平成28年厚木市教育委員会6月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成28年6月25日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 難波 有三
委員 馬嶋 順子
委員 水上 裕
事務局
加藤教育総務部長、須藤学校教育部長、荒井社会教育部長、
曽我教育総務部次長、高橋学校教育部次長、小山社会教育部次長、
若林教育総務課長、岩崎保健給食課長、佐後学校教育課長、
増田文化財保護課長、市川中央図書館長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 審議事項

日程1 議案第25号 厚木市図書館協議会委員の委嘱について
日程2 議案第26号 厚木市久保奨学金(平成28年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について

3 報告事項

  • (1) 厚木市学校運営協議会委員の委嘱について
  • (2) 平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  • (3) 厚木市立小・中学校食物アレルギー対応連絡協議会委員の委嘱又は任命について
  • (4) 放射性物質の測定結果について
  • (5) 厚木市郷土資料館運営協議会委員の委嘱について放射性物質の測定結果について

会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻14時00分

  • 曽田教育長 それでは、定刻になりましたので、始めさせていただきます。
     ただいまから、平成28年厚木市教育委員会6月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、馬嶋委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
     始めに、私から報告をいたします。
     平成28年6月定例教育委員会教育長報告。平成28年5月24日火曜日に開催されました5月定例会以後の主な行事等32件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1ページ、2番、3番、4番でございます。5月28日、土曜日、林中学校、小鮎小学校、厚木中学校において実施されました体育大会、運動会に出席をいたしました。各委員の皆様もそれぞれ学校を訪問していただいたことと思います。
     まず、林中学校について、非常に沢山の保護者の方々が参観をされていて、子どもたちは元気一杯、競技、演技に取り組んでおりました。
     また、小鮎小学校について、小学校はこの日1校だけだったのですが、小鮎中学校が修学旅行の関係で重ならないということで、この日に実施されたのだろうと思います。大変強い日差しのもとでの実施になったわけですが、PTAが購入してくださったテントに子どもたちの応援席が全部入っていまして、子どもたちの健康面について十二分に配慮していただいた中で、子どもたちは、本当に元気一杯競技に取り組んでおりました。
     上の学年の子どもたちが下の学年の子どもたちの面倒をよく見て、非常に和やかな雰囲気の中で実施されておりました。
     厚木中学校について、これはいろいろな意味で注目をされておりました。委員の皆様も御承知のように、組み体操を実施する学校というのは、中学校の中で厚木中学校だけということで、いろいろとニュース等にも全国的な状況等が取り上げられておりましたが、準備段階から当日まで、十分な安全対策を講じた中で実施されておりました。
     組み体操に目が行ってしまっている面は感じましたが、組み体操を含めてどの競技も、安全面に十二分に配慮をされて、大変円滑に実施されておりました。参観された保護者の方々、地域の方々に大きな感動を与えることができたのではないかと思いました。
     次に、6番目でございます。5月29日、日曜日、愛甲公民館の近くにあります田んぼにおきまして、第8回目となるどろんこバレーボール大会in南毛利南が行われました。参加チームが55チームということで、その中には東名中学校、玉川中学校の子どもたちによるチームもありましたし、近隣の大学生によるチーム等もございました。参加者は約250人ということで、田んぼの泥の感触を楽しみながら、本当にどのチームも元気一杯プレーをしておりました。
     次に、1ページおめくりいただきまして、2ページの8番目でございます。6月1日、水曜日、神奈川県内はもとより全国的にも例が少ない、教育委員会に配置される教育法務担当の人事発令がございました。
     1日からもう間もなく1か月になるわけですが、所属は教育総務課で、実際には学校教育部の方に行っていただいていて、学校教育課の指導主事と一緒に、大変精力的に各学校の訪問を実施していただいております。
     次に、10番目でございます。6月4日、土曜日、市営の玉川球場におきまして、第47回厚木市少年野球大会が実施されました。参加チームは、小学生のチーム、中学生のチーム、合わせて21チームということでした。
     特に、中学生については、地区総体の前哨戦という意味合いもあって、各試合熱戦が展開されておりました。来週からは、厚木愛甲地区の総合体育大会が、3年生にとっては最後の大会になるわけですが、サッカー等の種目を皮切りに始まります。
     次に、11番目でございます。同日でしたが、荻野小学校におきまして、運動会がございました。春実施の小学校の運動会はこの日に集中しておりましたが、私は荻野小学校に行ってまいりました。
     まず目に入ったのが、沢山の荻野中学校の生徒がボランティアで手伝いに来ていて、甲斐甲斐しくいろいろな係の活動等をやってくれておりました。
     また、同時に、先ほども申し上げましたが、小学校5年生、6年生の高学年の子どもたちは、係の仕事を含めて、低学年、中学年の子どもたちの面倒をよく見て、非常に楽しい雰囲気の中で運動会が実施されておりました。
     次に、14番目でございます。6月11日、土曜日、小鮎中学校において体育大会が実施されました。体育大会は、13中学校全て春に実施をしておりますが、先ほど申し上げましたように、修学旅行の時期の関係で、小鮎中学校のみがこの日に体育大会を実施するということでした。春実施の最後を飾る体育大会に、地域の方が大勢応援に来てくださる中で、競技が実施されておりました。
     次に、15番目でございます。6月12日、日曜日、荻野運動公園のメーンアリーナ、サブアリーナにおきまして、平成28年度子ども会育成者・インリーダー研修会がございまして、子どもたちと関わっているということで出席をいたしまして、挨拶をさせていただきました。
     子ども会の育成者の方々、それとインリーダー、これは小学校高学年の児童ですが、ジュニアリーダーの生徒さんが、小学校高学年の子どもたちに様々なゲーム等を指導してくれておりました。参加者は約340人ということで、親御さんも子どもたちもいずれも大変な熱気で、半日ですが、研修会が盛大に行われておりました。
     次のページにまいりまして、18番目でございます。6月16日、木曜日、学校現場視察ということで、戸室小学校に学校訪問をさせていただきました。4月、5月と2か月が過ぎているわけですが、異動で新しく着任された校長先生から、戸室小学校での子どもたちの様子、あるいは先生方の頑張っておられる様子等をいろいろとお伺いした後、子どもたちの様子を実際に拝見してまいりました。
     ちょうど1年生から6年生までの学年の枠を取っ払った縦割りのグループ活動をやっている時間帯で、学年が上の子どもたちが下の学年の子どもたちをよくリードして、優しいお兄さん、お姉さん、また下の子たちからは頼りになるお兄ちゃん、お姉ちゃんということで、和気あいあいの活動をやっておりました。
     次に、19番目でございます。同日でしたが、厚木中学校3年の男子生徒が、ロボット競技の世界大会に出場をしたという報告のため、市長を表敬訪問されました。
     私も同席をして、いろいろと話を伺いましたが、この生徒さんは、中学校1年生のときも世界大会への出場権を得て、そのときにはカナダで大会があって、そちらの方にも参加をしたということで、2回目の世界大会出場だということで、本当に科学者のような目の輝きで、一生懸命話をしてくれておりました。
     次に、22番目でございます。6月19日、日曜日、アミューあつぎ6階におきまして、厚木市久保奨学金奨学生と寄附者との懇親会が行われました。
     この日は、保護者4人を含めて9人の方が出席をしてくださいまして、市長、それと寄附者の方に、近況の報告をしてくださいました。将来、私はこういう職業に就いて頑張っていきたいといったことを具体的に語ってくれている子どもたちの表情を見て、毎日毎日前向きに一生懸命高校生活を送り、楽しんでいる様子がうかがえました。寄附者の方も子どもたちと直に話をされて、大変優しい目で子どもたちを励ましておられました。
     次に、26番目でございます。6月23日、水曜日、平成28年度第1回厚木市心身障害児就学指導委員会が開催されました。第1回ということで、委嘱状の交付をさせていただきました。
     その後、平成28年度、29年度の心身障害児の教育措置について、この委員会に諮問をさせていただきました。学校訪問等が4月から行われており、就学相談はもうスタートを切っているわけですが、年々審議の件数が増えており、平成27年度中の教育措置は200件を超えているという話をさせていただきました。
     また、委員会を4回実施する中で、回によっては朝の8時半から5時過ぎまでやっていただいており、今年度もそのような状況が出るかもしれませんが、よろしくお願いしますという話をさせていただきました。
     次のページをおめくりいただきまして、4ページ、27番目でございます。同日でしたが、荻野小学校の児童が3人来てくれまして、熊本地震義援金を市長に手渡してくれました。私も同席をさせていただきましたが、荻野小学校の児童会の福祉委員会の委員長さん、副委員長さんで、男子が2人、女子が1人の3人が、校長先生と一緒に来てくださいました。
     いろいろお話をする中で、今回この熊本地震義援金については、家族と一緒にニュース等を見ていて、何とかしたいという思った福祉委員会の委員長である男の子が発案をして、みんなの賛同を得て実施しましたとのことで、6月4日、荻野小学校は運動会だったわけですが、運動会の場において、募金箱を持って、保護者の方に御協力をお願いし、その浄財を今回届けに来てくれました。
     何とかしてやりたいと思っても、すぐ行動に表すのは大人でもなかなか難しいことですが、この子のように、そういった行動力を伴った優しい気持ちを持った子どもたちが厚木に沢山いるのだということを誇らしく思いました。
     次に、29番目でございます。6月25日、土曜日、本日ですが、市営の及川球技場におきまして、第5回かながわ小学生チャレンジティーボール大会の開会式がございました。県内の各市町村から、35チームが参加されておりました。お祝いの一言を述べさせていただいた後、始打式というのがありまして、空振りをするのではないかと非常に心配だったのですが、1回目はファールで、2回目には何とか前にボールを飛ばすことができました。
     次に、30番目でございます。同じく本日ですが、荻野運動公園の陸上競技場で、第5回あつぎラグビーフェスタが実施されました。これは、タグラグビーの交流戦と高校チームのエキシビションマッチ、トップイーストリーグのオープン戦ということで、市内にあります非常に実力のあるチームと県外のチームが、3時過ぎ頃に対戦するということです。
     次に、31番目でございます。同じく本日ですが、清水小学校におきまして、第47回交通安全こども自転車神奈川県大会激励会がございまして、出席をいたしました。
     清水小学校は、平成25年に市の代表として県大会に出場し優勝し、そのときには緑ケ丘小学校が準優勝でした。また、平成25年には、清水小学校は全国大会にも出場して、出場した都道府県47チームの中で、第8位という素晴らしい成績を挙げました。
     市長、警察署長と共に、今回も県大会を一生懸命頑張って、上の大会を目指してくださいという激励の言葉を掛けさせていただきました。県大会は7月2日にあるということで、あと1か月少々ですが、またこれから、子どもたちを指導してくださる交通安全関係の方々と共に一生懸命取り組んで、いい結果を挙げてくれるのではないかと思っております。
     続きまして、最後の32番目でございます。平成28年厚木市議会第2回会議(6月定例会議)について、議員の皆様から一般質問をいただいておりますので、議案と合わせまして、各所管の部長のほうから御報告させていただきます。
     教育総務部長。
  • 加藤教育総務部長 それでは、平成28年厚木市議会第2回6月定例会議でございますが、御報告を申し上げます。
     本会議は、5月27日から6月21日までの会議期間26日間で開催されました。概要につきましては、それぞれ所管部から御報告をさせていただきます。
     まず、提出議案でございますが、学校教育部及び社会教育部が所管する事業に係る補正予算の議案といたしまして、議案第41号、平成28年度厚木市一般会計補正予算(第1号)の上程がございました。6月13日に開催されました環境教育常任委員会におきまして審査され、賛成全員で原案のとおり可決すべきものとされ、21日の開催の本会議におきまして可決されました。
     次に、一般質問につきまして、22人の議員から質問があり、そのうち10人の議員から教育委員会関係の質問がございました。
     教育総務部関連の一般質問につきましては、新川勉議員、難波達哉議員の2人から2項目について御質問がございました。
     まず、新川議員からは、教育行政について、学校給食施設の整備方針について、新中学校給食センター及びミニセンター建設の取組はとの御質問がございました。
     曽田教育長からは、本年4月に策定した厚木市学校給食施設の整備方針に基づき、新中学校給食センターにつきましては、新たな場所への建設に向け、現在整備計画の策定を進めているところでございます。また、ミニセンターにつきましては、新中学校センターの建設に目途がついた時点で、小学校単独調理場未整備校の整備に向けて取り組んでいく、その後、既存の単独調理場につきましては、児童数の変動等を考慮し、ミニセンターとして整備を進める旨の答弁をいたしました。
     次に、難波議員からは、市政一般について、人口減少対策について、児童・生徒数の将来推計はとの御質問がございました。
     この質問は、地域力への影響をどう考えるか、対策は何かという質問もございまして、質問全体の趣旨から、行政全般の視点から一括して答弁することとし、小林市長から、平成27年度に行いました将来推計では、児童・生徒数は緩やかに減少していくものと見込まれている。児童・生徒数の減少は、将来の担い手不足や地域コミュニティー活動の縮小など、少なからず将来の地域活動に影響するものと考えている。こうしたことから、本年3月に策定しました「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、合計特殊出生率の上昇、定住促進、雇用の創出に向けた施策を市民の皆様との協働により展開することで、人口ビジョンに掲げる人口目標の実現とバランスの取れた人口構成を確保し、将来にわたって活力ある地域社会の維持・発展を目指す旨の答弁をいたしました。
     教育総務部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 須藤学校教育部長 それでは、学校教育部関連の一般質問につきまして、御報告申し上げます。
     学校教育部には、望月真実議員、釘丸久子議員、新井啓司議員、山崎由枝議員の4人の議員から5項目の質問がございました。
     まず、望月議員から、入学準備について、制服等の入学準備に対する支援策は、就学援助費の新入学学用品費支給を前倒しする考えはあるかとの質問がございました。
     教育長から、経済的な理由により就学困難な児童・生徒の保護者に対し、学用品費、活動費などの一部を援助する就学援助制度において、新入学に係る費用を支援している。現在中学生の新入学学用品費については、中学1年生で申請を受け支給しているが、課題を整理し、実態に合わせたより適切な時期の支給について検討している旨の答弁をいたしました。
     同じく望月議員から、指定学校変更について、厚木市指定学校変更承認要綱の一部を改正したが、制度の周知は十分かとの質問があり、教育長から、東日本大震災後、児童・生徒の登下校の安全や、地域とのつながりの重要性の観点から、指定学校変更制度の見直しを行い、平成27年10月に施行している。指定学校変更承認要綱の一部改正については、学校を通して全保護者にお知らせしているほか、市ホームページ、広報あつぎへ掲載し、周知に努めている旨の答弁を行いました。
     次に、釘丸議員から、インクルーシブ教育について、現状と課題はとの質問がございました。
     教育長から、インクルーシブ教育の理念に基づき、全ての子どもたちができるだけ同じ場で学ぶことができるよう、学習環境の整備や介助員の配置など、一人一人のニーズに応じた支援を行っている。また、全ての中学校で共生社会の実現に向けた学習を行うとともに、毛利台小学校、玉川中学校をモデル校とし、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた事業の工夫や、多様な校内支援体制づくりに取り組んでいる。今後については、共生社会への理解を深める教職員研修を更に充実させるとともに、高等学校、特別支援学校と連携した地域ネットワークの構築に努めていくとの答弁を行いました。
     次に、新井議員から、教職員の健康管理について、現状と課題はとの質問がございました。
     教育長から、法令に基づき、毎年度教職員健康診断を実施しているほか、今年度から教職員が50人以上の市立小・中学校3校を対象に、ストレスチェック制度に基づく取組を実施する。また、教職員安全衛生委員会において、教職員の安全及び健康の確保について検討を行い、ノー残業デーを実施するなど、職場環境の整備を進めている。今後についても、引き続き心身の健康やよりよい職場づくりに向けた取組を進め、教職員の健康管理により一層努めていく旨の答弁を行いました。
     最後に、山崎議員から、子どものための教育相談について、相談の現状と課題はどのように考えているかとの質問があり、教育長から、青少年教育相談センターにおいては、不登校や養育不安等の相談を来所のほか電話やメール、家庭訪問によって行っている。また、スクールカウンセラー等を学校に派遣し、幅広く相談を受けられるような体制を整えている。近年、相談が複雑化、長期化する傾向にあるが、子どもが抱えている課題解決のため、庁内の関係部署や他機関との連携を強化し、保護者の思いを丁寧に受け止めながら、より一層適切な対応に努めていく旨の答弁を行いました。
     学校教育部の所管につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 社会教育部長。
  • 荒井社会教育部長 続きまして、社会教育部でございます。
     一般質問につきましては、田上祥子議員、遠藤浩一議員、井上武議員、瀧口慎太郎議員の4人の議員から7項目の質問がありました。
     まず、田上議員からは、スポーツ政策について、今後の政策について、総合型地域スポーツクラブへの支援について、更に必要なことは何か、障がい者スポーツへの市民の理解を深めるための施策を検討しているか、本市のスポーツ振興政策の方向性は何かとの質問がありました。
     教育長から、総合型スポーツクラブについては、活動場所の確保や施設利用に関する配慮、情報提供や団体PRなどの支援を行っている。今後については、自立に向けての支援を継続するとともに、新たなクラブが増えるよう取り組む。また、障がいの有無にかかわらず、市民の誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツ活動を実施できる環境づくりに努めている。市内中学校において、車椅子バスケットボール選手による講演会や実技の指導など、障がい者スポーツに触れる機会を設けている。今後も障がい者スポーツへの市民の理解を深めるための施策を展開していく。さらに、スポーツ振興政策の方向性については、厚木市スポーツ推進計画において掲げた「スポーツで心がふれあう都市あつぎ」を基本理念に、体育協会を始めとする関係団体と連携して施策を進めている。幼児から高齢者までスポーツ人口の拡大と更なるトップアスリートの育成に力を注ぎ、スポーツを通じて市民のきずなが一層深まるよう努める旨の答弁をいたしました。
     次に、遠藤議員から、災害時の文化財保護について、本市の備えと対応を問うとの質問がありました。
     教育長から、市指定の有形文化財については、耐震補強や火災報知器の設置などについて補助金を交付するなど、防災設備の充実に努めるとともに、神社や寺院などでは、防火訓練を実施することにより防災意識を高めている旨の答弁をいたしました。
     次に、井上議員から、厚木北公民館の建て替えについて、進捗状況はとの質問がありました。
     教育長から、中心市街地の公共施設再配置計画に基づき、現在地を含めた地区内での再整備に向け検討している。引き続き厚木北公民館建設促進委員会など、地域の皆様からの御意見をいただきながら進めていく旨の答弁をいたしました。
     次に、瀧口議員から、厚木市立図書館について、施設運営の現状と課題は、寄贈資料の現状と今後の取組はとの質問がありました。
     教育長から、中央図書館では、図書の貸し出しや調査、相談業務のほか、小・中学校への貸し出し、障がいのある方への郵送サービス等を実施するとともに、移動図書館や公民館図書室を利用し、サービスを提供している。今後も市民の交流や情報の拠点として、幅広い世代の方々が快適に利用できるよう、サービスの向上に努める。また、寄贈資料については、多くの市民や企業から寄贈いただいた児童書や、郷土に関する図書などを活用している。今後も広く市民に御協力をお願いする旨の答弁をいたしました。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     本日の日程のうち、議案第26号については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により、会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において審議を行うことといたします。
     審議事項に入ります。
     日程1、議案第25号、厚木市図書館協議会委員の委嘱についてを議題といたします。
     議案の説明をお願いします。
     中央図書館長。
  • 市川中央図書館長 議案第25号、厚木市図書館協議会委員の委嘱について、提案理由を御説明申し上げます。
    本件につきましては、厚木市図書館協議会委員の任期が、本年6月30日をもって満了することに伴い、厚木市立図書館条例第3条第3項の規定により委嘱するものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧いただきたいと思います。
     委員につきましては、公募による市民2人、学識経験者1人、学校教育の関係者1人、社会教育の関係者1人、家庭教育の向上に資する活動を行う者1人の合計6人でございます。新任の方が3人で再任の方が3人でございます。任期につきましては、平成28年7月1日から平成30年6月30日までの2年間でございます。
     以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の説明に対しまして、何か質疑ございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 中央図書館については、「よく整備されている。」、「駅に近いということで使いやすい。」など、いろいろな話を聞いていますが、中央図書館の蔵書数はどのくらいあるのかをお聞きしたいと思います。
     もう一つは、予算化していただいて、小・中学校の各図書室に随分本が入っていると思うのですが、そのトータルの冊数について、分かれば教えていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 市川中央図書館長 中央図書館の全体の蔵書につきましては、本年3月末で75万3,865冊ということでございます。内訳で申しますと、中央図書館の所蔵が63万4,889冊、それから移動図書館車、移動図書館の所蔵が2万1,389冊、また公民館図書室とネットワークを結んでいるのが8館ございますが、その所蔵が9万7,587冊でございます。
     なお、学校図書館につきましては、所管ではないので、今ここでは分からないということで御理解いただきたいと思います。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田委員 はい、ありがとうございます。
     もう一つお聞きします。非常に沢山の蔵書があるということで、例えば、移動図書館の車というのは、本の入れ替えはどのようにされるのでしょうか。また、公民館図書室はどうでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 市川中央図書館長 移動図書館車につきましては、大体2,000冊ぐらいを積んでいます。現在、市内24か所を回っているのですが、その回る所によって多少本を入れ替えたりとか、新しいものが入ったりとか、そういうニーズに合わせた形で蔵書の入れ替えをしているということでございます。
     また、8公民館図書室の分につきましても、蔵書を入れ替えたり、また大体半分ぐらいは、こういう本を借りたいということで、中央図書館から持っていったりという形でやっております。
     いずれにしましても、全く同じものを置いておくということではなくて、入れ替えをしながら御利用いただいているという状況でございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田委員 大変有り難いと思いました。そのようにきめ細かくいろいろやっていただけるので、非常に助かっていると思いますが、厚木市の人口が約22万5,000人で蔵書の数が約75万冊というのは、適正な規模なのか、それとも多いのか、近隣市などと比べてどうなのでしょうか。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 市川中央図書館長 蔵書の冊数につきましては、近隣市に比較しましても、非常に多い方であると思っております。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 山田委員 はい、どうもありがとうございました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 1つお伺いしたいと思います。
    図書館の方向性としまして、本だけではなく、確かAVも扱っているかと思います。例えば、CDについて例に挙げると、以前は新しいものとしてどんどん入ってきましたが、現在は世の中では徐々に少なくなってきていますが、これからどう向かっていくのか、現状を教えていただけたらと思います。
  • 曽田教育長 中央図書館長。
  • 市川中央図書館長 図書館では、今、視聴覚資料といたしましては、今委員もおっしゃられたCDのほか、それからまだビデオもあるのですが、それらが主なものです。DVDにつきましては、まだそれ程入っていないというのが現状です。また、機器等も世の中ではどんどん進んでいってしまうので、そういう機械の進歩と整備のスピードというのがなかなか合わないというところもございます。ただ、今後は、やはりその辺のところも検討しながら、整備の方を進めていきたいという気持ちではございます。
  • 曽田教育長 よろしいですか。
  • 水上委員 はい。
  • 曽田教育長 そのほか、いかかでしょうか。
     よろしいですか。
     それでは、特に質疑ないようですので、採決に移ります。
     本件は、原案のとおり可決してよろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 異議なしと認め、議案第25号を可決いたします。
    続きまして、報告事項に入ります。
     報告事項1、厚木市学校運営協議会委員の委嘱について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項1、厚木市学校運営協議会委員の委嘱につきまして、御報告申し上げます。
     資料1を御覧ください。
     厚木市学校運営協議会委員につきましては、学校運営協議会規則第5条第1項の規定により、教育委員会が委嘱又は任命することとなっておりますが、平成28年6月1日付けで委嘱をいたしましたので、御報告するものでございます。
     恐れ入りますが1枚おめくりいただき、名簿を御覧ください。
     別紙のとおり、相川中学校から追加の推薦がありましたので、お一人を委嘱したものでございます。任期につきましては、平成29年3月31日までとするものでございます。
     なお、参考資料として、委嘱後の全体名簿をお示しさせていただきましたが、相川中学校につきましては、新たなお一人を加え14人となりました。
     報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 先日、関東甲信越静教育委員会連合会の総会・研修会へ出席させていただいたときに、文科省の方から行政説明がありまして、その中で、次世代の学校・地域創生プランというものが出ていました。俗にいう「馳プラン」ですが、その中で、学校を核とした地域の創生ということで、地域学校協働活動の推進、コミュニティ・スクールということが出ていました。
     厚木市では、正にこの学校運営協議会が、モデル校として相川中学校区で行われています。この数は、全国で約2,400あるということも聞いているのですが、厚木市では今後普及させていく方向なのか、その辺りの準備状況等を教えていただけますか。
  • 曽田教育長 教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 まず、全国でどのくらいの数かということですが、平成28年4月1日現在、最新のデータで、全国で2,806校ということで、全体の学校数の約9%ということとなっております。
     厚木市におきましては、委員がおっしゃるとおり、平成26年度から、相川小、相川中、戸田小の3校で、モデル地区として学校運営協議会制度を行っております。今年度でこの3校とも指定の期間が切れるので、来年以降継続するかどうかにつきましては、今後検証した上で決定していくのですが、今月、この3校の校長先生に話を伺ってきました。3校とも、学校の応援団として非常によく協力をいただいているというお話をいただきました。
     今後につきましては、この学校運営協議会の委員の方にアンケートを実施しようかと考えております。その後どこかで、教育委員会で御審議いただきまして、来年度以降について決定をしていきたいと思っております。
     以上です。
  • 山田委員 そうですか。子どもたちも含めて学校の先生方と地域の方がうまくやっていくと、学校運営というものはスムーズになっていくのだろうという感じがします。この3年間の成果については今後にうまくつなげていくと思うのですが、教育長のお考えをお聞かせいただけますか。
  • 曽田教育長 学校運営協議会の将来的な方向性ということを考えたときに、全国展開されていくであろうと私自身は受けとめています。
    ただ、当然、準備する体制や準備期間も必要になってきます。今、教育総務課長が申し上げましたが、モデル校として3校でやってきた中で、メリット・デメリットや課題などを整理し、それを踏まえて、厚木市においても、大きな方向としては、ほとんどの学校において、このコミュニティ・スクールを実施していければという考えは持っております。
    また、委員の皆様からも御意見等をいただきながら、学校に混乱が起きないような形で進めていければと考えています。
  • 山田委員 ありがとうございます。
    地域みんなで子どもたちを育てるという観点からすれば、今、教育長がおっしゃったように、検証していく必要はあると思いますので、どうかよろしくお願いします。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほか、いかがでしょうか。
     よろしいですか。
     特になければ、報告事項1を終わります。
     次に、報告事項2、平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項2、平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。
     資料2を御覧ください。
     本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、去る平成28年5月31日に開催いたしました厚木市教育委員会表彰等選考委員会において、選考いたしました皆様を表彰するものでございます。
     教育委員会表彰被表彰者は、個人22人、団体6団体、教育委員会感謝状贈呈被贈呈者は、個人3人、団体8団体、教育長感謝状贈呈被贈呈者は、個人1人、団体5団体でございます。
     1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。個人の部でございますが、第30回神奈川県トランポリン大会、園児年中以下クラス男子の部におきまして、第1位となりました三木湊斗様を始めといたしまして、各種コンクールやスポーツの分野において優秀な成績を収められた方々でございます。
     次に、2ページの団体の部でございますが、平成27年度神奈川県高等学校秋季新人ソフトボール大会、女子の部におきまして、優勝しました神奈川県立厚木商業高等学校女子ソフトボール部様を始めといたしまして、様々な大会で優秀な成績を収められた6団体を表彰するものでございます。
     続きまして、4ページを御覧ください。教育委員会感謝状でございます。
     個人の部でございますが、平成22年度から毎月3、4回、戸田小学校地内の花壇の維持管理及び校庭の整備等を行い、教育環境の整備に貢献されました三田まゆみ様、長坂文子様及び萩原信弘様に贈呈するものでございます。
     次に、団体の部でございますが、平成26年度から3年にわたり、児童書の寄附を行い、教育活動に貢献されました平塚信用金庫様を始めといたしまして、教育活動や教育環境の整備、地域の安心・安全に貢献されました8団体に感謝状を贈呈するものでございます。
     続きまして、1枚おめくりいただき、5ページを御覧ください。教育長感謝状でございます。
     個人の部でございますが、図書を市内小・中学校等に寄附いただきました中丸武夫様に贈呈するものでございます。
     次に、団体の部でございますが、厚木市久保奨学金基金へ寄附いただきました厚木商工会議所女性会様を始めといたしまして、本やチケットの寄附や教育活動に貢献されました5団体に感謝状を贈呈するものでございます。
     表彰式につきましては、7月6日、水曜日、午後4時から、市役所第2庁舎で開催する予定でございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただいまの報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     特になければ、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、厚木市立小・中学校食物アレルギー対応連絡協議会委員の委嘱又は任命について、報告をお願いします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項3、厚木市立小・中学校食物アレルギー対応連絡協議会委員の委嘱又は任命について、御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料3を御覧ください。
     本件につきましては、食物アレルギーがある児童・生徒について、関係機関が連携し、学校における食物アレルギー対応を推進するために設置し、厚木市立小・中学校食物アレルギー対応連絡協議会設置規程第3条の規定により、平成28年6月1日付けで、別紙の者を委嘱又は任命しましたので、御報告をするものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、委員名簿を御覧ください。
     委員の構成につきましては、厚木医師会の代表3人、厚木市立病院の医師1人、厚木市立小・中学校長の代表2人、養護教諭の代表2人、栄養職員の代表2人、厚木市消防本部ほか庁内関係部署職員が3人の合計13人でございます。
     なお、任期は、平成28年6月1日から平成30年5月31日までの2年間でございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 馬嶋委員に少しお聞きしたいのですが、食物アレルギーと盛んに言われていて、いろいろな対応をしていますが、食物アレルギーの児童・生徒は増えているのでしょうか。その辺りの様子を少しお聞かせいただければと思います。
  • 曽田教育長 馬嶋委員。
  • 馬嶋委員 増えているのは確かだと思います。
     数字的に昔に比べてというのは、今はっきり申し上げられないですが、平成25年で、食物アレルギーを持っているお子さんは3%ぐらいです。小学校2.8%、中学校2.7%ですので、100人いたら3人ぐらいということです。
     以前は、アレルギーというと、気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎というのがかなり問題になりました。私が大学を卒業した頃は、気管支ぜんそくで亡くなる重傷の方がいたのですが、今は、気管支ぜんそくに関しては良い治療薬が開発されてきていて、治療方針も変わってきているので、亡くなる方は非常に少なくなったのですが、食物アレルギーに関しては増えています。また、重症化になっている方も増えているのは事実です。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 そういう状況を踏まえて、事務局に少しお聞きしたいのですが、小・中学校の児童・生徒のアレルギーの対応をした給食を提供していますが、その人数はどのくらいですか。
  • 曽田教育長 保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 平成28年5月27日現在で、全児童・生徒1万7,924人に対しまして、1,327人です。内訳といたしましては、小学生が844人で、中学生が482人でございます。
     その中で、詳細な献立をお配りしている子どもたちは、139人おります。また、お弁当の対応をしている子どもたちは68人で、除去食といって、自分で取り除いて給食を食べている子どもが54人おります。またエピペンを携帯している子どもさんが33人となっております。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 ありがとうございました。
    結構多いので少し驚きましたが、特に除去して食べているとか、子どもが自分でそういう意識を持ってやっているということは非常にありがたいことなので、こういう教育というのも進めていかなければならないのかなと少し感じました。
  • 曽田教育長 馬嶋委員。
  • 馬嶋委員 協議会委員に最初から入れていただいているので、少し説明させていただきます。
     厚木市の場合には、アレルギーがあると言っているお子さんの数が、全国の文科省の調査に比べてかなり多いのです。卵のアレルギーではよくあるのですが、小さいときに食べてアレルギーが出ても、そのうち食べられるお子さんというのは、実は結構いるんですね。それなのに、病院に行かなくて、まだ食物アレルギーがあるということになっていることがあります。
     それから、例えばサバとかは、アレルギーではないのだけれども、じんま疹が出たりするということがあって、それを食物アレルギーだと言ってしまっているお子さんもいて、このような正しい診断を受けていない方が実は非常に多いのです。
     食物アレルギーで大事なのは、少しの量でも重症化して、アナフィラキシーショックで命に関わってしまうようなお子さん、エピペンを持っているようなお子さんをどうやって救うのかということになると思います。したがって、皆が正しい診断をして、食べられるなら食べられるということで、やはり本当に守らなければいけない人たちは必ずいるので、その人たちを守る仕組みをつくっていかなければいけないのが現状だと思います。
     ただ、学校の現場の中で、子どもたちが自分で除くというのは危険なので、本当に食べられるのか、食べられないのかというのをきちんと診断された方がいいと思います。今、協議会の中でも、みんなが食べられる献立も考えているということがあって、例えば卵が食べられないお子さんがいると、このお子さんだけが違うものを食べるということがあるのですが、そうではなくて、みんなが食べられる献立を作ってみようという試みを市でもやってくださっているので、それはすごくいいことだと思っています。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほか、いかがでしょうか。
     難波委員。
  • 難波委員 今、アレルギーの重症化というお話がありましたが、うちの幼稚園でも、今既にエピペンを持っているお子さんが2人います。
     さらに、来月からは、ある程度洗ってある牛乳パックに触れただけでも牛乳アレルギーを発症してしまうという、アレルギーの中でも本当に重症のお子さんも受け入れていこうと考えています。受け入れる以上は、こちらも相当な覚悟を持ってお受けするので、やはり万が一発症したときということもかなり考えるわけですが、そういうお子さんであっても学校生活、幼稚園生活が送れるような、具体的なシステムづくりというか、何かいいアイデアがあったら是非教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
  • 曽田教育長 保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 市では、厚木市立小・中学校食物アレルギー対応マニュアルを作成しておりまして、市内全36校で統一した安全な管理を行っております。
    このマニュアルによりまして、学校ごとに対応をしていただいております。
  • 曽田教育長 馬嶋委員。
  • 馬嶋委員 最近は、保護者向けや学校向けにも、とても分かりやすい本が出ています。牛乳パックの話がありましたが、例えば牛乳アレルギーのある方がいたら、片付けるときには、そのお子さんに外に出てもらうようにしましょうというように、具体的な話が沢山あるので、参考にされたらいいかと思います。
     また、もしも起きてしまったときの対応には、かなりいいものがありまして、これは厚木市立小・中学校食物アレルギー対応マニュアルにも書いてあります。
     例えば、じんま疹がこのくらい出ている間は様子を見ましょうとか、この症状になったら次はこうしましょうというのが書いてあります。それを見ていくと、症状に合わせて、エピペンなのか、それとも救急車を呼んだらいいのか、どういう体位で寝かせたらいいのかといった、その次の対応というものができるようになっていますので、是非使っていただければと思います。
  • 難波委員 ありがとうございます。
     症状が出たときに、どうしても慌ててしまうというか、現場が混乱してしまうということがありますが、きちんとした対応の仕方を把握しておけば、冷静に、速やかに処理ができるだろうし、連絡もできると思います。
  • 曽田教育長 幼稚園協会で、アレルギー対応についての研修会を開催するといったことはあるのですか。
  • 難波委員 今のところ、特にそういった研修というのは、開かれていません。
     私学ですので、やはり受け入れる園となかなか受け入れられない園というのは実際あります。それぞれ園長の考え方というのもありますので。
     ただ、やはり基本的には受け入れていくという方向で、今後学習していく必要はあるのではないかと感じております。
  • 曽田教育長 教育委員会の所管は、小学校、中学校ということで、幼稚園にはないわけですが、教育委員会で作成したマニュアルを参考送付するといったことはできるのではないかと思います。
     教育委員会は、小学校・中学校について当然大きな責任を負わなければならないですが、教育行政として、それ以前の未就学の子どもたちに対しての責任がないかというと、それはまた違います。そういう意味で、どこまで支援できるかは調整が必要だと思いますが、子どもたちにとってプラスになることであり、またそれぞれ考えが同じであるならば、送付させていただくということはできるのではないかと思います。
  • 難波委員 ありがとうございます。
     幼稚園側でも、対応の仕方をきちんと把握できれば、受け入れていけるということで、要するに、こちら側の受け入れる体制がないがために御遠慮いただくこともあるということであります。
     そういったマニュアルをこちらの方でも使わせていただけると大変助かると思いますので、いただけるということであれば、園長会の方でもお話をさせていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 須藤学校教育部長 学校教育の立場から、若干補足をさせていただこうと思います。
     今のお話の中にありました食物アレルギー対応連絡協議会を中心に、学校現場では、作成いただいたマニュアルを基に、学校ごとの研修は相当進んでいるのではないかという認識を持っております。
     それから、学校教育課、保健給食課を中心に、馬嶋委員にも御助力いただいて、厚木市立病院の小児科の先生方をお招きしての研修会を数年前に開催いたしまして、そこでエピペンの打ち方という実習をやらせていただいております。
     その後、各学校が毎年1回ないし2回、必ずそういう研修を校内で持とうということで、これは、エピペンの打ち方をレクチャーできる講習を受けた養護教諭の先生が中心になっておりますが、実際にエピペンを持って在学している本人と保護者、それから担任、養護教諭、そのほか関係がある教職員で、かなり綿密な相談をしながら、どのような状況になったときにエピペンを使うかという研修は、かなり進んできていると思っております。
     先ほども申しましたとおり、食物アレルギーの子どもたちの数はかなり増えていますので、今後は毎年恒例の研修になるのかなというイメージも持っております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 難波委員。
  • 難波委員 須藤部長、ありがとうございます。
     うちの幼稚園でも、2年前にエピペンの研修をやりましたが、この夏に、また研修をやろうかと今計画しているところなのですが、学校の養護教諭や先生方の研修の中に、幼稚園の先生の入る枠というのはあるのでしょうか。これは難しいでしょうか。
  • 曽田教育長 学校教育部長。
  • 須藤学校教育部長 今申し上げました研修の実施の際には、学校の教職員等以外に、PTAの方々にも参加をいただいておりまして、会場のキャパ等の問題もあるかとは思いますが、広く広報して、多くの方々に参加していただいて、受けていただく価値のある研修ではないかと思います。今後、そういう機会がございましたら、また広報を差し上げたいと思っております。
  • 難波委員 ありがとうござました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     馬嶋委員。
  • 馬嶋委員 最後に、追加でお話ししますが、エピペンを持っているお子さんは、厚木の場合には、全国の平均より少し少ないです。したがって、まだもう少しそういったお子さんがいる可能性があって、エピペンを持っているお子さんが増えてくるのは、時間の問題なのかな思っております。
     食物アレルギー専門の先生に聞くと、やはり怪しいお子さんは、命が助かるのだから持っていた方がいいという言い方をされるので、これからもっと持つお子さんが増えてくるのかなと思います。
     後は、エピペンを持っているお子さんが通っている学校と通っていない学校とでは、どうしても危機管理とか意識に差が出てきてしまうことがあります。
     それから、問題なのは、新規発症といって、学校に行って初めての給食で何か起こすお子さんがいるのです。今まで駄目だったものではなくて、違うもので起きてしまうお子さんがいるというのが問題になっています。例えば、ナッツ類は新規発症がかなり多いのですが、厚木市は給食には使っていません。したがって、そういうリスクは少ないことは少ないので安心なのですが、何が原因で起こるか分からないし、中学生ぐらいになると、食べた後に運動することによってアナフィラキシーを起こす病気もあったりするので、その辺り学校側は本当に大変だろうなと思いますが、一生懸命やっていただいていると感じています。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     ほかにいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
     それでは、特になければ、報告事項3を終わります。
     次に、報告事項4、放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項4、放射性物質の測定結果について、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料4を御覧ください。
     始めに、5月16日から6月14日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、5月31日に調理後の給食の測定も行っており、それらを含む御覧のページ及び裏面のページ、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右のページを御覧ください。
     学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れ、火曜日、木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定している中で、5月分につきましては、1名の保護者の方から、6品目の要望に対して、教育委員会が選定いたしました食材を合わせ18品目を測定いたしました。6月分につきましては、保護者の方からの要望がなく、予定も含め27品目の測定をいたします。
     今後におきましても、保護者の方からの要望があった食材を基本として、測定してまいります。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面を御覧ください。
     小・中学校プールの放射能濃度の測定結果でございますが、6月14日に戸田小学校、厚木中学校、睦合東中学校の3校につきまして、プール水の測定を行いましたが、放射性物質は検出されませんでした。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対して、何かございますでしょうか。
    では、私から一つお聞きしますが、プールの放射能濃度の測定は、水ですか。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 水道水でございます。なお、プール使用前の測定については、まだ清掃前で残留物等がありますので、その測定を学校施設課で行っております。
  • 曽田教育長 分かりました。
     ほか、よろしいでしょうか。
     それでは、特になければ、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項5、厚木市郷土資料館運営協議会委員の委嘱について、報告をお願いします。
     文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 それでは、報告事項5、厚木市郷土資料館運営協議会委員の委嘱について、御報告申し上げます。
     資料5を御覧ください。
     本件は、厚木市郷土資料館運営協議会委員の任期満了に伴いまして、厚木市郷土資料館運営協議会規程第3条第2項の規定により、平成28年6月1日付けで委嘱しましたので、御報告するものでございます。
     恐れ入りますが、裏面を御覧ください。
     委員につきましては、名簿のとおりでございます。定数は10人以内と規定されておりますが、今期は再任7人と新たに公募にて選考した2人の計9人の方々にお願いいたしました。
     再任の委員につきましては、学識経験者として、資料館施設の活動や運営について高い識見と専門知識をお持ちの方々でございます。公募の委員につきましては、資料館の運営について十分な知識を有するとともに、郷土資料館活動に関心の高い方にお願いいたしました。
     なお、任期につきましては、平成28年6月1日から平成30年5月31日までの2年間となってございます。
     以上、よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 この運営協議会は、郷土資料館の建物を建て替える橋渡しの役割を担うのでしょうか。ハードの面とソフトの面について、今後どのように展開していくのかを教えていただきたいと思います。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 この運営協議会につきましては、博物館法に基づき、郷土資料館の開館からずっと設置しております。ハードの面、建物を新しく建て替えることにつきましては、検討委員会を設置し、そちらの方でお話をしていただいて、助言いただいております。
    したがって、この運営協議会につきましては、新しい建物が建った後も、継続して設置していくものになります。
  • 水上委員 ありがとうございます。
  • 曽田教育長 このほか、よろしいでしょうか。
    難波委員。
  • 難波委員 この協議会について、年間どのくらいの頻度で開催され、どのような内容が話し合われているのか、お教えいただけますでしょうか。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 運営協議会につきましては、年2回、年度始めと年度末に開催しています。内容につきましては、年度が終わりましての実施結果と新たな年度の計画を報告させていただいていまして、郷土資料館運営について、指導、助言をいただいてございます。
  • 難波委員 ありがとうございます。
     いろいろな事業をやっているということで、大変だろうと感じています。
     今のお話からすると、年の初めには、今年1年はこういった事業でというように、年間スケジュールができているという捉えてよろしいのでしょうか。
  • 曽田教育長 文化財保護課長。
  • 増田文化財保護課長 年間計画につきましては、この運営協議会を最初に開催する5、6月ぐらいには、立てるようにしてございます。予算等を取る場合に、年度計画を立てていないと問題になってまいりますので、立てさせていただいております。
  • 難波委員 分かりました。
  • 曽田教育長 そのほか、いかがでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     それでは、特になければ、報告事項5を終わります。
     次に、報告事項6、事務の臨時代理の報告について、報告をお願いします。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 報告事項6、事務の臨時代理の報告につきまして、資料6により御報告いたします。
     恐れ入りますが、資料6を1枚おめくりいただき、裏面にございます臨時代理書を御覧ください。
     臨時代理の理由でございますが、厚木市心身障害児就学指導委員会委員の欠員に伴い、委員の委嘱をする必要が生じましたが、教育委員会会議を招集する時間的余裕がございませんでしたので、厚木市教育委員会教育長に対する事務委任等に関する規則第3条の規定により、別紙のとおりその事務を臨時に代理したものでございます。
     恐れ入りますが、右側のページにございます別紙名簿を御覧ください。
     新しい委員につきましては、厚木市心身障害児就学指導委員会規則第3条第1号の規定により、厚木医師会の推薦に基づき委嘱したものでございます。
     なお、委員の任期につきましては、第4条の規定により、前任者の残任期間となるため、平成30年5月31日までとなります。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
      よろしいですか。
      特にないようですので、報告事項6を終わります。
      それでは、ここで暫時休憩といたします。
      再開後は、会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。
      お疲れ様でした。

暫時休憩15時18分
再開時刻15時19分

  • 日程2 議案第26号、厚木市久保奨学金(平成28年度学校教育活動応援奨学金)の支給決定について
    (資料に基づき説明し、可決された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     なお、非公開案件の資料については、事務局により処分いたしますので、この後回収させていただきます。
     これをもちまして、平成28年厚木市教育委員会6月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

閉会時刻15時30分

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