令和6年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会の会議録について
令和6年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会を開催しました。
会議名称 |
令和6年度第1回厚木市公共施設最適化検討委員会 |
会議主管課 | 行政経営課 |
開催日時 | 令和6年11月18日(月曜日)午前10時から11時まで |
開催場所 |
厚木市役所第二庁舎4階 教育委員会会議室 |
出席者 |
検討委員10人、企画部長、企画部次長、行政経営課長、 行政経営課公共施設マネジメント係長、公共施設マネジメント係員 こども育成課長、青少年課青少年施設係長、青少年施設係員 |
説明者 |
行政経営課公共施設マネジメント係長 |
傍聴者 |
2人 |
会議の経過は次のとおり
1 厚木市公共施設最適化検討委員会について
資料1に基づき、事務局から説明
2 案件
- 地域コミュニティ施設の今後の在り方について
資料2に基づき、事務局から説明
(委員)
老人憩の家の今後の在り方が議題となっているが、現状、どのように使われているかが不明である。事務局から説明のとおり、老人憩の家という名称から、若者の利用が少ないということは想像できるが、現状としてどのような使い方や運用がなされているのか御説明いただきたい。また、名称変更を検討するということであるが、いつまでに何を決めるのかを明確にするべきである。参考として、老人憩の家と他の施設の複合施設として、うまくいっている事例等があれば共有いただきたい。
(事務局)
老人憩の家の運用については、市として最低限のルールのみ定めており、実際の運用に当たっては、各施設に老人憩の家管理委員会を設置し、ルールを定めている。利用者については団体利用が中心であり、サークル活動や意見交換会など、施設によりさまざまであるが映画鑑賞会やカラオケを行っている施設もある。名称変更の検討スケジュール等については、今回、名称変更の検討の方向性について承認いただければ、次回以降、具体的な内容をお諮りしたい。また、他の施設との複合化によるメリットについては、児童館との複合館においては、施設内の間仕切りを簡易的にすることで、イベント時には仕切りを取り払い、一体的な空間として多世代交流を行っている例がある。
(委員)
老人憩の家は、市内42館あり、全ての館でどのように運用しているかは分からないが、鳶尾老人憩の家については、一週間全ての利用枠が埋まっている。利用者の受益者負担により導入した設備でのカラオケを楽しんでいる。そのほかにも和室では囲碁クラブや俳句クラブなどの活動行っている。また、自治会館のない地区においては、自治会の集会所としての役割を担っている。施設名称の変更については、施設の目的に合わせて早期に実施するべきと考えている。
(委員)
児童館については、利用者の多くが小学生であり、日中は小学校に通っていることから、帰宅後に児童館を利用している。午前中はおひさまタイムという名称で、乳幼児及び保護者が利用している。森の里児童館は、森の里公民館との複合館であるが、公民館には市職員もいることから、困りごとへの対応なども含めて、非常に利用しやすい施設となっている。市内には38館の児童館があるが、児童にとっては非常に充実した環境であると感じる。老人憩の家の名称の変更については、誰もが利用できる施設であることを踏まえると、今後の見直しが必要であると考える。
(委員)
普段、妻田児童館で午前中に地域福祉の活動を運営しているが、スタッフは民生委員やボランティアが中心である。スタッフとして地域の高齢者が関わっていることから、その場で高齢者、保護者、児童の多世代交流がなされている。帰宅する際には、表情が明るくなっている方もおり、多世代交流のメリットが発揮されていると感じる。また、児童の放課後の遊び方として、近年は共働き世帯が多いことから、友達の家で遊ぶことは少なくなっており、児童館や公園で遊ぶ児童が多いと聞いている。老人憩の家についても、誰もが利用できる施設ということであれば、放課後の子どもの居場所の一つになるとよいと考える。
(委員)
厚木市は公共施設が多い。人口減少下において公共施設最適化の取り組みが必要となるが、公民館の位置付けについて説明いただきたい。
(事務局)
厚木市公共施設最適化基本計画及び個別施設計画に公民館の今後の方向性を位置付けている。公民館については、地域の拠点施設として、今後も機能を継続していくが、児童館や老人憩の家といった他の公共施設の機能を受け入れる施設として、他の公共施設との複合化等の検討を行うものとしている。
(委員)
荻野新宿児童館や三田児童館など、施設によって中身が異なる。それぞれ小・中学校との連携が強くよい取組であると感じている。老人憩の家については、施設名称の課題はあるものの、施設によっては多くの児童の出入りが見受けられる。公民館については、高齢者が日中利用しており、スポーツ団体や音楽団体などが夜利用している。広く集まるためには公民館がよいが、公民館まで行くことができない方や地域の人からすれば、老人憩の家があることの意味は大きい。公民館とは異なる形で、地域としての独自性を生かせるのであれば、名称変更を行い、広く地域の方に利用いただくことについては賛成である。
(委員)
今回の論点は、老人憩の家の名称と施設整備の考え方ということである。施設整備パターンについては、様々な形態があるとのことであるが、各施設の利用率や利用者の属性、人口推計などもバロメーターにしながら検討する必要がある。次回以降、具体な検討を進める際には、施設ごとの情報を提供いただきたい。
(委員)
老人憩の家について、施設を利用する際、受益者負担はあるのか。また、利用状況等について、市は把握しているのか。
(委員)
老人憩の家の利用については、完全無料である。カラオケ設備などについては受益者負担で導入している。利用状況についても、老人憩の家管理委員会から市に報告を行っている。
(青少年施設係長)
児童館については、児童館指導員を各館に配置し、利用状況を確認している。その日の出来事などについても、日誌という形で記録しており、市青少年課で把握している。
(委員)
各施設の利用実態を示していただかなければ、各委員からも意見が出づらいのではないか。
(委員)
利用実態を踏まえた施設計画が必要である。児童館及び老人憩の家の場合、それぞれの利用の時間帯が異なることや、共用部分の面積縮減など、総量削減とのバランスを見ながら検討する必要がある。市の基本的な考え方に基づくと、老人憩いの家は小中学校と複合化しないことになっていることから、児童館を小中学校と複合化する場合、それらの児童館と老人憩の家は複合化を行わないことになる。全体の中で児童館と学校、児童館と老人憩いの家など、どのような組み合わせの複合化がどの程度できるかをイメージし、全体を見ながら検討する必要がある。
(委員)
厚木小学校は、厚木児童館と隣接しているが、隣接することでのメリットを感じている。通用門を設けることで通り抜けを可能にしており、児童館側が利用者を把握するという条件で、校庭での遊びも許可している。地区として児童の数が多いということもあるが、施設の利用率も高く、児童にとってよい運用ができていると感じている。
(委員長)
小学校と児童館の複合化ということであるが、現在の運用としては、児童は小学校から一度帰宅し、ランドセルを置いてから児童館に遊びに行くというルールになっている。そうでなければ、親とすれば、子どもがどこで遊んでいるのか把握が難しくなってしまう。この点については、放課後児童クラブとは異なると考える。児童が犯罪に巻き込まれるリスクなども考慮し、ルール作りを徹底していただきたい。
(委員)
児童に対しては、必ず家に帰ってから遊びに行くよう指導している。帰宅後の遊び場所の一つとして児童館があるという考え方である。
(青少年施設係長)
現在の運用としては、帰宅後にランドセルを置いてから児童館に来館するという形である。今後は、児童館へのランドセル来館について実証実験を行う予定である。ランドセル来館を行う場合、児童の来館状況を親に伝達する手段等を確保する必要があり、現在検討を進めているところである。
(委員長)
老人憩の家については、施設名称の見直しを含めた施設の在り方について、引き続き検討を進めるということで承認してよろしいか。
(委員一同)
承認
(2) 三田児童館再整備の今後の方向性について
資料3に基づき、施設所管課から説明
(委員)
資料に記載されている校舎の建築時期が実際と異なるのではないか。
(青少年施設係長)
校舎の建築時期について、再度確認し、必要であれば修正を行う。
(委員)
三田児童館を三田小学校との併設複合施設として再整備するということであるが、厚木北児童館と厚木小学校の関係性をイメージすればよろしいか。施設管理者としては、あくまで別施設という形にしておくべきであると考える。
(青少年施設係長)
併設複合施設として場合、三田児童館と三田小学校の敷地を分ける必要がある。敷地を分割し、フェンス等で仕切ることを考えている。
(委員)
スケジュールの欄に、プールの解体について記述がある。プールの解体とセットでパブリックコメント等を行うのであれば、その理由なども必要となるのではないか。
(青少年施設係長)
プールの解体については、市教育委員会から、プールの在り方に関する基本方針が示されており、今後は民間委託を進める方向性が決定している。そのため、今回については児童館の再整備に関する内容のみを定める予定である。
(委員)
三田児童館の現在地は、交通環境としてもよくない。プールの在り方に関する基本方針が決定しており、プール跡地へ三田児童館を整備するということであれば、よいのではないか。
(委員)
放課後児童クラブについては、現在、学校と一体で運用されているのか。
(こども育成課長)
教育委員会とは別で運営している。三田児童館の場合、プレハブを使用しているが、多くの学校では、教室を借りる形で運営している。
(委員)
児童館の再整備に当たり遺跡調査等を行う場合、結果によっては計画遅延などの影響もあるのではないか。
(青少年施設係長)
既に文化財保護課との協議は行っている。遺跡等が出た場合には、工期を延長する可能性はある。
(委員)
学校から一度帰宅しなくてはならないルールがある中で、棚沢などの三田小学校から比較的距離のある地域に住む児童については、再度児童館に来館することは難しいのではないか。そのため、運用の見直しが必要となる。見直しに当たっては、利用者へのヒアリング等を行いながら検討いただきたい。
(委員)
学校の管理者としては、児童館を併設複合する場合にも、児童館を利用する際には、一度帰宅する必要があるということを明確にしていただきたい。登下校については保護者の責任でお願いしている。
(委員)
民間の託児サービスについては、どのように取り扱っているのか。
(委員)
民間の託児サービスを利用する場合、保護者の責任である。学校側としては、帰宅したことと同じ扱いである。
(委員)
学校として利用者の把握はしているのか。
(委員)
民間の託児サービスを利用している児童については把握しているが、いつ利用しているのかについては把握していない。また、放課後児童クラブと複合化した場合、児童の送迎車が多く出入りすることになる。安全性を含めた検討をお願いしたい。
(委員長)
三田児童館再整備の方向性については、三田小学校敷地内に整備するという方向性で承認してよろしいか。
(委員一同)
承認
3 資料
資料1_厚木市公共施設最適化検討委員会について (PDFファイル: 73.9KB)
資料2_地域コミュニティ施設の今後の在り方について (PDFファイル: 155.4KB)
この記事に関するお問い合わせ先
企画部 行政経営課 公共施設マネジメント係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2099
ファックス番号:046-225-3732
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更新日:2024年12月24日
公開日:2024年12月24日