厚木市下水道運営審議会委員の委嘱及び令和5年度第1回厚木市下水道運営審議会会議録

更新日:2023年07月18日

公開日:2023年07月18日

厚木市下水道運営審議会委員の委嘱及び令和5年度第1回厚木市下水道運営審議会会議録

会議主管課

都市整備部下水道総務課

会議開催日時

令和5年6月27日火曜日

午後2時00分から午後3時30分まで

会議開催場所

厚木市役所第2庁舎15階農業委員会会議室

出席者

下水道運営審議会委員9人
都市整備部長、下水道総務課長、下水道施設課長、

下水道総務係長、下水道許認可・計画係長、下水道建設係長、下水道施設係長、下水道総務係員

 

会議の経過は以下のとおりです。

 

事務局

本日は、大変お忙しいところ、令和5年度厚木市下水道運営審議会にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

本日は1回目の会議でございますので、会議に先立ちまして、最初に、委嘱状の交付をさせていただきます。

山口貴裕厚木市長から委嘱状をお渡しいたしますので、お名前をお呼びいたしましたら、その場でお立ち頂き、自席でお受け取り願います。

委嘱状をお受け取りになりましたらご着席願います。

なお、委嘱日につきましては、6月1日付けとさせていただいております。

それでは、お名前をお呼びいたします。山口市長よろしくお願いいたします。

 

―委嘱状交付―

 

事務局

続きまして、山口市長から、ごあいさつを申し上げます。

 

―挨拶―

 

事務局

ありがとうございました。

以上で、厚木市下水道運営審議会委員の委嘱状交付を終わります。

なお、山口市長は、次の公務がございますので、ここで退席させていただきます。

 

事務局

引き続きまして、令和5年度第1回厚木市下水道運営審議会を開催します。

まず始めに、資料の確認をさせていただきます。

 

―資料確認―

 

事務局

それでは、下水道運営審議会委員の紹介に移らせていただきます。

阿部委員から名簿順に簡単な自己紹介をお願いします。

 

―自己紹介―

 

事務局

都市整備部下水道関係職員の自己紹介をさせていただきます。

 

―自己紹介―

 

事務局

続きまして、本日の案件に入らせていただきたいと存じますが、議事を進めるに当たり、審議会規則第5条第2項により会長が議長になる旨が規定されておりますが、全委員が新たに委嘱されましたので、新しい会長が決定するまでの間、都市整備部長が議事を進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

議長

案件(1)の会長及び副会長の選出についてですが、厚木市下水道運営審議会規則の第5条によると、委員の互選により定めることとなっておりますが、どなたか御意見ありますでしょうか。

 

議長

御意見が特にないようですので、事務局の方で何か案はありますか。

 

事務局

事務局としましては、学識経験者であり、前期から引き続き審議会委員として務めていただいている平野委員に会長をお願いしたいと考えております。

また、副会長につきましては、前期から引き続き審議会委員として務めていただいている山本委員にお願いしたいと考えております。

 

議長

ただいま、会長を平野委員、副会長を山本委員にということですが、皆様いかがでしょうか。よろしければ、拍手をお願いしたいと思います。

 

~拍手多数~

 

議長

ここで、会長と副会長が決まりましたので、進行役を交代させていただきます。御協力ありがとうございました。

 

事務局

それでは、平野委員、会長席に移動をお願いいたします。

 

~会長席へ移動~

 

事務局

それでは会長から一言ごあいさつをお願いいたします。

 

―挨拶―

 

事務局

ありがとうございました。

それでは、議事に入りたいと存じますが、本日の審議会は委員10名のうち9名が出席されていらっしゃいますので、審議会の成立条件を満たしていることを報告いたします。

それでは、議長に進行をお願いいたします。

 

議長

皆さん、大変お忙しい中、ご参集いただきましてありがとうございます。

 これから、案件について活発な議論となりますよう、各委員さんの御協力をよろしくお願いいたします。

それでは、案件に入る前に、会議の傍聴の申し出はありますか。

 

事務局

傍聴の申し出者はおりません。

 

議長

それでは、案件(2)『厚木市の下水道について』お願いします。

事務局の説明をお願いします。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何かご質問等ありましたらお願いします。

 

委員

流域下水道の維持管理負担金が前年度に比べて3億7,000万円と増えていますけれども、負担金というものは定額で排水量に関わらず、一定の金額でそれが値上げされたのか、もしくは従量料金分があるのかお聞きしたいです。

 

事務局

こちらについては定額ではなく、ある程度流水量に応じた値段になってございます。令和4年度は前年度から1億1,000万円程度上がっており、2億9,000万円ほど利益があったのですが、それが3億7,000万円ということでその分だけ減少している現状でございます。そのため、定額が設定されているというわけではございません。

 

事務局

流域下水道は維持管理に要した費用の総額を、12市町の排水量のパーセンテージで案分していくシステムです。総額が増えてしまったことから、厚木市の負担金も増えてしまったということでございます。その増えた要因は電気料金の高騰ということで、本来、維持管理費の約2割が電気料金だったのが、令和4年度予算では約4割になってしまっている状況で、このような莫大な費用の増加になってしまったということでございます。

 

委員

わかりました。次のスライドのところで節水意識の高まりというところに課題があると書かれていて、節水で排水量が減ると負担金も減るのでそのようなところで影響があるのかと思ったのですが、それに関してはあまり関係がないのでしょうか。

 

事務局

確かに、節水意識の高まり、又、いわゆる節水技術の向上というのもございます。排水量が減れば負担金も減る理屈ですが、他市の動向もありますので、あまり流域負担金への影響はございません。

 

委員

わかりました。ありがとうございます。

 

議長

他に質問や意見がある方はいらっしゃいますでしょうか。

 

委員

先ほどの関連なのですが、電気料金の高騰に関しては、急に来ましたよね。国際的な問題もありますが、一時的なもので当分は様子を見ていくのか、それをどう判断すべきかというのが、この審議会の話ではないと思うのですが、どうなのでしょうか。遠目で見ていると、一度上がったエネルギー関係に関しては、高値で安定してしまい、安かったころに戻るというのはあり得ないかと思うのですが、見込みはどのようにお考えでしょうか。

 

事務局

令和4年度決算では、かろうじて純利益があがっている状態です。経費回収率という汚水処理費を使用料で賄えているか、という指標があるのですが、これも採算ラインの100%を超えた状態ではありますので、使用料については令和4年度決算では足りている状態になります。

ただ、見込みとして令和5年度予算を組んだ段階では、その経費回収率が100%を切る、すなわち、使用料では汚水処理費を賄いきれないということがあり得る状況ではあります。そのため、この状況が数年続いた場合には、皆様にお諮りして使用料を上げてよろしいかというような伺いを議会に立てるということもあり得るかと思います。

ただ、昨今、燃料費等調整単価が落ち着いてきている状況でもございますので、希望的な観測もしているところですが、なんとも言えないというところです。

 

委員

まあ様子見ということでしょうね。

 

事務局

そうですね。

 

委員

スライドの12ページの内的要因の3番目のところで、雨水公費・汚水私費の原則の下というのは、現状でもこのようなポリシーで進められているという理解でよろしいでしょうか。

 

事務局

雨水は遍く皆様に負担していただくということで公費、いわゆる税金から賄っております。ただ、汚水につきましては、下水道を引いてあるご家庭の方のみ使われるということでございますので、それは使用料で賄われる、これは昔からそうでございまして、今もそのような考えで運営させていただいております。

 

委員

すべてを汚水で負担しているのだとしたら、分離すれば少しは下がるのかという考えだったのですが、すでに分離しているということなのですね。

 

事務局

汚水と雨水はセグメント化されており、明確に分かれております。他の市町村ですと、税金で使用料の赤字を埋めているところもあって、全国的にはむしろその方が多いのですが、厚木市の場合は、債務償還も進んでおりますので、今は、雨水は税金、汚水は使用料で賄われている状況でございます。

 

議長

わかりました。他に何かございますか。

 

委員

厚木は、汚水私費ということで皆様から集めたお金で賄っているため、公費から補填がないということですよね。それは今までの投資の部分で借金を持続的に返して、借金返済がなくなってきたのですね。スライドの12ページの内的要因の最初にあるように、耐用年数が50年経っていますので、新たに借金が膨らむということはなく、先ほどご説明があった21ページの5の経営マネジメントの強化の中で、年間6億円とか決めて、動かすお金の中で全て古い管が更新されるとか、要するに古くなったところが大変なことになることはないという理解でよろしいでしょうか。

 

事務局

経営ビジョン作成時にはそのようなシミュレーションで賄える予定でした。ただ、電気料金の高騰により、本来であれば内部留保を貯めて将来的に補修に充てようとしていた計画が、少し予定どおりにいかない可能性も出てまいりましたので、管渠の維持などに使うお金が足りなくなるということもあるかもしれません。その場合にはやはり使用料を上げるという結論に至ることもあります。

 

事務局

先に訂正をすれば良かったのですが、12ページの内的要因の下水道施設の老朽化の進行の部分で数字の誤りがあったため、この場で訂正させていただきます。令和4年度末では、耐用年数が50年を経過しているのは0.9%ぐらいの状況です。ここに書かせていただいている約27%というのは、10年後どのようになっているかという推計をした時の数字になりますので、令和14年度末となります。

 

委員

では現状では1%ということですね。借金を50年かけて90%ぐらい整備して返済をしながら仕事をしていて、返済が終わって貯めているお金で10年後に27%を少しずつ修繕していくということですね。その中で足を引っ張っていくのが、電気料金の高騰の問題ということですね。今黒字になっている予定だったとはいえ、本当はストックしなければいけない計画だったところを切り崩している現状で、少しは様子をみることができますが、長期ビジョンの修繕の部分を含めると圧迫しすぎてはいけないから、踏ん切りをつけて検討していきましょうということになるのでしょうか。様子見をするということは、未来の修繕費を切り崩していくということでしょうか。

 

事務局

見方によってはそのようにとらえられるかもしれません。他の市町村の例では、電気料金の高騰以前の話で、将来的な修繕費を積み立てるという意味で値上げをしたところもございます。ただ、厚木市の場合は値上げをしなくてもどんどんお金が貯まっていくだろうという見込みだったのですが、思ったよりも貯まりそうにないという状況です。

 

議長

他に何かありますか。

 

委員

老朽化対策の話で、先ほど防災対策で管の中をコーティングするといった話があったと思うのですが、全部新しいものに替えるわけではなくて、やはりそういう方法を取るのでしょうか。

 

事務局

そうですね。老朽化対策は、簡単に言えば管の更新になります。一応、下水道の耐用年数は50年になりますが、常に調査に行っていて50年過ぎていても健全な管もありますので、そういったものは対策をしません。危険度ですが、管の中をカメラで撮って画像を見て、ここがこんなに割れているといったようなことを確認することや、早めにやらないと陥没するなといったように、膨大なデータを確認しながら予算に応じて緊急度を考えて行っています。そのため、一概に50年を過ぎたからということで、順番に古いものから直していこうということはしていなくて、50年過ぎても、持つものはそのままということになります。5年に1回調査をしながら、優先順位を決めて順番に直していっております。街中については、道が狭かったり、人通りが多かったりとか、商店とかがあるので、掘らない方法を使います。今後、街中から離れていくに従って、掘ってやるようになります。厚木の中心地は古くなっていて、当時陶管といって陶器みたいな感じで作っているので、老朽化が激しいです。今後は地方へ行って鉄の管や、塩ビ管にする時は掘ってやる方法になると思います。ただ、現在は中心地の陶管の更新を先行的に行っていくことになります。

 

委員

わかりました。上水道に関して聞いた話なのですが、掘ってやるのが大変なので今ある上水道の管の中に少し内径の小さいやつを埋め込んでやる方が安く済むという話を聞いたことがあるのですが、下水道ではそのようなやり方はするのでしょうか。

 

事務局

街中では主にそういったやり方で、今の既存の管がある中で現況が残っていないと流石に出来ないのですが、ある程度現況が残っている中で、内側にコーティング、何ミリかの膜で固まると厚みがあるのですが、整備すると今ある管よりも滑らかになっているので、多少管が小さくなっても流れる量というのは計画通り確保しているというやり方でやっています。今、街中でやっている更生工法は、掘らずにやっているのがほとんどでございます。

 

委員

費用的なものもあるのでしょうか。

 

事務局

そうですね。例えば、今回作った雨水貯留管は、深さが10メートル弱位のところに入ってくるのですが、あまり深いところに掘って行うと、ものすごいお金がかかってしまいます。変な話、深ければ深いほどコーティングの方が安くなってきます。ただ管の大きさが一番小さい管だと20センチ位で、浅いところに入っている管になると掘ってやる方が安くなります。そのため、ある程度の深さとか管の大きさによって、逆転するところがあります。ただ、お金だけの問題ではなく街中は目の前で商売している人がいらっしゃるので、できるだけ交通の支障にならない、近隣の方の迷惑にならないように掘らないでやるようにしています。

 

議長

他に何かありますか。

 

委員

今、お話があった管更生工法のイメージ図がスライド18ページに載っています。ちょっと教えていただきたいのですが、その右側にある災害用トイレシステムについてなのですが、下水道のマンホールに直結してトイレが出来るということでしょうか。

 

事務局

先ほど説明させていただいた災害用トイレシステムは、下水道のマンホールの上に直接置かれるのではなくて、避難所にこういった穴といいますかトイレの便槽を作って下流のところは下水道の管に繋がっていくような形で、直接下水道のマンホールの上に置いているものも106基、市の方で持っているのですが、今回ご説明差し上げたのは、マンホールの上に便器を置くタイプのものではなくて、施設の地下に貯めておく穴と、流すために雨水を利用するので雨水を貯める槽を作って、万が一何かあった時に使えるようにしています。先ほどの地震対策で、どういったところから中心にやっているかというと、トイレシステムでも当然下流の施設の管が壊れてしまったら、そこで詰まってしまって使えませんので、下水の幹線までの管とか、緊急避難路に設定している道路の下に入っている下水管とか、メインの大きな幹線とかは詰まってしまうといけないので、そのようなところから優先的に地震対策を進めていくような状況でございます。

 

委員

そのぼうさいの丘公園にあるトイレの脇にマンホール用の蓋があって、それは災害時に蓋が開いて、18ページにあるような簡易的で上に覆いがあるようなトイレですが、水栓ではなくて穴が開いているトイレが使えるということでしょうか。

 

事務局

ぼうさいの丘公園にあるトイレは汲取り式で、紹介した施設は下流の下水が詰まらなければ流せます。要はバキューム車を呼ぶ必要がないのですが、ぼうさいの丘公園にあるトイレは便槽を貯めていっぱいになるとバキューム車を呼んで、吸ってというような災害用のトイレになります。

 

委員

下水に流すというようなイメージではなくて、その期間中はトイレをそこで済ましてもらって、落ち着いたらそこからもう一回取り除こうということですね。

 

事務局

あくまでも下に貯めていっぱいになったらバキューム車で吸うというのが、ぼうさいの丘公園のトイレです。トイレはトイレ、かまどはかまどでそういったベンチがあるのですが、そういった形のシステムになっています。

 

委員

新しく作ったものは、そこから溜まったら下水に流れるということでしょうか。

 

事務局

雨水を貯めている槽があるので、バルブを開くことにより下水に流れていくというようなシステムでございます。

 

委員

長期戦になったとしても、対応することが出来るということでしょうか。

 

事務局

そうですね。あくまでも下水管と平塚の処理場が無事であれば対応することが出来ます。

 

委員

災害用トイレシステムというのは、下水を流せない状況があるという話があったのですが、そのような場合でもバルブを閉めておいて、貯留槽に貯めておけばその間は使用出来るということでしょうか。

 

事務局

その通りでございます。

 

委員

ありがとうございます。設計では7日間ということですが、それはどのように計算しているのでしょうか。

 

事務局

想定の避難人数を各避難所で決めておりまして、その避難所の人数は一日にどれくらいトイレを使用するのかを計算しています。それを作るにあたっての指針もございまして、どれくらいもつようにしなさいという想定のもと、基数を設置しました。

 

委員

初めてなので、気になったところを質問させてください。細かい話になりますが、現状で公共下水道の整備状況が89.4%ということなのですが、それに対して令和12年度には普及率を100%ということでしたがどういうことでしょうか。

 

事務局

令和12年までに100%はあくまでも下水だけでなく、合併浄化槽も含めて100%にしていくというのが、県の考えです。現状右の地図に載っている赤色とか黄色で塗られていますが、それ以外でも調整区域で家屋が建っているところはございます。

 

委員

89.4%というのは合併浄化槽も含めた数字になるのですか。

 

事務局

これは公共下水道だけです。それ以外の10%ぐらいを合併浄化槽で埋めていこうという話でございます。

 

委員

その上で内的要因に書かれていた、将来展望を考慮した整備区域の検討をしていくということですね。

 

委員

確認なのですが、スライド20ページの令和8年度までに人口普及率93.4%というのは下水道という理解でよろしいでしょうか。

 

事務局

これは下水道のみの数値です。右の図の赤色と黄色の部分を整備すると93.4%になります。逆にいうと赤色と黄色で塗られていないところは下水を引かないので、合併浄化槽ということになります。

下水道を引いているところの人口密度で言えば、厚木市は低い方です。低いというのは、人が比較的まばらにしか住んでいないところにも引いているということになります。

 

議長

その他ございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

 

委員一同 ~異議なし~

 

議長

本日の案件については以上となりますが、委員の皆様から何かございましたら、お願いいたします。

 

                        ~連絡なし~

 

議長

事務局から何かありましたら、お願いします。

 

事務局

次回、第2回につきましては、10~11月を予定しておりますが、詳細が決まりましたら改めてご連絡させていただきます。

 

議長

委員の皆さまからも他にはよろしいでしょうか。

 

~連絡なし~

 

議長

それでは、その他の部分もご連絡ありましたので、本日の議事は全て終了になります。ここで、議長の任を解かせていただき、進行を事務局にお返しいたします。ありがとうございました。

 

事務局

会長、どうもありがとうございました。

皆さま、熱心なご審議をいただきましてありがとうございました。これをもちまして、令和5年度第1回厚木市下水道運営審議会を終了いたします。本日はありがとうございました。

 

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

都市インフラ整備部 河川下水道総務課 河川下水道総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2361
ファックス番号:046-222-8749

メールフォームによるお問い合わせ