25名について、学校と連携し家庭訪問等を行うとともに、入国管理局への照会を通し、本人の所在確認を行っております。この結果、現在所在が不明な児童・生徒はおりません。
    最後に、(3)児童・生徒が家出、非行等により事件、事故に巻き込まれ、所在が不明な状態とならないよう、各学校と情報共有を図るとともに、警察と関係機関と連携した対応を図ってまいります。
    今後とも、こうした取組を通し、児童・生徒一人一人の安全確認等をしっかり行ってまいりたいと考えております。
     上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対し、何かございますか。
    山田委員。
  • 山田委員 非常にきめの細かいことで、新入生の欠席者を追跡調査されて、所在が不明な児童・生徒がゼロだったというのは、非常に良かったと思っています。
    中学校については、こういうことはないですか。
  • 馬嶋委員長 学務担当課長。
  • 中村学務担当課長 中学校の新入生に関しましても、小学校と中学校との間で情報交換をしっかり行っていただいておりますが、中学校の場合は、かなりの方が私学等を希望される場合がありますので、中学校に行くのかどうかという情報が少し確認しづらいということはございます。
    そういった場合についても、教育委員会事務局に連絡をいただきまして、小学校の児童と同じような形で、学校と連携し、必要であれば家庭訪問等を行いながら、就学状況並びに居所、安全確認に努めております。
    以上でございます。
  • 平井教育長 中学校には、居所不明生徒はいるのかお答えください。
  • 中村学務担当課長 中学校の生徒につきましても、小学校の児童と同様に、居所不明な方はおりません。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ほかに何かございますか。
    私からよろしいですか。
    長期不登校のお子さんには、小学校の中学年ぐらいからずっと不登校になっていて、引き続き中学校になってから不登校という方がいるのではないかと思います。
    厚木市は不登校対策もかなり進んでおり、大変よくやっていただいていると思うのですが、中学校ではそのお子さんの顔を一度も見ていないといったことが、以前あったかと思うのですが、その辺りを含め、長期の不登校のことに関して、少し教えていただけますか。
    青少年教育相談センター所長。
  • 山田青少年教育相談センター所長 年度をまたいで不登校傾向になってしまうという児童・生徒もいるのですが、今年度、平成26年度につきましては、担任が一度も本人に会えていないというようなケースはございません。
    例えば、学年が小学校6年から中学校1年に上がるとか学年が変わるときに、引き続き不登校であるケースにつきましても、学校が丁寧に家庭訪問して、その結果本人に会えたといったことがございますので、学校には来ていなくても、本人確認ができなかったということはありません。
    ただ、なかなか会いづらい、改善が進まないといった難しいケースは残っておりますので、その辺りにつきましては、日々いろいろな対策を取りながら努力しているところでございます。
    引きこもり傾向の子どもにつきましても、家庭訪問相談員等が、本当に丁寧に接しながら改善を図っているところであり、努力しているところでございます。
    さらに、子どもや保護者が孤立してしまうことを防ぐということも大変大事なことだと思っておりまして、平成26年度につきましては、保護者のための教育相談セミナーというものを復活させました。
    年度当初は4回開催する計画でしたが、第1回目の不登校対策推進連絡会議の中で、「不登校の子どもたちの保護者のセミナーも大事だが、例えば、小学校に入ってくる段階のところで不安を抱えている保護者たちもいるのではないか。」という意見をいただきまして、回数を5回に増やすこととし、2月の終わりに開催いたしました。お越しいただいた保護者の方たちからは、自分の困りごとなどを話すことができてほっとしましたとか、何かあったらセンターにつなげばいいのだということで安心しましたというお声をいただきました。
    平成27年度につきましても、引き続いて年間5回開催したいと思っています。
    また、地域に対して、不登校の状況などをお話しするということも大事なのではないかと考えております。今年度につきましても、いくつかの青健連(青少年健全育成会連絡協議会)の方から声がかかりまして、その中で不登校の状況や子どもの心というお話をさせていただいておりますし、公民館でもお話をさせていただいておりますので、そういった地域への発信ということを今後続けてまいりたいと思っております。
    保護者セミナーにつきましても手応えがありましたので、さらに集まっていただけるよう、周知を工夫しながら取り組んでまいりたいと思っております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございます。
    私も、いろいろな保護者の方が困ったときに相談していただけるよう、もっと周知していただければと思いました。
    教育長。
  • 平井教育長 今、山田所長がお話ししたのは、教育委員会の中で、学校教育部そして青少年教育相談センターの機能を地域にどのように広めているかということでしたが、実際には、保護者が誰にも相談をしてくださらないケースをどうやって救っていくのかという問題が残ります。
    教育委員会では、齋藤理玖君の事件以降、市民の命と安全を守る連絡会議を月に1回開催するとともに、教育委員会事務局の中でも、毎月関係課長が集まって、居所不明の子どもはいないのか、あるいは長期欠席している子どもは大丈夫なのかといった確認をしています。
    ただし、まだまだ十分ではありません。やはり、地域の皆様や私たち教育行政を始め市役所の職員のみんなが「どうしたんだろう」という気付く感覚を持ちながら、子どもに声をかける、老人にも声をかける、皆さんで安心・安全のネットワークを構築していくことが必要だと思います。
    これは、容易にできるものではありませんが、普段から推進していく努力が必要だと思います。
    こうした一つの拠り所として、2月1日の厚木市制60周年記念式典の中で、あつぎ市民ふれあい都市宣言を宣言させていただきました。
    小林市長の、地域と住民、行政と住民といった結びつき・ネットワークというものが、これからは特に大事になってくるだろうという思いのもとで、宣言した都市宣言でございます。この宣言は、地域、家庭、学校、行政の関係者が、一緒になって多種多様な問題に取り組んでいくためにも、広めていかなければならないという気持ちを持っております。
    以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ほかに何か御意見ありますでしょうか。
    ほかになければ、報告事項10を終わります。
    次に、報告事項11、教育ネットワークコーディネーターの委嘱について、報告をお願いいたします。
    青少年教育相談センター所長。
  • 山田青少年教育相談センター所長 それでは、報告事項11、厚木市教育ネットワークコーディネーターの委嘱につきまして、資料11に基づきまして御報告いたします。
    恐れ入りますが、資料11の裏面の名簿を御覧ください。
    平成26年4月1日から厚木市教育ネットワークコーディネーターを委嘱しておりました引木和子様の任期が、平成27年3月31日に終了しますが、4月1日から再任として委嘱するものでございます。
    任期につきましては、平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間となります。
    なお、教育ネットワークコーディネーターの主な職務といたしましては、課題を抱える児童・生徒が置かれている環境への働きかけ、関係機関等とのネットワークの構築、保護者・教職員等に関わる支援・相談及び情報提供などでございます。これらの職務を遂行することにより、不登校、いじめ等の課題を抱える児童・生徒の置かれている環境への働きかけ、課題解決を図ってまいります。
    以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
    特になければ、報告事項11を終わります。
    それでは、ここで暫時休憩といたします。
    再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。
    なお、傍聴されている方についても、これ以降会議を非公開といたしますので、御退席いただくようお願いいたします。

暫時休憩 15時55分
再開時刻 15時57分

  • 報告事項2、事務の臨時代理の報告について
    (資料に基づき説明し、了承された。) 

暫時休憩 16時02分
再開時刻 16時03分

  • 報告事項3、事務の臨時代理の報告について
    (資料に基づき説明し、了承された。)
     
  • 馬嶋委員長 ほかに何かございますか。
    ほかになければ、報告事項3を終わります。
    以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
    なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
    これをもちまして、平成27年厚木市教育委員会3月定例会を閉会いたします。

閉会時刻16時07分

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ファックス番号:046-224-5280

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