第1回厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員会の会議録について

更新日:2023年09月21日

公開日:2023年09月21日

会議概要

会議概要
会議主管課 行政経営課
会議開催日時

令和5年8月4日(水曜日)
午前10時から11時30分まで

会議開催場所 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室
出席者 厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員会委員 15人
政策部長、行政経営課長、公共施設マネジメント係長
公共施設マネジメント係副主幹1人、主事1人
説明者 公共施設マネジメント係長
傍聴者 なし

 

委嘱式

  1. 委嘱状の交付
  2. 市長あいさつ

第1回厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員会

案件
(1)厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員長及び職務代理の選出について

資料1に基づき、委員の互選により中村委員を委員長選出、委員長の指名により伊藤委員を職務代理として選出した。

(2)厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員会の会議録の公開について

資料2に基づき、事務局(公共施設マネジメント係長)より説明。委員会は原則公開、会議録については発言者の指名を記載、発言内容は要約する形式とすることで決定した。

(3)厚木市本庁舎敷地跡地等活用検討委員会について
(4)本庁舎敷地跡地等の概要について
(5)本庁舎敷地跡地等活用に係るこれまでの検討について
(6)今後の進め方(案)について

資料3~6に基づき、事務局(公共施設マネジメント係長)より説明。
 

(八尾委員)

本庁舎敷地の北側には厚木中央公園、南側には大手公園があるが、今回の委員会において、公園のあり方について言及することは可能か。

(事務局)

市としては、本委員会における議論の方向性を最初から決めつけることはせず、皆様からの多様な御意見をいただきたいと考えている。そのため、本庁舎敷地の周辺に位置する厚木中央公園や大手公園などのあり方についても、御意見をいただきたい。

(中村委員長)

本庁舎敷地の跡地活用についてとのことであるが、委員会での議論を行うには、あまりにも方向性が漠然としており、何に対して意見を出せばよいのかがわかりづらい。市の考えや現状の方向性について、ある程度のイメージや形が見えると、委員からも意見が出やすいのではないか。

(事務局)

本日は第1回の顔合わせであることから、前提条件の部分を説明させていただいた。次回以降、具体的な内容について御意見をいただければと考えている。本日は、この本庁舎敷地の話を含めた本市のまちづくりなどについて、ざっくばらんに各委員からの御意見をいただきたい。

(伊藤委員)

人口減少が見込まれる中、財政力が豊かな今のうちに、文化的聖地として、例えば美術館といった厚木市の財産を整備していただきたい。

(梶田委員)

本厚木駅と新庁舎、そして本庁舎敷地跡地の3つの拠点が連携し、中心市街地を訪れた人が回遊できるようなまちづくりを検討するべきである。今後の都市間競争も視野に入れた中で、厚木の長所を生かしながらまちづくりを進めるべきである。

(佐藤委員)

厚木市本厚木駅周辺まちづくり推進会議や厚木市地域公共交通会議など、市の他セクションで開催している会議でも、この本庁舎敷地の周辺について議論しているものであるので、参考としていただきたい。

(柴田委員)

厚木市文化会館は築年が進んでいると思われるが、本庁舎敷地跡地を文化会館用地として活用することも念頭にあるのか。また、ウォーカブルなまちを目指すという意味では、中心市街地の歩道を歩きやすくするためにはどうすればよいのか。そこの部分を議論することで課題解決につながるのではないか。

(事務局)

文化会館は現在、改修・維持管理事業をPFI事業として実施おり、令和17年度に維持管理業務が完了する。市として、PFI事業としての事業期間終了後に文化会館をどうするのかという議論も必要と考えている。

(永井委員)

新庁舎移転後については、現本庁舎敷を売却してマンションを建設するのが現実的ではあるが、今回は市の方向性として、単に売却を行うものではないということから、本厚木駅北口の再開発も踏まえて連携・シナジー効果を発揮し、平仄を合わせていくことが必要である。

(永澤委員)

厚木バスセンター等を利用している通勤目的の人に、街中を歩かせることは大変である。従業員はたいてい一目散に駅に向かって家に帰る。いかに街中を回遊する人を増やすか、通勤客、観光客、住民等、様々な立場の人々について考えていくことが必要。また、これからは、ゼロエミッションに対応したまちづくりが大事である。

(棗委員)

厚木北地区では、2万5千世帯のうち3分の1がマンション世帯となっており、自治会とは何かが問われている状況である。

この厚木北地区には、狭い道路が多く、救急車が入れない通りが100本くらいある。また、買物難民が多いのも現状である。道路が狭く、歩道がなく、車椅子がとおることもできない。4車線道路がなく、右折レーンもない。本庁舎跡地での建物の整備を行うのであれば、そうした道路等の整備をしていただくとよい。時間がかかるとは思うが、そうした市民の声を伝えていくのが、自治会の役割である。

(難波委員)

令和4年度に実施したサウンディングにおいて、「価値の最大化」という言葉があった。事業者が着目するのは土地の価値であり、土地の価値を追求する場合、この土地にはマンション建設が望ましいということになる。一方で、厚木中央公園が目の前にあり、本厚木駅にも近いエリアとして、不動産としての価値だけにフォーカスせずに、まちづくりとしての価値の最大化とはどのようなことなのかを考えていくことが必要ではないか。

(早嵜委員)

事業を行う敷地がどれだけ広がるのか。例として、大きなコンサートが厚木では開催されていない。一方で、茅ヶ崎でサザンオールスターズがコンサートをする際には、宿泊客が厚木まで流れてきて、一杯となっている。国営ひたち海浜公園ではロックフェスティバルが行われ、観客を大勢集めていた。音楽も文化のひとつであり、お客様を呼び寄せるという面では、そうした活用方法も一つあるのではないか。

(松枝委員)

本庁舎跡地に人が集まるとすれば、隣接する厚木中央公園を防災公園とし、太陽光発電設備を設け、災害時には地下駐車場も活用して人を受け入れられるようにする。災害で帰れなくなった人を文化会館や美術館でも受け入れるということも考えられる。

(向島委員)

サウンディングの結果について報告があったが、事業者にサウンディングをするとこうした結果になる。我々がエリアマネジメントで厚木の価値は何かということを議論する中で、厚木でのライフスタイルが確立できていないという点が課題となっている。現状として、利便性が高く、大きく困るところはないが、厚木に住むとこういう暮らしができるということを表現できるようにするべきである。

(矢口委員)

本厚木駅周辺にはバイクの一時駐輪場が意外と少ない。介護施設はあるが、元気な高齢者が車を手放した時、1~2人で暮らせるような公共的な施設があったらよいと思っている。

(八尾委員)

中心市街地の大型店舗が撤退し、厚木一番街はさみしい感じがある。厚木中央公園の方からマンションに建替えが進んでいる。商業地域であるので、大きな容積のマンションが建設されると日当たりが悪くなり、影の多いまちとなりつつある。

様々な市民500人に対して、学生と調査をしたことがあるが、好きな場所を挙げてもらったところ、一番多かったのは圧倒的にイオンであった。男性は駅前の居酒屋、女性はスーパー。居心地のいい場所を挙げる人はいなかった。まちに座れる場所が圧倒的に少ない。小田急線の高架下にベンチがあったが、コロナ禍後には撤去された。公園も気持ちよく座れるところがない。そうであれば人がくるはずがない。

一方、アミュー厚木の中に、子どもの屋内広場solaがつくられたが、居心地が良い場所で、子どもたちや子育て中のお母さんでにぎわっている。こうした場所を実現できた厚木市には期待ができると思っている。居心地がよく、愛着が湧き、座れる場所を今回の本庁舎敷地跡地活用に関するプロジェクトで作らなければ、厚木市は影のあるまちとなってしまう。今回のプロジェクトは、今後50年後、100年後を決める重要なものと考えている。

(山内委員)

まちづくりがいろいろな面で中途半端のように感じている。山や川があるがそこまでのアクセスが今一つ良くない。駅を降りても集まる場所がない。また、市役所も公園も離れていて、広場がなく、ゆっくりできる場所もない。企業も大学もあるのでコンサートやイベント会場、会議場などができたらとは思うが予定の敷地が狭いので、ベンチャー企業や学生が利用できる建物など、人が集まれるような拠点・場所を無料のモビリティーで回遊できるようにできたらよいと思う。

(中村委員長)

厚木をよくするために、今の各委員からの意見を踏まえて、本庁舎跡地をどうするかが課題である。先ほど事務局から、アンケートを実施するという話があったが、設問の内容によって回答が大きくことなってくるので、その辺りに配慮しながら調査を進めていただきたい。

関連ファイル

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

企画部 行政経営課 公共施設マネジメント係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2099
ファックス番号:046-225-3732

メールフォームによるお問い合わせ