令和5年度第2回厚木市下水道運営審議会会議録
会議主管課 |
都市整備部下水道総務課 |
会議開催日時 |
令和5年11月13日月曜日 午後2時30分から午後3時15分まで |
会議開催場所 |
厚木の杜環境リサーチセンター 長谷川記念館 研究・研修棟2階会議室 |
出席者 |
下水道運営審議会委員6人 下水道総務係長、下水道許認可・計画係長、下水道建設係長、下水道施設係長、下水道総務係員 |
会議の経過は以下のとおりです。
事務局
本日は、大変お忙しい中、御出席いただきましてありがとうございます。
ただ今から、令和5年度第2回厚木市下水道運営審議会を開催させていただきます。
最初に、8月に人事異動がございまして、新任となりました職員の紹介をさせていただきます。
―自己紹介―
本日は、会議の進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
また、本日は、審議会の後に会場をお借りしております厚木の杜環境リサーチセンターの見学会も予定しております。
長時間、お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
―資料確認―
事務局
それでは、議事に入りたいと存じますが、会議の議長につきましては、厚木市下水道運営審議会規則第5条第2項により会長が議長となる旨が規定されておりますので、平野会長に議長をお願いいたします。
なお、本日の審議会は委員10名のうち6名が出席されていらっしゃいますので、審議会の成立条件を満たしていることを報告いたします。
それでは、平野会長よろしくお願いいたします。
議長
皆さん、大変お忙しい中、ご参集いただきましてありがとうございます。
これから、案件について活発な議論となりますよう、各委員さんの御協力をよろしくお願いいたします。
それでは、案件に入る前に、会議の傍聴の申し出はありますか。
事務局
傍聴の申し出者はおりません。
議長
まず、案件(1)「下水道事業の経営状況について」について、事務局から説明願います。
事務局
案件(1)「下水道事業の経営状況について」ご説明いたします。
はじめに資料の構成ですが、資料1、資料2、参考資料となっております。
―説明―
議長
ただいま、事務局から説明がありましたが、何か御質問等ありましたらお願いします。
議長
ただいま、大きな数字と専門用語が出てきましたけれども、我々の審議会での仕事としては、資料2の3つのグラフの経営状況の評価と、資料の経営ビジョンの評価と見直しの43ページの(3)のところに、今回の事業計画の経営状況の評価モニタリングと記載され、我々の審議会の名前があり、下水道運営審議会への報告というところが今回の大きな議題といったところです。我々は、資料2の3つのグラフについての議論を行っていくところだと思います。
委員
資料2の(3)の流動比率が未達成であり、この項目も達成である方が好ましいと思うのですが、先ほどの説明で問題ないとのことでしたね。
事務局
計画でも折れ線グラフの点線のとおり上昇していくような推計になっており、経営の目安の100%以上となるのは令和6年度の予定、経営目標の200%以上となるのは令和9年度の予定になっております。
委員
時間がかかるから、まだ100%のラインは超えていないけれども、計画通りであるという意味では安心してくださいということでしょうか。
事務局
計画以上です。今年度も、計画では72%でしたが、実績は93.82%です。
委員
少し早めに前倒しで高くなっているということですね。経営の目安で数値が決められているため、未達成と表記しなければなりませんが、計画以上のため、問題ないということですね。ありがとうございます。
議長
その他ございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。特に御意見ないようでしたら、この件については先ほど資料2の(3)の流動比率は未達成ではあるけれども、計画通りであるという成果報告を受けたということで経営状況の方の質問はよろしいでしょうか。
委員一同 ~異議なし~
議長
それでは、案件(2)「主要な事業の取り組み状況について」お願いします。
事務局の説明をお願いします。
事務局
「案件(2)主要な事業の取り組み状況について」ご説明いたします。
資料3をご覧ください。
―説明―
議長
ただいま、事務局から説明がありましたが、何か御質問等ありましたらお願いします。
委員
浸水対策と総合地震対策には全体の計画として時限がわかりましたらお願いします。
事務局
浸水対策は国庫補助事業として、令和3~7年度までの5か年で計画しているところを実施しています。この5年で厚木市内の浸水対策がすべてできるわけではないので、それ以降の計画、また5か年の計画になりますが、それまでの間にどこの地域が一番効果的かということで計画を準備してまとめるかたちでございます。
総合地震対策事業は、令和4~8年度までの5か年で計画しておりまして、現在は2期目となっています。こちらに関しても、5か年で対策が全て終わるわけではないため、計画期間終了前に見直しを行い、費用対効果の高いところから実施する予定となっています。
委員
それぞれの計画、令和7年度までと令和8年度までの計画箇所については、今のところ予定通り進んでいるという認識でよろしいでしょうか。
事務局
そうですね。特に雨水管の方は国庫補助事業で、国から補助金を半分もらって実施している事業であり、今のところ順調に進んでいるところでございます。
委員
ありがとうございます。
委員
下水道ストックマネジメントのカメラ調査についてですが、カメラ調査を入れた後、急激に工事が増えていってしまうとかそういったことはあるのでしょうか。
事務局
現在、主に古い管が多い中心市街地で改築工事を実施していますが、今回のカメラ調査は約11km実施しますが、カメラ調査をした結果、緊急に直す必要がある箇所を発見した場合は緊急的に対策をしなければいけませんが、50年経っていても状態の良い管は経過観察するといったように、今後も施設の老朽化は進みますが、管の状態を見て判断しているので、工事の必要な箇所はある程度抑えられている状況です。今回、カメラ調査のその1、その2の結果はまだ出ていませんが、下水道ストックマネジメントの次期計画では、結果を踏まえて、経過観察する箇所、今後直す必要がある箇所、緊急で直さなければならない箇所以外については、順次どこまで直していくかを次の計画に反映をさせようと考えております。また、腐食環境下と小田急線軌道下の管で破損すると影響が大きい箇所については、先月調査が完了しておりまして、緊急に直さなければならないところはないという結果が出ております。
委員
わかりました。50年経っても使用可能な管があるというのは、耐用年数に余裕を持っているからなのでしょうか。やはり、傷む要素がないと使用することができるということでしょうか。
事務局
はい。特に中心市街地は昔の陶管が多く、一番古いということがあるため、破損しやすい状態にあります。そのため、現在の下水道ストックマネジメント計画期間では中心市街地を重点的に実施する計画となっております。
委員
わかりました。ありがとうございます。
委員
内水ハザードマップの判断で、恩曽川付近があったような記憶なのですが、それも資料3の浸水対策で対策されているということでしょうか。
事務局
内水ハザードマップは、川が溢れた状態ではなくて、大雨が降った時に地形の関係等でどこが浸水するか考え、下水道管理者の視点で作成したものです。今回計画している浸水対策も基本的には、内水ハザードマップで浸水するとされる箇所を対策しているものになります。現在対策を実施している箇所は、そこまでの大雨でなくても、実際に浸水してしまっている箇所となっております。
委員
では、内水ハザードマップで青く塗られているところは、対策が済んでもまだリスクがあるということでしょうか。
事務局
先ほどの雨水管の整備の関係になるのですが、現在の5か年計画、また次の5か年計画を終えても内水ハザードマップにおける想定浸水箇所が全てなくなることは難しい状況ですので、引き続き対策していかなければならないものだと考えています。
委員
私は北の方に住んでいるのですが、その地域の雨水は個人の家はほとんど地面に浸透させているような状況だと思います。荻野川に流しているのも多少あるのかもしれませんが、氾濫しづらいのは地形の問題なのでしょうか。
事務局
地形の問題はあると思います。恩曽川につきましては、一部区間で計画断面での整備ができていないという状況も関係していると思います。
委員
河川の工事を行えば、浸水を防ぐことができるということでしょうか。
事務局
川は自然流下で上から下へ流れているので、一概には言えませんが川底を深くする等の対策は有効だと思います。
委員
私の家は荻野川の近くなのですが、下水道ではないですが、ちゃんと対策されているように感じます。今まで40年住んでいますが、大雨が降っても一度も浸水したことはないです。少し感覚がわからなかったのですが。わかりました。ありがとうございます。
委員
コンクリートが多いっていうのは、浸透しているところが少なく低いところに溜まっていくというイメージですよね。やはり中心市街地が浸水しやすいということでしょうか。
事務局
浸透しないところとなると中心市街地になります。コンクリートやアスファルトばかりになってしまっているので。もし、庭や田んぼがあれば、水を溜めることができますが、中心市街地にはないため、浸水被害が出やすくなっていたことから、昨年度まで中央公園を起点に北貯留管をシールド工事で整備し、その前にはあさひ公園で雨水貯留施設を整備したところです。状況に応じて、追っかけのような状態にはなってしまっていますが、浸水が実際に起こっていて、一回雨が降ると溜まってしまうようなところから手をつけている状態です。
委員
まさしく30工区は、コジマ電気さんの前のところもそうですね。
事務局
コジマ電気さんの前で道路冠水による通行止めが生じてしまうので、その解消ということで1工区と合わせて対策しています。
委員
普段はそこまで高さを感じませんが、夜に走っていると対向車のライトが上に上がるので、やはり低いのですね。
事務局
国道246号線のバイパスを作ったときに地盤を高く造っているので、国道246号線と県道上粕屋厚木線の間が地形的にたるんでいるような感じになっています。道路と道路の間の宅地もそうです。国道246号線を挟んだ逆側の昭和用水の間も、両側の道路の地盤が高くてその間が低い地形になってしまっているため、どうしても雨が降ると浸水をしてしまうような仕組みになっています。
委員
わかりました。ありがとうございます。
議長
その他ございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。
委員一同 ~異議なし~
議長
本日の案件については以上となりますが、委員の皆様からその他、何か補足意見などはございますか。
事務局から連絡等はありますでしょうか。
本日の議事は全て終了しましたので、議長の任を解かせていただきます。
進行を事務局にお返しいたします。
ありがとうございました。
事務局
皆さま、熱心な御審議をいただきましてありがとうございました。これをもちまして、令和5年度第2回厚木市下水道運営審議会を終了いたします。
【資料1】厚木市公共下水道事業決算の概要(R4決算) (PDFファイル: 417.1KB)
【資料2】経営指標による評価(R4決算) (PDFファイル: 94.1KB)
この記事に関するお問い合わせ先
都市インフラ整備部 河川下水道総務課 河川下水道総務係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2361
ファックス番号:046-222-8749
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更新日:2023年12月08日
公開日:2023年12月08日