フェリックス・ベアトと写真とは

更新日:2022年09月12日

公開日:2021年04月01日

フェリックス・ベアトは文政8年(1825年)にイタリアで生まれた。クリミア戦争、インドのセポイの乱、中国のアロー号戦争を撮影した報道写真家で、文久3年(1863年)の春ごろに来日し、下関戦争にも従軍している。
画家であるワーグマンと共同のスタジオを構えた時期もあり、日本人および外国人の肖像写真、日本の各地の風景、野外スタジオで撮影し、行商、大道芸人といった日本の風俗の撮影を行った。
明治4年(1871年)にアメリカの朝鮮遠征隊に従軍した後は、不動産業や貿易・洋銀相場などに興味が移り、明治10年に写真関係のものは一切スティルフリード・アンド・アンデルセンに譲渡してしまう。
明治17年に米相場に失敗。日本を離れ、イギリスのスーダン遠征隊に従軍写真家として活躍等が伝えられているが晩年の足取りは不明な点が多い。
この写真集は、あつぎ郷土博物館が所蔵している写真集をスキャナで複写したものである。

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