第4次厚木市生涯学習推進計画策定方針について

更新日:2026年02月18日

公開日:2026年02月18日

第4次厚木市生涯学習推進計画策定方針を策定しました

1 策定の考え方

本市では、令和3年度から令和14年度までの12年間を計画期間とする第3次厚木市生涯学習推進計画に基づき、こどもから高齢者までのあらゆる世代がいつまでも継続して気軽に生涯学習に取り組み、学んだ成果をいかせる環境づくりを目指し、様々な生涯学習活動の充実や環境整備を図ってきました。

現行計画の策定時以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会生活は大きく変わり、生涯学習の分野においてはオンライン講座の普及や、対面講座では少人数講座への移行などの変化があり、学習方法の転換期を迎えました。

令和5年度を始期とする国の第4期教育振興基本計画では、人生100年時代を見据え、全ての人のウェルビーイング※1の実現のために、人生の各場面で生じる個人や社会の課題の解決につながる学習機会の保障や、生涯学び活躍できる環境、仲間とつながりながら学ぶことができる環境の整備が求められています。

また、生涯学習推進計画は、令和8年度を始期とする第11次厚木市総合計画や関連計画との整合性を確保した上で、施策の着実な展開を図る必要があります。

そこで、これらの新たな視点を反映した生涯学習の推進の方向性を示し、教育を通じて市民一人一人のウェルビーイングの向上を実現するため、改めて計画の見直しを行い、現行計画に代わる新たな生涯学習推進計画を策定します。

 

※1 ウェルビーイング:

身体的・精神的・社会的に良い状態にあることをいい、短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義などの将来にわたる持続的な幸福を含む概念であり、その中においては、多様な個人がそれぞれ幸せや生きがいを感じるとともに、個人を取り巻く場や地域、社会が幸せや豊かさを感じられる良い状態にあることも含む包括的な概念

2 基本的事項

(1)計画の位置付け

第4次厚木市生涯学習推進計画は、国の第4期教育振興基本計画及び神奈川県のかながわ教育ビジョンを参酌し、上位計画である総合計画や教育振興基本計画等庁内関連計画との整合・連携を図り策定します。

(2)計画の構成と期間

現行計画では、本市の生涯学習のあるべき姿を表す「基本理念」、基本理念を実現するための「基本方針」と「基本施策」及び実際に実施する事業をまとめた「実施計画」を策定し、施策を推進するとともに取組の評価等を一体的に行っています。

第4次厚木市生涯学習推進計画では、計画期間を通じて掲げる「基本理念」と「基本方針」、「基本施策」を一体とし、社会状況の変化に応じて対応が必要となる実施事業をまとめた「実施計画」を策定し、よりシンプルで分かりやすい構成とします。

なお、計画期間は、令和8年度からスタートする総合計画や教育振興基本計画の終期と合わせ、令和17年度までの9年間とします。

3 アンケート調査からみる現状と課題

第4次厚木市生涯学習推進計画の策定に当たっては、市民の生涯学習に関する意識の変化や実態を的確に把握し、今後の施策展開に向けた課題を抽出することを目的として、アンケート調査を実施しました。策定に当たっては、アンケートの結果も踏まえて、市民のニーズに即した計画策定を行います。

(1)調査概要

【調査対象】

小学生意向調査:厚木市立23小学校に通う小学5年生

中学生意向調査:厚木市立13中学校に通う中学2年生

市民意向調査 :厚木市内に在住する16歳以上の市民(外国人住民を含む)

 

【調査期間】

小学生意向調査:令和7年9月3日~令和7年9月30 日

中学生意向調査:令和7年9月3日~令和7年9月30 日

市民意向調査 :令和7年9月5日~令和7年9月30 日

 

【調査方法】

郵送配布・回収及びWEBフォームによる回答

 

【回収状況】

小学生意向調査:配布数1,747件 回収数947件 回収率54.2%

中学生意向調査:配布数1,750件 回収数1,418件 回収率81.0%

市民意向調査 :配布数3,000件 回収数746件 回収率24.9%

 

(2)小・中学生意向調査の結果

◯生涯学習という言葉の認知度について、「あなたは『生涯学習』という言葉を知っていましたか。」の設問に、小学生の89.4%、中学生の91.6%が「知らなかった」と回答したことから、小・中学生の大部分が「生涯学習」という言葉を認知していない状況です。

◯言葉の認知度は低かったものの、「ここ1年くらいの間に、学校以外で、あ なたはどのようなことを学びましたか。」の設問に対し、小学生では、スポーツ(60.7%)、英語(28.4%)、中学生では、学習塾(55.5%)、スポーツ(42.0%)など、回答者のうち小学生の89.4%、中学生の84.2%が、学校以外でも学ぶ機会を得ていることがわかりました。

◯今後、学校以外で、学んでみたいと思うことについて、小学生では「スポーツ」(31.7%)「絵」(24.9%)「プログラミング」(19.5%)が上位を占めています。中学生では「スポーツ」(32.6%)「音楽」(18.1%)「英語」(15.4%)「学習塾」(14.8%)が上位を占めていますが、一方で「学んでみたいことはない」と回答した割合も一定数ありました。(小学生14.4%、中学生20.0%)

(3)市民意向調査の結果

◯生涯学習について、多くの市民が「趣味や教養を高めること」(60.2%)「生活を楽しみ、心を豊かにすること」(52.9%)といったイメージを持っています。

また、「あなたは日頃から生涯学習の必要性を感じていますか」の設問に対し、「強く感じている」「どちらかといえば感じている」と回答した割合の合計は73.5%と高い割合になりましたが、一方で、参加率は減少傾向にあり、「1年くらいの間に、どのような分野で生涯学習活動を行いましたか」の設問に「この1年間生涯学習をしたことがない」と回答した割合が45.4%で、令和2年度調査と比較し増加しています。特に男性を中心に生涯学習の必要性を感じていない割合が一定数あり、今後は、幅広い属性に対応した学びの場づくりや情報提供の充実が求められます。

◯生涯学習活動について、「今後学んでみたいと思う分野は何ですか」と「1年くらいの間に、どのような分野で生涯学習活動を行いましたか」の回答を比較すると、「趣味や習い事に関すること」について、今後学びたい(48.8%)に対し、1年くらいの間に行った生涯学習では(26.0%)、「健康・スポーツに関すること」について、今後学びたい(38.2%)に対し、1年くらいの間に行った生涯学習では(18.4%)など、学びたい気持ちと実際の活動に開きがあることから、ニーズに応じた支援が求められます。

◯生涯学習をしていない理由について、「仕事が忙しくて時間がない」の割合が40.4%と最も高く、次いで、「何を学習していいのかわからない」の割合が28.9%、「必要な情報(内容・時間・場所・費用など)が入手しにくい」割合が21.2%となっています。

令和2年度調査と比較すると、「何を学習していいのかわからない」の割合が増加しています。今後は多忙な社会人のニーズに応じた支援や便利な情報提供方法の強化が求められます。

◯生涯学習の地域・社会活用について、身につけた知識や技能をいかしたいと考える人は多い一方で、「いかしたいが、現在はできていない」(36.2%)という人が最も多い状況です。特に、知識・技能を地域活動にいかすに当たって「いかすことができるまでの段階に達していない」(54.8%)、「時間的余裕がない」(34.4%)、「身近でいかせる活動や場所を見つけられない」(34.4%)や「どのような活動にいかすことができるのかわからない」(25.6%)ことが主な課題とされています。今後、身につけた知識や技能を地域や社会で活用できる具体的な場や仕組みの整備が求められています。

◯市の施策について、生涯学習活動を盛んにするために、市民からは「市のホームペ ージで生涯学習情報を充実させる」(37.7%)や「講座参加者が交流したり、講座終了後も継続的な学習ができるような環境づくりをする」(31.4%)ことに力を入れるべきとの意見が多く挙がりました。特に、様々な世代に向けたインターネットを活用した情報発信や、地域人材の支援が今後の課題とされています。

◯自由意見では、「講座内容・プログラムの拡充」、「広報・情報提供の改善」が特に多く挙げられました。他にも「高齢者や子育て世代向けの環境整備」や「オンライン・通信教育充実」など、多様な意見が寄せられていることから、市民の関心や期待が高いことがうかがえ、今後、市民の声を反映した柔軟な施策の展開が求められます。

4 策定に当たって考慮すべき視点

第4次厚木市生涯学習推進計画は、現行計画の成果と課題を踏まえるとともに、生涯学習を取り巻く社会的な変化に照らし合わせ、次の視点を踏まえて策定します。

(1)未来を切り拓く「あつぎプライド」~ウェルビーイングの実現~

厚木市の郷土や文化、自然を愛し、学びを深め未来に継承するとともに、VUCA※2の時代に、社会や地域の課題を学び、多様な人々と協働しながら予測困難な社会的変化を乗り越え、あつぎで豊かな人生を切り拓く人材を育成します。

※2 VUCA:

Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を組み合わせた造語で、変化が激しく将来の予測が困難な状態のこと

 

(2)生涯学習に係る情報提供の強化

広報、市ホームページ及び公式SNS等を効果的に活用し、学びのきっかけになるイベントや市民が学びたい講座を容易に探せる情報提供の工夫をするとともに、気軽に生涯学習に取り組むことができる環境を創出します。

 

(3)生涯にわたって学び続ける環境の整備

こどもから高齢者まで、誰もが人生の様々なライフステージにあって、個人のニーズに合わせ、常に興味を持って学べる環境を創出するとともに、人生100年時代における社会の構造的な変化に対応するため、社会人の学び直し(リカレント教育)を充実し、生涯にわたって学習する機会を得られる環境を整えます。

 

(4)生涯学習に取り組みやすい環境の創出

生涯学習団体の支援や、学んだ知識や技能を地域活動やボランティア活動などで活用・発表できる場を創出します。

5 策定体制

(1)市民参加

検討の段階に応じて様々な市民参加の手法を活用し、幅広い世代や多様な主体の意見を取り入れながら策定を進めます。

 

(2)厚木市生涯学習推進会議(附属機関)

公募による市民、学識経験者、関係団体の代表等により構成し、第4次厚木市生涯学習推進計画の策定について、市長の諮問に応じて調査及び審議をし、答申します。

 

(3)厚木市生涯学習計画検討委員会(庁内検討委員会)

庁内検討委員会を開催し、第4次厚木市生涯学習推進計画や実施計画の策定に必要な事項の検討等を行います。

6 進行管理

PDCAサイクルに基づき、実施計画に位置付けた事業の進捗及び課題整理等の進行管理を厚木市生涯学習推進会議において継続的に行い、実施結果の状況に応じて見直しを行うなど、計画の実効性を確保します。

7 策定スケジュール

令和8年2月 策定方針決定

            7月 計画骨子(案)策定

            9月 厚木市生涯学習推進会議(諮問・答申)

          12月 基本理念・基本方針・基本施策パブリックコメント実施

令和9年3月 基本理念・基本方針・基本施策、前期実施計画策定

            4月 計画スタート

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

市民交流部 生涯学習課 生涯学習係
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厚木市中町2-12-15(アミューあつぎ6階)
電話番号:046-225-2512
ファックス番号:046-225-3130

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