セーフコミュニティとは?

更新日:2023年06月19日

公開日:2021年04月01日

 事故やけがは、偶然の結果ではなく、予防できるという理念の下、地域住民と行政等が協働して「地域の誰もがいつまでも健康で幸せに暮らせるまち」を創ろうという取組です。
 
高齢者の転倒事故の予防となる「健康づくり体操」、地域ぐるみで子どもを守る「かけこみポイント」や「登下校愛の目運動」、地域の自主防災組織である「自主防災組織の活動」などは、セーフコミュニティの取組例です。

セーフコミュニティに取り組むことでどのような効果が期待できるのか

  1. 地域を創造します
     セーフコミュニティでは、人と人とが互いに信頼しあえる地域を創造し、安心で安全に暮らせるまちづくりを目指します。
  2. 心の充実を目指します
     人と人との「絆」の醸成により、地域に住む一人一人の心の満足度がアップします。
  3. 事故などによるけがの減少を目指します
     この取組の発祥地であるスウェーデンなどでは、事故によるけがが約30%も減少したとの実績があります。
  4. 医療費等の削減に寄与します
     事故によるけがの減少や予防活動により、医療費や介護費用を削減することができます。そして、その削減分の行政予算を子育て支援事業費に充てるなど、新たな行政ニーズに対応することが可能となります。

セーフコミュニティの認証基準 (7つの指標)

  1. (コミュニティ内部に)分野横断的な組織によって運営される協働と連携に基づいた安全向上のための基盤 
  2. 両性、全年齢・環境・状況をカバーした長期的・持続的なプログラム 
  3.  ハイリスクの集団や環境を対象とするとともに、弱者の安全向上のためのプログラム
  4. (入手・活用)可能な根拠(エビデンス)に基づいたプログラム
  5. 傷害の頻度と原因を記録するプログラム
  6. プログラムの内容・過程および変化によってもたらされた効果を評価する手法
  7. 国内外のセーフコミュニティネットワークへの継続的な参加

「国際セーフコミュニティネットワークメンバーになるためのガイドライン/日本語版(2012年施行版)」から抜粋。

セーフコミュニティの歴史

 1989年、世界50カ国から約500人の代表が参加し、第1回世界事故・外傷予防会議がスウェーデンのストックホルムで開催され、そこで「すべての人間は、健康と安全に対して平等な権利を持つ。それは外傷ハザード(危険の原因)を減少することによって達成される」とする「セーフコミュニティのための宣言」が採択されました。
 さらに、世界保健機関(WHO)コミュニティセーフティプロモーション協働センターが発足し、セーフコミュニティ運動が世界規模で展開され、安心・安全の取組に対して一定の基準を満たした自治体等に「セーフコミュニティ」の認証を与えています。
 国内では、京都府亀岡市が2008年3月に日本で初めて認証を取得しました。

厚木市セーフコミュニティ推進体制

厚木市は、市民・行政・各種関係団体がセーフコミュニティ活動を通じ、協働することで、市民の皆様が安心して安全に暮らすことができるまちづくりを推進するため、以下の組織を設置しています。

セーフコミュニティ推進体制の図

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民交流部 くらし交通安全課 くらし安全係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2148
ファックス番号:046-221-0260

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