【陳情第18号】夜勤規制と大幅増員で安全・安心の医療・介護の実現を求める意見書を国に提出することを求める陳情
陳情第18号 令和7年10月31日受理
件名
夜勤規制と大幅増員で安全・安心の医療・介護の実現を求める意見書を国に提出することを求める陳情
陳情者
横浜市中区桜木町三丁目9番地 横浜平和と労働会館3階
神奈川県医療労働組合連合会
執行委員長 川村 奈緒美
付託委員会
市民福祉常任委員会
陳情の趣旨
人間の生体リズムに反した夜間労働、特に長時間夜勤については、心身に与える有害性や安全面でのリスクが科学的にも証明されています。諸外国では、ILO(国際労働機関)「看護職員条約(第149号)・勧告(第157号)」や「夜業条約(第171号)・勧告(第178号)」などに基づいた規制が行われ、「1日の労働時間は8時間以内」「時間外も含めて12時間以内」など有害業務である夜間勤務から労働者の健康と生活を保護しています。しかし日本では、医療も介護現場でも16時間以上の長時間夜勤が年々増え、常態化しつつある異常な実態にあります。日本でも諸外国並みの保護措置をとり、患者・利用者にとって安全・安心の医療・介護の実現と労働者が健康に働き続けられる環境整備が早急に求められています。同時に、長時間夜勤が増えてしまっている根本的な原因になっている人手不足を早急に解決する必要があります。
人手不足を解決するどころか、現在看護や介護職員の離職者が増え、入職者が減っているという深刻な状況となっており、その大きな原因の1つには、他産業と比べて3分の1の賃上げ額や2分の1の一時金(賞与)など、ケア労働者の低すぎる賃金実態があることは紛れもない事実です。
国民生活に欠かすことのできない、医療・介護の提供体制を守ることは国の責務です。誰もが安全・安心に医療や介護がいつでもどこでも受けられるようにするために、下記事項につき、地方自治法第99条に基づく国に対する意見書を決議していただけるよう陳情いたします。
陳情の項目
1 安全・安心の医療・介護を実現するため、医師・看護師・介護職員などの配置基準を抜本的に見直すこと。また、ケア労働者を大幅に増員し、安定した人員確保のためにも、大幅賃上げを支援すること。
2 医療や介護現場における「夜勤交替制労働」に関わる労働環境を抜本的に改善すること。
3 新たな感染症や災害対策に備えるため、公立・公的病院を拡充・強化し、保健所の増設など公衆衛生行政の体制を拡充すること。
4 患者・利用者の負担軽減を図ること。
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更新日:2025年11月28日
公開日:2025年11月28日