平成27年厚木市教育委員会11月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成27年11月24日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 難波 有三
委員 水上 裕
事務局
松本教育総務部長、須藤学校教育部長、荒井社会教育部長、
曽我教育総務部次長、高橋学校教育部次長、小山社会教育部次長、
霜島教育総務課長、直井学校施設課長、落合学校給食センター所長、
佐後学校教育課長、川上青少年教育相談センター所長、
柳田社会教育課長、古村スポーツ政策課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

  • 日程1 議案第36号 厚木市立学校施設使用条例施行規則の一部を改正する規則について
  • 日程2 議案第37号 平成27年度教育予算補正について
  • 日程3 議案第38号 厚木市学校給食費に関する条例の一部を改正する条例(案)について

3 報告事項

(1) 事務の臨時代理の報告について
(2) 給食用食材の放射性物質の測定結果について
(3) 平成26年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について
会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 定刻になりました。
     現在の出席委員は3人で、定足数に達しております。ただいまから平成27年厚木市教育委員会11月定例会を開会いたします。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、水上委員を指名させていただきます。よろしくお願いいたします。
     始めに、私から報告をいたします。平成27年10月27日火曜日に開催されました10月定例会以後の主な行事等37件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、2番目でございます。10月29日、木曜日、教育長室に太陽会の方3人がお見えになり、手縫いの雑巾600枚を御寄附いただきました。今までに延べ1万9,000枚以上の手縫いの雑巾の御寄附をいただいてきておりまして、学校の教育活動に役立たせていただいております。1枚1枚の手縫いの裏側にあるお気持ちを有り難く頂戴いたしました。
     続きまして、4番目でございます。10月31日、土曜日、アミューあつぎにおきまして、平成27年度子育てコミュニティトーク、8回実施予定のうち第5回目を実施いたしました。この第5回からの4回は、保育所、保育園、幼稚園にお子様を通わせていらっしゃる親御さんを対象としたコミュニティトークとして実施されました。
     参加者は21人ということで、時間の関係もあって、事前に頂戴いたしました多くの御意見を4つに集約させていただく形で回答申し上げ、その後質疑等をさせていただきました。
     続きまして、5番目でございます。11月1日、日曜日のこの日と11月8日、11月15日。合わせて8つの公民館において公民館まつりが実施されました。この1日は、依知北公民館、愛甲公民館の公民館まつりに参加し、御挨拶を申し上げてまいりました。
     残りの11月8日の3館、11月15日の3館、いずれもそうなのですが、小学校と中学校から、地域の学校の子どもたちが、吹奏楽部の演奏や子どもたちの作品等の展示等、いろいろな形で公民館行事に積極的に参加をしてくれていて、子どもたちの元気によって、地域がまた元気になり、また地域の元気が子どもに返っていくということで、非常に意義のあることだと思いました。ほとんどの公民館に、校長先生あるいは教頭先生がお見えになっておりましたので、今後の地域活動への協力も併せてお願いしてまいりました。
     続きまして、2ページ目、9番目でございます。11月4日、水曜日、これは新聞等でも報道されましたので御承知のことかと思います。山田委員にも出席をしていただきましたが、学校法人日本体育大学と厚木市との体育・スポーツ振興に関する協定の締結式が行われました。
     日本体育大学の松浪健四郎理事長と小林市長の間で、今申し上げた協定書に対する調印がなされました。中身としては、日本体育大学の素晴らしい施設で、二日間、子どもたちが研修、体験等をさせていただくジュニアの体験入学や、スポーツ指導者講習会、スポーツ講演会等で、スポーツアカデミーの講師をお招きしてお話しいただくといったことを活動の内容として予定しております。
     続きまして、10番目でございます。11月5日、木曜日、三田小学校でございますが、学校の校地の南側グラウンドに都市計画道路が建設される関係で、現在の校地の東側に新たなグラウンドを造成し、そのグラウンドを取り巻く道路の整備が予定されています。そこで遺跡の発掘調査が行われており、この遺跡の発掘現場の視察に行ってまいりました。
     ちょうど6年生が土器の破片を採掘しているところで、私も掘っているところに下りて、子どもたちが採掘している様子を身近に見てまいりました。区画は大体1メートル四方で、それが何か所もあるわけですが、運のいいグループの子どもたちの区画からは、少し掘るだけで、土器の破片や黒曜石等がざくざくと、本当に沢山出てきます。そうかと思うと、そのすぐ隣で作業をやっていた女の子たちのグループの区画からは、いくら掘れども何にも出てこないといったこともあります。そういった作業を子どもたちが楽しそうにやっておりました。半分のグループは、掘った土器を水道で洗浄し、また時間が経つと、その子たちと入れ替わって土器の発掘をするというように、全部の子どもたちが土器の発掘体験ができるような形でやっておりました。
     縄文時代の地層だということで、縄文土器の破片が非常に沢山出てきておりまして、私も大変びっくりすると同時に、教科が社会科でもあるので、大変興味深く見させていただきました。
     続きまして、3ページ目、19番目でございます。11月9日、月曜日、荻野中学校の校長先生、生徒さん、地域ボランティアの方が、第25回「全国花のまちづくりコンクール」に入賞しましたという報告に来てくださいました。昨年度は厚木中学校が優秀賞をいただいたコンクールなのですが、今年度は荻野中学校が奨励賞という賞をいただきました。応募された件数が1,624団体という中で、奨励賞をいただいた学校が全国で10団体、その10団体の一つに荻野中学校が選ばれたということで、大変名誉なことだと思いましたし、学校の花づくりだけではなくて、周辺での清掃活動などといったものも総合的に評価をしてくださって、この奨励賞を頂戴したというお話を校長先生から伺いました。
     続きまして、20番目でございます。11月12日、木曜日、教育委員会会議室におきまして、私が就任後は初めてとなりますが、第4回厚木市小・中学校長会議を開催いたしました。小・中学校36校の校長先生方が出席されましたが、校長先生方に対して、学力向上の取組や、教職員の事故・不祥事防止に関係する13項目についてのお願い等、校長先生方に話させていただきました。
     続きまして、21番目でございます。11月13日、金曜日、睦合東中学校におきまして、インターナショナルセーフスクール、略してISSの認証式が行われました。2013年8月に、ISS認証取得への意思表明を校長先生がしてくださいまして、それから2年3か月の取組を経て、この11月13日に、見事インターナショナルセーフスクール認証取得、さらにその式典を執り行うことができるという形で実を結んだということで、私自身も嬉しく思いましたし、平井前教育長も来賓として出席をされ大変喜んでおられました。
     広報あつぎの12月1日号の見開き全面に、このISSのことが記事として載っておりますので、是非御覧いただきたいと思います。
     続きまして、22番目でございます。11月14日、土曜日、厚木市営玉川野球場におきまして、マラソン野球・ソフトボール大会の開会式・試合が行われました。今年度は、市制60周年記念という冠をつけた行事が沢山実施されていますが、その中の一つでもありまして、開会式に参加した子どもたちは、小学校低学年の部で64人おりました。
     あいにくこの日は少し天気が心配される状況で、60周年ということで60イニングやる予定の中で、どこまでできるのか心配だったのですが、途中雨で中断されながらも、晴天となりました翌15日にかけて、2日間で見事60イニングが達成されました。この2日間、両日にわたって参加してくださった皆さんは381人ということでした。
     14日、土曜日の開会式におきましては、始球式で小林市長がボールを投げられたのですが、私がバッターに指名されまして、何とか無事に務めることができました。
     続きまして、23番目でございます。同日でしたが、厚木市文化会館小ホールにおいて、厚木市セーフコミュニティ再認証式が行われました。厚木市は、平成22年11月にセーフコミュニティの認証を取得しましたが、5年に1回再認証の年が巡ってまいりまして、今年の11月が再認証ということでしたが、無事に再認証を得ることができたということで、300人の方々に参加いただいて、祝っていただきました。
     続きまして、4ページ目、25番目でございます。同日でしたが、森の里公民館におきまして、500人の参加者のもとで、森の里30周年記念式典が行われました。先月10月17日には森の里小学校が創立30周年記念式典を実施しておりますが、森の里地区におきましても30周年を迎えるということで、多くの皆様方により準備され、式典が執り行われました。
     式典後半の午後には、森の里にお住まいの演奏家の方が素晴らしい演奏をされたという話も聞いております。私は、他の公務の関係で、残念ながらその演奏を聴くことはできなかったのですが、参加者からは本当に素晴らしかったというお話を伺いました。
     続きまして、26番目でございます。同日でしたが、文化会館地下展示室におきまして、第27回MOA美術館の厚木児童作品展の表彰式がございました。非常に鮮やかな色使いの素晴らしい作品ばかりでした。展示されている作品については、この前日に一時間ほどかけてじっくりと見させていただいたのですが、特に低学年、小学校1、2年生の子どもたちの絵は、明るい色使いで本当に素直に思いを絵に描いていたということで、感動いたしました。
     表彰式では教育長賞を差し上げるということで、毛利台小学校の児童に教育長賞を授与させていただきました。
     続きまして、29番目でございます。11月18日、水曜日、16階会議室におきまして、平成27年度厚木市教育委員会表彰式を実施いたしました。
     表彰等対象者が、スポーツの部と文化の部を合わせて、個人で33人、団体で9団体、教育委員会感謝状及び教育長感謝状が、個人9人、団体4団体ということで、表彰状等を授与させていただきました。
     続きまして、30番目でございます。11月19日、木曜日、平成27年度優良PTA文部科学大臣表彰の受章報告をしていただきました。今年度につきましては、愛甲小学校PTAと森の里小学校PTAの2校のPTAが、文部科学大臣表彰をお受けになりました。
     この日は、東京のホテルニューオータニで、全国で選ばれた優良校に対する表彰式が盛大に行われ、教育委員会からも荒井社会教育部長が出席させていただきました。その表彰式が終わった後にいらっしゃっていただき、PTA会長と校長先生から受章報告をいただきました。神奈川県内の受章校は、横浜市、川崎市、相模原市と厚木市の4市からのみという中、厚木市からは2校受章ということで、大変素晴らしいPTA活動が行われているということが全国的にも認められて、大変喜ばしいことだと思いました。
     続きまして、32番目でございます。11月21日、土曜日、南毛利スポーツセンターにおきまして、平成27年度元気アップスポーツフェスティバルが実施されました。ソフトテニス協会の御協力を得まして、小学生のテニス大会と小学生の軟式野球の交流試合を行いました。テニスをやっている小学生たちが、将来中学校に上がり、部活等で活躍してくれるのだろうと思いながら、楽しく見させていただきました。
     続きまして、5ページ目、33番目でございます。同日でしたが、アミューあつぎにおきまして、全8回実施のうち最終回となります、第8回目の子育てコミュニティトークが実施されました。この回は、市内の14の保育園から、25人の保護者の方に参加をしていただいて実施いたしました。
     第5回目から第8回目までの4回は、保育園、保育所、幼稚園の保護者を対象に実施をしたものだと先ほども申し上げましたが、参加された方々からは、「他市に住んでいるお友達等と話す中で、厚木市は子育て・教育環境日本一を目指していろいろ取り組んでおり、大変手厚い支援策を講じていただいているということを改めて認識しました。ありがとうございます。」といった感謝の言葉を沢山頂戴いたしました。
     これで満足することなく、子育て・教育環境日本一を目指して、より高みを目指してやっていきますということを小林市長もおっしゃいましたし、私も申し上げました。
     続きまして、34番目でございます。同日でしたが、今年で2回目となります、あつぎスポーツアカデミーの事業を実施いたしました。トップアスリート育成のためのソフトテニスの強化練習会のほか、今年度は、ソフトボールについても実施いたしました。一流の講師陣による指導を受けた中学生の皆さんが、技術・技能を高め、何年後かには是非国際大会で活躍してほしいという思いで活動を見させていただきました。
     続きまして、35番目でございます。11月22日、日曜日、荻野運動公園体育館におきまして、平成27年度厚木市剣道選手権大会が実施されまして、開会式に参加させていただき、挨拶を申し上げました。体育館に一歩足を踏み入れると、ぴーんと張りつめた緊張感が漂っており、剣道は他の競技とはまた違った感じがするなと思いました。この選手権大会には、小学校1年生から大人まで、選手約350人、役員約50人、計約400人の方々が参加されました。
     挨拶が終わった後、少し時間に余裕がございましたので、子どもたちの試合を拝見しました。私の目の前は、小学校1年生の試合だったのですが、まだ丈も小さくてかわいいです。このかわいい剣士たちが、試合では真剣に竹刀を打ち合っているのを見て、大変素晴らしい選手権大会だというふうに思いました。
     続きまして、36番目でございます。11月23日、月曜日、文化会館小ホールにおいて、第40回厚木市青少年健全育成大会が行われました。参加者は約300人で、功労のあった方々への感謝状の贈呈と渡辺元智前横浜高校野球部監督による講演会がございました。渡辺前監督のお話をお聴きして、私自身、過去の私自身の有り様というものを振り返るいい機会でもございました。
     その後、厚木北地区の活動報告が行われて、盛会のうちに青少年健全育成大会が終了いたしました、
     長くなりましたが、以上で報告を終わらせていただきます。
     本日の日程のうち、報告事項1につきましては、個人に関する情報が含まれる報告となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、報告事項1については非公開とし、日程の最後において報告を行うことといたします。
     それでは、審議事項に入ります。
     日程1、議案第36号、厚木市立学校施設使用条例施行規則の一部を改正する規則についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いいたします。
     学校施設課長。
  • 直井学校施設課長 議案第36号、厚木市立学校施設使用条例施行規則の一部を改正する規則につきまして、提案理由及びその内容につきまして御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市立学校施設使用条例の一部改正に伴い、本規則の一部を改正するものでございます。
     内容を御説明申し上げますので、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、右側の参考資料、新旧対照表を御覧ください。改正点はアンダーラインで示してございます。右側が改正前、左側が改正後の規則となります。
     まず、改正の1点目でございますが、第2条中「第2条第4号」を「第2条第3号」に改めるものでございます。これにつきましては、いわゆる引用する条例の条項が移動したこと、いわゆる条項ずれが生じたことから、必要な改正を行うものでございます。
     次に、第4条の次に第5条を加えるものでございまして、これは夜間照明施設を利用しグラウンドを利用する場合、その日が雨天により利用できなくなったとき、その夜間照明施設使用料を次に利用するときに充当していることから、この実態に即して1条を加えるものでございます。
     次に、第5条から第11条につきましては、ただいま御説明いたしました1条が加わることによりまして、条が1条ずつ繰り下がるものでございます。
     次に、第5条第1項各号列記以外の部分中「第4条第2項」を「第4条第3項」に改め、同項第3号中「公共的団体が社会教育の行事等の」を「団体が社会教育活動を行う」に改めるものでございます。これにつきましても、引用する条例の条項が移動したこと、いわゆる条項ずれが生じたことから、必要な改正を行うとともに、現在の施設利用の実態に即して改めるものでございます。
     次に、第6条中「第4条第3項ただし書」を「第4条第4項ただし書」に改めるものでございます。これにつきましても、引用する条例の条項が移動したこと、いわゆる条項ずれが生じたことから、必要な改正を行うものでございます。
     恐れ入りますが、左側のページの厚木市立学校施設使用条例施行規則の一部を改正する規則を御覧ください。
     附則につきましては、この規則の施行日を条例の施行日と合わせ、平成28年2月1日とするものでございます。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
     特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第36号を可決いたします。
     次に、議案第37号、平成27年度教育予算補正についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いいたします。
     教育総務課長。
  • 霜島教育総務課長 議案第37号、平成27年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本予算補正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     内容につきまして御説明いたしますので、恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面の1ページを御覧ください。
     1の総括でございますが、歳入につきましては、該当はございません。
     次に、歳出の補正額につきましては、社会教育部に関する事業費を1,692万円増額し、補正後の教育予算歳出金額を58億4,074万5,000円とするものでございます。教育総務部及び学校教育部につきましては、今回該当がございません。
     詳細につきましては、所管の次長から御説明申し上げます。
  • 曽田教育長 社会教育部次長。
  • 小山社会教育部次長 社会教育部社会教育課の歳出につきまして御説明いたしますので、2ページを御覧ください。教育費、社会教育費、社会教育総務費、需用費につきまして、89万円の補正増を行うものでございます。
     内容につきましては、社会教育集会所維持管理事業といたしまして、岡田集会所の雨戸の修繕及び白山集会所の空調設備の修繕を行うものであります。岡田集会所の雨戸の修繕につきましては、経年劣化により開閉不良となりました木製雨戸につきまして、取り替え修繕を行うものでございます。また、白山集会所の空調設備につきましては、設備の故障により修理が必要になりましたので、施設の利用に支障を来たさないよう修繕を行うものでございます。
     続きまして、公民館、需用費につきまして、700万円の補正増を行うものでございます。
     内容につきましては、公民館維持補修事業といたしまして、15の公民館の消防設備の修繕を行うほか、変圧器及び非常用照明設備を含む電気施設等、依知南、森の里公民館の自動ドアの修繕を行うものであります。これらの修繕につきましては、今年度実施した消防設備点検により耐用年数に応じた部品交換等が必要な15館について、自動火災報知設備の非常電源バッテリーの交換や消火栓設備等の部品交換等を行うものです。
     また、公共建築物定期点検においては、高圧電気設備の経年劣化による部品交換や非常用照明器具の非常電源バッテリーの交換等が必要と報告のあった公民館9館、及び自動ドアのドアセンサーや消耗部品等について耐用年数に応じた交換等が必要との報告があった公民館2館について、非常時や安全利用の確保の観点から、今回の補正で対応をするものであります。
     次に、3ページをお開きください。社会教育部スポーツ政策課の歳出につきまして、御説明申し上げます。
     教育費、保健体育費、体育施設費につきまして、総額で903万円の補正増を行うものでございます。
     内容につきましては、体育施設整備事業といたしまして、旭町のソニー厚木工場の東側、相模川に沿った厚木南青少年広場に、利用環境の向上を図るため、新たに水道設備の設置、及び水道加入金として計513万円を補正増するものでございます。
     次に、及川球技場維持補修事業費として190万円、及び南毛利スポーツセンター維持補修事業費といたしまして200万円をそれぞれ補正増するものでございます。
     内容につきましては、今年実施した自家用電気工作物の点検において、経年劣化により電気設備である高圧機中負荷開閉器の交換が必要との報告があったもので、安全利用の確保の観点から、今回の補正で対応するものでございます。
     以上、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
     特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第37号を可決いたします。
     次に、日程3、議案第38号、厚木市学校給食費に関する条例の一部を改正する条例(案)についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いいたします。
     学校給食センター所長。
  • 落合学校給食センター所長 議案第38号、厚木市学校給食費に関する条例の一部を改正する条例(案)につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由につきましては、学校給食費の額を見直すため、厚木市学校給食費に関する条例の一部を改正する必要が生じ、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から意見を求められたものでございます。
     条例の内容につきましては、恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、新旧対照表により御説明させていただきます。
     同条例の別表中、区分、小学校の年額4万700円を4万4,590円に、区分、中学校の4万4,000円を4万7,850円に改正するものでございます。
     前ページの条例の改正点に戻っていただきまして、附則でございますが、本条例の施行日につきましては、平成28年4月1日とするものでございます。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑がありますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 1点お伺いいたします。
     平成28年4月1日から施行するということで、この日程でよろしいかとは思いますが、周知方法はどのようにお考えでしょうか。
  • 曽田教育長 学校給食センター所長。
  • 落合学校給食センター所長 予定でございますが、12月議会で議決いただきましたら、年明けに、保護者に対し、ホームページ等できちんと周知させていただきたいと考えております。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     ほかに質疑がないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第38号を可決いたします。
     次に、報告事項に入ります。
     報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果について、報告をお願いいたします。
     教育総務部次長。
  • 曽我教育総務部次長 それでは、報告事項2 放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     資料2を御覧ください。10月19日から11月12日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、御覧のページ、裏面も含めて全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、1枚お開きいただきまして、右側のページを御覧ください。
     学校給食用食材の測定につきましては、保護者からの要望を取り入れ、火曜日及び木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定している中で、10月分につきましては、下段の方ですが、2名の保護者の方から、18品目の要望に対して、教育委員会が選定した食材を合わせ27品目を測定いたしました。
     上段の11月分につきましては、3名の保護者の方から、21品目の要望に対して、予定を含め21品目の測定をいたします。
     今後におきましても、保護者の方から要望があった食材を基本として測定してまいります。
     以上で報告を終わります。
  • 曽田教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
     特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、平成26年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について、報告をお願いいたします。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 それでは、報告事項3、平成26年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の結果について、御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料3を御覧ください。本調査は、文部科学省が児童・生徒の暴力行為やいじめ、不登校などの問題行動等について、生徒指導施策の推進の参考とするため実施しているもので、今年度は、暴力、不登校については9月16日に、いじめについては再調査が行われ10月27日に、調査結果が公表されたものでございます。本資料は、過去8年間の厚木市、神奈川県、全国のそれぞれの件数の推移等について、記載したものでございます。
     まず1の暴力行為でございますが、文部科学省の定義といたしましては、児童・生徒が、故意に有形力(目に見える物理的な力)を加える行為をいい、その対象によって、対教師暴力、生徒間暴力、教師、生徒を除く対人暴力及び学校の施設・設備等の器物損壊の4形態が含まれております。また、発生率は、児童・生徒1,000人当たりの発生件数となっております。
     平成26年度、本市の暴力行為の発生件数でございますが、小学校では前年度比2件減の20件、中学校では11件減の76件となっております。いずれもここ数年減少傾向が続いております。
     発生率を見ますと、小学校が1.6で県や国より下回っております。中学校は12.2と県を下回っておりますが、全国と比べると高い状況が見られます。
     次に、2のいじめの認知状況について御説明いたします。恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、2ページを御覧ください。いじめの定義は、いじめ防止対策推進法で定められた、児童等に対して、一定の人間関係のある児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であり、行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものでございます。
     学校では、本人や保護者、あるいは友人からの申出や、教職員による観察、アンケート調査などから把握しております。認知率は、暴力行為と同様、児童・生徒1,000人当たりの認知件数となっており、改善率は、認知件数のうち解消及び一定の解消が図られたが継続支援中の件数の割合となっております。
     平成26年度の認知件数につきましては、小学校では前年度比8件増の53件、中学校では同数の51件となっております。
     認知率を見ますと、小学校が4.4、中学校が8.2で、いずれも県や国より下回っております。
     改善率については、小学校、中学校ともに、継続支援中の件数が1件あったために100%とはなりませんでしたが、その後いずれも解消しております。
     続きまして、3ページを御覧ください。不登校について、御説明いたします。
     不登校の定義は、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く。)となっており、1年度間に連続又は断続して30日以上欠席した児童・生徒のうち、不登校を理由とする者が調査対象になっております。
     また、不登校改善率は、指導の結果、登校する又はできるようになった児童・生徒と指導中の児童・生徒のうち、継続した登校には至らないものの好ましい変化が見られるようになった児童・生徒を合わせた人数が、不登校児童・生徒数に占める割合を表わしております。
     平成26年度の小学校の不登校児童数は、前年度より4人減の46人、児童・生徒総数に占める不登校児童・生徒数の割合は0.38%で、前年度より0.03ポイントの減少となりました。平成19年度以降若干の増減はありますが、不登校児童数、不登校児童・生徒数の割合とも減少傾向にあり、平成24年度からは不登校児童・生徒数の割合については県の平均を下回っており、今回初めて全国の平均を下回る結果となりました。
     次に、中学校の平成26年度不登校生徒数は、前年度より1人減の203人、不登校児童・生徒数の割合は3.27%で、前年度と比較して0.03ポイント減少となっております。中学校につきましては、平成19年度以降、不登校児童・生徒数の割合は減少傾向を維持し、今回初めて県の平均を下回りましたが、全国と比較しますと、まだ高い状況にあります。
     続いて、不登校児童・生徒の改善率についてです。この値は、小学校では県、全国と比較しますとかなり高い状況であり、中学校では県と同程度で、全国と比べますとかなり高いポイントとなっております。小学校では、改善率がかなり増加いたしました。欠席の状況に対して電話や家庭訪問等の迅速な対応ができていることや、スクールカウンセラー等が専門的に相談に当たり問題への早期介入ができたことに効果があったと考えられます。中学校では、学校が青少年教育相談センター等の相談機関と連携して指導に当たったことに効果があったものと捉えております。
     教育委員会といたしましては、調査結果を踏まえ、引き続き学校支援プロジェクト事業を中心とした定期的な学校訪問やケース会議の開催、児童指導担当教諭との連絡会の充実等を図り、問題行動等の未然防止や早期発見、早期対応等、各学校の取組の充実に向け、指導・助言に努めてまいります。
     また、不登校への対応につきましても、今後も引き続き児童・生徒の個々の状態に合った適切な支援を充実させていくとともに、不登校の未然防止、早期発見、早期対応の取組をより一層充実させてまいります。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただいまの報告に対して、何かございますか。
     山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 どうも大変細かい資料をありがとうございました。
     3ページ目の不登校について、小学校において改善率が非常に高かったということで、本当に良かったと思っております。不登校は、やはり小学校から継続して中学へという形が結構あると思うので、小学校でこれだけ改善率が高いということは、継続して中学へ持ち込むことも少なくなると思いました。
     1つお聞きしたいのは、小学校が不登校で継続して中学校も不登校になってしまうというケースは、不登校全体のうちどのくらいの割合になるのでしょうか。
  • 曽田教育長 青少年教育相談センター所長。
  • 川上青少年教育相談センター所長 今、山田委員から御質問がありました、小学校から中学校へ進学するに当たって継続して不登校になる割合については、具体的な数値を持ち合わせていませんが、例えば、平成25年度の小学校6年生と平成26年度の中学校1年生の不登校の数を比較すると、約2.7倍不登校の数が増えている状況ではございますが。全国で話題になっているいわゆる中1ギャップというものは、厚木市では比較的低い状況ではございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田教育長職務代理者 ありがとうございました。中1ギャップということが盛んに言われている中で、それがあまりないということば大変いいことだと思います。小学校から中学校へ上がったときのわくわく感や、さあ中学生になるんだという気持ちの中で、気持ちの切り替えをうまくできる子がいるから、そういうケースが少なくなっているのではないかと思いました。
     この改善率が、中学校でも、全国を上回って神奈川県と同等になったということで、是非さらに改善率がアップするよう取り組んでいただければと思っております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 いろいろな取組により改善の効果が出たということは分かったのですが、各学校では、この状況というのを把握しているのでしょうか。学校ごとに数値化されていて、自校の状況を把握しているのかどうか、お聞きしたいと思います。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 今回のこの結果につきましては、もともと各学校でまとめたものを文部科学省に報告する中で、全体集計したものでございます。
     したがって、自校の状況につきましては、各学校できちんと把握し、その状況に対する適切な対応を取っているところでございます。
     以上でございます。
  • 水上委員 ありがとうございました。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     難波委員。
  • 難波委員 不登校児童・生徒の数ですが、平成26年度について、小学校の場合は46人、それに対して中学校の場合は203人という数字が出ております。
     中学校の生徒に対するいろいろな取組、相談等が功を奏しているというお話もありましたが、実際のところ小学校の不登校児童数に比べて中学校の不登校生徒数は約5倍になっていますが、どうしてなのか、その要因をどう捉えているのでしょうか。
  • 川上青少年教育相談センター所長 中学校におきまして不登校となったきっかけにつきましては、やはり思春期に伴います不安等の情緒的混乱や、学業の不振、無気力といったことが小学校と比べると増えてくるという辺りが、特徴的となってございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 難波委員。
  • 難波委員 どうもありがとうございます。
     神奈川県の場合は3倍、全国の場合は4倍に対して、厚木市の場合は5倍になっています。その辺りについての課題というのは、既に承知しているとは思いますが、より一層児童・生徒に寄り添う形で、学校に登校できるような取組をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 暴力行為の発生状況について、平成19年度の神奈川県における発生率というのは、47都道府県中で確か45位だったと思います。したがって、その当時と比べると大いに改善がみられるので、非常にいいことなのですが、もっともっと頑張っていきたいし、我々も検討していかなければならないと感じております。
     以上です。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     ほかにいかがでしょうか。
     教育委員さんにも認識していただきたいという思いから、私からいくつか確認したいのですが、2ページのいじめの認知状況について、文部科学省の方で再調査というのがあったかと思いますが、その再調査は何年度だったでしょうか。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 平成26年度分につきまして、再調査を行いました。
  • 曽田教育長 その再調査の結果、小学校、中学校で増が何件あったのか。増があった場合、所管課としてその要因をどう考えているのか教えてください。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 平成26年度調査を一度集計した後に、文部科学省の方から8月に通知がまいりまして、再度その内容につきまして点検を行うようにという指示がございました。
     この指示の理由といたしましては、岩手県矢巾町で、いじめを原因としてお子さんが自死を行ってしまったという大変悲しい出来事がございましたが、対人関係のトラブルと捉えられて、組織的な対応が十分なされていなかったということを踏まえまして、再度見逃しがないかどうかを調査したということです。
     具体的には、初期段階のいじめや、ごく短期間で解消したものについては、今まで集計として数に入れていなかったのですが、それも集計をするようにということ。もう一つは、対人関係のトラブルとして捉えていたものの中に、いじめというケースはなかったかということを点検するようにということで、再調査が行われました。
     その結果、厚木市においては、新たに7件をいじめとして数字を訂正し、文部科学省に報告いたしました。7件の内訳は、小学校が7件で、中学校はございませんでした。
     この7件の内容ですが、ごく初期の段階でいじめが解消したケースでございまして、従来の形ではいじめとして報告するものではなかったのですが、再調査ではいじめとして追加して報告したものでございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 あともう一つ、今の話の中で、岩手県の例で組織的な対応に問題があったということを踏まえて、文部科学省から再調査の通知が来たということですが、厚木市の場合、各学校でいじめ防止の基本方針というものを作成し、いろいろな具体的活動として位置付けたものをホームページで公表しているわけですが、各学校のいじめ防止基本方針が形骸化しているようなことがないか、所管課としてどう認識していますか。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 学校のいじめ基本方針の形骸化ということは、絶対にあってはならないと考えて対応しております。
     各学校の状況でございますが、市の方でいじめ基本方針を定めたときに、各学校でもいじめ基本方針を定めてホームページ等で公開したところでございますが、教育委員会といたしましては、形骸化しないための方策として、この見直しを必ず行うようにという指示・指導をしてまいりました。
     その結果でございますが、17校が平成26年度中に基本方針の見直しを行ってございます。残りの学校につきましても今年度中に見直しを行うという報告を受けておるところでございます。
     また、どのようにしていじめを認知していくかということについて、組織としてどのようにしていくのかは、基本方針の中に当初計画されたものですが、実際の学校の状況や今回の岩手県のケース等も踏まえ、学校の実態に即したものになっているかどうか、学校支援プロジェクト等で学校訪問する際に、点検作業をきちんと行っていきたいと考えております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     ほかになければ、報告事項3を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。 

暫時休憩15時03分
再開時刻15時04分

  • 報告事項2 事務の臨時代理の報告について
     (資料に基づき説明し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、後ほど回収させていただきます。
     これをもちまして、平成27年厚木市教育委員会11月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻15時08分

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