【令和3年度】恩名沖原遺跡第9地点

更新日:2022年02月25日

公開日:2022年02月25日

壁際に柱穴がめぐる構造をもつ竪穴建物

調査風景

恩名沖原(おんなおきはら)遺跡第9地点

所在地

 厚木市恩名五丁目

調査原因

倉庫

調査期間

 令和3年4月19日から6月17日まで

調査面積

 1,130平方メートル

調査機関

 株式会社パスコ

調査担当者

小宮山友康

検出遺構

竪穴建物址1軒、掘立柱建物址4軒など

調査概要

恩名沖原遺跡は、標高約50メートルの尼寺原台地に位置し、これまでの調査によって、縄文時代から平安時代までの各時代において、大規模な集落跡があったことが明らかになっています。

今回の調査では、主に平安時代の建物址が複数発見され、平安時代の集落範囲が更に西側にも広がっていることが確認されました。また、竪穴建物址からは、カマドの構築材として、多数の瓦が完全な形で出土しました。竪穴建物址は、通常とは異なる柱穴の配置(壁柱穴)をしていることから、特異な構造や役割を持つ建物である可能性が想定されます。

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