平成28年厚木市教育委員会10月定例会

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

会議概要

会議主管課

教育総務課

会議開催日時

平成28年10月29日火曜日
午後2時

会議開催場所

厚木市役所 第二庁舎4階 教育委員会会議室

出席者

教育長 曽田 高治
教育長職務代理者 山田 一夫  
委員 難波 有三
委員 水上 裕 委員 門田 美惠子
事務局
加藤教育総務部長、須藤学校教育部長、荒井社会教育部長、
曽我教育総務部次長、高橋学校教育部次長、小山社会教育部次長、
若林教育総務課長、岩崎保健給食課長、佐後学校教育課長、
大田垣教育研究所長

説明者

事務局職員

1 教育長報告

2 報告事項

  1. 事務の臨時代理の報告について
  2. 厚木市教育委員会教育長職務代理者の指名について
  3. 厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について
  4. 平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について
  5. 児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う専決処分の報告について
  6. 放射性物質の測定結果について
  7. 平成28年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の調査の結果について

 会議の経過は、次のとおりです。

開会時刻15時00分

  • 曽田教育長 時間になりました。
     それでは、ただ今から平成28年厚木市教育委員会10月定例会を開会いたします。
     現在の出席者は5人で、定足数に達しております。
     厚木市教育委員会会議規則第15条第2項の規定により、本定例会会議録署名委員として、水上委員を指名させていただきます。よろしくお願いします。
     始めに、この度教育委員会委員として、引き続き山田一夫委員と新たに門田美惠子委員が就任され、後ほど報告事項にもございますが、山田委員におかれましては引き続き教育長職務代理者をお願いすることとなりましたので、お二人から一言ずつ御挨拶を頂戴したいと思います。
     始めに、山田委員、よろしくお願いいたします。
  • 山田委員 こんにちは。
     曽田教育長の方から御指名をいただきました山田でございます。どうかよろしくお願いいたします。
     教育行政の期待というのは非常に大きくて、そして要求は非常に多様化しているといったこともあります。そのようなことから、厚木の教育委員会の基本目標である「未来を担う人づくり」という教育大綱等も踏まえまして、この人づくりを皆さんと共に進めてまいりたいと考えております。
     曽田教育長を中心に、委員の方々、皆さん方の御協力をいただきながら、進めてまいりたいと考えています。そして、この職を全うしていきたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     続きまして、門田委員、よろしくお願いいたします。
  • 門田委員 皆さん、こんにちは。
     この度教育委員という任務を仰せつかりまして、重責で、心の中は果たしてできるのだろうかという気持ちで一杯でしたが、子どもたちと保護者の方、それから教員等の職員、懸命に努力をされている厚木市の方々と一緒に、お仲間に入れていただいて、精いっぱい努力したいと思います。
     どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     次に、本日は、教育委員会の全課長が出席しておりますので、紹介をお願いします。
     教育総務部次長。
     (職員紹介)
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     それでは、ここで、議案審議の準備のため、暫時休憩といたします。

 暫時休憩15時08分

 再開時刻15時10分

  • 曽田教育長 それでは、私から報告をいたします。
     平成28年10月定例教育委員会教育長報告。
     平成28年9月29日木曜日に開催されました9月定例会以後の主な行事等29件につきまして、御報告申し上げます。
     まず、1番目でございます。10月2日、日曜日、相川中学校ほか3か所、計4か所におきまして、市民健康まつり・地区運動会が開催されました。
     この日は、相川地区、緑ケ丘地区、荻野地区、睦合北地区におきまして、4地区合計で約7,000人が参加しました。晴天のもとで、小・中学生も一部参加をして、大変楽しく充実した運動会が開催されました。
     次に、2番目でございます。同日でしたが、厚木小学校におきまして、小学校秋の運動会の最後となります運動会が、厚木小学校校庭で開かれました。私も拝見してきましたが、特に集団演技では、見ていて目頭がじんとしてくるくらいに大変素晴らしい人の心を打つ演技を、子どもたちが精一杯やってくれておりました。
     次に、3番目でございます。10月3日、月曜日、南毛利公民館におきまして、全部で8回開催の子育てコミュニティトークの4回目、小学校6校から12人の保護者の方が参加されて、2つのテーマで意見交換が行われました。
     次に、6番目、7番目でございます。10月7日、金曜日、厚木市荻野公民館において、第5回目の子育てコミュニティトークが、また、10月8日、土曜日にはアミューあつぎ6階において、第6回目の子育てコミュニティトークが開催されました。
     次に、1枚おめくりいただきまして、9番目でございます。10月9日、日曜日、小鮎地区におきまして、市民健康まつり・地区運動会が開催されました。あいにく雨だったのですが、体育館を使って実施されました。
     小鮎小学校、小鮎中学校の体育館の中は、熱気一杯で、多くの自治会の会員の方々が参加されて、球技大会等を行っておられました。地区運動会での交流を通して地区の絆が深まったのではないかというように思います。
     次に、10番目でございます。10月12日、水曜日、アミューあつぎにおいて、第7回目の子育てコミュニティトークが、市内の幼稚園9園の保護者の方が参加をされて開催されました。
     次に、12番目でございます。同日でしたが、厚木市立妻田小学校の校長先生、PTA会長さんが、インターナショナルセーフスクール認証取得の決意表明のために、市長を表敬訪問されまして、私も同席をさせていただきました。
     平成30年11月にインターナショナルセーフスクールの認証を取得するという非常に力強い決意を校長先生が述べてくださり、文書を市長の方に手渡されました。この日から約2年間の取組になっていくと思うのですが、ISS認証取得に向けて、地域の方々等と協力をされながら、学校教職員、子どもたちが一丸となって、安心・安全な学校づくりのために取り組んでいっていただくことになります。
     教育委員会におきましても、全面的に妻田小学校のインターナショナルセーフスクール認証取得の取組を支援してまいりたいと思っております。
     次に、13番目でございます。10月14日、金曜日、各委員の皆様にも御出席をいただきましたが、この度任期4年を満了されて御退任をされます馬嶋順子教育委員に対しまして、市長の方から感謝状が贈呈されました。
     次に、14番目でございます。同日でしたが、アミューあつぎにおいて、最後になります第8回目の子育てコミュニティトークが開催されました。
     次に、15番目でございます。こちらも同日でしたが、厚木中学校体育館におきまして、厚木中学校創立70周年記念式典が開催されました。70年の歩みがスライドで映し出されまして、かつてはこうだったのだということを、私自身もスライドを拝見しながら思いました。
     また、その後、全校合唱が行われました。この合唱は自作の曲ということで、いろいろな行事のときに、学年で、あるいは全校で合唱されている「翼を広げて」という曲が披露されました。厚木中学校は生徒数がかなり多い学校ですが、ただ多いだけではなくて、気持ちを一つにして、本当に会場一杯に歌を響かせてくれて、参加されていた地域の方々、保護者の方々の胸に響く歌声を届けてくれました。
     今年度創立70年を迎えた学校はほかにもあるわけですが、厚木中学校の長い歴史と伝統の重み、厚中ならではの文化、これを私自身も体育館に同席させていただいて、強く感じたところでした。
     次に、17番目でございます。10月15日、市内の13中学校におきまして、文化発表会が開催されました。私は小鮎中学校、林中学校の2校を訪問させていただきましたが、2つの中学校の子どもたちの合唱の様子を見て、今この瞬間、これだけの合唱を13の中学校で子どもたちが精一杯やっているのだということに深い感慨を覚えました。本当に心に響く素晴らしい合唱を披露してくれました。
     次に、19番目でございます。10月16日、日曜日、厚木中央公園におきまして、2016あつぎウォークが開催されました。健脚コース138人、ファミリーコース317人、455人の参加者があり、少し曇りだったのですが、暑からず、寒からず、まずまずの天候の秋空のもとで、ほとんどの方が完歩されたとのことでした。
     次に、20番目でございます。同日でしたが、及川球技場におきまして、少年少女球技大会の開会式がございました。ソフトボールのチームが13チーム、ドッジボールのチームが12チーム、それぞれ参加されまして、私は、始球式でソフトボールを投げさせていただきましたが、何とかベースのところまで届いて良かったという思いでございました。
     次に、23番目でございます。10月17日、月曜日、市役所本庁舎4階におきまして、教育委員会委員任命発令が行われました。先ほど御挨拶をいただきました門田美惠子委員が、新たに教育委員に任命されました。また、併せて、山田委員が第2期目の委員ということで任命されました。
     次に、26番目でございます。10月22日、土曜日、厚木市文化会館大ホールにおきまして、厚木愛甲地区中学校文化連盟芸術祭音楽科部会音楽発表会が行われ、厚木愛甲地区18校の子どもたちが合唱を披露してくれました。
     第1番目のプログラムは宮ケ瀬中学校の先生を含めた9人の皆さんで、和太鼓を力強く打ち鳴らしての幕開けとなりました。多くの学校が有志選抜で合唱団を結成して、何回も何回も練習をしてきて、その成果を聴いていただくということで、これもまた1週間前の文化発表会の歌声と同様に、会場にいた人々の心に多くのものを響かせてくれました。
     また、小ホールの方では、4校が参加しての文化連盟芸術祭の演劇部門、演劇発表会が行われておりまして、全てを見ることはできなかったのですが、子どもたちの演技を楽しませていただきました。本職顔負けの素晴らしい演技だったと私自身は感じました。
     次のページにまいりまして、27番目でございます。10月23日、日曜日、荻野運動公園メインアリーナにおきまして、平成28年度厚木市剣道選手権大会が、約320人の参加者を得て盛大に実施されました。
     小学校1年生の豆剣士から大人まで、6会場に別けられておりましたが、気合いのこもった試合が行われておりました。今回の選手権大会には香港の方から13人の剣士の方も参加をされていて、一戦一戦本当に真剣勝負で、剣道というと、あの独特の緊迫した張り詰めた空気が会場に漂いますが、素晴らしい大会になったのではないかと思います。
     次に、28番目でございます。10月24日、月曜日、上依知中学校の方に学校訪問させていただきました。今年、他校から異動していただいた校長先生と、学校、子どもたちの状況等について懇談をさせていただき、昼休み、楽しく遊んでいる子どもたちの様子、そして午後の授業を拝見をして、学校と教育委員会が、今後も車の両輪のごとく連携を十二分取ってやっていきましょうといった思いを伝えてまいりました。
     最後になりますが、29番目でございます。平成28年厚木市議会第4回会議の最終日の結果について、教育総務部長から報告させていただきます。
     教育総務部長。
  • 加藤教育総務部長 それでは、平成28年厚木市議会第4回会議、9月定例会議につきまして御報告申し上げます。
     市議会第4回会議は、8月30日から10月5日までの会議期間37日間で開催されました。概要につきましては、教育委員会9月定例会において報告をさせていただきましたので、10月5日開催の市議会本会議の教育委員会関連の議決事項等を報告させていただきます。
     まず、議案第45号及び議案第46号の教育委員会委員の任命につきましては、両議案とも賛成全員で原案のとおり同意されました。
     次に、教育総務部、学校教育部、社会教育部共通で、議案第60号、平成27年度厚木市一般会計歳入歳出決算について及び社会教育部が関連します議案第61号、平成27年度厚木市公共用地取得事業特別会計歳入歳出決算については、賛成多数で認定されました。
     次に、学校教育部が関連します陳情第10号、義務教育に係る国による財源確保と、35人以下学級の着実な実施・進行を図り、教育の機会均等と水準の維持・向上並びに行き届いた教育の保障を求める意見書を国に提出することを求める陳情につきましては、賛成全員で採択すべきものと決せられました。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     本日の日程のうち、報告事項1については、個人に関する情報が含まれる案件となりますので、厚木市教育委員会会議規則第13条第1項の規定により会議を非公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     (「異議なし」との声あり)
  • 曽田教育長 御異議ありませんので、非公開とし、日程の最後において報告を行いことといたします。
     報告事項に入ります。
     報告事項2、厚木市教育委員会教育長職務代理者の指名について、報告お願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項2、厚木市教育委員会教育長職務代理者の指名につきまして御報告申し上げます。
     資料2を御覧ください。
     教育長職務代理者につきましては、山田委員の任期が平成28年10月15日で満了したことに伴い、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項の規定により、新たに指名をするものでございますが、山田委員が教育委員に再度任命されたことにより、平成28年10月16日付けで引き続き教育長職務代理者に山田委員を指名いたしましたので、報告するものでございます。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に関しまして、何かございますでしょうか。
  • 曽田教育長 ないようですので、報告事項2を終わります。
     次に、報告事項3、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項3、厚木市学校運営協議会委員の委嘱及び任命につきまして、御報告申し上げます。
     資料3を御覧ください。
     学校運営協議会委員につきましては、現在、相川小、戸田小、相川中学校の3校で、保護者や地域の皆様などにお願いいたしておりますが、ここで委員としての2年間の任期が満了したことから、平成28年10月1日付けで、新たに48人を委嘱又は任命いたしましたので、報告するものでございます。
     任期につきましては、学校の指定期間が平成29年3月31日まででございますので、同様に3月31日まででございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、別紙名簿を御覧ください。
     1ページ目の1番から18番までの18人が相川小学校、19番から2ページの38番までの20人が戸田小学校、39番から3ページの48番までの10人が相川中学校の方々でございます。
     続きまして、4ページ以降の参考資料を御覧ください。
     委嘱又は任命後の各学校運営協議会の名簿でございますが、48人のうち再任の方が44人、新任の方が4人になります。
     なお、途中で任命され、既に任期が平成29年3月31日までの方が2人いらっしゃいますので、学校運営協議会委員の人数は、3校合計で50人となります。
     以上でございます。よろしくお願いいたします。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
  • 曽田教育長 特にないようですので、報告事項3を終わります。
     次に、報告事項4、平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者について、報告をお願いします。
     教育総務課長。
  • 若林教育総務課長 報告事項4、平成28年度厚木市教育委員会表彰被表彰者につきまして、御報告申し上げます。
     資料4を御覧ください。
     本件につきましては、厚木市教育委員会表彰要綱に基づき、去る平成28年10月12日に開催いたしました厚木市教育委員会表彰等選考委員会において、選考いたしました皆様を表彰するものでございます。
     教育委員会表彰被表彰者は、個人48人、団体12団体、教育委員会感謝状贈呈被贈呈者は、個人13人、団体1団体、教育長感謝状贈呈被贈呈者は、個人2人、団体1団体でございます。
     1枚おめくりいただき、1ページを御覧ください。個人の部でございますが、第8回神奈川県春季少年少女空手道選手権大会形個人戦小学1年生男子の部におきまして優勝となりました早川新大様を始めといたしまして、各種コンクールやスポーツの分野において優秀な成績を収められた方々48人を表彰するものでございます。
     次に、4ページを御覧ください。団体の部でございますが、第21回全日本レディースソフトボール大会神奈川県予選におきまして優勝いたしましたあつぎマジックス’01様を始めといたしまして、様々な大会で優秀な成績を収められた12団体を表彰するものでございます。
     続きまして、6ページを御覧ください。教育委員会感謝状でございます。個人の部でございますが、長年にわたり、飯山小学校児童の登下校時の交通安全指導及び挨拶運動を行い、教育活動に貢献されました齋藤弘志様を始めといたしまして、同様に教育活動に貢献されました13人に贈呈するものでございます。
     次に、1枚おめくりいただき、7ページを御覧ください。団体の部でございますが、多年にわたり、森の里小学校児童の登下校時の交通安全指導及び見守り活動を行い、教育活動に貢献されました森の里長寿会学童見守り隊様に感謝状を贈呈するものです。
     続きまして、8ページを御覧ください。教育長感謝状でございます。個人の部でございますが、厚木市久保奨学金基金に寄附をいただきました米村正寿様と、図書を市内小・中学校等に寄附いただきました吉田文雄様に贈呈するものでございます。
     次に、団体の部でございますが、「月刊なるほドリ」タブロイド版を市内小・中学校に寄附いただきました毎日新聞本厚木西部販売所様に贈呈するものでございます。
     表彰式につきましては、11月16日、水曜日、午後4時から、市役所第二庁舎で開催する予定でございます。
     以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
  • 曽田教育長 よろしいでしょうか。
     特にないようですので、報告事項4を終わります。
     次に、報告事項5、児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う専決処分の報告について、報告をお願いします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項5、児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴う専決処分の報告につきまして、御説明申し上げます。
     資料5を1枚おめくりいただきまして、右側の専決処分書を御覧ください。
     理由につきましては、児童福祉法の一部改正に伴い、厚木市学校事故見舞金条例の一部を改正する必要が生じましたので、地方自治法第180条第1項の規定により、本条例の一部改正を平成28年10月24日付けで専決処分したものでございます。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして、右側の新旧対照表を御覧いただきたいと存じます。
     第2条第4号中「第6条の4第1項」を「第6条の4」に改めるものでございます。この児童福祉法の条項改正につきましては、従来の里親の定義に、新たに養子縁組里親が定義されることになったことに伴い、改正されたものでございます。
     最後に、左側の改正文を御覧ください。附則でございますが、本条例の施行日につきましては、平成29年4月1日とするものでございます。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項5を終わります。
     次に、報告事項6、放射性物質の測定結果について、報告をお願いします。
     保健給食課長。
  • 岩崎保健給食課長 報告事項6、放射性物質の測定結果につきまして、御報告申し上げます。
     恐れ入りますが、資料6を御覧ください。
     始めに、9月20日から10月13日までの給食用食材の放射性物質の測定結果でございますが、9月27日に小・中学校の調理後の給食の測定も行っており、それらを含む御覧のページ及び裏面のページ、全て不検出となっております。
     恐れ入りますが、右側のページを御覧ください。
     学校給食用食材の測定につきましては、保護者の方からの要望を取り入れ、火曜日、木曜日に、翌日の給食で使用する食材を1日3品目を限度として測定している中で、9月分につきましては、保護者の方から要望はなく、教育委員会が選定した食材24品目を測定いたしました。
     10月分につきましては、1名の保護者の方から5品目の要望に対して、予定を含め24品目の測定をいたします。
     今後におきましても、保護者の方から要望があった食材を基本として測定してまいります。
     恐れ入りますが、1枚おめくりいただき、裏面のページを御覧ください。
     大気中放射線量の測定につきましては、環境農政部において、市内5か所を観測地点として年4回の測定を実施しており、10月6日の測定結果につきましては、数値的には今回も特に大きな変化は示しておりません。
     報告につきましては、以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
  • 曽田教育長 特になければ、報告事項6を終わります。
     次に、報告事項7、平成28年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の調査の結果について、報告をお願いします。
     教育研究所長。
  • 大田垣教育研究所長 報告事項7、平成28年度全国学力・学習状況調査に係る厚木市立小・中学校の調査の結果について、御報告申し上げます。
     お手元の資料7を御覧ください。
     調査は、昨年度と同様に、小学校第6学年及び中学校第3学年の全ての児童・生徒を対象とし、全校で実施されました。
     調査の内容は、小学校では国語、算数、中学校では国語、数学の各2教科です。昨年度実施されました理科につきましては、今年度は実施されておりません。国語、算数、数学のそれぞれにつきまして、これまでと同様、基礎的、基本的な知識や技能が身に付いているかどうかを見る問題Aと、知識や技能を活用することができるかどうかを見る問題Bを実施いたしました。
     質問紙調査につきましても、昨年度と同様に、生活習慣や学習環境に関する内容でございます。
     実施日につきましては、平成28年4月19日でございます。
     調査に参加した本市の小学6年生は1,875人、中学3年生は1,958人となりました。
     ページをおめくりください。
     教科に関する調査結果に表れた本市の状況でございます。
     教科に関する調査の平均正答率を全国の公立学校の平均正答率と比較いたしますと、小学校につきましては、国語A・B、算数A・Bとも、3.4ポイントから4.9ポイント下回るという結果でした。また、中学校につきましては、おおむね昨年度と同様の結果が得られました。
  •  次に、各教科の状況について御説明いたします。
     主な結果として、相当数の児童・生徒ができている点と、課題となる点について、それぞれ記載をいたしました。
     (1)を御覧ください。小学校では、国語を例に挙げて御説明いたします。
     文章や図表などの複数の資料から必要な情報を取り出し、それらを関連付けて問題の条件に合った結論を導き出すことは、相当数の児童ができています。
     一方、ローマ字を書くこと、読むことや、文章の内容を的確に捉え、問題の条件に合ったものを読み取り、文章にまとめることについては課題が見られました。
     続きまして、中学校につきましては、数学を例に御説明いたしますので、資料3ページの(4)を御覧ください。
     正の数と負の数、文字式などの四則計算や、2つの等号で結ばれている方程式を連立方程式で表すこと、比例の関係を表す表から、Xの値に対応するYの値を求めることなどは、相当数の生徒ができています。
     一方、伴って変わる二つの量を表す表から変化や対応の特徴を捉え、反比例の関係を見出し、理由を説明すること、与えられたグラフの中から必要な数値を取り出し、相対度数を求めることなどに課題が見られました。
     各教科とも、目的に応じて、資料などの中から必要な情報を見つけ、自分の考えを明確にしながら、言葉で書いたり、説明したりといったことについて課題が見られます。
     各学校においては、児童・生徒の発達段階や実態に合わせて、自分の考えを友達に説明する活動や、友達の考えを聞きながら自分の考えを深めたり、広げたりする活動などを取り入れるなどして、引き続き指導の改善を図っていく必要があるものと捉えております。
     続きまして、3、児童・生徒質問紙の調査結果につきまして御説明いたします。
     ここでは、教科の正答率との関連性ということに着目し、教科の正答率が高い児童・生徒に見られた回答の傾向と、強化の正答率の低い児童・生徒に見られた回答の傾向を記載いたしました。
     アの学習に関する関心・意欲・態度では、教科の正答率が高い児童・生徒には、「学校で好きな授業がある。」、「友達と話し合うときに話や意見を最後まで聞くことができる。」、「国語の勉強は大切だと思う。」、「回答を文章で書く問題に、諦めずに回答しようと努力した。」などと回答している傾向が見られました。
     また、教科の正答率が低い児童・生徒には、「意見などを発表するとき、うまく伝わるように話を組み立てることができない。」、「解答を文章で書く問題について、諦めずに回答しようと努力できなかった。」などと回答している傾向が見られました。
     以下、イといたしまして、家庭学習・学習時間、社会に対する興味関心等。ウといたしまして、基本的な生活習慣、家庭でのコミュニケーション。4ページに移りまして、エといたしまして、自尊感情、規範意識等といった項目ごとに、それぞれの傾向を記載いたしました。
     この質問紙調査の結果を踏まえまして、(2)児童・生徒質問紙調査の結果から見える今後の取組の重点を3点にまとめて記載をいたしました。
     アといたしまして、「将来の夢や目標を持っている」と回答する児童・生徒の割合が昨年に比べやや増加していることや、「友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意」と回答する児童・生徒の割合に増加傾向が見られる一方、「自分にはよいところがあると思う」と回答する児童・生徒の割合は減少傾向にあることなどから、各学校においては引き続き児童・生徒の自尊感情を高めるような指導を充実させていくこと。
     イといたしまして、1日2時間以上テレビゲームをする、1日1時間以上携帯電話やスマートフォンで通話やメールインターネットをするという児童・生徒の割合は、昨年度と比べて減少してはいるものの、依然として全国平均を上回っている状況が見られることから、各学校においては、保護者との連携・協力を図りながら、情報機器の適切な利用について一層の働きかけをしていくこと。
     ウといたしまして、学校で好きな授業があると回答する児童・生徒の割合は高く、全国平均と比較しても上回っていることから、学校においてはこれからも引き続き基礎学力の向上と思考力・判断力・表現力等の育成を重視しつつ、児童・生徒の主体的・協働的な学習活動の充実を図ること。
     また、家庭学習については、学校の宿題はしっかりとできているものの、自分で計画を立てて学習したり、教科書を使いながら自学自習をしたりすることは、全国との比較でみると下回っている状況にあることから、保護者との連携を深めたり、課題の出し方を工夫したりするなど、家庭学習の充実を図っていくこと。
     これらのことに重点を置きながら、教育委員会と学校が力を合わせ、未来を担う厚木の子どもたちを育てていきたいと考えております。
     また、この結果は今後、本市のホームページで公開し、市民の皆様にも伝えてまいりたいと考えております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 ただ今の報告に対しまして、何かございますでしょうか。
     山田委員。
  • 山田委員 分析、大変ありがとうございました。
     実は、昨年も同じような質問をしたかもしれませんが、質問させていただきます。
     正答率が上がった、下がったということに一喜一憂するということはあまり考えておりません。ただ、小学校の国語、算数の課題となる点については、去年と同様な気がするのですが、その辺りについてどうなのかお答えいただきたいと思います。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 大田垣教育研究所長 全体的な回答の傾向につきましてでございますが、主に小学校の国語ということでよろしいでしょうか。
  • 山田委員 はい。
  • 大田垣教育研究所長 大きな傾向につきまして、一つは、昨年度これまでの調査の中で見えてきているものということで、今年度につきましても同様な傾向が見られたという点はあろうかと思います。
     もう一つは、昨年度と比べて違いが見られた点というのは、この資料には記載されておりませんが、例えば、本当に基礎的なところで、ローマ字の記載についてといったことを先ほどお話をさせていただいているかと思うのですが、漢字の基本的な読むこと、書くことといった点について細かく見ていきますと、昨年度に比べ、今年度の調査の中ではやや課題が見られる傾向があったといったように、細かいところでの傾向の差はありますが、全体的な傾向としては同じような傾向を示しているかと思います。
     特に、1つの問題の中にいくつかの情報が資料として示されているものの中から、必要なものを取り出して、そういったものを自分なりに分析しながら結論を導き出すといったようなところについては、課題の一つとして見られるということは分析の中で感じております。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 ありがとうございました。正にそのとおりだと思います。
     続けて質問させていただきます。確か昨年も言われていたかと思うのですが、希望のあった学校には、学校の状況を分析した資料をもとに、指導主事を学校に派遣して、指導、助言をさせていただいたというようなことで、各学校の課題に沿った指導、助言をさせていただいたというような話があったと思うのですが、どのくらいの学校であったのかということと、それから各学校がどのようにいかしていったのかということが分かれば、少し教えていただければと思います。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 大田垣教育研究所長 今、教育研究所で分析した内容につきましては、学校にお知らせしますが、学校の先生方がそれを授業の工夫・改善にいかしてくれなければ、この分析は意味がないものであると考えております。
     そのため、各学校で研修を行うときに、指導主事が指導、助言という形で学校を訪問する際、必ず行く前に、その訪問する学校の課題についてきちんと把握した上で、その課題等も踏まえた指導を行うということを実践しました。したがって、全ての学校に対して、この課題分析結果についてはお知らせしております。
     併せて、各学校でも、学力・学習状況調査の結果につきましては分析を行っております。それを踏まえて、各学校の方で、学力向上プランというものを作成しておりますが、その作成に当たっても、指導主事が指導、助言を行っておりますので、こちらの分析と学校で行っている分析を合わせて、具体的に授業をどのように改善、工夫していくかということについて、共同して行ったところでございます。
     以上でございます。
  • 山田委員 ありがとうございます。
     もう一点よろしいでしょうか。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 なかなか厳しいところがあるというのは重々承知しておりますし、本当に大変だと思います。
     教育委員会の基本方針の一つとして、「確かな学力」を身に付ける教育の推進ということを挙げておられますので、教育研究所が今行っている研究のテーマが3つ程あるかと思いますが、やはりその中の一つくらいは学力向上という方向に向けて特化して、これは教育研究所だけではなく学校教育課も同じ方向に向けて、大胆に取り組んでみるといったことが、ひょっとしたら思い切ったことにつながっていくのではないかというように感じます。
     昨年も、数学と算数について質問させていただいたのですが、小学校の基礎基本がなかなか分かっていないから、中学にもつながらないといったようなことが恐らくあろうかと思いますので、その辺も少し研究する余地があるのではないかということを痛切に感じました。
     それから、4ページの(2)のアにもありますが、子どもたちの自尊感情や規範意識という部分は引き続き充実させるということがやはり非常に大事であるということの中で、児童・生徒の質問紙の調査の結果から見ると、自尊感情が少し下がっているということなので、是非上げていただきたいということと、携帯電話やスマートフォンは全国を上回っているということですから、やはりこれも適切な利用方法について考えていかなければならないということ、さらに、やはり家庭学習というのも一つの大きなファクターであると感じました。
     子どもたちも忙しい中でいろいろなことをやらなければならないわけです。したがって、やはり先生方に更に魅力ある授業を展開していただければ、子どもたちの学力向上というのも見込まれるのではないかと感じました。
  • 曽田教育長 ありがとうございます。
     そのほかいかがでしょうか。
     門田委員。
  • 門田委員 ありがとうございます。
     かつて私が勤めていた学校では、外国籍のお子さんが70人から80人ぐらいおりまして、その子たちも一緒に授業を受けておりました。その中で、その子たちは、日常的に親の通訳というのを担っておりました。それはもう懸命にやっていて、また、クラスの先生も、平仮名なら親も読めるということで、市のお便りや学校のお便りに、全て平仮名のルビを振って届けるといったこともございました。
     そういう中で、神奈川県全体でみると、市町村によっては、外国籍のお子さんが多い学校や、リシングルファミリーが3分の1近くいる学校もありましたので、子どものせいではない理由が、こういったところに少しは入っているのではないかと思います。
     調査の内容について、質問紙調査というのは、アンケート方式ですから、答えやすいので、子どもの本当が出ています。
     また、教科に関する調査結果については、しっかりと受けとめなければなりませんが、その陰では、いろいろな子どもたち、親、教員の苦労が入っているということは、少し言わせていただきたいと思いました。
     厚木市は、教育環境日本一を目指していろいろなところで、教育委員会一丸となって取り組んでおり、子どもたちは元気に学校に行っているので、少しかもしれませんが、何か良い兆しが出てきているなと感じています。
     後は、家庭学習について、日本が世界の中で学力が落ちてきたのは、家庭学習が少ないことが一因であるということを国で出していますが、同じような結果かなと思いますので、これは取り組む余地があると思いました。
  • 曽田教育長 ありがとうございました。
     そのほかいかがでしょうか。
     水上委員。
  • 水上委員 本当にいろいろ現場の御苦労とかを聞くのですが、では、どうやったらいいのだろうというところで、2点気になったところがありました。
     一つは、ホームページで公開ということなのですが、ホームページでの公開の仕方です。数字だけだと、小学校がこんなに低いのかとか、中学校では誤差範囲かとか、そういう見方をされてしまって、これだけ頑張っているが、実はこういう事情があるからといったことがなかなか書きにくいかと思うのです。したがって、その辺りについて、アクションプランであるとか、何か少し知恵を働かせて、数字が一人歩きしないように、その配慮は要るのではないかと思いました。
     もう一つは、2ページの結果の数字を見ると、中学校は全国平均、県の平均とほとんど近いので、誤差範囲内という見方ができるわけです。現実的には、小学校での出来が悪かったら、中学校で挽回するというのは、非常に難しいと思うのですが、中学校でここまでしっかりとできているということに対して、小学校は随分低いなという感触を受けるのです。
     これは、通知表が、例えば絶対評価で過大評価されているとすれば、ほかと比較したときに、点数が低く出てしまうということもあると思うのです。もしかしたら、その辺りに原因があるのではないかと思いながら、この値を見ていました。
     したがって、評価基準の適正化というか、絶対評価だとしたら、学校によってどういう通知表の付け方をしているのかを明らかにして、その適正化を図ることによって、うちの学校は少し甘いかなと思ってくれれば、底上げも図られるのではないかと思いましたので、提案させていただきます。
     以上です。
  • 曽田教育長 学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 小学校における評価基準の適正化という御提案をいただきました。
     まずは、各学校での評価基準につきましては、学習指導要領における指導要領、目標に沿った評価をしておりますので、当然目標に対する評価基準は適正に設定されていると思いますので、その運用の仕方、評価の仕方について、それが適正であるかどうかにつきましては、指導主事等も学校を訪れる中で、また研究してまいりたいと思っております。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 水上委員。
  • 水上委員 ありがとうございます。
     数値というのは、やはり厳粛に受けとめるべきだと思います。これが相対評価であればはっきりしていますが、絶対評価だと大学と一緒ですから、皆ができたから皆が5といったことになって、もし満足度が高くなってしまったとしたら、こういった試験には弱くなると思います。
     ただ、厚木の子どもたちは、決して学力がないということではないと思います。なぜなら、中学でこれだけ取れるということは、小学校で出来ていなかったなら、数学などはきっと厳しいので。したがって、本当に一部でもいいので、少し数値化してみたらどうかと思いました。
     数値化というのは、例えば全員に5をあげていたら平均5です。これでは駄目なわけで、これは極端な例ですが、しかし、その数値を平均化すれば、学校のカラーといった部分は出てくるはずだと思ったので、点数を単純に平均して、標準偏差でも分布図でも見れば、例えば両極化しているとか、何か特徴が出てくるのではないかと思いました。
     以上です。
  • 曽田教育長 相対評価から絶対評価に変わったときに、やはり絶対評価とは言っても、本当に学校ごとに絶対的基準に則って、同じような評価がなされているのかということについては、いろいろとやはり論議がありました。中学校を卒業して高等学校に進む子どもというのが大半ですが、その時点でそれぞれの学校で評価、評定されたものが本当に同じなのかという辺りについて、高校側にどうなのかと思われた時期というのもあったのではないかと思うのです。
     ただ、今は、多くの学校において、評価基準も同じようになっていて、評価指標として何を用いるかといった点についても、全て共通ではないが、各教科ともほとんどの学校でほぼ同じ評価指標が使われています。したがって、そういった意味で言うと、ある学校の絶対評価の子と別の学校の絶対評価の子とに相当に格差があるかというと、それはないと私自身は思っています。
     ただ、より精度を高めていくための取組というものは、これでもう終わりというのではなくて、ずっと継続的にやっていかなければならないというのがありますので、その辺りのところは、指導主事が学校に行く機会が非常に沢山ありますので、評価評定の在り方についても、既に終わったことではなくて、今申し上げたように、それぞれの学校の評価のあり方がこれでいいのかという指導や助言というものは、これからも継続していかなければいけないと思いました。
     水上委員。
  • 水上委員 今のお話を伺っていて、なるほどと思うのですが、中学校に関しては、この数字を見た感じで言えば、絶対評価が上手くいっているのではないかと思います。
     なぜかと言えば、ある程度の満足度で、成績も全国レベルの平均になっている。ただ、小学校を見たときに、まさかと思ったのです。数字全部が誤差範囲よりも低いので、これがインターネットで公開されるのでは、少し誤解を招くのではないかと思いました。本当に学力が無かったら、中学校でこれ程上がるわけがないと思いました。
     そうすると、もしかしたらですが、やはり小学校のときに、ある程度過大評価をされていて、実力はあるが、こういった外部試験には弱いということではないかと思いました。実際に、試験に弱い、試験に強いということはあるかと思いますので。中学生になると、外部の塾などで勉強しているから、総体的に自分がどういう位置かというのが分かり、頑張るのではないかとも思ったのですが、小学生でも塾に行っていれば同じでしょうからね。
     ただ、この数字だけ見た限りで言えば、小学校だけ何でだろうというのが素朴な疑問でしたので、もしかしたら絶対評価のところで少しどうなのかと思った次第です。
     以上です。
  • 曽田教育長 小中の違いというのがないかというと、水上委員が今言われたように、確かにあるとは思います。その辺りのところで、事務局から何か補足できることがありますか。
     学校教育課長。
  • 佐後学校教育課長 学力・学習状況調査というのは、日頃の学習の状況について、全国で同じの客観的な基準で評価するものでございます。
     誤差という点から言うと、文科省の方では5%までは同等であるという評価になっていますので、そういう意味で申しますと、この小学校の結果というのはほぼ国と同程度という状況でございます。
     客観的に見て、子どもたちが自分たちの力を過大に評価しているために頑張っていないのではないかという懸念をお持ちなのかもしれませんが、この調査はあくまでも学力の一部分を測定するという意味でございますので、先ほど確かな学力という言葉をいただいていますが、厚木の子どもたちは、このテストで評価できない部分の学力について、例えば、学びたい学習意欲とか、元気で学校へ行っている子たちの姿というものが、きちんと小学校で培われているからこそ、中学校で今度は力が発揮できているということも感じているところでございます。
     したがって、ほぼ全国と同程度ではあるものの、比較すると数字は低いということは確かにあるのですが、それ以外の部分、確かな学力の部分については、厚木の子どもたちはしっかり身に付けているものがあって、中学校において、それが発揮されているのではないかということも感じているところでございます。
     以上でございます。
  • 曽田教育長 山田委員。
  • 山田委員 今、課長がお答えになったように、5%の範疇の中で収まっているということですから、確かな学力という形がうまくできればいいのではないかという感じがします。
     中学校は中学校で一生懸命やっていらっしゃると思いますし、小学校もローマ字を教えるとか、一つ一つ丁寧にやっていらっしゃると思います。大勢の児童がいる中でやっていくということで、本当に大変な部分もあると思いますが、予算もついているわけですから、うまく活用していただいて、さらに伸びていくといいなと感じました。
     以上です。
  • 曽田教育長 ほかにいかがでしょうか。
     難波委員。
  • 難波委員 先ほどから平均正答率のことが出ていますが、ここの参加した児童というところですが、これは全ての児童ということでしょうか。本当に基本的なところですが、特別支援学級の人なども参加した人数に入っているのかお答えいただけますか。
  • 曽田教育長 教育研究所長。
  • 大田垣教育研究所長 対象となりますのは、該当する学年の全ての児童・生徒ということでございますが、前提といたしまして、調査を実施する学年までの学習内容を教育課程に則っておおむね学習しているという前提もございます。特別支援学級のお子さんにつきましては、特別の教育課程のもとで学習をするということもございますので、学校で保護者の方ともよく相談をしながら、可能な教科の部分で参加しているという状況でございます。したがって、結果として、この調査に参加していない児童・生徒さんもいらっしゃるということになろうかと思います。
  • 難波委員 分かりました。ありがとうございます。
  • 曽田教育長 今の話で言うと、特別支援学級に在籍していて、普通学級に交流している生徒というのもいるわけです。ある特定の教科についてはほとんど毎時間交流をしているといった生徒もおりますし、そういった交流ができる段階までは至っていないという子どももいますので、そういった状況を踏まえながら、親御さんの意向も踏まえた上で、この教科については受けるということをやっているという意味です。
     このほか、いかがでしょうか。
     では、私から少しお話しします。先ほど、人間というのは、数字があると数字の方にどうしても目がいってしまうという話がありましたが、通信票でも評定の欄と所見欄というのがありますが、やはりどうしても評定欄のところに目がいってしまうという部分があると思います。
     そういう意味で言うと、先ほど学校教育課長が言ったように、全国学力・学習状況調査の平均正答率というのは、学力の一部をはかることができるものだと、そこのところは明確にしておかなければいけないだろうと思います。
     併せて、国で相当なお金をかけて実施しているわけですから、この結果の活用が十二分になされないと何にもならないという点で、各学校は、一人一人の子どもたちの状況を踏まえた上で、指導のあり方等を改善することができるわけです。
     また、私たちの教育行政の立場としては、それぞれの学校の結果がどうかということを把握しておりますので、そのことを踏まえて、この学校ではどういった取組をやってきていて、何が足りないのだろうか、その足りないということに対してはどういった支援策がさらに必要なのかと、そういう受けとめをして、具体的な方策というのを得て、踏み出していくということが、やはり一番大事なことなのだろうと思います。
     そういう意味で、今まで様々な手立てを講じてきていますが、学力向上に関しては、これでもう大丈夫だといったところはないわけなので、常に、より高い学力を多くの子どもたちがしっかりと身に付けることができるような手立てを、引き続き学校と一緒になってやっていかなければならないと思います。
     このほか、いかがでしょうか。
     よろしいでしょうか。
     では、特になければ、報告事項7を終わります。
     それでは、ここで、暫時休憩といたします。再開後は会議を非公開といたしますので、関係者以外の方は御退席ください。お疲れ様でした。

 暫時休憩16時16分

 再開時刻16時17分

  • 報告事項1 事務の臨時代理の報告について
     (資料に基づき説明し、了承された。)
  • 曽田教育長 以上で、本日予定しておりました日程は全て終了いたしました。
     これをもちまして、平成28年厚木市教育委員会10月定例会を閉会いたします。
     お疲れ様でした。

 閉会時刻16時22分

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