令和6年厚木市議会第2回会議(2月定例会議)市民福祉分科会長報告

更新日:2024年03月19日

公開日:2024年03月19日

2月定例会議が終了しました。
こちらでは、3月15日の予算決算常任委員会に報告された市民福祉分科会の分科会長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。

ただ今議題となりました日程のうち、本分科会に分担されました案件につき、去る3月7日に予算決算常任委員会 市民福祉分科会を開きましたので、主な質疑につきましてご報告申し上げます。

議案第6号 令和5年度厚木市一般会計補正予算 第7号 所管科目 は、委員から、

【質疑】社会保障・税番号制度システム整備事業補助金の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和5年6月に戸籍法が改正され、住民票の写しや戸籍の附票等、各種証明書に振り仮名を追加するために、住民記録システム及び戸籍附票システム等の改修費用を補助するものである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】繰越明許する理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】システム改修の年度内の完成が難しいためである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今後のスケジュールは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】仕様書の公開予定時期は、国から3月下旬と聞いている。なお、住民票の写しや戸籍の附票等に振り仮名を追加できるのは、令和7年5月頃である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】振り仮名を振る方法は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】本市に本籍がある全ての方に、住民基本台帳に記載されている振り仮名でよいかという通知を送付し事務処理するが、通知を発送してから1年間を過ぎた場合は、住民基本台帳に記載されている振り仮名を職権で戸籍に記載する。
との答弁がありました。

続きまして、議案第20号 令和6年度厚木市一般会計予算 所管科目 は、委員から、

【質疑】介護職員キャリアアップ等支援事業補助金について内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】事業所で働く職員が、より長く就労してもらえる職場環境の整備に要した費用を補助するもので、具体的な補助内容は検討中である。
との答弁がありました。また、
【質疑】戦没者追悼式開催事業について、令和6年度の開催場所は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】遺族会をはじめ、関係団体の多くの方が参加できる会場を検討している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】遺族会の高齢化や関係者が減少しているが、追悼式の今後は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】戦争の悲惨さを後世へ引き継ぐためにも次世代の若者の力が必要不可欠であると認識している。市民が平和に対する理解を深め、戦争や平和について考える大切な機会をとらえ、遺族との追悼式のあり方や意見交換会を開催し、恒久的に実施できるよう進めたい。
との答弁がありました。また、
【質疑】病院群輪番制病院補助金について、6病院から4病院に減少しているが、病院側から影響を心配する声等はあるか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】運営する病院協会と必要に応じ協議を行っており、これまでどおり、救急患者の受入れの対応はできると聞いている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】救急車の適正利用や、コンビニ受診などを控えてもらうような啓発を市民へ行う考えは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】市ホームページにおいて、平日診療時間内の受診、休日夜間のメディカルセンターの受診や、かかりつけ医への相談を促しているほか、救急車を呼ぶか迷った際は、あつぎ健康相談ダイヤル24への案内をしている。
との答弁がありました。また、
【質疑】成人保健予防接種事業費について、帯状疱疹予防接種の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】生ワクチンを1回接種、不活化ワクチンを2回接種するもので、いずれも対象は50歳以上である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】50歳未満の方への対応は、どうなるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】ワクチンの使用は、対象年齢がいずれも50歳以上であるため、それに準じて対象を50歳以上とした。新しいワクチンが出た際は、調査研究をしながら進めていきたい。
との答弁がありました。また、
【質疑】保育士等就労応援給付金について、増額の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】勤続年数に応じ、4つの区分に分けて最大50万円を支給するものであり、常勤保育士の勤続年数4年未満の方は、年額15万円。勤続年数4年以上10年未満の方は、年額27万円。勤続年数10年以上20年未満の方は、年額33万円。勤続年数20年以上の方は、年額50万円である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】期待される効果は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】潜在保育士が、就業を希望しない最も多い理由は、賃金が希望と合わないことであるため、給付金の拡充が就業の後押しになることを期待している。また、勤続年数に応じて給付額を増額することで、就労を継続する保育士が増え、保育士不足の緩和、解消に加え、経験豊富な保育士が増えることによる、さらなる質の高い保育の安定した提供という、より大きな効果が期待できるものと考えている。
との答弁がありました。また、
【質疑】放課後児童クラブ運営事業費について、夏休みの受入れ内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】時期は、7月20日から8月26日までの約1ヶ月間。時間は、午前7時半から午後6時まで。場所は、ぼうさいの丘公園管理棟の中にある研修室で定員を50人と考えている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】送迎等は行うのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】他の児童クラブと同様、保護者に行ってもらう。
との答弁がありました。また、
【質疑】児童虐待対策事業費について、令和6年度のヤングケアラー支援策は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】引き続きコーディネーターを配置し、子供の立場に立ち、相談、関係機関との調整、継続的なマネジメントに努める。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】早期発見に関してどのような方法を考えているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】支援マニュアルを作成した。今月から支援機関や関係部署に配布し、ヤングケアラーの概念の認知度向上に寄与するとともに、早期発見に繋がるものと考えている。
との答弁がありました。また、
【質疑】自転車ヘルメットインフルエンサー事業費について、モデル校である県立厚木西高校での成果は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】生徒代表30人を自転車ヘルメットインフルエンサーに任命し、市内を自転車で走ることで、ヘルメット着用の重要性や安全意識について、市民に良い影響を与えるとともに、校内の文化祭や通学時間帯に啓発活動を行い、他の生徒へ交通安全意識の向上が図られたものと認識している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今後の展開は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】高校生の着用率はまだ低く、自転車事故の割合も高い状況から、令和6年度はこの取組を自転車通学が多い他の高校へ広げたいと考えている。また、中学生に対し新たな取組として、スケアード・ストレイト交通安全教室の実施校4校において、インフルエンサーを募集し、中学生版のヘルメットインフルエンサー事業を立ち上げ、中・高生全体の着用率向上につなげていきたい。
との答弁がありました。また、
【質疑】文化会館リニューアル事業費について、工事の進捗状況は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】2月末に27.5%を予定しており順調に推移している。8月の終わりまでには、おおむね工事を完了し、9月には検査や試運転を行い開館準備に入りたい。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今と変わった部分や工夫する部分は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】原則的には機能回復なのであまりないが、市ホームページにも掲載しているカラーコンセプトに基づき、施設のエリアや階で色分けすることで、分かりやすくご利用いただけるような工夫について、詰めているところである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】内覧会や見学会は行うのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】大ホールの天井補強工事が終わった頃、市民の皆様に工事の見学会を案内したい。
との答弁がありました。また、
【質疑】本厚木駅周辺環境浄化対策事業について、依然として本厚木駅北口周辺で体感治安が悪い箇所があるが、令和6年度における対策は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】客引きやスカウトが集まる場所があれば、時間をおおよそ決めて1日3回程度、その場所に留まり警戒をするという形で対策をしている。また、そこにいること自体への指導はできないが、交通や歩行の妨げになる場合は指導をしている。
との答弁がありました。また、
【質疑】自治会活動事業費について、自治会の加入率は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】昭和55年度は98.4%の加入率であったが、平成22年度は69.6%、令和4年度は59.9%、令和5年度は57.8%である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】加入率向上の取組について、検討している施策は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】市内転入時における市民課窓口での加入促進チラシの配布、市ホームページ、広報あつぎ、厚木市自治会連絡協議会によるSNS、ホームページを活用した情報発信、タウンニュースに加入促進記事の掲載、また加入促進等に関する不動産関係団体との協定などである。なお、令和6年度は自治会の課題解決講座を自治会長の皆様を対象に年3回実施、また、自治会役員の負担軽減も含め、電子回覧版の運用支援の予算化もしている。
との答弁がありました。

続きまして、議案第23号 令和6年度厚木市国民健康保険事業特別会計予算 は、委員から、

【質疑】データヘルス計画推進事業費について、概要は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】医療保険者ごとに所有している被保険者の健康医療情報、健康診査の結果、医療、レセプトデータなどを分析し、保険者ごとの課題を把握、着目してPDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業を実施するための計画である。令和5年度は、第2期計画の最終年度であり、次期計画となる第3期計画については、令和6年度から令和11年度までの6年間を計画期間として、引き続き実施する準備を進めている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】力を入れている取組は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現在実施している9つの事業のうち、特定健康診査の受診勧奨、特定保健指導の利用勧奨、そして糖尿病性腎症重症化予防事業に力を入れている。糖尿病をはじめとする生活習慣病を早期に発見し、治療や保健指導に結びつけるためにも、まずは特定健診を受診し、生活習慣病等の重症化予防につなげられるよう注力している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】第3期計画の特色は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】計画の標準化により、さらなる保健事業の質の向上を図るものである。共通様式を用いることで、目的や進捗管理、評価といった要素を保険者間横断で比較検証できるだけでなく、県の平均値や自治体の数値も比較でき、わかりやすくなるメリットがある。また県の方針を踏まえ、保険者共通の評価指標などを設定し、計画を運用していくことで、効果的な保健事業のパターン化につながることが期待されている。
との答弁がありました。

続きまして、議案第26号 令和6年度厚木市病院事業会計予算 は、委員から、

【質疑】収益的支出について、救急科専門医の派遣は、いつからなのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和6年4月から実施していく予定である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】勤務状況はどうなるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】東海大学医学部付属病院から、救急科専門医が1人常勤で、月曜日から金曜日まで配置され、聖マリアンナ医科大学病院から、2人ずつ週2回、救急科専門医と専攻医が派遣される体制になる。それ以外の曜日は、東京慈恵医科大学付属病院からの非常勤の医師等が配置される予定である。常勤の体制は、救急の専門医と、今救急センターにいる常勤の医師の2人体制で実施する予定である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】常勤非常勤の方の増加により、どれくらい救急を受け入れられるようになるのか。またそれが、経営にどう反映されるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】より多く幅広い疾患に対して受入れができるため、年間100件程度受入れが増え、6000万円程度の増収を見込んでいる。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】収入について、令和6年度の見込みは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】1つ目として、LED改修事業について、公営企業では脱炭素事業債を活用して進めるが、環境政策課所管の交付金を活用し、市内公共施設のLED化に着目し、環境政策課や国県との調整することで、1億2100万円の事業費のうち、対象事業費の2分の1の6000万を国庫補助金として獲得した。2つ目として、令和4年度末に病院整備基金に30億円の積み増しで資金運用をしているが、運用期間を長期にできたことで、年間で3000万円を超える利息が病院収益として見込める。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】職員や看護師などの確保状況はどうか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】これまでもタスク・シフトやチーム医療等を進めてきた。4月1日の予定では、看護師も含め各職種での必要な職員数はおおむね確保できている。
との答弁がありました。

以上で報告を終わります。

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