夢と期待の市庁舎複合ビルに万全の基礎工事と震災対策等について(令和6年度提案)

更新日:2024年10月09日

公開日:2024年10月09日

提案の趣旨

    NHKスペシャルで、「軟弱地盤と杭基礎のぜい弱性、ビル倒壊(能登地震)」が放映されていました。現在、市庁舎を含む素晴らしい複合ビルが着工され、市民は大きな期待を寄せています。しかし、厚木も地理的には相模川等の太古からの流域・河川堆積地帯であり、他所ごとではないと思われます。絶対に安全なよう、二重、三重の万全の基礎工事、防震・防災対策工事を講じてほしいと思います。

    また、以前にTBSの番組で、4年前のハリケーンで半分程度の窓ガラスが破損した22Fビルが、一瞬にして爆破解体された映像が放映されていました。事務処理棟として使えないとなれば、爆砕処理ということになるのでしょう。

    今の複合ビル基礎工事の段階で、軟弱地盤では杭基礎を固い地盤に何本も深く打ち込んでも、上層部分の地盤の軟弱化で杭基礎諸共転倒してしまうことが判明しました。

    そして、基礎だけでなく、これから、地球温暖化の影響により、一層強大化が心配されている米のハリケーン並みの強大台風対策も、米22Fビル爆破処理を教訓に学ぶべきと思われます。

    基礎と地上も、万全の防災対策を講じさせて、絶対に震災や暴風雨等に負けない強じんな夢の市庁舎「複合ビル」を竣工して頂きたいと思います。

 

提案に対する回答

    複合施設については、災害対策本部機能を有する市庁舎と消防本部を一体整備し、市民の皆様の生命や身体、財産を守る災害時の中枢拠点と位置付け、その役割を果たすために万全の備えをする必要があると考えています。

    御提案いただいた基礎工事については、詳細な地盤調査を実施した結果、軟弱地盤の地下20メートル付近に存在する堅固な地盤については、建物を支持する地層とし、建物基礎が接する軟弱地盤には、大規模な建物の建築に適した地盤へ改良する工事を実施します。また、地盤から伝わる地震の揺れを吸収するため、免震装置を建物地下1階に設置し、耐震安全性を確保した万全な施設とします。

    さらに、「複合災害」に対応することも想定しており、1000年に1度の発生頻度となる洪水災害に対して、免震装置が浸水しないよう地盤のかさ上げや止水壁を設置し、洪水災害時に大規模地震が発生した場合にも、免震安全性を確保します。

    台風等への対策としましては、本体構造に加え、サッシ等の外装材についても、100年に1回の発生頻度となる暴風に対し、脱落等が生じないよう安全性を確保した設計を行っています。

    今後についても、市民の皆様に安心して御利用いただけるとともに、有事には災害対策の中枢機能を果たす施設となるよう、万全を期して事業を進めいきます。

 

担当:市街地整備課

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