令和5年度第1回あつぎ郷土博物館協議会 会議録

更新日:2023年07月02日

公開日:2023年07月02日

 次のとおり令和5年度第1回あつぎ郷土博物館協議会を開催いたしました。

  1. 日時  令和5年6月20日(火曜日)午後2時から午後3時30分まで
  2. 場所  あつぎ郷土博物館
  3. 出席者 委員8人、 社会教育部長、文化財保護課長、あつぎ郷土博物館長、職員5人
  4. 案件
    1. 令和4年度あつぎ郷土博物館事業報告について
    2. 令和5年度あつぎ郷土博物館事業計画について
    3. 特別展「知らなかった蛾の魅力~多様な種の多様な生きざま~」
    4. 企画展「デビュー100年「和田 傳」再発見― 今甦る あつぎの明治・大正・昭和を生きた作家の真実 ― 
    5. 企画展「火之用心 -あつぎの秋葉信仰-」
    6. ミニ展示「100年前の大地震とあつぎ」
    7. その他

1 開会

文化財保護課長

 

2 あいさつ

会長挨拶

社会教育部長挨拶

 

3 議 題

(1)令和4年度あつぎ郷土博物館事業報告について 資料1

資料1に基づき事務局から説明。

委員:注意しておきたい点がある。貸出のページで五人組帳の件。和田家の件だと思うが、慶応4年2月の写しだが、実物は享保年間のもの。しかもこれは、ここの地域でなく関東郡代伊那氏の配下のもの。なぜかと言うと私は茨城の竜ヶ崎市史をやっている。そこは伊那氏の配下。そこに同じものが残っている。中にでてくる支配人というのは伊那氏特有の代官の手下のことをいう。そこを注意しておかないとこの地域特有の五人組帳だと思われると違ってくる危険性がある。すくなくとも江戸時代中期のものであって、なんらかの過程で写された伊那代官配下の五人組帳であることに気を付けておかないと勘違いされてしまう。

事務局:この五人組帳については、江戸時代全般の村政を知る材料として使用している。委員がおっしゃる点については、今後も注意して取り扱う。

委員:施設見学で小田急トラベル来ているが、今後の参考になるような意見等を聴いているか。

事務局:小田急トラベルが地域を学ぶといったプログラムを提供していて、当館を選んでもらった。意識の高い方が参加されていたので、学芸員の話を聴いてためになったという意見はあった。

委員:今後の観光コースにしようなどの話はなかったか。

事務局:そういう話はなかった。

(2)令和5年度あつぎ郷土博物館事業計画について 資料2-1

ア 特別展「知らなかった蛾の魅力~多様な種の多様な生きざま~」 資料2-2

イ 企画展「デビュー100年「和田 傳」再発見 ― 今甦る あつぎの明治・大正・昭和を生きた作家の真実 ― 資料2-3

ウ 企画展「火之用心 -あつぎの秋葉信仰-」 資料2-4

エ ミニ展示「100年前の大地震とあつぎ」 資料2-5

資料2-1~資料2-5に基づき事務局から説明。

委員:和田傳の資料はうちの大学で整理したが、書簡の整理だけ終わっていなかった。その中に戦前の農林大臣の有馬頼寧や宮本常一の書簡が残っているがそういうものもやった方が良いと思う。また、和田傳の奥さんも有名な音楽家で、お二人で校歌をたくさん作っているので、どこの学校に校歌があるとか市内のどこに和田傳の碑があるかを情報提供してみては。来館者がその碑を見に行くことできるようになる。

事務局:和田傳の文学碑があるのは、厚木中学校の前と市内の温泉旅館の前。気になるのは温泉旅館の名前を宣伝してしまうことになるが、それも併せて紹介するようにしている。和田美津子さんの教職の免許状が残っているので、スペースがあればそれらも併せて紹介したい。また、7月1日号の広報あつぎで特集を組んでもらうことになっており、愛甲小学校の校歌や厚木中学校の前に碑があることなども見開きの紙面で紹介しているので、それを展示しても良いかとも思う。

委員:和田傳には興味があるが本が読めない。今回を機に本屋さんで和田傳を市民に知らしめるためのキャンペーンはやらないか。

事務局:和田傳の本は全て絶版になっているので、「山の奥へ」と「いわし雲」の原稿を起こして1冊にまとめたものを庁内印刷にはなるが、有償頒布することを考えている。

委員:事前のPRが非常に重要だと思う。博物館のホームページについて、博物館ニュースはタイムリーに更新されているが、スケジュールの欄のところは更新が遅いと思う。良いタイミングで出していただければと思う。

事務局:早めの更新に努めます。

会長:更新が大変なようだが、紙媒体だとなかなか広報が行き届かないのでインターネットやSNSの方が馴染むと思う。タイムリーに更新できるようにチェックしていただければ、コロナ以後の集客につながると思う。

委員:コロナ前と比べるとツイッターの博物館の利用がすごく増えている。ホームぺージよりツイッターやインスタの方が早いので、そういう発信を考えても良いのでは。ツイッターはやってないのか。

事務局:市の方針で、あつぎ郷土博物館についてはフェイスブックのみだが、ツイッターやインスタを利用している部署に記事の掲載を依頼することはできるのでそのように対応したい。

委員:本来ならブログのページがあって学芸員の方が交代で少しずつ発信するとそれだけでも記事が増える。ホームページの仕様はそういう機能がないので難しい。

 

(3)その他

事務局:9月2日の上映会について、会議室等々の確保が激戦になっている中で、保健福祉センターで行えることになったので、皆様方にもお越しいただければと思う。

※古文書解読会が発刊した4つ目の新編相模国風土記稿を配布

4 閉会

文化財保護課長

 

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