令和7年度あつぎタウンミーティング(企業編)
市では、魅力あふれるまちの実現のため、幅広い年代や多様な立場の方々と、市政の課題や改善点等について意見交換を実施しています。
今回は、市内に拠点を構える企業5社(Astemo株式会社、アンリツ株式会社、ソニーグループ株式会社厚木テクノロジーセンター、日産自動車株式会社テクニカルセンター、株式会社リコー厚木事業所)と令和7年5月30日に市役所本庁舎会議室において、意見交換を行いました。
≪出席者≫
市内に拠点を構える企業5社の皆さん、14人
対話内容
1.意見交換
令和4年度にオンライン開催していた産業懇談会を、今年度は3年ぶりに市長との対面形式によるあつぎタウンミーティングとして開催しました。当日は、出席された企業の皆さんと「企業に選ばれるまちを目指して」をテーマに、意見交換を実施しました。なお、当日出された意見は次のとおりです。
2.企業誘致や既存企業の移転防止のために必要な取組について
(1)渋滞の解消について
・会社の採用活動において、地方勤務を嫌がる人が増えてきていますので、渋滞の解消や交通網の拡充が必要と考えています。
・交通渋滞が改善されると従業員にとって働きやすい環境になります。
・市内交通の面で事業所に通いやすい交通の整備は必要で、事業所から駅までの距離は重要と考えています。
・企業の内定辞退をした理由の中で上位から3番目に勤務地を上げている割合が高いため、通勤環境の整備は大切だと考えています。
・安全で快適な交通の確保と拡充が必要だと考えています。
(2)企業への支援について
・建屋の新築・増改築を伴わない設備投資も支援の対象にしてほしいです。
・事業継続のため、老朽化している建物の建替え等も支援してほしいです。
(3)災害時のエネルギーインフラについて
・災害時に電力や水道などに係るエネルギーインフラのバックアップをしてもらえると良いと思います。
(4)市内で働く人材の確保について
・製造業に従事したいと思えるような取組が必要だと思います。
・労働力不足の解消に向け、多様な働き方に合わせた雇用の奨励措置を設けてほしいです。
3.市内で企業活動する上で優位性があると感じるところについて
(1)立地条件や都心からのアクセスについて
・小田急線を含め、都心からのアクセスが良いことは優位性があると思います。
・厚木市は、都心から1時間以内の平坦な土地であり、高速道路や電車といった交通網が発達していることから、企業が進出する立地環境が良いと考えています。
・厚木市は、地盤が強く、地震があった際でもトラブルが少なく、自然災害に強い環境であり、企業にとって安心です。
(2)行政との連携や市の支援制度の充実について
・労働力の確保の観点から奨学金返済の支援が助かっています。
・行政(市役所、消防、警察、商工会議所など)と密接に連携して活動できるのが、厚木市の強みだと思います。
・行政との連携が取れているところは非常に有り難く、住みやすいまちであるという優位性があると思います。
(3)世界に名高い企業の集積について
・世界的な企業が集積し、企業同士の協力関係が築けている環境は強みだと思います。
4.まとめ
山口市長は、「市内には約9400の企業が立地しており、これまで発展してこられたのは企業の皆様の活動のおかげであり、市民の皆様も誇りに感じていると考えています。本日いただいた御意見を基に、より一層、快適な通勤環境の整備や従業員の働きやすい環境の支援、災害時における帰宅困難者対策などに努めてまいります。今後につきましても、市制70周年を新たな一歩として魅力あるまちづくりに向けて進めてまいります。」と話しました。
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更新日:2025年08月27日
公開日:2025年08月27日