令和7年度第2回厚木市下水道運営審議会会議録

更新日:2025年12月26日

公開日:2025年12月26日

 

令和7年度第2回厚木市下水道運営審議会議事録

会議主管課

都市インフラ整備部河川下水道総務課

会議開催日時

令和7年11月21日 金曜日

午前10時から正午まで

会議開催場所

厚木市役所第二庁舎15階農業委員会会議室

出席者

下水道運営審議会委員 10名

都市インフラ整備部長、都市インフラ整備部次長

河川下水道総務課長、河川下水道施設課長

河川下水道総務係長、河川下水道計画係長

河川下水道建設係長、河川下水道施設係長

河川下水道総務係員

 

会議の経過は以下のとおりです。

 

事務局

本日は、大変お忙しいところ、ご出席いただきまして誠にありがとうございます。

ただ今から、令和7年度第2回厚木市下水道運営審議会を開催させていただきます。

まず始めに、資料の確認をさせていただきます。

 

―資料確認―

 

事務局

続きまして、次第2の案件に入らせていただきます。

それでは、議事に入りたいと存じますが、会議の議長につきましては、厚木市下水道運営審議会規則第5条第2項により会長が議長となる旨が規定されておりますので、平野会長に議長をお願いいたします。

なお、本日の審議会は委員11名のうち10名が出席されていらっしゃいますので、審議会成立要件を満たしていることを報告いたします。

それでは、平野会長よろしくお願いいたします。

 

議長

皆さん、大変お忙しい中、ご参集いただきまして誠にありがとうございます。

これから、案件について活発な議論になりますよう、ご協力をお願いいたします。

それでは、案件に入る前に会議の傍聴の申し出はありますか。

 

事務局

傍聴の申し出はありません。

 

議長

それでは、案件(1)「令和6年度決算について」事務局の説明をお願いします。

 

事務局

 

―説明―

 

議長

ただいま、事務局から説明がありましたが、何かご質問等ありましたらお願いします。

 

委員

維持管理費の物価高はどの程度の金額になっているのでしょうか。

 

事務局

維持管理費の増加要因は、流域下水道負担金における光熱費や人件費の上昇、さらに管渠費の増加です。具体的な物価高による影響額は把握できていませんが、これらの要因が維持管理費の増加につながっています。

 

議長

他にご質問があればよろしくお願いします。

 

委員

使用料単価のところで、2020年から2024年の数値が上昇しているのは、多量排水者が負担していることにより、上がっているということでしょうか。

 

事務局

使用料単価の上昇は、大口事業者の排水量の影響を受けます。一般家庭の排水量は減少していますが、大口事業者の使用が増加したことで、使用料単価が上昇しています。

 

事務局

令和2年度と令和6年度では有収水量は同じ2595万立方メートルですが、新型コロナウイルスの影響で令和2年度は家庭からの排水量が多く、事業活動はほとんど行われていませんでした。一方、令和6年度は事業活動が再開し、大口使用者である工場や事業所の排水量が増加した結果、使用料単価が令和2年度の110.3円から令和6年度の113円へと上昇しました。

 

委員

わかりました。

 

議長

他にご質問があればよろしくお願いします。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

続きまして、案件(2)「大規模下水道管路特別重点調査等事業について」事務局から説明をお願いします。

 

事務局

―説明―

 

 

議長

ただ今事務局から説明がありましたけれども、ご質問等ございましたら、お願いします。

 

委員

市の職員が調査を行った際、安全対策を講じて人的被害を防いだか確認したいです。また、業者に発注する場合、調査作業員が資格を保持していることを入札条件としているのか確認したいです。

 

事務局

八潮市の事故直後に、市の職員が2月3日・4日に管の調査を実施しました。その際、安全確認のチェックシートを使用し、酸欠・硫化水素対策を徹底しました。職員は酸欠と硫化水素の講習を受けた有資格者であり、安全管理は適切に行われました。

業者への発注時には、入札要件に資格の記載はありませんが、作業従事者の資格について事前に提出させ、確認を徹底しています。また、判定基準に基づき、有資格者による判定を条件とし、作業計画書には酸欠・硫化水素対策や交通事故防止の内容を記載し、警察への届け出も行っています。これらの安全管理は市の監督員が確認し、作業を進めています。

 

議長

他にご質問があればよろしくお願いします。

 

委員

先ほどご説明の中で、赤で塗られている部分に関しては1メートル~2メートル掘れば地下水が出てくるということですが、優先実施箇所は、地下水が多く出て危険な場所なのでしょうか。

 

事務局

埼玉県八潮市の事故は、土被り10メートルにある管路が腐食し、広がったことで大規模な陥没につながったと考えられています。調査委員会では事故原因を詳しく調査中ですが、腐食した管路に硫化水素が多く発生していたことが要因とされています。特に流速の変化が硫化水素の発生を助長していた可能性があります。

全国特別重点調査では、内径2メートル以上、30年以上経過した管路を調査しており、優先実施箇所につきましては、空洞は確認されませんでした。現在、調査している合流区域内では土被り2メートル以下の管路が多い状況のため、仮に陥没があっても八潮市の事故ほど大きな影響はないと考えております。優先実施箇所につきましては、八潮市と類似の条件があった箇所についても優先実施が指示されていますが、厚木市には類似の条件はありませんでした。

厚木市では職員および業者が管路内に入る前に硫化水素濃度や酸素濃度を測定し、安全確認を徹底しています。これまでに硫化水素が蔓延して換気が必要なマンホールは確認されておらず、八潮市とは条件が異なると考えられます。職員および業者の安全管理は厳しく行われており、調査票に記録して安全を確保しています。

 

委員

八潮市は処理場も近く、管路も深かったので、条件が異なるということで、厚木市はそのようなリスクはないという認識でよろしいのでしょうか。

 

事務局

管理者として、リスクが全くないとは言えませんが、事故を防ぐために日頃から維持管理を徹底し、万が一問題が発生した場合には適切に対応する心構えで業務に取り組んでいます。

 

委員

クラックがあることで浸入水があるということは、古い管路である証明となり、それにより、管路がダメになってしまうという理解でよいのでしょうか。

 

事務局

地下水などの浸入は管路にクラックがあることを示し、砂の場合は泥となり内部に流れ込む可能性があります。八潮市では処理場で砂が確認されたという事例がありました。浸入水は有収水量に影響を与え、流域への費用負担が増えるため望ましくありません。したがって、侵入水の存在は管路にクラックがあることを意味します。

 

委員

浸入水を止めれば、周りの地下水が管路に入ってくることがないため、その周りに空洞ができないようになるということですね。

 

事務局

そのとおりです。なお、厚木市については、隙間は確認されておらず、浸入水についても補修を予定しています。

 

委員

優先実施箇所は15スパンであり、調査は全長で見ているのでしょうか。

 

議長

マンホール間を1スパンとし、今回の優先実施箇所は15スパン、約600メートル弱の区間です。不具合の具体的な箇所については細かく記載していませんが、全て補修予定です。これまで市職員はマンホールからの目視とカメラで10メートル~15メートル程度を確認していましたが、委託調査では調査員が約600メートル弱の管路内を全て歩いて確認しました。

 

委員

腐食がB評価は大きな問題ではないと認識されているかもしれませんが、軽視すべきではないと思います。腐食が少しでもあると、それが原因で状態が悪化する可能性があるため、その重要性をどのように考えているかが気になります。

 

事務局

腐食B評価の箇所について、5年以内の対応とされる緊急度2の修繕も重要視し、費用や効率面を考慮し、緊急度1の対応と合わせて、来年8月上旬までに緊急度2の14ヶ所をすべて修繕する予定です。

 

委員

特別重点調査事業と別に、老朽化の調査もされていると思いますが、基準が異なるのでしょうか。

 

事務局

今回の調査は、国の基準が変わらないものの、安全性が強化されており、判定基準の運用が変更されています。従来は、ランクAが2項目で緊急度1とされていましたが、今回はランクAが1項目でも緊急度1とされます。同様に緊急度2も、従来はランクAが1項目またはランクBが2項目でしたが、今回の調査ではランクBが1項目でも緊急度2とされます。これにより不具合の判定基準が厳格化され、今後さらに厳しくなる可能性があると予想されています。

 

事務局

内容が難しいのですが、A・B・Cと挙げているのは、各評価項目での評価基準となっています。A・B・Cと判断した評価基準と緊急度1・2の判定が関係してくるという仕組みになっていますので、今回の全国特別重点調査については、従前よりも判定基準が厳しくなっています。今回はその条件で判定をする形となっております。

 

委員

資料2の17ページに記載されている部分修繕について、修繕後の使用可能年数を確認したいです。古い管路であることから、修繕後すぐに改修が必要なら、初めから改築した方が良いのではないでしょうか。

 

事務局

部分修繕については、改築ではなく状態監視保全を行い、管路の状態を常に監視し、問題が発生した際に改築や修繕を判断する方法が採られています。ただし、八潮市での事故を受け、国が長寿命化や時間監視保全といった方法を検討しており、特に社会的影響の大きい管路については、従来の状態監視保全から、寿命が来た段階で改築する「時間監視保全」に移行すべきという考え方が生まれています。このような背景から、埼玉県八潮市では、本格的復旧時に下水道管路を2本設置する方針となりました。厚木市でも指針に基づいて管理と判断を進めています。

2014年版の下水道維持管理指針に基づき、下水道の維持管理は調査・診断を行い、修繕や改築の必要性や優先順位を判断しています。重要な管路については、従来のフローに加え、50年経過で改築する方針に変更される可能性があります。国では11月5日に第9回対策委員会が開催され、最新の第3次提言案を検討中であり、これが国に提出される予定です。これらの優先調査や提言内容は、国土強靱化計画の中期計画にも反映されており、今後の動向に注意を払いながら、指針の変更があればそれに従い対応していく方針です。また、修繕では寿命が延びないため、定期的な状態監視を継続しています。

 

委員

国の基準が変われば改築が必要になる可能性もありますが、現状では部分修繕を行うことで引き続き使用することが可能ということですね。部分修繕の際には、店舗や住宅からの排水を止める必要がある場合もありますか。

 

事務局

部分修繕作業は基本的に排水を止めずに実施可能ですが、雨天時には危険が伴うため作業はできません。管渠が大きいため通常の生活排水程度では水位が上がらず、必要な安全対策を講じて作業環境を整えます。ただし、作業時には交通規制が発生し、ご迷惑をおかけする可能性がありますが、排水規制の予定はありません。

 

委員

管路の寿命を50年とすると、その以前の30~40年の管路を見ないのかという懸念があります。例えば、八潮市で起きた事故の管路は42年経過したものであったため、30年程度の段階で修繕し、50年まで持つような対策を講じるべきではないでしょうか。

 

事務局

その質問に対する正解は誰にもわからないというのが答えになってしまいます。下水管路の寿命を50年と言われているのは、国が定めている標準耐用年数からきておりますが、八潮市では42年の管で事故が起きてしまったため、50年が寿命という考えは危険だと考えられます。環境下において寿命が変わってくるという性質が下水道にはあるため、状態を監視していく必要があります。適切な周期で状態を把握して、異常を早期に発見するという管理手法を取り入れています。そのため、単純に50年で改築するのではなく、なるべく状態を持続させて長く使用し、使用が困難になったタイミングで改築をするということが長寿命化計画の考えになります。今回の調査箇所も52年経過した管路で、標準耐用年数を超えておりますが、あと何年使用することができるのかということは、誰も算定できません。その中で、状態や環境下で判断したところ、部分修繕でもしばらくは機能を維持できると判断しています。部分的に修繕するのではなく改築するという選択肢もありますが、経済比較を実施したところ、部分修繕で1.1億円に対し、全て改築した場合が33億円となり、対策費用に大きな金額差があったため、修繕を選択し、改築するという考えには至りませんでした。

 

議長

その他、ご意見、ご質問はございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

続きまして、案件(3)「下水道事業経営ビジョンの改定について」事務局から説明をお願いします。

 

事務局

―説明―

 

議長

ただ今事務局から説明がありましたけれども、ご質問等ございましたら、お願いします。

 

委員

資料3の5ページで下水道使用料の改定が必要と説明されています。案件(1)の説明で、大規模事業者の使用により使用料単価が上がっていて、個人の使用は減少するということなのですが、森の里東区画整理や酒井区画整理で工場が建てられても、有収水量は減少するのでしょうか。

 

事務局

前回の経営ビジョンではある程度確定的な内容を盛り込みましたが、実際には予想より収益の減少は少なくなりました。今後計画を立てる上では人口減少の影響は避けられないものの、大口の収益増加の可能性も視野に入れます。ただし、全体的な流れとしては収益を少なめ、費用を多めに見積もるといったリスクを考慮した計画を策定しています。精度が高まれば、より取り組みを具体化していく方針です。

 

委員

資料3の11ページの県内自治体の改定状況の表で比較すると、厚木市の下水道使用料は安いと感じたのですが、改定率は一律なのでしょうか。排水量によって、下水道使用料単価が異なるため、その点がどのように算定されるのかお聞きしたいです。

 

事務局

下水道使用料の単価について、基本料金とその超過部分をどのように設定するかが議論されています。料金全体の平均を例えば10%値上げする場合、基本料金は15%増加させる一方で、超過部分の単価を減少させるなど調整が考えられます。また、経費回収率を改善し、最終的に100%を目指すためには、下水道使用料収入をどの程度増加させる必要があるかを検討しなければなりません。例えば、現状足りない収入である7億円を補うには、料金改定の幅を決定する必要があり、その際、一般家庭や大口事業者の使用料を合わせて考慮する必要があります。

 

事務局

下水道使用料の単価について、一律で全体を同じように引き上げるべきか、それとも多量排出事業者など特定の対象を重点的に引き上げるべきかという考え方が論点かと思います。一律での改定は公平性を保つという考え方に基づく一方で、負担能力を考慮した調整も必要ではないかという意見があります。この問題については、今後さらに慎重に検討を行う必要があると考えています。

 

委員

住民の負担が大きくなると、物価高の影響もあって生活が苦しくなってしまうため、考慮していただきたいです。表で見たときに下水道使用料単価の一番低いランクと一番高いランクの金額差が2倍程度しかないため、その点も考えてもらうことはできないのでしょうか。

 

事務局

住民の皆様の御意見として基本料金の引き下げを求めるお声があることは理解しております。しかしながら、光熱費やガス料金など各種費用が上昇している中で、下水道料金の基本料金部分に関しては、やむを得ず引き上げが必要となる場合もございます。その際、大幅な値上げを行うかどうかは慎重に検討いたします。住民の皆様が他の費用の増加に直面する中で、「下水道料金は上げないでほしい」というお気持ちがあることも重々承知しておりますが、今後、そうしたお声を配慮しつつご理解をいただけるよう努めてまいります。

 

委員

個人的な質問になるのですが、下水道料金が2カ月で12,000円ほどかかっているのは多いのでしょうか。

 

事務局

下水道料金だけであれば高いですが、上下水道料金ということであれば、一般的な金額です。請求の際には、上下水道料金一括になります。

 

委員

資料3の3ページの総合地震対策の進捗が低いことが気になっています。進んでいないわけではないと思うのですが、振り返りをしてリカバリーをしていってもらいたいです。

 

事務局

今年1月に国から示された能登地震に関連した指導のもと、上水道と下水道の一体化を考慮した重要な計画を作成し、その期限は今年1月末でした。この計画をもとに、今後の取り組みを進めていかなければならないと考えております。ただし、計画のすべてを5年間で完遂することは難しいため、被災時に必要な非常用トイレの量については、市の防災部局が確保していることを確認しております。

耐震化に関しては、今年度調査を委託しており、緊急輸送路の管路の状況や、不具合で緊急車両や支援物資の搬送が滞る可能性がないかを調査しております。この結果は来年2月末までにまとめられる予定です。調査結果を踏まえ、必要があれば耐震強化を重点的に進めていく方針です。

また、厚木市の経営ビジョンの中でも、耐震化や施設の長寿命化などが重要課題となっていることを実感しています。さらに、能登の震災を受けて耐震基準が見直されており、厚木市としてもその基準の変更に対応しながら維持管理を進めていく必要がございます。

今後、下水道の運営について審議会の皆様とも協議を重ね、市民の皆様の安全と利便性の確保を図りながら、慎重に方向性を検討していく必要があると感じております。

 

議長

他に御質問があればよろしくお願いします。

 

委員

下水道使用料改定についてなのですが、人口が減少することも見据えての増額ということで、どの数値を基準に考えているのでしょうか。

 

事務局

厚木市では、将来の人口推計を見据えた「人口ビジョン」が策定されています。このビジョンを参考にしながら推計を行っており、無計画に人口増加を目指すものではありません。人口ビジョンに関しては担当部署があり、令和8年度に改定が予定されています。その改定のタイミングが近いことから、参考にできると考えております。また、すべての指標については、その時点の最新情報を取り入れるよう努めております。

 

議長

その他、ご意見、ご質問はございますか。特にないようでしたら、この件についてよろしいでしょうか。

本日の案件については以上となりますが、委員の皆様からその他、何か補足意見などはございますか。

 

委員一同 ~異議なし~

 

議長

事務局から連絡はありますでしょうか。

 

 

事務局

1点だけ、先ほど経営ビジョンの改定スケジュールの中でも示させていただいた通り、今年度3回目の下水道運営審議会を来年2月に予定をしております。また、年が明けましたら、スケジュールの調整をさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

議長

本日の議事は全て終了いたしましたので、ここで議長の任を解かせていただきます。進行を事務局にお返しします。ありがとうございました。

 

事務局

皆さん熱心なご審議をいただきましてありがとうございました。

これをもちまして、第2回の下水道運営審議会を終了させていただきます。

本日は、ありがとうございました。

 

 

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

都市インフラ整備部 河川下水道総務課 河川下水道総務係
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