厚木市文化会館のヒメアマツバメについて

更新日:2024年11月27日

公開日:2024年11月03日

ヒメアマツバメについて

「撮影:佐藤信敏氏」

「撮影:佐藤信敏氏」

「撮影:佐藤信敏氏」

「撮影:佐藤信敏氏」

和 名 :ヒメアマツバメ(アマツバメ目アマツバメ科)
・全 長 :13~14cm
・分 布 :国内では関東(相模湾~相模川流域で多い)~九州・沖縄    海外では東南アジア~南アジア
・希少性:神奈川県レッドデータ「減少種」
・特 徴 :ツバメの名前がついていますが、ツバメの仲間ではありません。ツバメと異なり、1年中、日本に住む留鳥(りゅうちょう)です。飛ぶことに特化した鳥で、地面を歩いたり、枝や電線にとまったりすることができません。

 

厚木市文化会館での生息状況について(2024年5月時点)

・生息数:85羽程度
・巣の数:35個程度
・生 態:文化会館では4月中旬、7月上旬、9月下旬の3回産卵します。1ペアで4個の卵を産み、雌雄が交代で卵を温めます。産卵から約40日後に巣立ちします。巣の材料のほとんどは鳥の羽毛ですが、一部は枯れ葉も利用します。餌は空中を漂う虫で、アリやカメムシなどを食べ ます。

 

工事中のヒメアマツバメへの配慮について

   2023年~2024年に行われた改修工事では、ヒメアマツバメとの共生を目指すために、専門家指導の下、騒音や振動、塗装の臭い、クレーン車などの影響がないことを確認しながら工事を進めました。    この結果、全てのヒメアマツバメが逃げなかったことを確認し、さらに3回の繁殖も確認することができました。

 

観察について

・休館中:2025年1月3日まで休館のため、文化会館建物内へ立ち入ることができません。
                 屋外からの観察は可能です(9時~17時。火曜日・祝日の翌日は不可)。
・観 察 :ヒメアマツバメは1年中、見ることができますが、非繁殖期の11月~3月の昼間は文化会館を留守にしています。このため、年間を通じて、帰巣する時間帯である日没前40分~日没10分後の観察をお勧めします。なお、1月5日のリニューアルオープン後は、会議室の利用がない場合のみ、文化会館3F会議室から巣を至近距離で観察することも可能です。 また、文化会館4Fくつろぎスペースで、観察カメラの映像をご覧いただけるよう準備を進めています。

 

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産業文化スポーツ部 文化魅力創造課 文化芸術振興係
〒243-0018
厚木市中町2-12-15(アミューあつぎ6階)
電話番号:046-225-2508
ファックス番号:046-225-3130
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