【7月28日】依知南小学校でホームカミングデーを実施

解体が決まった懐かしの校舎を見学

築60年の耐用年数を迎え、校舎の建て替えが計画されている市立依知南小学校で25～28日、解体校舎の見学会「ホームカミングデー」が実施されました。4日間で卒業生ら438人が来場し、思い出の校舎を懐かしみながら校内を見て回りました。

見学会は、創立60周年を迎える学校を卒業生や地域住民に開放し、地域の財産である校舎を懐かしむ機会を提供しようと、依知南小学校運営協議会が企画。公民館だよりを通じて、保護者や地域住民からボランティアを募り、当日の受付や案内などの運営に当たりました。

この日、見学はPTA広報誌のバックナンバーや各年代の航空写真、メジャーリーガーの大谷翔平選手から贈られたグローブなどが展示された教室からスタート。ランドセルや通学帽子、給食の食器などが設置された教室の他、多彩な楽器が置かれた音楽室、教具を収納する資料室を見て回りました。各見学場所では、思い出話に花を咲かせながら、写真を撮影したり、楽器を演奏したり、教具や廊下の掲示物を懐かしむ姿が見られました。

卒業生の草野智之さん（49・横浜市）は「厚木市の家族からこの催しを聞き、卒業した校舎がなくなってしまうと思い来場した。とても懐かしい気持ちになり、大切な機会を設けていただいたことに感謝したい」と笑顔で話した。

依知南小学校では、8月から仮校舎の設置工事に着手。2025年4月から仮校舎での学習が始まると同時に、中央棟と西棟の解体工事が実施されます。新校舎建設工事は2026年7月から開始され、2028年1月に供用開始の予定です。

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