令和6年度第1回厚木市下水道運営審議会会議録

更新日:2024年12月06日

公開日:2024年12月06日

令和6年度第1回厚木市下水道運営審議会議事

 

令和6年度第1回厚木市下水道運営審議会

会議主管課

都市インフラ整備部河川下水道総務課

会議開催日時

令和6年11月20日 水曜日

午後2時から午後3時10分まで

会議開催場所

厚木市役所第二庁舎11階会議室

出席者

下水道運営審議会委員7人
都市インフラ整備部長、都市インフラ整備部次長

河川下水道総務課長、河川下水道施設課長、河川下水道総務係長

河川下水道計画係長、河川下水道建設係長、河川下水道施設係長

河川下水道総務係員

 

会議の経過は以下のとおりです。

 

事務局

本日は、大変お忙しい中、御出席いただきましてありがとうございます。

最初に、人事異動により新しく委員に就任していただく方を御紹介いたします。

11月18日付け 永澤 実 様 でございます。

永澤委員におかれましては、人事異動により海老谷前委員より退任のお申し出がありましたため、選出先でございます日産自動車株式会社から新委員の御推薦をいただいたもので、任期は、前任者の残任期間である令和7年5月31日までとなっております。永澤様、よろしくお願いいたします

令和5年6月から厚木市下水道運営審議会委員として御協力いただきました門田眞人様がご逝去されましたことを御報告させていただきます。謹んでお悔やみ申し上げます。

続きまして、事務局も、本年4月1日付けの人事異動、組織改正により、変更がございましたので御紹介させていただきます。

初めに、人事異動による紹介をさせていただきます。

―人事異動紹介―

 

次に、組織改正により変更となりました事務局でございますが、都市整備部が都市インフラ整備部に、下水道総務課、下水道施設課がそれぞれ、河川下水道総務課、河川下水道施設課に変更となりました。よろしくお願いいたします。

この下水道運営審議会につきましては、市の附属機関として、下水道使用料改定の検討などの下水道事業に係る重要事項について、市長の諮問に応じ、御意見をいただいておりますが、今回は、下水道事業の経営状況と主要な事業の取り組み状況についての、2つの案件につきまして御報告させていただきます。

それでは、ただ今から、令和6年度第1回厚木市下水道運営審議会を開催させていただきます。

始めに、資料の確認をさせていただきます。

―資料確認―

 

事務局

それでは、議事に入りたいと存じますが、会議の議長につきましては、厚木市下水道運営審議会規則第5条第2項により会長が議長となる旨が規定されておりますので、平野会長に議長をお願いいたします。

なお、本日の審議会は委員9名のうち7名が出席されておりますので、審議会の成立要件を満たしていることを報告いたします。

それでは、平野会長よろしくお願いいたします。

 

議長

皆さん、大変お忙しい中、急に寒くなって外に出辛い中、お集まりいただきましてありがとうございます。

 これから、案件について活発な議論となりますよう、各委員さんの御協力をよろしくお願いいたします。

それでは、案件に入る前に、会議の傍聴の申し出はありますか。

 

事務局

傍聴の申し出者はおりません。

 

議長

まず、案件(1)「下水道事業の経営状況について」について、事務局から説明願います。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何か御質問等ありましたらお願いします。

 

委員

資料1の使用料単価は円で記載されていますが、これは水量1立方メートルあたりの使用料単価ということでよろしいですか。

 

事務局

1立方メートルあたりになります。

 

委員

資料2の(1)にある経費回収率で、令和7年から12年までの計画のグラフが示されていますが、微妙に令和7年から12年にかけて少し下がっている形で、細かい数字をグラフ化されていると思いますが、どういう考え方で先の見通しを予想されていますか。

 

事務局

令和3年度に策定した経営ビジョンの収支計画になっていまして、下水道使用料に関しましては、人口減少や工場が物流倉庫に変更していくなど下水道使用料は少しずつ減少していくだろうという予測をしています。逆に、管渠につきましては、老朽化が進んでいきますので、修繕費が増えていったり、流域下水道事業の方も老朽化が進みますので負担金が増えるであろうと、収入は下がり気味で維持管理費は上がり気味ということで、少しずつ経営状況が悪くなっていくのではないかという計画で見通しを立てています。

 

委員

そのあたりを予想されてこの数字を作られたのですね。分かりました。

 

委員

同じ資料で、汚水処理経費の令和6年度の予算が令和5年度の決算よりも高い値で示されているのはどういう理由か教えてください。

 

事務局

令和5年度よりも流域下水道の負担金が多少上がった部分があります。

 

委員

それは汚水処理の経費として上がったのですか。

 

事務局

厚木市は流域下水道で汚水処理を行っていまして、12市町で案分して負担しています。収益的支出の50%以上は流域下水道の負担金として支出している状況です。昨今の電気料金が上がったりすると、その分、各市町の負担金も増える状況にあります。令和4年度から電気代が上昇しはじめ、負担金が上昇したのですが、令和5年度につきましては当初の予算で見込んでいたものより安く済んだため、結果的には、当初は赤字の予定でありましたが、3.6億円の黒字となっています。令和5年度から電気料金も数年前よりも高くなっているため、その部分もあるかと思います。

 

委員

そういうものは、高めに設定するものなのですか。

 

事務局

そうですね。

 

委員

電気料の話ですが、令和5年度は黒字になっていますが、令和5年度ベースではなく令和4年度ベースで検討しているのですか。

 

事務局

県で試算しており、令和5年度につきましては、先が読めないということで高めに設定していたのかと思いますが、令和6年度、7年度は中程度で見積もっていると予算説明会で説明を受けています。

 

委員

県の見積もりに合わせて設定しているからしょうがないということですね。分かりました。

 

委員

資料1の維持管理費と費用とあり、両方とも流域下水道負担金減と書いてありますが、維持管理費と費用は何の違いがありますか。

 

事務局

費用は、維持管理も含めた営業に関する支出のすべてを言います。その中で、維持管理費や借金の利息、減価償却費が主な内訳になっています。維持管理費は費用の一部分になります。

 

委員

このマイナス2.1億円とマイナス1.6億円は重複して計上しているということですか。

 

事務局

重複して計上しています。

 

議長

その他御質問、御意見ございますか。特に御意見ないようでしたら、この案件は以上でよろしいですか。

 

委員一同 ~異議なし~

 

議長

それでは、案件(2)「主要な事業の取り組み状況について」お願いします。

事務局の説明をお願いします。

 

事務局

資料3の説明の前に、事業についての説明をさせていただきます。令和3年度に策定いたしました厚木市下水道事業経営ビジョンでは、令和3年度から12年度までに厚木市の取り組むべき下水道の重要施策を5つ定めています。

一つ目は浸水被害軽減対策、二つ目は総合地震対策、三つ目は下水道ストックマネジメント、日本語で言うと老朽化対策です。四つ目は市街化調整区域における汚水整備、五つ目は経営マネジメントの強化となっています。

それでは、資料3を御覧ください。

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何か御質問等ありましたらお願いします。

 

委員

浸水対策工事は新設ですか。

 

事務局

新設で雨水管です。

 

委員

新たに開発されたところからの雨水管になりますか。

 

事務局

新たに開発されたところではなく、過去に浸水している場所、大雨が降った時に溢れている場所を解消するために新規で雨水管を設置している状況です。厚木郵便局前だけ、高さの関係で自然流下できないため、一部圧送管での工事を行い、そのほかにつきましては自然流下で工事を行っています。

 

委員

防臭器具設置の工事ですが、マンホールの蓋の穴を塞ぐイメージですか。

 

事務局

マンホールの蓋につきましては、古くなったマンホール蓋の交換で、防臭器具設置工事とは違うものになります。古いマンホールは穴が開いていて、落し蓋と言ってロックがされていないものが多いため、マンホール蓋の改築を進めていきます。

防臭器具設置工事は、合流区域において、下水道の本管の臭いが街渠桝を通じて街中へ上がってきてしまうため、下水道の本管の臭いが地上に上がってこないようにするための器具を設置する工事になり、取付管に器具を設置する方法か、桝自体の落ちるところに器具を設置する方法の2種類になります。

 

委員

耐震化工事は、今年度、厚木小学校が対象になっていますが、荻野運動公園やぼうさいの丘公園、市立病院については済んでいるのですか。

 

事務局

市立病院はまだ済んでいないです。

今、耐震化の実施計画に関しては、重要な管路として、避難所の施設に繋がっている下水道、主要な病院、幹線道路の下も地震により管路が破損することで緊急輸送路が確保できないと支障が出てくるため、耐震化を順次進めています。今回は厚木小学校北側で、数年前に災害用のトイレを設置できる施設を造っていますので、優先的に進めています。

 

委員

荻野運動公園にも災害用トイレが出来ているから、ぼうさいの丘公園も耐震化工事は終わっているのですか。

 

事務局

荻野運動公園も耐震化は終っていなく、順次進めていきます。災害用トイレ自体は、一週間程度、下水道に流さなくても貯められるタンクが運動公園駐車場の下にあります。下水道管、処理場の使用に関し、職員により使用可能か確認してから、栓を開けてタンクに溜まったものを流すシステムになっています。万が一、下水道管、処理場が機能しなくなった場合でも一週間は貯められる構造となっていますので、復旧しない場合であっても吸引車で運ぶようになると思います。

 

議長

ぼうさいの丘公園も同じですか。

 

事務局

ぼうさいの丘公園にある災害用トイレは下水道に流すトイレではなく、貯留型のトイレであり、吸引車で回収するシステムになっています。ぼうさいの丘公園にある災害用施設は危機管理課が管理をしています。

 

議長

荻野運動公園や小学校は下水道の管理ですか。

 

事務局

荻野運動公園、厚木小学校、厚木第二小学校、厚木中学校の四か所は下水道のマンホールトイレシステムが入っています。

 

議長

マンホールの蓋の交換に関し、老朽化も一つの理由だと思いますが、今回はストッパーがつくのですか。

 

事務局

ロックというものがあって、下水道のマンホールを開ける鍵が無いと開かないようになっていますが、古いものは落し蓋と言ってただ置いているだけの物なので、水圧や車両通行で跳ね上がる恐れがあるため、ロックの掛からない落とし蓋は順次交換を進めていきます。

 

議長

都内のゲリラ豪雨の時にマンホールが飛んでいましたね。飛んだのは、今言った交換すべきほうの蓋ですか。

 

事務局

あまり圧力が掛かりすぎると、蓋が取れなくても舗装ごと破損する場合があります。

 

議長

浸水対策を見ていると、令和6年度で完了する工事がいくつかありましたが、令和7年度も新しく実施していく計画はありますか。

 

事務局

令和6年度だけですべての対策が終了するわけではないため、浸水対策につきましては引き続き令和7年度も行っていく予定です。

 

議長

近年の記録的、一時的な降雨量の増加も見越した上での計画ですか。

 

事務局

元々、市の計画にある雨水管整備が100%出来上がっているわけではなく、出来上がっていない箇所での浸水があるため、計画通りに整備を進め、少しでも浸水が無くなるように工事を発注していきます。

 

議長

厚木郵便局の前の交差点、コジマ電気のあたりが冠水して車が何台か止まってしまった記憶がありますが、それが改善されるということですね。

 

事務局

30工区になりますが、厚木郵便局前の交差点、コジマ電気側の工事になります。

どうしても国道246号線、県道上粕屋厚木線が高い位置にあり、すり鉢状になっているので水が溜まってしまいます。国道246号線の雨水管が高い位置に入っているため、その雨が入ってきてしまい浸水が治まらないことから、令和3年度から5年度で下流の恩曽川から県道上粕屋厚木線に雨水管を入れました。令和5年度、6年度の継続工事として、コジマ電気の前から県道上粕屋厚木線のT字路までに雨水管を入れ、すり鉢状の一番低いところから圧送管を使用して新しく整備した雨水管に雨水を運ぶ工事が今年度終了します。この工事が完了したら、車が水没するような浸水は無くなると思われます。

 

議長

その他御意見ございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

 

委員一同 ~異議なし~

 

議長

本日の案件については以上となりますが、委員の皆様からその他、何か補足意見などはございますか。

では、3のその他につきまして、事務局から連絡等はありますでしょうか。

 

事務局

マンホール蓋のデザイン変更について、御報告があります。

令和4年度に厚木市公共下水道供用開始50周年記念事業として実施した「マンホールデザインコンテスト」の一般部門の最優秀作品をモチーフにして作成した実物大のマンホール蓋を手前に展示させていただきました。

もみじ柄のマンホールは昭和59年から約40年間使用してきましたが、本年の10月1日から新規のデザインに変更することになりました。まだ、市内に設置されていませんが、12月中に本厚木駅北口一番街の入口に新カラーマンホールを第1号で設置する予定ですので、お近くをお通りの際は、ぜひ御覧いただきたいと思います。

また、新デザインのマンホールカードを発行する予定です。厚木市では3種類目のマンホールカードになります。配布日につきましては、マンホールカードを統括する下水道プラットホームからの発表がまだありませんが、第24弾として、あつぎ郷土博物館で配布することは決定しています。統括先から配布開始日の指示もなく、マンホールカードも手元に届いていないため、今日、皆様にお見せすることは出来ませんが、恐らく12月中には配布可能と連絡があると思います。

 

議長

一番街の入口はカラーで、二つ目以降は黒色の新デザインで変更されるのですか。

 

事務局

手前に展示しているカラーマンホール蓋は一番街入口のマンホール蓋と変更し、そのほかは黒色での変更になります。

 

議長

一つ目の新デザインのマンホール蓋が入ると、来年度以降から新デザインに少しずつ変更されるのですか。

 

事務局

今年度、厚木排水区のマンホール蓋の変更として工事発注していますが、まだ、もみじ柄の在庫がありますので、在庫が終了次第、新デザインに変更していきます。

 

議長

マンホール蓋を交換するときは一遍に変更するのですか。それとも、老朽化したものだけ変更するのですか。

 

事務局

厚木排水区は落し蓋が多いため連続して変更しますが、もみじ柄のマンホール蓋をすべて新デザインに変更するわけではなく、老朽化したマンホール蓋を変更するときに新しいデザインになると認識していただければと思います。

 

議長

本日の議事は全て終了しましたので、議長の任を解かせていただきます。

進行を事務局にお返しいたします。

ありがとうございました。

 

事務局

平野会長、議事の進行ありがとうございました

皆さま、本日はお忙しい中、御足労いただき、また熱心な御審議をいただきましてありがとうございました。これをもちまして、令和6年度第1回厚木市下水道運営審議会を終了いたします。

 

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都市インフラ整備部 河川下水道総務課 河川下水道総務係
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電話番号:046-225-2361
ファックス番号:046-222-8749

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