令和4年度第2回厚木市総合計画審議会 会議録

更新日:2023年10月12日

公開日:2022年09月16日

 

令和4年度第2回厚木市総合計画審議会
会議主管課 企画政策課
会議開催日時 令和4年8月26日(金曜日)
午後2時から午後3時30分まで
会議開催場所 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室
出席者 厚木市総合計画審議会委員 12人
(事務局)7人
政策部長、企画政策課長、企画政策係長、計画調整係長、
計画調整係副主幹1人、主査2人
説明者 計画調整係長

 

 

会議の経過は、次のとおりです。

第2回厚木市総合計画審議会

1 開会

2 案件

令和4年度施策評価について

・中村会長
それでは、「案件 令和4年度施策評価について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
令和4年度施策評価について、事前に送付させていただいた資料に基づき、六つのまちづくりのビジョンごとに、総合得点・総合評価や各実績を踏まえ、「1評価できる点、2改善を要する点、3今後の方向性」等を中心に意見をいただきます。いただいた意見をまとめ、事務局にて「総合計画審議会からの意見」欄を作成いたします。

・中村会長
それでは、六つのまちづくりのビジョンごとに、委員の皆様から御意見をお願いします。
なお、「総合計画審議会からの意見」欄の最終的な作成については、事務局と私で調整させていただき、後日皆様に御確認いただきたいと思います。

・小川委員
ビジョン全体に対する意見として、市民実感度調査の結果と各指標の達成率との間に乖離が見られる施策がありますが、どのように分析していますか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
各指標の目標値については各課で定めているものであり、令和3年度は第1期基本計画の初年度ということもあり、目標値の設定が低い指標もあると思われます。
来年度以降の目標値については、今年度中に見直しを図り、上方修正する予定です。

・鈴木委員
ビジョン1-2「消防力の充実・強化」では、消防体制を充実させるため、消防団員の負担軽減や報酬改善を含めた団員確保を更に強化して欲しいと思います。
また、ビジョン1-3「セーフコミュニティの推進」では、交通安全対策として自転車安全を促進するため、自転車安全教室の実施校の拡大や、大人を対象とした講習等の実施等にも取り組んで欲しいと思います。

・鈴木委員
ビジョン3-1「学校教育の充実」では、市内の小・中学校の不登校数については、一時期改善傾向化が見られたが、近年は増加傾向になっていると思います。
不登校になる原因には、経済的な理由やヤングケアラー、DVなど、様々な要因が考えられるため、不登校問題の改善に向けた計画や仕組みを積極的に講じ、解決へ繋げていくため、総合計画の中でも優先的な取組として位置付けてはどうでしょうか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
小・中学校の不登校数の実績値については、平成30年度から令和元年度にかけては小学校、中学校ともに増加しておりましたが、令和2年度についてはコロナ影響があるものの減少しております。
また、国では、令和5年度からヤングケアラーなどの取組を柱とするこども家庭庁が設置される予定であり、市町村においても令和6年度にこども家庭センターの設置に努めるとされており、本市においても今後、子どもを取り巻く様々な社会環境に対応するため、計画的に施策を推進してまいります。
なお、総合計画上での位置づけについては、第2期実施計画策定の際に、計画への反映を検討する予定です。

・小川委員
ビジョン4-1「誰もが生活しやすいコンパクト・プラス・ネットワークの推進」の実施計画事業指標「地域公共交通対策事業」の達成率が16.7%とあります。今回の施策評価では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた指標については、評価から除外するとなっていますが、交通事業者もコロナの影響を受けて新規の設備投資が困難な状況にあると推察します。バス事業者の設備投資に対する補助を行う当該事業について、コロナの影響の有無をどのように考えていますか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
コロナの影響については、予定していた事業を中止した等の明らかな理由がある場合に評価から除外しています。当該事業については、明確に影響があったとまでは判断できないものとして、評価からは除外しておりません。

・鈴木委員
ビジョン5-4「緑豊かで美しいまちの実現」の今後の方向性としては、市内には緑豊かな公園や緑地等が多数ありますが、周辺の飲食店や施設等と合わせてPRすることができると、市の魅力的なスポットとして一層の集客ができるのではないでしょうか。その結果、生産年齢人口の移住者も増加するとともに年少人口の増加も期待できると思います。

・中村会長
御意見をいただいた小川委員と鈴木委員以外の皆様から意見をいただければと思います。

・髙田委員
施策評価を通じて、行政が行っている様々な取組を知ることができると思います。広く市民が評価内容を知ることができるような公開方法の工夫ができれば良いと思います。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
現在、施策評価の結果については、市ホームページで公開し市民の皆様に周知させていただいております。より周知が図れるよう工夫してまいります。

・加賀谷委員
ビジョン4-4「産業・商業の振興」の企業立地に関する指標について、代表となる指標「企業立地件数」の達成率が28.6%であるのに対し、市民実感度「企業誘致が進んでいると思う市民の割合」の達成率が100.0%となっています。冒頭の小川委員からもありましたが、施策の推進と市民の実感との乖離が出ているため、今後、目標値の見直しを行うのでしょうか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
代表となる指標「企業立地件数」の達成率については、担当課に確認したところ、主に資材の高騰などが主な要因とよって実績が伸びなかったとのことです。
今後、実施計画事業指標等の目標値は見直しを行う予定ですが、市民実感度の目標値については、年によって回答の傾向が大きく変化する可能性があるため、今回、第10次総合計画では初めての調査でもあったことから、来年度の結果の踏まえた上で、見直しを検討していく予定です。

・加賀谷委員
ビジョン4-4「産業・商業の振興」について、市民実感度の中には、「企業誘致」のような市民ではなく企業に聞いた方が参考になりそうな設問もあると思いますので、今後、調査対象を工夫しても良いのではないかと思います。

・髙澤委員
ビジョン4-4「産業・商業の振興」について、厚木市の魅力を考えると一番に商業施設が思いつく中、総合評価が「やや遅れ」であることが気になります。コロナの影響についてはどの市町村も同じだと思いますが、事務局としてはどのように捉えていますか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
ビジョン4-4「産業・商業の振興」について、総合評価「やや遅れ」の要因は主に産業分野となりますが、商業分野においても、市民実感度「商店街など、市内に利用したい店舗があると思う市民の割合」の実績値が42.6%となっており、令和2年度の現状値43.2%から0.6ポイント下がっております。中心市街地を含めた市内全体の商業施策を引き続き推進していく必要があると認識しております。

・田中委員
市民実感度の目標値の設定が妥当なのか疑問があります。目標達成が叶いやすいような目標値の設定がなされていないか、再度確認していただきたいと思います。
また、各施策の評価に当たっては、市独自の自己評価だけでなく、他の自治体と比較してどうかという視点があっても良いと思います。

・野元委員
施策評価については、施策の効果が市民に届いているかを確認するため、行政視点の評価に加え、市民アンケートの結果も採用するようになった経緯があります。施策の評価方法やその活用についてはこれで良いというものはないと思いますので、この審議会でより良い方法を検討できればと思います。

・三宅委員
ビジョン2-3「健康寿命延伸の推進」について、総合得点が97.3点でA評価となっていますが、医師会の立場からも、特定検診やがん検診等の受診率については新型コロナウイルス感染症の影響を受けていると実感しています。今後も引き続き、市と協力しながら受診率の向上に努めていきたいと思います。
また、ビジョン3-1「学校教育の充実」で取り組む不登校問題については、市内の専門病院を中心に厚木児童思春期精神保健ネットワークを展開しており、学校関係者と医療関係者が連携しながら、思春期児童の子どもに関わる専門職の知識・技術の向上に取り組んでおります。

・池田委員
厚木市では企業立地が進み、昭和30年代から普通交付税の不交付団体である中、ビジョン4-4「産業・商業の振興」の総合評価が「やや遅れ」となっている点に驚きを感じます。
評価結果を分析すると、代表となる指標「企業立地件数」の達成率が低いことに起因していると思われますが、本ビジョンを代表する指標として適切かどうかは、指標を見直すことができる次の機会に改めて吟味してもよいのではないでしょうか。また、産業は厚木市の屋台骨なので、しっかり評価結果を施策に繋げていって欲しいと思います。

・奥脇会長職務代理
ビジョン6-1「市民参加・市民協働の推進」の総合得点は高いが、市ホームページ等の情報媒体を活用する時に不便を感じることがあるため、得点の高さに満足せず、さらに使いやすくなるよう研究を重ねて欲しいと思います。
また、ほぼ全てのビジョンで総合得点は高くなっていますが、施策の効果を市民が実感できていない施策もあると思うので、高い得点・評価に満足せず、各施策を推進する必要があると思います。

・佐藤委員
高い評価が厚木市という街の魅力につながっているかという視点も必要だと思います。事業や市民実感度の達成率の向上が、各ビジョンの目指す姿に繋がっていくことが大切ではないでしょうか。

・中村会長
他にございますか。
事務局からは、何かありますか。

・事務局(企画政策課計画調整係長)
<令和4年度施策評価 意見提出用紙の説明>
<議事録及び「総合計画審議会からの意見」欄の内容確認の説明>
<令和4年度第3回会議の説明>

・中村会長
他にございますか。
無いようでしたら、本日、予定していた案件は以上になります。
なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、会議録については事務局からの説明のとおり、作成した「総合計画審議会からの意見」欄とともに、委員の皆様へ送付いたしますので、御承知おき願います。

・中村会長
それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。

3 閉会

関連ファイル

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

企画部 企画政策課 計画調整係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2455
ファックス番号:046-225-3732

メールフォームによるお問い合わせ