全国広報コンクールで「広報あつぎ」が広報写真・一枚写真部門で入選(2024年)

更新日:2024年05月02日

公開日:2024年05月02日

広報あつぎ6月1日号の表紙

入選に選ばれた広報あつぎ6月1日号

令和6年全国広報コンクールの結果

   令和6年全国広報コンクールで、「広報あつぎ」6月1日号が広報写真・一枚写真部門で、入選1席・読売新聞社賞に選ばれました。

広報写真・一枚写真部門 6月1日号 ・入選1席

《掲載意図》

   市内では、8軒が酪農を営んでいますが、年々減少が続いています。こうした状況の中、ウクライナへの軍事侵攻などの影響で飼料は以前の2倍近くに高騰し、光熱水費も上がるなど、厳しい経営状況に置かれています。市では、酪農家を応援するため、乳製品の消費を促すキャンペーンを実施。その告知に合わせ、市内の酪農家にスポットを当てた紙面を企画しました。

写真では、手塩にかけて育てている牛への餌やりの風景を写し、どんなに厳しい状況でも、毎日、一頭一頭の命と真摯に向き合っている様子を伝えられるよう意識しました。牛舎を下見した際、標準レンズでは画角に入る牛の数が少なくなることが分かったため、撮影本番では望遠レンズを用意し、少し離れた位置から圧縮効果で多くの牛の姿を捉えられるよう工夫しました。長年使われてきた牛舎の雰囲気と、黙々と働く酪農家、穏やかな表情で餌を食む牛たちの姿から読者に日常を伝え、市内の酪農に関心が高まるような紙面を目指しました。暗すぎず、明るすぎない写真を目指し、光の差し込む量にも注意しました。

《審査員講評》

   淡々と作業をする酪農家の日常を、さらりと切り取ったような、ドキュメント色の強い、しかし計算された一枚である。光の入り方を計算し時間帯を選んでの撮影であったろうことがわかる。暗い牛舎に自然光を差し込ませている。強い日差しでないため、全体的にやわらかい印象を与え、そっと照らすような光が「祈り」のような効果をもたらしている。事前にロケハンを行い、どのレンズが現場に合うかを念入りに検討し望遠レンズを選択したというのも素晴らしい。情熱があってこそのことである。

   決して明るいニュースばかりでない酪農の状況を真正面から捉え、一人でも多くの人に知ってもらいたいという撮影者の熱意がよく伝わってきた。

 

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