令和6年度厚木市史編さん委員会会議録

更新日:2024年06月26日

公開日:2024年07月01日

会議詳細

日時

令和6年6月21日(金曜日)午後2時から3時40分まで

会場

厚木市役所第二庁舎 4階教育委員会会議室

出席者

委員5人、

産業文化スポーツ部長、文化魅力創造課長、文化財保護係長、同担当

再任用職員

  1.  開会   文化魅力創造課長
     
  2. 挨拶  市史編さん委員長
     
  3. 職員紹介
     
  4. 議題

議題(1)令和6年度事業の実施計画について(資料1)

議題(2)『厚木市史』の発刊計画について(資料2)

議題(3)『市史たより』の構成について(資料3)

事務局が議題(1)(2)(3)を説明

議題(1)(2)(3)

委員長

何か御意見ある方はお願いします。

委員

資料(2)『厚木市史』の発刊計画について、厚木市史では近代をいつまで編さんしますか。終戦まででしょうか。

委員長

一般的に明治以降から現在までが近代ですが、厚木市史では町村合併までを近代に含めます。町村合併以降は、町の産業構造も変化し、それまでの農業中心から大きな工場ができ町全体の様子が変わりました。近代編は昭和30年代で区切り、それ以降の市史は、執筆者を変えて産業史などの分野を入れないといけないと思います。

委員

『厚木市史』近代資料編(1)と(2)の違いは何ですか。

委員長

『厚木市史』近代資料編(1)は明治、大正時代、(2)は昭和になります。現代史は別の執筆者に依頼しないと書けないと考えていて現代の問題に触れるのは、現代史の評価が定まっていないので難しいと思っています。

委員

『厚木市史』のとらえ方は、西暦というより和暦で、明治、大正、昭和というとらえ方ですね。

委員長

市町村によっては、半分以上が東京に通っていて大和市は60%以上の人が首都圏に通勤しています。そういう大きい変化が起きたのが昭和30年代です。

委員

荻野でも昭和50年代以降に鳶尾団地ができて、まつかげ、みはるの住宅が形成され人口が増え、森の里も同じです。現代編では新しく歴史をとらえなおして書かれると思いますが、中央のことだけでなく田園が残されている地域の歴史も反映してほしいと考えています。今、「講」が急激に少なくなっています。荻野地区の「講」を調べたら、昭和50年代はまだ続いていたが今は残っていません。古い言い伝えも同じだと思うので、そういったところに気を配った執筆を考えていただきたい。

委員長

そういうこともあり、研究実績があり評価が定まっている、昭和30年代で近代編を終わらせた方が良いと考えるのです。

委員

中央公園の場所は、日本バルカーという工場があり、市役所周辺は全部田んぼと八百屋や小さい商店があるだけで、子供の頃いかだを作って遊びました。昔から変わらなかった産業構造も昭和30年代頃から急激に変化しているが、それがどう評価されていくのかはまだわからない。昭和史でも世界史でも新しい文書が発見されるなど今まで当たり前だと思っていた歴史の見方が変わることがあり、教科書の記述も変化します。

委員

今、生きている人に当時のことを聞いておかなければならないと考えていて、聞き書きをもっと行政でやってほしいと思います。今のうちに聞き書きをためておかないと、これから分らなくなり今後現代史の市史を書こうにも書けなくなってしまう。

委員

厚木小学校が創立150周年を迎えましたが、学校関係の資料は早く声をかけないと散逸してしまうと思います。今年度、緑が丘小学校、依知南小学校の校舎が建て替えです。

委員

何年か先に調査する予定があるなら、いまやらなければならないと思います。

委員長

明治以降の学事書類、学籍簿は年に1回文科省に必ず報告していました。何年か前に、文科省が廃棄してよいとの通知を出したため廃棄した学校もあります。近代資料編で資料をみたのは公文書として残されていた教育関係の資料です。社会構造の変化が速いスピードで進んでいて、それについていけない現代がありもう少し時間がたたないと評価はできないと思います。

委員

近代では、教育資料編が別に編さんされますが、それは明治から昭和30年代までの資料が収録されると考えて良いですか。

事務局

そのとおりです。

委員

今年度、機構改革で文化財保護係が教育委員会から離れたと聞きましたが、どういうことでしょうか。

部長

教育委員会の中にあった社会教育部が教育委員会から離れて市長部局に移りました。スポーツや文化の部門を学校関係だけでなく、広く市民と関わる部署にしようということです。

課長

スポーツや文化は学校の動きと分け、教育委員会は学校に特化したことを行っていくイメージです。

部長

県内でスポーツ部門が教育委員会に入っているのは厚木市と平塚市だけでしたが、今は平塚市だけです。現在、スポーツや文化は観光部門と一緒になることが多いです。文化を教育部門でとらえるのではなく、街づくり、人のにぎわいを起こすための手段ととらえようという動きです。
市史編さん事業は元々市長部局の秘書課にあり、20年ぶりに市長部局に戻ってきたことになります。教育委員会からはなれたといっても今までとおり教育に必要な部分は協力し、厚木の子供たちのために厚木の歴史を伝えていくことは必要だと考えています。

委員

『厚木市史』の資料編は、各巻解説が必ずついているのが良いと思っています。利用する側からみると、資料だけみていてもわからないが、解説を読むことによって自分が探している資料をみつけることがができ、理解が深まります。近代資料編(2)も同じように編さんしていただきたい。
委員長から「市民にとって求められる市史を」という話がありました。厚木生まれではなく、高度経済成長期に厚木にできた団地に入居して小・中・高と厚木で過ごし通勤は首都圏に行く市民がいます。子供の頃の思い出とともに、同窓会の時には厚木の話になるし、自分が育った町はどんな町だったろうと振り返る時が必ずきます。そんな時に、役に立つ市史であればと思います。
資料編は基礎になるのできっちり編さんしていただき、その上に通史編がありますが、今はやりのネットを通じたデジタル的な発信ができれば沢山の方に読んでいただけるかもしれません。
今すぐにやらなければいけないこともあると思うので残していただければと思います。

 

 

 

4)その他

(4)その他

委員長

その他のところで、何かありましたら、お願いします。

事務局

特にありません。

委員長

ほかにはいかがですか。無いようですので、これをもちまして、議題の審議を終了いたします。

議事進行に御協力をいただきまして、ありがとうございました。

 

4 閉 会 副委員長挨拶

 

以上

会議資料

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厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2509
ファックス番号:046-223-0044

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