令和7年度第2回厚木市総合計画審議会 会議録

更新日:2025年05月27日

公開日:2025年05月27日

 

令和7年度第2回厚木市総合計画審議会
会議主管課 企画政策課
会議開催日時 令和7年5月15日(木曜日)
午後2時00分から午後3時00分まで
会議開催場所 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室
出席者 厚木市総合計画審議会委員 9人
(事務局)8人
企画部長、企画部次長、総合計画担当課長、企画政策課長、企画政策係長、計画調整係長、
計画調整係主査、主任
説明者 計画調整係長
傍聴者 なし

 

 

会議の経過は、次のとおりです。

第2回厚木市総合計画審議会

1 開会

2 挨拶

3 案件

(1) 第11次厚木市総合計画長期ビジョンの素案について

(2) 第11次厚木市総合計画策定に係る市民参加の実施予定について

(3) 第10次厚木市総合計画第1期実施計画の振り返りに対する総合計画審議会からの意見について

 

(1) 第11次厚木市総合計画長期ビジョンの素案について

 

・中村会長

それでは、「案件(1)第11次厚木市総合計画長期ビジョンの素案について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料1、資料2、資料3、参考資料2、参考資料3に基づき、説明

・中村会長

事務局から、第11次厚木市総合計画長期ビジョンの素案について説明がありました。これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。

・和縣委員

産業拠点の創出につきまして、土地利用方針のイメージ図に産業拠点がいくつか示されておりますが、これらの拠点に誘致を図る産業分野を想定するに当たり、各地域の特性といった視点に基づいているのでしょうか。例えば、道路交通の利便性を活用できる地域、鉄道路線との接続といった利点がある地域等、具体的に各地域の特性を分析し、どのような強みがあってどのような産業誘致が図れるかといった視点による説明があると分かりやすいと思います。

・事務局(総合計画担当課長)

近年の本市における産業拠点の創出につきましては、森の里東地区及び酒井地区で基盤整備が完了し、企業の進出が進んでいるところです。今後につきましては、現在、神奈川県下一斉の都市計画の見直しについて神奈川県と協議を進めているところですが、その中で、本市において新たな産業拠点として整備を推進すべき地区がいくつか挙がっております。今後、協議内容が具体的になっていく中で、適宜お示ししてまいりたいと考えております。

・宮崎(昌)委員

まず、1点目については、素案に策定の背景として12項目が挙げられていますが、これらの項目は長期ビジョンの内容にどのように関連するのでしょうか。例えば、策定の背景の項目中における「防災・減災」は、政策には記載されていませんが、施策や重点プロジェクトには記載があります。したがって、策定の背景の項目というのは、長期ビジョン全体にその要素が少しずつちりばめられているといったイメージでしょうか。

2点目ですが、各施策の成果指標については今後検討を進めていくことと思いますが、中間目標も最終目標も、それぞれ設定する上ではあまり無理のない、現実的な値にするべきかと考えます。いたずらに高い目標値を設定するのではなく、目標に向けた道筋をしっかり議論して整えた上で、達成を目指せる数値を目標値に設定していただきたいと思います。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

1点目の御質問につきまして、策定の背景の各項目は、それぞれの項目が必ずしも個別の分野のみと関連するものではなく、様々な分野を横断するものもあるなど、幅広い視点で留意すべき事項として、冒頭に記載をしているものです。例えば、御指摘の「防災・減災」の場合は、施策の中で同様の語を用いているものもありますが、「人口減少・超高齢社会」のように、様々な分野に関連するものもあります。したがいまして、先ほどの御発言にありましたように、ちりばめられているというようなイメージで御理解いただければと思います。

次に、2点目の成果指標の目標値につきましては、現在、各部と調整、検討を行っているところであり、10年間の計画期間における施策や事業の展開の先に目指すべき地点として、適切な目標値を設定してまいります。設定に当たっては、委員の御指摘のとおり、高すぎる目標値を設定しても達成が困難と思われます。今後、アクションプランにおける事業検討もしてまいりますが、その検討の中で、前半の5年間とその先の後半5年間を見据えながら、適切な目標値を検討してまいります。

・宮崎(三)委員

アクションプランについては、毎年度評価を行いながら、中間年度で見直しを行うということで、このことがPDCAサイクルを活用した進行管理という認識でおりますが、この見直しは、市の担当者のみで実施するということか、または総合計画審議会のような場で審議を行うということか、どのような流れを想定しているのかを説明してください。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

長期ビジョンの策定と同時進行で、計画の評価方法についても検討を進めてまいりますが、現時点での想定といたしましては、第 10 次総合計画と同様に、総合計画審議会の委員の皆様に施策評価を行っていただき、御意見をいただきながら、見直しをしてまいりたいと考えております。

・宮崎(三)委員

総合計画審議会の委員の任期は2年であるため、策定時とは異なる委員が評価をするということになりますが、その認識ですか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

評価を実施する年度における委員の皆様に実施していただきます。

・中村会長

アクションプランの評価はいつの年度に実施する予定ですか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

アクションプランの評価は事業を実施した翌年度に行いますので、例えば令和8年度の実績については、令和9年度に行う予定です。令和8年度及び9年度の2年間の評価を行った結果に応じて見直しを行い、見直した計画を3年目の令和10年度に開始し、5年目の令和12年度に前半の5年間が終了、翌13年度には新たに策定した後半のアクションプランが開始されるという流れです。

・中村会長

見直しを行う判断としては、総合計画審議会の評価結果を踏まえるということですか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

総合計画審議会の御意見と併せて、庁内における組織の意見も踏まえながら見直しを進めていく考えです。

・宮崎(三)委員

市民協働についての見解を尋ねます。まず、市民協働の前提となる自治会活動の現状については、地域とのかかわりを持ちたがらない転入者が増え、自治会への加入者が減少している状況にあります。そのような中で市民協働を推進するということについて、どのように考えているのか見解を聞かせてください。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

自治会の加入率が低下傾向にあることは承知しています。そのような状況を改善するために、転入者への自治会加入案内の配布等、様々な取組を実施しているところです。地域運営は自治会が中心となって担っていただいているところが大きいので、今後も加入促進の取組を進めていきながら、市民協働の推進を図ってまいりたいと思います。

また、重点プロジェクトにおける戦略2といたしまして、「こども・若者一人一人が幸せ

に暮らし続けられるまちをつくる」を掲げており、ここに市民協働を位置付けていますが、これは、御家庭にお子さんがいらっしゃると、子ども会などの活動によって地域とのつながりが生まれますので、このような視点も踏まえて、今後取組を進めていきたいと考えております。

・野元委員

策定の背景のうち、女性の項目において「切れ目のない子育て支援」との記載がありますが、子育て支援が女性の項目に入るという考え方では、現代の子育てに関する課題に対しては不十分であると考えます。

既に出産子育てをしている母子に対しての支援は当然必要ではありますが、それだけではなく、妊娠出産をしたくてもちゅうちょしている方々が、安心して生み育てられるような社会にすること、つまり、社会全体で子育てにかかわるような環境をつくることが、今後求められてくると思います。そうした考えの下、全国に先駆けるような思い切った施策を検討していただきたいと思います。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御指摘のとおり、子育て支援の記載が女性の項目にあるのは不十分と考えますので、適切な項目を検討し、修正いたします。

子育てに関連したところでは、昨年度、市民参加の取組において「あつぎ女性100人プロジェクト」というワークショップを実施し、中学生以上の女性の方に御意見をお伺いしました。また、本年度につきましても市民参加の取組といたしまして、ぼうさいの丘公園、厚木中央公園及び荻野運動公園において、御来場の市民の皆様から御意見をお伺いするオープンハウスを実施する予定ですので、現在子育て中の方や、これから予定をされている方などにもお声がけをし、妊娠、出産、子育てへの御意見をお聞きしていきたいと考えております。

 

(2) 第11次厚木市総合計画策定に係る市民参加の実施予定について

・中村会長

続いて、「案件(2) 第11次厚木市総合計画策定に係る市民参加の実施予定について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料4、参考資料4に基づき、説明

・中村会長

事務局から、第11次厚木市総合計画策定に係る市民参加の実施予定について説明がありました。これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。

・宮崎(三)委員

より多くの方にオープンハウスに来ていただくために、広報等はどのように行っているのですか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

市ホームページ、本日発行の広報あつぎ 5月15日号への掲載、厚木市の LINE公式アカウントによる発信、報道機関への記者提供等により、周知を進めています。

・事務局(総合計画担当課長)

オープンハウスにつきましては、参加を目的としてお越しいただくというよりは、イベントや公園等に来場された方にお声がけをして、御意見をお伺いしていきたいと考えています。

また、周知に関する補足といたしまして、昨年度、先ほど御説明した「あつぎ女性100人プロジェクト」を始め、「あつぎ未来創造プロジェクト」、「中学・高校生によるワークショップ」、「未来つなぐワークショップ」といった、様々なワークショップを実施しましたので、その参加者 150 人に案内はがきを送付しております。

・中村会長

オープンハウスは本市における他事例や近隣自治体でも実施されていると思いますが、どのくらいの参加者が集まるのでしょうか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

詳細な人数は把握していませんが、近隣自治体では、相模原市が過去に実施をしています。また、先ほど課長が説明しましたとおり、オープンハウスは、私たちが施設等に出向き、その場にいられる方にお声がけをさせていただいて、御意見をお伺いするものですので、多くの意見をいただけるよう、積極的に声かけをしたいと思います。

・宮崎(三)委員

オープンハウスの実施会場のうち、ぼうさいの丘公園センター施設については、通常お子さんなどが遊ぶ場所ではないため、人が集まらないことが懸念されます。実施中は、職員が園内で案内をして回り、来場者の方に広くお知らせした方が良いと思います。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

会場に足を運んでいただけるよう、園内で積極的に声がけをしたいと思います。

・和縣委員

実施前の周知も大切ですが、実施した後にも、こうした取組をして市民の方の御意見を伺いながら策定を進めていることを周知することが重要だと思います。そのような市の姿勢が市民の方に伝わることで、次の市民参加のきっかけになると思います。実施後の広報活動にもぜひ力を入れてください。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

実施後には、市ホームページ等で実施結果を公開いたします。また、今後、第11次総合計画の冊子を作成してまいりますが、その巻末に資料編として市民参加の結果を掲載する予定です。様々な媒体を用いて、市民参加の実施状況を広く周知していきたいと考えております。

・中村会長

パブリックコメントまでの流れを説明してください。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

パブリックコメントでは、長期ビジョンの最終案を公表します。今後、6月25日(水曜日)、7月8日(火曜日)、7月25日(金曜日)に予定している総合計画審議会で、長期ビジョン原案を審議いただきます。そこで審議いただいた原案を庁内組織等も含めて検討し、8月最終案を整え、パブリックコメントにより市民の皆様から御意見をいただきます。パブリックコメントでいただいた御意見を更に踏まえて修正案を作成し、12 月議会に上程し、議決をいただくという流れです。

 

(3) 第10次厚木市総合計画第1期実施計画の振り返りに対する総合計画審議会からの意見について

・中村会長

続いて、「案件(3) 第10次厚木市総合計画第1期実施計画の振り返りに対する総合計画審議会からの意見について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料5、参考資料に基づき、説明

・中村会長

事務局から、第10次厚木市総合計画第1期実施計画の振り返りに対する総合計画審議会からの意見について説明がありました。これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。

・和縣委員

「第10次厚木市総合計画第1期実施計画の振り返り(総論)」については、今後どのように取り扱われるのですか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)

前回の会議でお示しした「第10次厚木市総合計画 第1期実施計画取組実績」という資料がございますが、その冊子の最終部分に、「総合計画審議会からの意見」として掲載させていただき、公表する予定でございます。

・中村会長

他にございますか。無いようでしたら、本日、予定していた案件は以上になります。

なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、公開に合わせまして、委員の皆様にも会議録を送付いたしますので、御承知おき願います。

・中村会長

それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。

 

4 閉会

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