平成27年厚木市教育委員会9月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成27年9月29日火曜日
午後3時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

委員長 馬嶋 順子
委員長職務代理者 難波 有三  
委員 山田 一夫
委員 水上 裕
教育長 平井 広
事務局
松本教育総務部長、宮崎学校教育部長、荒井社会教育部長、
曽我教育総務部次長、高橋学校教育部次長、小山社会教育部次長、
霜島教育総務課長、岩崎保健給食課長、佐後学校教育課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

  • 日程1 議案第34号 厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則の一部を改正する規則について
  • 日程2 議案第35号 厚木市教育委員会事務局の職員の人事異動について

3 報告事項

(1) 事務の臨時代理の報告について
(2) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
(3) 学校給食異物混入対応マニュアルの策定について
会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻15時00分

  • 馬嶋委員長 定刻になりました。
     現在の出席委員は5人で、定足数に達しております。
     ただいまから、平成27年厚木市教育委員会9月定例会を開会します。
     厚木市教育委員会会議規則第17条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、山田委員を指名させていただきます。
     始めに、教育長報告をお願いいたします。
     平井教育長。
  • 平井教育長 それでは、先月、8月25日に開催されました8月の定例会以後の主な行事につきまして御報告申し上げます。
     お手元の資料の1番目でございます。8月29日、藤塚みどり公園におきまして、平成27年度依知子ども相撲大会が開催されました。依知地区の小学生に男女一緒で参加していただきまして、88人の子どもによる相撲大会が行われました。
     日本教育相撲プロジェクトの頼住理事長が、現役のお相撲さん2人を連れてきてくださり、子どもたちに、相撲の動作の基本的なところを教えていただき、その後に、子どもの相撲大会を開催した次第でございます。
     続きまして、2番目でございます。同日でしたが、神奈川工科大学におきまして、「ギネス世界記録に挑戦!ブレイブボードに乗って100メートルリレー!」が行われました。小鮎中学校の生徒、保護者、教職員の皆さん総勢100人を超える人たちでリレーをしました。
     このリレーには、決められた時間の中で何周するかという設定がございまして、それをクリアしたらギネスブックに載るというもので、結果、ギネスブックに見事載りました。厚木市制60周年の記念事業の一つとして、小鮎中学校とPTAが、この大会に向けて、子どもたちと一緒に夏休み前からブレイブボードの練習をしてきたということでございます。
     続きまして5番目でございます。9月5日、土曜日、厚木市中学生卓球大会が開催されました。この大会は毎年行われているものですが、今年度は厚木市から9校の中学校、愛川町から3校の中学校、合計12校259人の生徒さんに参加をしていただきました。
     生徒や保護者には、部活動の顧問というものは当然仕事だろうと誤解されている部分もございますので、部活動は教職員のボランティア精神があって成り立っている面があるのだということをお話しさせていただきました。
     続きまして、7番目でございます。9月10日、木曜日、神奈川県交通安全子ども自転車大会出場報告がございました。
     これは委員の皆様にも御案内いたしましたが、市内の清水小学校の子どもたち11人が県大会に出場して、見事素晴らしい成績を上げました。2つのチームが出たのですが、Aチーム、Bチームの両チームともに素晴らしい成績を上げました。
     こういう大会を通して、交通ルールの遵守と運転技能の向上、この2つを高めることで、市内の子どもたちの自転車事故を減少させていきたいという思いを改めて強く持った次第でございます。
     ページをおめくりいただきまして、2ページ目、9番目でございます。9月12日、土曜日、第27回心と街のクリーン作戦が行われました。大学生、高校生、中学生、地域の青少年健全育成団体、総勢で354人の皆様に厚木公園に集まっていただきまして、ごみを拾うことは心を綺麗にすることだという思いの中で、街中のクリーン作戦を実施いたしました。
     続きまして、13番目でございます。9月25日、金曜日、臨時教育委員会連絡会議を開かせていただきました。
     今月末をもって退任をさせていただきます私から、教育委員会事務局の課長職等に対し、私の思い、そして願いを伝えさせていただく場として開催させていただきました。
     教育環境日本一を目指すという意味は、やはり私たち大人や教育委員会事務局が、日本一を目指す働きを通して、子どもたちにとってより良い教育環境づくりを行うということです。
     保護者が、日本一になれと子どものお尻を叩き、子どもだけが頑張っている姿ではなく、学校の先生、地域の人、私たち教育委員会、子どもを取り巻く大人全てが、自分のできることを一生懸命やるというプロセスを通してこそ、子どもたちが自分の個性を磨くことができる環境づくりができるのではないか、こういった思いをお話させていただいたところでございます。
     続きまして、14番目でございます。9月26日、土曜日、オホーツク網走マラソン訪問団出発式が行われました。
     このマラソンは第1回ということで、今回初めて開催されるものだということです。本市の訪問団として9人が参加しまして、大変素晴らしい成績を収めたということでした。
     続きまして、3ページ目、16番目でございます。9月28日、月曜日、平成27年度臨時厚木市小・中学校長会議を開かせていただきました。
     これは、先ほどお話しした、教育委員会事務局の課長職等に対してお話ししたことと同じ趣旨でございますが、教育長という立場から、現在の小・中学校の校長先生方に対して、いい教育を展開して、子どもたちの健やかな成長を促していってほしいというお話をさせていただきました。
     私が自慢できることの一つに、厚木市の小学校長会、中学校長会は、本当にチームワークが良く、皆がお互いのことを思いやりながら子どもたちの教育に励んでいるということです。
     この厚木市の小・中学校長会議と私たち教育委員会事務局が本当に両輪になって取り組んでいるという姿勢さえ崩さなければ、厚木の教育環境はもっと良くなっていくだろうと思っているところでございます。
     続きまして、17番目、最後でございますが、今年度第2回厚木市議会第6回会議でございます。21人の議員の皆様から、それぞれ質問をいただきました。詳細につきましては、各所管の部長から御報告させていただきます。
     以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございました。
     教育総務部長。
  • 松本教育総務部長 それでは、平成27年第2回厚木市議会第6回会議、9月定例会議につきまして、御報告を申し上げます。
     提出議案につきましては、教育総務部、学校教育部、社会教育部共通で、議案第53号、平成26年度厚木市一般会計歳入歳出決算について、教育総務部、社会教育部が所管します施設に関連しまして、議案第62号、公の施設に係る使用料を見直すための厚木市都市公園条例等の一部を改正する条例について及び教育総務部関連の議案第72号、平成27年度厚木市一般会計補正予算(第4号)の上程がありました。
     9月15日に開催されました環境教育常任委員会において、議案第62号、公の施設に係る使用料を見直すための厚木市都市公園条例等の一部を改正する条例について及び議案第72号、平成27年度厚木市一般会計補正予算(第4号)が審査され、両議案とも賛成全員で、原案のとおり可決すべきものとされました。
     また、9月28日に開催されました環境教育常任委員会で、議案第53号、平成26年度厚木市一般会計歳入歳出決算について審査され、賛成全員で、原案のとおり認定すべきものとされました。
     なお、採決につきましては、10月5日開催の本会議におきまして行われる予定でございます。
     続きまして、一般質問につきまして、まず教育総務部所管から御報告を申し上げます。沼田幸一議員、新井啓司議員、新川勉議員の3人の方から、3項目について質問がございました。
     まず、沼田議員から、教育行政について、給食費未納について、対策について問うとの質問がありました。教育長から、未納については、督促状や文書や電話による催告、児童手当からの充当納付の勧奨、戸別訪問などの対策を講じている。生活困窮等の事情がある方には、個別に納付相談に応じている。しかしながら、納付能力があるにもかかわらず、再三の催告にも連絡がなく、給食費を納めていただけない方に、費用負担の公平性を保つため、法的措置の一つである支払い督促の申立て手続を行っていく旨の答弁をいたしました。
     次に、新井議員から、教育行政について、子どもと向き合う時間の確保について、教員の多忙化解消に向けての具体的な取組とこの件に係るプロジェクトの進捗状況はとの質問がありました。教育長から、学校における最大の教育環境は先生そのものであり、教育環境日本一を目指すためには、先生方が子どもたち一人一人と向き合う時間と自己研さんに励む時間の確保が何よりも大切であり、就学時健康診断の改善や給食費の公会計化など、教職員の業務多忙化の解消に努めてきた。更なる負担軽減のため、委員会内に職員プロジェクトを設置し、具体策について検討している旨の答弁をいたしました。
     次に、新川議員から、教育行政について、給食施設の整備状況について、北部及び南部の学校給食センターの建て替えと小学校の単独調理場の方向性はとの質問がありました。教育長からは、学校給食施設の整備を進める中、様々な課題があることから、学校給食在り方検討会を設置して検討していただいた。この報告を踏まえ、平成25、26年度に調査委託を行い、現在、北部・南部学校給食センターの建替え手法などを庁内で検討している。今後、学校給食施設整備計画の方針を策定していく旨の答弁をいたしました。
     教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
  • 馬嶋委員長 学校教育部長。
  • 宮崎学校教育部長 続きまして、学校教育部所管でございますが、始めに陳情が1件ございますので、教育長報告の4ページを御覧ください。陳情第7号、義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を国に提出することを求める陳情でございますが、採択すべきものとされました。
     次に、一般質問でございますが、恐れ入りますが、教育長報告の3ページにお戻りください。沼田幸一議員、釘丸久子議員、奈良握議員、新川勉議員、寺岡まゆみ議員、田上祥子議員、遠藤浩一議員の7人の議員から、8項目の質問がございました。
     まず、沼田議員から、教育行政について、不登校について、児童・生徒の不登校の実態を問うとの質問がございました。教育長から、本市の不登校児童・生徒数は、平成19年度をピークとしてその後減少に転じ、平成25年度にはピーク時の6割以下となっている。不登校者数は小・中学校ともに、学年が上がるにつれ、また学期が進むにつれて増える傾向にあります。原因としては、友人関係や学業の不振などの学校に関わること、親子関係の問題や家庭内の不和など家庭に関わること、不安などの情緒的混乱など本人に関わることなどが挙げられている。教育委員会としては、家庭訪問相談員の派遣や教育ネットワークコーディネーターの活用、適応指導教室の充実等、不登校の改善に向けて様々な取組を行ってきた。今後もさらに、各学校と連携し、不登校の減少に努めてまいる旨の答弁を行いました。
     次に、釘丸議員から、教育行政について、少人数学級の推進について、小学校の少人数学級実施の成果と課題はとの質問がございました。教育長から、本市では、国の示した1・2年生より1学年上である3年生についても35人以下学級を実施している。成果としては、担任が児童に向き合う時間が増えたことにより、今までに増して一人一人の児童の状況の把握や個に応じた学習指導ができるようになり、また保護者からは教師の目がより行き届き、安心している旨の御意見をいただいている。このように、35人以下学級が高く評価されていることから、引き続き対象学年の引き上げについて、国・県など関係機関に要望してまいる旨の答弁を行いました。
     次に、同じく釘丸議員でございますが、中学校の少人数学級試行の成果と課題はとの質問がございました。教育長から、本市においては、今年度から、中学校の2校をモデル校として中学校1年生について35人以下学級の実施を行い、いわゆる中1ギャップの解消を目指し、きめ細かい指導を行い、学力向上と、暴力行為など問題行動や不登校の減少に取り組んでいる。成果としては、教員が生徒一人一人に接する時間が多くなり、今までより、一層個に応じた教科指導が行え、また問題行動等の早期発見、対応ができるとともに、教育相談など1人当たりの時間が増え、保護者との連携もできていると報告をいただいている。今後については、モデル校での状況を把握しながら、方向性を検討してまいる旨の答弁を行いました。
     次に、奈良議員から、人事(職員採用や育成など)の考え方について、課題や理想を共有、全体化することについて、教育委員会においてはどうかとの質問がございました。教育長からは、県費負担教職員の採用については、県が策定した教職員人材確保育成基本計画に基づき、任命権者である県が行っている。また、本市の厚木市教育大綱の基本方針を踏まえ、県と連携しながら、豊かな人間性や経験を持つなど多様で優秀な教職員を確保するとともに、意欲と指導力のある教職員の育成に取り組んでいる。今後も経験者研修や教育課題研修等を行い、実践的な指導力を育成するなど教職員の資質向上を図ってまいる旨の答弁を行いました。
     次に、新川議員から、教育行政について、学校における租税教室について、市内小・中学校での租税教室の取組はとの質問がございました。教育長から、小・中学校においては、小学校6年生と中学校3年生を対象に、税務署が主催する租税教室を実施し、租税の意義や役割等を学習している。本市の租税教室の実施率は、小・中学校ともに県内でも非常に高く、特に小学校では全校で実施している。また、小・中学校の授業においては、社会科の授業で国民の納税の義務について学習をしている。教育委員会としても、引き続き児童・生徒に対し、適切な租税教室がなされるよう努めてまいる旨の答弁を行いました。
     次に、寺岡議員から、教育行政について、学校と家庭の連携について、現状と課題はとの質問がございました。教育長から、各小・中学校では、児童・生徒の指導の充実を目指し、家庭と連携を図るために、計画的に家庭訪問や教育相談を実施し、保護者理解や家庭環境の把握に努めている。また、児童・生徒の指導上の課題が生じた際は、必要に応じて迅速に課題解決ができるよう、家庭との共通理解を図りながら個別に対応をしている。今後も児童・生徒一人一人の状況を把握し、家庭と学校の連携に努めてまいる旨の答弁を行いました。
     次に、田上議員から、子どもの体力向上について、全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について、学力と体力の関係をどのように考えているか。調査の分析結果は。また、今後に向けて、どのような取組が必要と考えているか。調査結果と合わせて必要な取組をホームページ等で周知してはどうかとの質問がございました。教育長から、国立教育政策研究所の調査研究では、体力と学力には相関関係があると報告されている。教育委員会としては、知・徳・体をバランスよく育てることが大切であると考え、確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成づくりに努めている。また、平成26年度における本市の調査結果では、体育の授業は楽しいと回答した児童・生徒の割合や中学校の持久走等においては、全国平均を上回る一方、小学校のシャトルラン等で課題が見られる種目もある。この結果を踏まえ、今後も運動の動機付けを高める取組を継続して行うことが必要であると認識している。さらに、学校ホームページ等を通して調査結果を保護者に伝えるなど、体力向上の取組を共有することで児童・生徒の健やかな成長を支えるよう努めてまいる旨の答弁を行いました。
     最後に、遠藤議員から、教育行政について、土曜授業について、課題、反省点及び今後の方向性はとの質問がございました。教育長から、土曜授業は平成26年度、平成27年度の2年間、相川小学校、相川中学校をモデル校として、保護者や地域の教育力を活用した特色ある活動を実践している。実践を通して家庭や地域との連携をさらに進めるとともに、外部人材等をいかしたカリキュラムの編成や効果的な指導方法の開発が必要であると認識している。今後については、モデル校での結果を踏まえ、各学校の実態に合わせた教育活動が展開できるよう支援してまいる旨の答弁を行いました。
     学校教育部の所管については以上でございます。
  • 馬嶋委員長 社会教育部長。
  • 荒井社会教育部長 次に、社会教育部所管でございますが、田口孝夫議員から、教育行政について、スポーツ施策について、あつぎスポーツアカデミーの取組状況は。また、総合型地域スポーツクラブの取組状況はとの質問がございました。教育長から、あつぎスポーツアカデミーについては、本市スポーツ推進計画の基本理念であります「スポーツで心がふれあう都市あつぎ」の実現に向け、ジュニアの育成、指導者の養成、スポーツ人口の拡大の3つを柱に取り組んでいる。また、総合型地域スポーツクラブは地域住民の主体的な運営によるクラブで、現在、市内では、非営利型一般社団法人の一団体が活動している状況でございます。今後については、さらに新しいクラブが設置されるよう指導、助言に努めるとした旨の答弁をいたしました。
     社会教育部の所管につきましては以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございました。
     本日の日程のうち、議案第35号及び報告事項1については、個人に関する情報が含まれる報告となりますので、厚木市教育委員会会議規則第15条第1項の規定により会議は非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議ありませんので、議案第35号及び報告事項1につきましては非公開とし、日程の最後において審議及び報告を行うことといたします。
     審議事項に入ります。
     日程1、議案第34号、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いいたします。
     教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 それでは、議案第34号、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及び内容を御説明いたします。
     本件につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項に規定する教育長の任免に伴い、本規則の一部を改正することについて、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第2号に基づき提案するものでございます。
     恐れ入りますが1枚おめくりいただき、右ページの新旧対照表を御覧ください。教育長の任免は、地方公共団体の長が議会の同意を得て行うこととなりましたことから、規則第2条第6項の「教育長並びに」を削除するものでございます。
     また、県費負担教職員の任免等の内申を教育長の専決事項とし、教育委員会の円滑な事務執行を図るため、同条第7号及び第8号を削除するとともに、第4条に第3号を追加するものでございます。
     説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
  • 馬嶋委員長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     それでは、特に質疑がないようですので採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 馬嶋委員長 異議なしと認め、議案第34号を可決いたします。
     報告事項に入ります。
     報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
     始めに、8月17日から9月15日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、御覧のページ及び裏面のページ、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側のページを御覧ください。
     学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れ、火曜日、木曜日に、1日3品目を限度として、翌日の給食で使用する食材を測定しております。
     9月分につきましては、2名の保護者の方からの16品目の要望に対して、教育委員会が選定した食材を併せ21品目を測定いたします。
     報告につきましては以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
     よろしいですか。
     特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、学校給食異物混入対応マニュアルの策定について、報告をお願いいたします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項3、学校給食費異物混入対応マニュアルについて、概要を御報告申し上げます。恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
     このマニュアルを作成いたしました目的でございますが、近年、児童・生徒が給食を喫食しているときに異物を発見する事故が発生しております。異物混入事故につきましては、児童・生徒が不快な気持ちを持つことだけではなく、異物の内容によってはけが等の危険も生じてまいります。また、学校給食用食材を調理する工程で異物が発見された場合、その食材の使用に関する基準も必要となってまいります。このため、学校給食の安全を確保することを目的に、学校給食における異物混入の防止対策と異物を発見した場合の取扱いについて、学校給食異物混入対応マニュアルを作成いたしました。
     このマニュアルは9つの構成となっております。最初は、はじめにから始まり、二つ目といたしまして、異物の定義、三つ目といたしまして、異物の分類、四つ目といたしまして、異物混入防止対策、五つ目といたしまして、異物混入発見時の基本対応、六つ目といたしまして、調理工程における異物対応早見表、七つ目といたしまして、単独調理場校において異物が発見された場合の対応、八つ目といたしまして、学校給食センターにおいて異物が発見された場合の対応、九つ目といたしまして、報告という構成といたしました。
     中でも今回のマニュアルの特徴といたしましては、異物を明確に分類して取り扱うこととし、分類としましては、危険異物、非危険異物、原料由来物を明確にし、発見時にそれぞれの工程において取扱いを定めております。
     今後におきましては、本マニュアルを周知徹底し、学校給食に携わる全ての方々に共通認識、共通理解を持っていただき、異物混入ゼロを目指すとともに、異物が発見された場合には、適切に対応し学校給食の安全を確保してまいります。
     報告につきましては以上でございます。
  • 馬嶋委員長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
     山田委員。
  • 山田委員 見させていただいて、非常に素晴らしいマニュアルができたと思いました。こういった対応はやはり大変大事なことだと思います。今までにも異物混入の事案というのはあったと思いますが、近年どういう混入が多かったのか、少しお聞きしたいと思います。
  • 馬嶋委員長 保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 異物の内容といたしましては、羽がある小さな虫が最も多く、このほか毛髪、ビニール片、肉などの骨等が挙げられます。
  • 馬嶋委員長 山田委員。
  • 山田委員 ありがとうございます。
     そうすると、そういった異物については、業者が搬入するもの、学校、調理場など、確認する段階がいろいろあると思うのですが、その辺りはいかがですか。
  • 馬嶋委員長 保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 確認についてでございますが、まず、調理段階で一旦確認をしております。
     また、教室で発見された事例は1学期で40件ございましたが、最初に校長先生に報告がなされて、校長先生が対応を判断し、教育委員会へ報告もいただいております。
  • 馬嶋委員長 教育総務部長。
  • 松本教育総務部長 異物の発見につきましては、段階によっていろいろございます。例えば、物資の納入の時点、それから調理の段階、配膳の段階、それぞれのところでやはりセーフティーネットといいますか、物資納入の検収をしっかり行っています。
     そういう中で、調理の中で発見することもございますが、学校で発見されるまでいってしまうということもございます。
     これは、配膳のときに小さな羽虫が飛んでいて、それが入ってしまうというケースが多いのですが、その虫がどういう状態か、まだ生きているのか、もうばらばらになっているのかなどによって、調理の段階で入ったのか、配膳のときに飛んできて入ってしまったのかの判断をして、その判断の中で給食を停止するなどの措置を取っております。
     やはり特に気を付けていることは、口の中に入ってしまうということで、一番危険を伴いますので、この点については重点的にしっかり確認し、異物の混入のないよう発見に努めております。
     以上です。
  • 山田委員 ありがとうございます。
  • 馬嶋委員長 ほかに何かございますか。
     私からよろしいですか。
     やむを得ない場合は、交換というケースも出てきますよね。そのときに、食物アレルギーがあるお子さんの場合、献立のチェックというのがあって、この食材なら食べられるというチェックをするのですが、緊急を要した場合にそれが分からなくなって事故が起きないように、その辺りも気を付けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 気を付けて、今後取り扱っていきたいと思います。
  • 馬嶋委員長 教育総務部長。
  • 松本教育総務部長 異物混入のときに献立を変えるということはあるのですが、ほぼ同じもので交換します。例えば、肉が使えなくなったらほかの業者の肉を使うとか、肉を使わないで料理をするというように、代替で違う献立にするということはあまりございません。
     また、デザートなど、どうしても変えなければならないという場合については、アレルギーについては当然一番注意を要することだと思っておりますので、そういう対応を取っております。
     以上です。
  • 馬嶋委員長 ありがとうございました。
     ほかに何かございますか。
     よろしいですか。
     ほかになければ、報告事項3を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。
     再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れさまでした。

暫時休憩15時39分
再開時刻15時43分

日程2 議案第35号 厚木市教育委員会事務局の職員の人事異動について
 (資料に基づき説明し、可決された。)

暫時休憩15時44分再開時刻15時45分

報告事項1 事務の臨時代理の報告について
 (資料に基づき説明し、了承された。)
 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
 なお、非公開案件の資料については事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
 これをもちまして平成27年厚木市教育委員会9月定例会を閉会いたします。

閉会時刻15時53分

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