平成28年厚木市教育委員会5月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成28年5月24日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 難波 有三 委員 馬嶋 順子
委員 水上 裕
事務局
加藤教育総務部長、須藤学校教育部長、荒井社会教育部長、
曽我教育総務部次長、高橋学校教育部次長、小山社会教育部次長、
若林教育総務課長、武田学校施設課長、岩崎保健給食課長、
落合学校給食センター所長、佐後学校教育課長、
川上青少年教育相談センター所長、三武社会教育課長、
増田文化財保護課長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

日程1 議案第16号 平成28年度教育予算補正について
日程2 議案第17号 厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱について
日程3 議案第18号 厚木市学校給食センター運営委員会委員の委嘱について
日程4 議案第19号 厚木市心身障害児就学指導委員会委員の委嘱について
日程5 議案第20号 厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱について
日程6 議案第21号 厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱について
日程7 議案第22号 厚木市社会教育委員の委嘱について
日程8 議案第23号 厚木市久保奨学金(平成28年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定に係る諮問について
日程9 議案第24号 厚木市指定文化財の指定に係る諮問について

3 報告事項

  •   (1) 厚木市教育委員会点検・評価委員会委員の委嘱について
  •   (2) 放射性物質の測定結果について
  •   (3) 学校における事故発生状況について
  •   (4) 平成27年度児童・生徒指導について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 それでは、ただいまから平成28年厚木市教育委員会5月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、難波委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
     始めに、私から報告いたします。
     教育長報告。平成28年4月26日火曜日に開催されました4月定例会以後の主な行事等23件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、3番目でございます。5月1日、日曜日、七沢郵便局裏広場におきまして、約200人の方々が参加されて、せんみ凧揚げ大会が行われました。当日は、天気も非常に良く、新緑で大変きれいな芝生の広場で、西には丹沢が見える中で、凧揚げ大会が始まりました。風も適当に吹いていて、多くの凧が風に乗って天高く揚がりました。
     私も、せんみ凧保存会会長の前場会長からお声掛けいただきまして、凧揚げを行いました。もし揚がらなかったらどうしようと思いましたが、うまく風に乗って揚がりました。非常に多くの凧が揚がって、子どもたちも地域の方々も楽しい1日を過ごすことができました。
     次に、4番目でございます。5月3日、火曜日、若宮公園芝生広場におきまして、約1,600人の方々が参加されて、第28回森の里鯉のぼりまつりが行われました。森の里中学校の生徒も演奏で参加してくれまして、非常に多くの方々の参加のもと、盛大に行われました。この日も天候に恵まれまして、少し汗ばむような陽気だったのですが、いい風が吹いていて、素晴らしい鯉のぼりまつりになりました。
     昨年、森の里地区は、地区ができて30年目ということで、30周年の記念行事等が行われたのですが、鯉のぼりまつりは、森の里ができて3年目から始まったまつりで、第28回を数えるこの地区の伝統のまつりになってきていますといったお話も聞くことができました。
     次に、5番目でございます。5月6日、金曜日、緑ケ丘小学校を訪問しました。新任の校長先生がいらっしゃる学校への訪問を年度始めにさせていただいておりまして、5月6日には緑ケ丘小学校、そして後ほど出てきますが、5月11日には毛利台小学校、林中学校を訪問させていただきました。校長先生からは、4月から1か月が経っての子どもたちの生活の様子を聞きまして、また、先生方が子どもたちのために大変一生懸命頑張ってくださっている様子等も伺いました。
     また、実際に子どもたちがどのような学校生活を送っているのかということで、授業への取組の様子、あるいは休み時間の様子等も拝見させていただきました。どの学校の子どもたちも、非常に元気一杯、学校生活を送ることができておりました。なかなか苦労されている学校もありましたが、学校と教育委員会が一緒になって、子どもたちのために頑張っていきましょうといった話をして、学校を後にさせていただきました。
     次に、6番目でございます。5月7日、土曜日、上三田青少年広場におきまして、睦合北地区の春季健康まつりが行われました。この睦合北地区の春季健康まつりを皮切りに、5月8日に4地区、5月15日に6地区、5月22日に4地区、合わせて15の地区で、春季の健康まつりが様々な種目で実施されました。
     今年度は4日間にわたって実施されたわけですが、いずれも天候に恵まれまして、青空のもと、参加した方々は存分にゲーム等を楽しんでおられました。種目によっては、9月18日に行われる市民体育祭の予選も兼ねているということで、真剣勝負といった感じもありましたが、大変楽しんで競技を行っておられました。
     次に、15番目でございます。5月15日、日曜日、荻野運動公園競技場におきまして、13チームが参加されて、平成28年度厚木市小学生・第4種サッカー大会合同開会式が実施されました。
     体育協会とサッカー協会主催の大会になるわけですが、学年別で実施され、年明けまで試合が続いてまいります。下は1年生から上は6年生までということで、体格は随分違いますが、一生懸命頑張ってやってくれるだろうと思いながら、出席させていただきました。
     次に、17番目でございます。同日でしたが、厚木南公民館におきまして、厚木南公民館「春の祭典」が行われました。地域の方々が撮られた写真、描かれた絵や書、大切に育てられた盆栽、生け花、いろいろな作品が展示されておりました。
     また、厚木中学校の吹奏楽部の子どもたちが、一生懸命演奏しておりました。この日は3年生が修学旅行に出かけているということで、1年生、2年生を中心とする吹奏楽部の生徒が、リコーダーでいくつもの曲を演奏して、地域の方々に大変楽しんでいただいておりました。
     次に、18番目でございます。5月16日、月曜日、教育長室に、平成28年度子どもの読書活動優秀実践校の文部科学大臣表彰を受けられた戸田小学校から、校長先生、学校司書の方、読書ボランティアの方がお見えになられまして、報告をしてくださいました。神奈川県の公立小学校では初の受賞と聞いておりますが、日頃の地道な取組が評価されてのことだと思いますと校長先生はおっしゃっておりました。
     学校司書につきましては、昨年度まではブックライフサポーターという形で全校に配置させていただいておりましたが、学校の図書館担当の先生と連絡・連携を密に取りながら、子どもたちが来やすく利用しやすいよう、学校図書館の運営を様々に工夫してくださっておりました。
     また、ボランティアの方は、読み聞かせをやっておりますということをおっしゃっておりました。
     こういった分野でも、市内の小・中学校の子どもたちが、本当に一生懸命頑張ってくれているのだということを改めて思いました。
     次に、20番目でございます。5月19日から20日まで、徳島県徳島市におきまして、第68回全国都市教育長協議会定期総会並びに研究大会徳島大会が開催されました。
     ちょうど1年前になるわけですが、昨年度はこの厚木市におきまして開催されたということで、北は北海道から南は沖縄までいろいろな都市の教育長から、1年前の厚木大会は大変素晴らしい大会でしたといった声を掛けていただきました。
     分科会では、教育行財政、学校教育、生涯学習、いずれの分野の発表も大いに参考になる内容のもので、大変勉強させていただきました。
     以上でございます。
     本日の日程のうち、報告事項4については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
    (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開といたします。
     審議事項に入ります。
     日程1、議案第16号、平成28年度教育予算補正についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第16号、平成28年度教育予算補正につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本予算補正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、市長から教育委員会に対し意見を求められましたので、この同意について提案するものでございます。
     内容につきまして御説明いたしますので、1枚おめくりいただき、裏面の1ページを御覧ください。
     まず、1の総括でございますが、歳入の補正額につきましては、学校教育部に関する事業費を169万円、社会教育部に関する事業費を350万円増額し、補正後の教育予算、歳入金額を22億530万7,000円とするものでございます。
     次に、歳出の補正額につきましては、学校教育部に関する事業費を169万円、社会教育部に関する事業費を350万円増額し、補正後の教育予算、歳出金額を64億1,163万7,000円とするものでございます。
     教育総務部につきましては、今回該当がございません。
     詳細につきましては、各所管部の課長から御説明いたします。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 それでは、学校教育部学校教育課の補正予算につきまして、御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、2ページをお開きください。
     歳入でございますが、県支出金の補正額169万円の増額につきましては、県インクルーシブ教育地域研究事業を受託したことに伴い、表の右側でございますが、教育総務費補助金として、教育支援体制整備費補助金50万円、教育費委託金として、インクルーシブ教育推進地域研究委託金69万円、また、県かながわ学びづくり地域研究事業を受託したことに伴い、教育費委託金として、かながわ学びづくり推進地域研究委託金50万円を計上するものでございます。
     次に、歳出でございます。
     恐れ入りますが、ページをおめくりいただき、4ページを御覧ください。
     教育費、教育総務費、教育指導費の169万円の増額につきましては、表の右側でございますが、報償費131万円、旅費4,000円、需用費37万6,000円を増額するものでございます。
     その内訳といたしましては、インクルーシブ教育推進のために、研究指定校の毛利台小学校と玉川中学校に合理的配慮協力員を配置する教育支援体制整備事業費50万円と、インクルーシブ教育研究のためのインクルーシブ教育推進地域研究事業費69万円を合わせて、特別支援教育推進事業費を119万円増額いたします。
     また、荻野中学校区を研究指定校にした学力向上のための小中一貫教育を推進するために、小中一貫教育推進事業費を50万円増額するものでございます。
     なお、補正額の財源内訳でございますが、全額特定財源である県支出金によるものとなっております。
     学校教育部学校教育課関係は以上でございます。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 では、社会教育部文化財保護課の補正について、御説明申し上げます。
     恐れ入りますが、歳入について御説明いたしますので、3ページ、表の右側を御覧ください。
     歳入の補正額につきましては、コミュニティ推進事業助成金350万円を計上しております。これは、一般財団法人自治総合センターが実施いたしますコミュニティ助成事業でございます。宝くじの普及広報事業費として受け入れる受託事業収入を財源として、活力ある地域づくりやコミュニティ活動を対象としたものでございます。
     これは、平成27年10月に申請いたしまして、本年の3月31日に決定されたものでございます。これは、厚木市文化財案内マップ作成費用及び市指定無形文化財の相模里神楽垣澤社中の用具整備をするものでございます。
     続いて、歳出について御説明いたします。1枚おめくりください。5ページを御覧ください。
     裏面にございます表の右、文化財事業費増といたしまして、先ほど御説明いたしましたコミュニティ推進事業助成金の350万円を、(1)文化財事業費増として110万円、(2)郷土芸能コミュニティ事業補助金として240万円でございます。
     (1)の文化財事業費増110万円につきましては、活力ある地域づくりに対する補助として、文化財保護課において、厚木市文化財案内マップ、厚木文化財獨案内を作成するものでございます。
     (2)の郷土芸能コミュニティ事業補助金240万円につきましては、コミュニティ活動に対する補助として、市指定無形文化財、相模里神楽垣澤社中の演目に必要不可欠な道具類を新調するものでございます。購入道具といたしましては、獅子頭、笛、舞台背景の幕、袴などでございます。以上で教育予算補正の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ございますでしょうか。山田委員。
  • 山田委員 1点少しお伺いしたいと思います。4ページでございますが、小中一貫教育推進事業費の増ということで、荻野中学校区を研究指定校にということですが、具体的にはどこの学校が対象となるのですか。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 今回は、中学校区を研究指定校の校区としております。荻野中学校の校区でございますので、まず荻野中学校、それから小学校では鳶尾小学校、荻野小学校、上荻野小学校の合計4校で、この研究を進めてまいります。
     以上でございます。
  • 山田委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 今の回答に関して、もう一つお聞きしたいと思います。小中一貫教育推進事業というのは、年度で終わるような話ではないと思うのですが、今後どのように進めていくのか、この事業と併せ全体像も教えていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 小中一貫教育推進事業につきましては、学校教育課で取り組んでいる事業でございます。
     内容につきましては、小中一貫教育の制度を作っていくということの一つではございますが、例えば、何年か後に小中一貫校を作るであるとか、あるいは制度を変えまして義務教育学校を設置するといったことは、その後につながるものでございまして、今進めております小中一貫教育推進事業というのは、小中一貫の9年間の学びを通して、子どもたちに確かな学力を身に付けさせるためにはどのようにしていくかというための、例えば小学校、中学校で共通した授業の進め方であるとか、あるいは子どもたちへの指導の仕方であるとか、そういうものを小学校、中学校の先生方で共に研究をしていく、そういう事業でございます。
     今回のこの研究につきましては、原則1年間ではあるのですが、これは県の今までの規定に沿いますと、2年間は予算が付くものでございます。したがって、荻野中学校区においては、2年間、子どもたちの学力を向上させるための研究を小学校、中学校の先生により行っていきたい、このように考えております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 水上委員 よく分かりました。ありがとうございました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     馬嶋委員。
  • 馬嶋委員 インクルーシブ教育の推進地域研究事業に関してなのですが、具体的にどんな形で進めていくのか、少し教えていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 インクルーシブ教育につきましては、国の障害者の権利条約の批准から始まって今の障害者差別解消法の施行まで、そういったことが進む中で、これから全ての子どもたちが共に学ぶ機会を作っていくということについては、これは必ずやらなくてはならない課題だと考えております。
     これを受けまして、厚木市においては、全ての子どもたちができるだけ同じ場で学ぶ、インクルーシブ教育の機会を作っていくための研究に取り組んでまいります。
     具体的には、例えば通常級に支援が必要なお子さんがいて、支援を受けることによって通常級で学ぶことができる子どもたちに対する支援体制の整備であるとか、あるいは特別支援学級で学んでいる子どもたちについても、できるだけ交流という形で通常級において学ぶことができるように、通常級における例えばユニバーサルデザインを取り入れた授業づくりであるとか、子どもたちの環境づくりであるとか、そういうものを進めていきたいと考えております。
     今回の研究においては、その多様な支援体制づくりのための、その支援をする人的なものであるとか、それから、先生方が通常級における子どもたちを受け入れられるような、新しいユニバーサルデザインを含んだ考え方であるとか、それから、子どもたちに共生社会について教えていく、学ばせていくための研究を行っていく、そのための校内研修の費用だとか、このようなものを計上してございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
  • 馬嶋委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 もう一つお伺いしたいと思います。
     厚木西高校がそのような形になっているということで、そのつなぎの部分の研究が進むといいのではないかと思いますが、その辺りはどのようなプランを描こうと考えているのかお聞きします。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 3月の定例会で御報告いたしましたが、今、厚木市の中学校は、全て連携型中高一貫教育ということで、厚木西高校とカリキュラムを合わせております。
     この内容といたしましては、インクルーシブ教育を進めるということで、中学校において、思いやりのある集団づくりであるとか、あるいは、社会の中でいろいろな特性を持った人たちとどのように接していくのか、こういったことを子どもたちに学ばせるというプログラムを、厚木西高校と併せて執り行っているところでございます。
     今回の研究につきましては、モデル校は、中学校は玉川中学校で、小学校は毛利台小学校でございますが、ここで学んでいく子どもたちに教えていく将来の共生社会のあり方等の研究の成果は、各小・中学校にも広げていきたいと思っております。
     したがって、例えば障害のあるなしにかかわらず、全ての子どもたちが同じ場で学ぶためには何が必要なのかということについて、全ての子どもたちが学んだ結果が、また高校にもつながっていく。そして、やがては社会に出ていって、そういう共生社会、皆が共に学び、生きていくことができるような社会を作っていき、その構成の一員になっていく。これは、障害のある子どもたちにとっても、あるいは障害がない子どもたちにとっても、それぞれ意味のある教育だと考えております。
     そういったプランを描いて、中学校、小学校の研究から、さらにそれを広げていく中で、子どもたちを育てていきたいと考えております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     私から少し確認します。
     毛利台小学校、玉川中学校には、具体的に言うと、みんなの学級というのが設置されるということですよね。今、小学校の場合、通級といったら、ことばの教室というのがありますが、この2校については、取り出しの指導とか、通級できる、そういう教室を設置していくということですか。
  • 佐後学校教育課長 先ほど研究の中身として、多様な支援体制づくりということを申し上げました。これは、通常級に支援をすることによって、在籍することができる子どもたちに対する支援をどう整えていくかということでございます。
     今、教育長からお話しいただきましたが、その舞台が、みんなの教室でございます。これは県の言い方でございまして、市としては、みんなの教室構想とでもいいますか、少し包括的なものを考えております。
     具体で申しますと、一つには、リソースルームとして取り出して、特別教育課程を含むわけではないのですが、いわゆる通級という子どもたちに学習支援をしたりとか、あるいは生活の支援をしたりといったことを行うことによって、その子たちが通常級で学んでいくような、そういう取り出しのリソースルームを設置したいと考えております。
     併せて既に市が持っている通級指導教室であることばの教室、これも子どもたちの支援をすることによって通常級で学ぶことができる一つの支援対策だと思っています。
     あるいは、様々な子どもたちに対する支援ということでは、ある意味、特別支援学級についても、そこで支援することによって、子どもたちが交流して、通常級で学ぶことができる支援体制の一つだと考えております。
     このように、全てのものを並列に置いたところを、私たちは厚木市のみんなの教室構想というように考えているところでございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 もう一つ確認します。
     当然、人の配置の裏付けはあるということですね。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 具体的には、これは県費になりますが、それぞれの学校に非常勤講師を2名配置しますので、取り出す中で、その非常勤の先生がそこで指導することができます。さらに、リソースルームの支援員として、ボランティアという形で人を付けることも入ってございます。
     それから、先ほど教育支援体制整備事業費でお話しした50万円につきましては総合的に調整し、支援・助言してくれる方として、合理的配慮協力員を学校の中に入れてまいります。
     このように、支援体制づくりをするに当たって、様々な人的支援も学校の中に入れていきます。その手立てとして、一つは県費として人が配置されることと、もう一つは交付金です。この交付金の部分で、合理的配慮協力員を入れ、研究委託事業では、取り出しのリソースルーム支援員を入れてまいります。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 山田委員は、中学校に勤務されていたから御存じだと思いますが、中学校では、取り出し指導をやろうと思えば、きつくはなりますが、空き時間の先生が対応できなくもないですね。
     ただ、小学校では、職員室に残っているのは、校長、教頭、あるいは教務が少し残っているかといったくらいで、先生がいないですね。したがって、特別に細かな指導をしてやった方がいいと思う子がいて、本人も親御さんも了解したとしても、対応する余裕がない状況でしたが、今回、県費で付けてもらえるということで、それでは厚木でやりましょうという話になったわけです。
     山田委員。
  • 山田委員 こういったことが進むということは非常にありがたいことだと思います。
     難波委員に少しお伺いします。幼稚園については、接続という意味で、小学校、中学校へつながっていくわけですが、そういう課題を抱えた子どもたちもいらっしゃるのではないかなと思うのですが、その辺りの状況はどうなのでしょうか。
  • 曽田教育長 難波委員。
  • 難波委員 幼稚園では、特別な支援が必要なお子さんも、できるだけお預かりをしようという考えでやっています。
     その子自体の成長という部分もありますが、周りの子どもたちが、そういう子と日常生活をすることによって、自分たちの周りにこういう子もいるのだということを知り、そして、その子にどういうふうな接し方をしたらいいのか、自分たちなりにどう関わったらいいのかということを学ぶことができますので、周りの子たちにとっても、とても有益なことだと思っています。
     それから、幼稚園では、そういうお子さんをお預かりすると、2名以上の場合は県から助成金をいただけます。やはり人的な体制を作っていかなければ、しっかりとした教育はできませんので、支援をいただいています。1名の場合も、厚木市から独自の助成金をいただいています。
     あと、小学校との連携につきましては、毎年、市の教育委員会から指導主事の先生が来てくださり、それから、市のたんぽぽ教室から専門の方が来てくださって、幼稚園の先生方がどうその子に対して対応していったらいいのかといったレクチャーなどもしてくださっており、いろいろな形で手厚くやらせていただいているのかなと思っています。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     就学前、幼稚園での状況がどうなのかということが、今の難波委員のお話で分かりましたので、私自身も大分理解が深まりました。
     今回のように特別財源で取れそうなものがあったら、アンテナを張りめぐらせていて、取り損ねがないようにやっていくという、そういう姿勢というのは、やはりこれからもしっかり持っていかなければならないと思います。
     そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、特にそのほか質疑ないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第16号を可決いたします。
     次に、日程2、議案第17号、厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 議案第17号、厚木市学校事故審査委員会委員の委嘱につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
     厚木市学校事故審査委員会につきましては、学校管理下における事故により、児童・生徒が災害を受けた場合、学校事故見舞金を支給するに当たり、公平かつ適正に調査・審議するために設置され、年間3回の会議を開催しております。
     この度、当該委員会の委員に欠員が生じたことに伴いまして、厚木市学校事故審査委員会規則第3条の規定により、新たに1人の方に委員の委嘱をするものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと存じます。
     今回欠員が生じました委員につきましては、保護者の代表でございます。
     新たに委員となられる方につきましては、選出母体であります小・中学校PTA連絡協議会から推薦をいただいております。
     委員の任期につきましては、厚木市学校事故見舞金条例第3条第3項の規定により2年とし、欠員の任期は前任者の残任期間と定められておりますので、今回委嘱する委員の任期につきましては、平成28年7月1日から平成29年6月30日までの1年間でございます。
     なお、参考資料といたしまして、別紙に全員の方の名簿を添付させていただいております。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ございますでしょうか。
     私から、一つ確認させてください。
     この委員会では事故の見舞金の支給等を審査されると思いますが、年間で、大体何件くらい支給決定がなされたのでしょうか。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 ただ今、詳細な資料を持ち合わせておりませんが、大体10件から15件ぐらい審査していただいております。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほか、よろしいでしょうか。
     それでは、特に質疑ないようですので、採決のほうに移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第17号を可決いたします。
     次に、日程3、議案第18号、厚木市学校給食センター運営委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     学校給食センター所長。
  • 落合学校給食センター所長 議案第18号、厚木市学校給食センター運営委員会委員の委嘱につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市学校給食センター運営委員の任期が、本年5月31日をもって満了することに伴い、厚木市学校給食センターの管理及び運営に関する規則第3条の規定により、15人の方に委嘱しようとするものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと存じます。
     15人のうち、再任の方が5人、新任の方が10人でございます。
     委員の構成につきましては、公募の委員が3人、市内小・中学校長からの選出委員が4人、市内小・中学校PTAからの選出委員が5人、関係行政機関から2人、学校薬剤師から1人、学識経験者から1人の合計15人でございます。
     また、任期につきましては、平成28年6月1日から平成29年5月31日までの1年間でございます。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑がございますでしょうか。
     よろしいですか。
     それでは、特に質疑等ないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第18号を可決いたします。
     次に、日程4、案第19号、厚木市心身障害児就学指導委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 それでは、議案第19号、厚木市心身障害児就学指導委員会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市心身障害児就学指導委員会委員の任期が満了することに伴い、厚木市心身障害児就学指導委員会規則第3条の規定により、新たに委員を委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
     委員は15人でございます。今回委嘱する委員の任期につきましては、平成28年6月1日から平成30年5月31日までの2年間となります。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     いかがでしょうか。よろしいですか。
     それでは、特に質疑ないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第19号を可決いたします。
     次に、日程5、議案第20号、厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 議案第20号、厚木市いじめ防止対策委員会委員の委嘱につきまして、御説明申し上げます。
     提案理由でございますが、厚木市いじめ防止対策委員会委員に欠員が生じたことに伴い、厚木市いじめ防止対策委員会及び厚木市いじめ問題調査委員会条例第3条の規定により、新たな委員を委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙を御覧ください。
     平成28年度厚木愛甲地区小学校研究会児童指導部会部長、中学校研究会生徒指導部会部長が改選されたことを受け、新たな委員2人を委嘱するものでございます。
     なお、任期につきましては、平成28年6月1日から平成29年2月28日まででございます。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ありますでしょうか。
     よろしいですか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第20号を可決いたします。
     次に、日程6、議案第21号、厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     青少年教育相談センター所長。
  • 川上青少年教育相談センター所長 議案第21号、厚木市青少年教育相談センター運営協議会委員の委嘱につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、本協議会委員の任期が、平成28年5月31日をもって満了することに伴い、厚木市青少年教育相談センター運営協議会規則第2条の規定により、委嘱をするものでございます。
     恐れ入りますが、裏面の名簿を御覧ください。
     名簿に記載されておりますように、それぞれの選出区分から9人の方を委員として委嘱しようとするものでございます。新任委員7人、再任委員2人となっております。公募につきましては、4人の応募があり、書類審査及び面接を行った結果、2人の方を選出させていただきました。
     なお、任期につきましては、平成28年6月1日から平成30年5月31日までの2年間となっております。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はありますでしょうか。
     よろしいですか。
     それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第21号を可決いたします。
     次に、日程7、議案第22号、厚木市社会教育委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     社会教育課長。
  • 三武社会教育課長 議案第22号、厚木市社会教育委員の委嘱につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市社会教育委員に欠員が生じたことに伴い、社会教育法第15条第2項及び厚木市社会教育委員条例第2条第2項の規定により、委嘱をするものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
     今回は、昨年6月に委嘱いたしました15人の委員中4人が交代となっております。役員改選に伴い、厚木地区私立幼稚園協会、厚木市小学校長会、厚木市中学校長会、厚木市立公民館長連絡会より、新たに委員候補として推薦があったものでございます。
     なお、欠員補充の委員の任期につきましては、厚木市社会教育委員条例により、前任者の残任期間であります平成28年6月1日から平成29年5月31日までの1年となります。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ありますでしょうか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第22号を可決いたします。
     次に、日程8、議案第23号、厚木市久保奨学金(平成28年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定に係る諮問についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 議案第23号、厚木市久保奨学金(平成28年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定に係る諮問につきまして、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市久保奨学金基金条例第12条の規定により、厚木市久保奨学金の支給決定を行うに当たり、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会の意見を聞くため、同選考委員会に諮問するものでございます。
     それでは、内容を御説明申し上げますので、裏面を御覧ください。
     厚木市久保奨学金のうち、平成28年度学校教育活動応援奨学金の奨学生30人の支給決定について、厚木市久保奨学金奨学生選考委員会に諮問することを本議案でお諮りするものでございます。
     説明につきましては以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただいまの説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     よろしいですか。
     では、私から一つ確認します。
     学校教育活動応援奨学金は、在学している1年生から3年生までが対象ですが、諮問の時期と答申の時期について、特に3年生の場合には、時期的に考えて、7月の初めから、運動部の場合でいうと最後の総合体育大会がスタートして、早ければその週に終わってしまうといったことを考えたときに、この奨学金の給付の時期を早めるとか、その辺りの課題をどう考えていますか。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 支給までの流れにつきましては、今月5月12日に学校を通じて案内のチラシを配付いたしました。この後、選考委員会の意見を聞いた上で、教育委員会で7月頃までに決定し、8月に支給する予定でございます。
     教育長のおっしゃったとおり、昨年度につきましては、中学1年生が14人、2年生が10人、3年生が6人ということで、若干ちょっと3年生が少ないですが、ほぼ均等に入っているのではないかと思っております。
     時期につきましては、なるべく早くやっていきたいと思いますが、1年生の部活の入部なども考えると、大体ゴールデンウイークが明けたこの頃からということになると思います。
     以上です。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     ほか、いかがですか。よろしいですか。
     それでは、特に質疑はないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第23号を可決いたします。
     次に、日程9、議案第24号、厚木市指定文化財の指定に係る諮問についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 では、議案第24号、厚木市指定文化財の指定に係る諮問について、提案理由及び内容を御説明申し上げます。
     本件につきましては、厚木市文化財保護条例第4条第1項及び同施行規則第2条の規定に基づき、厚木市指定文化財の指定の申出がございました文化財について適正な指定を行うため、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第2条第16号の規定により、厚木市文化財保護審議会に諮問しようとするものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりください。
     文化財指定の申出がございました2件でございます。これにつきましては、厚木市文化財保護審議会に対する諮問でございます。
     次に、右ページ、諮問理由書をごらんください。
     1の木造阿弥陀如来立像は、同寺の本尊として安置され、放射状光背を負って立つ浄土真宗典型の阿弥陀如来像でございます。特に、製作年代が天文4年(1535年)、由来が後北条氏家人藤田氏の発願であることが明確であることから、基準作例として重要な文化財であると判断されます。
     2の宮の里遺跡出土土器31点は、宮の里遺跡50号住居址から出土した一括資料でございます。土師器や須恵器、灰釉陶器が含まれ、9世紀後半から10世紀前半に位置付けられるものでございます。特に、須恵器のうち1点は、墨書で「甲午」と記され、承平4年(934年)に相当し、土器の製作年代とも一致しているところから、年代的にも一括性が高く、貴重な資料であると判断されます。
     以上、2件の資料につきましては、いずれも本市にとって極めて貴重な文化財であり、また学術的にも価値が高いことが考えられますので、厚木市指定文化財として指定することの可否について、文化財保護審議会に諮問し、御審議をお願いしようとするものでございます。
    なお、1枚おめくりいただきますと、カラーの写真でございます。左側が上落合長徳寺の木造阿弥陀如来立像でございます。上のカラーの部分が現在の状況でございます。下の白黒の部分の右側ですが、そこに墨書銘、由来等が書かれてございます。
     それから、4ページ目、次のページでございますが、これが一括資料の全体像でございます。特に、「甲午」と真ん中辺りにあるかと思いますが、これについては、特に珍しいということで、この中で特に核となるようなものではないかと思われます。下はその写真でございます。
     以上、よろしく御審議くださいますよう、お願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑はございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 有形文化財は、現在何点ぐらいございますか。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 現在、有形文化財につきましては、44件でございます。
  • 山田委員 ありがとうございます。こういう大変素晴らしいものが発見されたということで、いろいろ大変だったかと思います。
     こういったものをどうやって見つけるのかということに関しては、専門的な知識をお持ちの方がいらっしゃるかと思いますが、今回は、どのような形で発見されたのか教えてください。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 どのような形で見つけるのかという話ですが、これは、やはり調査をしておりまして、昔から、どういったものがあるかということは、お寺であったり、神社であったり、あるいは個人の方であったり、そういったアンテナを伸ばさせていただきまして、なるべく候補を挙げるようにしてございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田委員 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがですか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特に質疑がないようですので、採決に移ります。
     本件は原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第24号を可決いたします。
     報告事項に入ります。
     報告事項1、厚木市教育委員会点検・評価委員会委員の委嘱について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項1、厚木市教育委員会点検・評価委員会委員の委嘱につきまして、御報告申し上げます。
     資料1を御覧ください。
     厚木市教育委員会点検・評価委員会につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について、教育に関し学識経験を有する方の知見の活用を図りながら、点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出し、公表することとなっております。
     つきましては、厚木市教育委員会点検・評価委員会設置規定第3条の規定に基づき、平成28年6月9日付けで別紙の者を委嘱いたしますので、報告するものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
     この5人の方々に、この度委嘱をするものでございます。
     なお、任期につきましては、委嘱の日であります平成28年6月9日から平成30年3月31日までの約2年間でございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますか。
     特にないようですので、報告事項1を終わります。
     次に、報告事項2、放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     教育総務部次長。
  • 曽我教育総務部次長 報告事項2、給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、複数の課が所管しておりますので、私から御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料2を御覧ください。
     今回につきましては、4月18日から裏面の5月12日までの給食用食材の放射性物質の測定結果について、御報告いたすものでございます。この中では、4月27日の小・中学校の調理後の給食の測定も行っておりますが、これらを含めまして、御覧のページ、裏面とも、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただいて、右側のページでございます。
     学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方から要望を取り入れて、火曜日、木曜日に、翌日の給食に使用する食材を、1日3品を限度に測定しておりまして、4月分につきましては、1名の保護者の方から3品目の要望に対しまして、教育委員会の選定した食材を合わせ18品目、5月につきましては、1名の保護者の方から6品目の要望に対しまして、予定を含めまして18品目を測定いたします。今後におきましても、保護者の方からの要望があった食材を基本に測定をしてまいります。
     さらに、もう1枚おめくりいただきまして、裏面でございます。
     小・中学校のプールの放射能濃度の測定結果でございますが、4月21日に市内小・中学校6校で、水泳が始まる前に行う清掃の状態のプール水の放射能濃度を測定いたしましたが、いずれも不検出となっております。
     以上で御報告を終わります。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     よろしいですか。
     特にないようですので、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、学校における事故発生状況について、報告をお願いします。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 それでは、報告事項3、学校における事故発生状況につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
     資料3は、厚木市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則に基づき報告された、学校管理下で発生した事故及び交通事故をまとめたもので、小・中学校ごとに平成23年度から27年度までの発生件数を示してございます。一般事故につきましては表の左側に、交通事故につきまして表の右側にお示ししてございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面を御覧ください。2ページ目が中学校の一覧となっております。
     これらの資料をもとに、7月の小・中学校校長会議において、一般事故の発生場所や事故の傾向などの分析結果を示し、事故が起きないよう注意喚起してまいります。
     交通事故につきましては、学校や警察、関係機関と連携し、交通ルールを遵守する学習を始め、交通安全教室を全ての小学校で実施いたします。
     また、小・中学校に効果的な交通安全、事故防止に関する指導資料を配付するなど、定期的に事故防止の注意喚起を行うとともに、児童・生徒の目線に立った学区内の危険マップの作成やヒヤリハットの事例を紹介し、学校が児童・生徒に、自らの命は自らが守る意識を育てるとともに、安全指導や事故防止に関して成果を上げている学校の取組を具体的に情報発信するなど、各学校が交通安全指導を充実させ、実践に結びつけていくことができるよう指導してまいりたいと考えております。
     資料の後半につきましては、保健給食課長から御報告、御説明申し上げますが、学校教育課の資料の数字は、学校から提出された事故報告書をまとめたもので、保健給食課の資料の数字は、スポーツ振興センター医療費給付に該当した件数でありますので、双方の数字に違いがありますことを御了承ください。
     学校教育課からは以上でございます。
  • 曽田教育長 保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 続きまして、保健給食課から、災害発生件数について御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、3ページを御覧ください。
     こちらの資料につきましては、平成23年度から27年度までの学校管理下で起きたけがなどにより、医療機関を受診し、スポーツ振興センターに災害共済給付を受けた件数を1災害1給付として集計し、学校別にまとめたものでございます。
     災害発生件数でございますが、小学校全体では、平成24年度は前年度より災害の件数が若干増加し、平成25年度から27年度では減少しております。中学校全体では、平成23年度から27年度まで減少しております。
     また、この表の右の欄の平成27年度の給付率でございますが、小学校は平均で3.33%、中学校は平均で5.86%となっており、中学校の給付率が小学校より高くなっております。
     続きまして、1枚おめくりいただきまして、裏面を御覧ください。
     4ページは、ただ今御説明いたしました3ページの資料について、学校ごとに平成25年度から27年度の3か年の給付件数をグラフに表したものでございます。
     続きまして、5ページを御覧ください。
     こちらが小学校の学校災害発生件数でございます。上段は部位別・傷害別件数で、下段は場所別・時間別件数となっております。
     小学校の平成24年度からの4か年の傾向でございますが、部位別では、上肢、下肢、手部のけがが多くなっております。傷害別では、骨折・破折、捻挫・脱臼、挫創・挫傷、打撲の件数が多くなっております。場所別・時間別件数でございますが、場所別では、校庭、教室、体育館での発生が多くなっております。時間別では、体育の授業中とお昼休み、休み時間が多くなっております。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、6ページを御覧ください。
     中学校での部位別・傷害別件数は、部位別では、上肢、下肢、手部が多く、傷害別では、骨折・破折、捻挫・脱臼、打撲の件数が多くなっております。場所別・時間別件数では、場所別では、校庭や体育館での発生が多くなっており、時間別では、部活動中が圧倒的に多く、次に体育の授業が多くなっております。
     続きまして、7ページでございますが、平成25年度から27年度の時間別事故発生件数の発生率を円グラフに表したものでございます。上段が小学校、中段が中学校、下段が小・中学校の合計となっております。
     なお、本資料につきましては、毎年小・中学校長会でも報告しておりまして、各学校において災害等の発生状況を検証していただき、事故防止に向けた取組をお願いしております。
     報告については以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 事故の件数について、皆さんができるだけ事故を減らそうという意識が非常に高いということも分かるのですが、一つ質問があります。
     学内におけるヒヤリハットというのは、学内ですから直しやすいと思うのですが、通学路におけるヒヤリハットについて、誰が見てもやはりここは危ないのではないかといった所というのは、どのような手続で改善できるのでしょうか。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 各学校において、通学路で起きた事故というのは、把握してございます。その中で、例えば行政の何かしらの手立てが必要なものにつきましては、学校教育課の学務係に報告が上がってまいります。それを受けて必要な対応を取っております。
     また、学校の中で、子どもたちが気を付けることによって改善できるものにつきましては、学校の子どもたちの指導の中で、学校においてその事故が再び起きないような注意喚起を行っているところでございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 水上委員 はい、ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 7ページを見させていただいて、感じたのですが、今課長から御説明があったように、小学校では、体育の授業中とか、休み時間、昼休みがやはり多いですよね。中学校では、やはり体育の授業中とか、部活動が多いわけです。校長会の方に資料を提示して、注意を促しているという話ですが、休み時間、昼休みも含め、何か対策を考えていられるのかお伺いしたいと思います。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 今御指摘のとおり、小学校においては、体育の授業中の事故が大変多くございます。それから、中学校においては、圧倒的に部活動が多いです。
     昨年の校長会の中では、例えば中学校の部活の事故については、学年の発達段階に応じた指導を工夫してくださいということをお話しいたしました。その結果、私たち学校教育課に来ております事故報告書を見ますと、中学校において部活動の事故は減っております。
     一方、授業における事故、これは主に体育の時間の事故が多いですが、これにつきましても、事故が起きた原因の検証をしっかり行ってまいりたいということをお話しいたしました。そうした中で、小学校の体育における事故の数も、昨年に比べて減少してございます。したがって、一定の成果はあるかと思っております。
     それから、休み時間の事故ですが、これは、ISSの清水小学校の取組の例を御紹介したいと思います。先ほどの資料を見ていただくと、清水小学校は校内事故が多いです。どうやら中庭のコンクリートの場所で鬼ごっこをやっていて、その事故が多かったということですが、それを確認した上で、次にいかすという、PDCAサイクルの取組を行いました。子どもたちが、どこで遊んだらいいかということを自ら話し合う中で、場所を決めてやろう、中庭でできる運動はこれにしようといったことを行った結果、平成27年度は、まだまだ多いですが、平成26年度に比べて事故が減ってございます。
     このように、例えば事故の発生場所だとか原因について、各学校がしっかり検証することを通して、その次の指導にいかしていくという取組を、是非校長会でも提案してもらいたいと思います。それによって、例えば休み時間の事故についても減らすことができれば、とても良いのではないかと考えてございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 今課長がおっしゃったとおり、子どもたちが考えてやるということは本当に素晴らしいですね。そういう部分では、ISSが普及していって、それが各校にさらに浸透していくと、なかなか良いのではないかなと思いますので、是非そういった事例をまたお話しいただければありがたいと思います。
     ありがとうございます。
  • 曽田教育長 ほか、いかがでしょうか。
     では、私から少しお話します。
     今、インターナショナルセーフスクールの話が出ましたが、セーフコミュニティもそうだと思うのですが、まずデータを正確に取って、それを累積させていき、あとは、それをどうやって活用していくかという問題があると思います。そういう意味で、今回報告していただいた資料3についても、ただの数字として見るのではなく、これを通していろいろな面が見えてくると思うので、是非学校の方で十二分に活用してほしいというように思います。
     一つ確認なのですが、確か私が学校にいたときには、毎月の職員会議で、5ページの災害発生件数、部位、けがの種類、場所、時間帯について、養護教諭が集計したものを出してくれていたと思います。もし保健給食課の方で、学校別の件数も出せるのであれば、今回の全体の資料にプラスして、その学校の資料を渡してあげればもっと役立てられるのではないかと思うのですが、可能でしょうか。せっかくのデータなので、もっと活用度を高められるような形で学校に提供できれば、それにこしたことはないと思うのですが、いかがでしょうか。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 ただいま教育長がおっしゃったとおり、学校ごとに、この部位別・傷害別件数と場所別・時間別件数が出せれば、学校の方でもさらに指導などを強化できると思いますので、検討したいと思います。
  • 曽田教育長 はい、検討をお願いします。
     ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項3を終わります。
     それでは、ここで暫時休憩といたします。再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。
     お疲れ様でした。

暫時休憩15時18分再開時刻15時20分

  • 報告事項4 平成27年度児童・生徒指導について
    (資料に基づき説明し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、この後回収させていただきます。
     これをもちまして、平成28年厚木市教育委員会5月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻15時34分

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