令和7年厚木市議会第2回会議(2月定例会議)総務企画常任委員会委員長報告
2月定例会議が終了しました。
こちらでは、3月18日の定例会議最終日に報告された総務企画常任委員会の委員長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。
ただいま議題となりました日程のうち、本委員会に付託されました案件につき、去る3月6日に総務企画常任委員会を開きましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
「 議案第2号 工事請負契約の締結について 」は、委員から、
【質疑】依知南小学校東棟の改修内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】部屋の入れ替えに伴い、必要な改修工事を実施し、建築基準法上既存不適格である居室への24 時間換気設備の設置、防火シャッターの挟まれ防止装置を設置する。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】東棟の階段について、1階を地域の人が使えるように変更する考えは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】階段にロールスクリーン状のリングシャッターを設け、児童がいないときには、1階を使えるようにエリア分けを考えている。
との答弁がありました。また、
【質疑】見積参加者の状況は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】プロポーザル方式で、参加者は1 者であった。なお、プロポーザル方式で相手を決定した後は受注候補者と一者で随意契約する手続きになる。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「議案第19 号 厚木市公文書等の管理に関する条例について」及び「議案第22 号 厚木市公文書等の管理に関する条例の施行に伴う関係条例の整理等に関する条例について」の2件は、一括審査し、委員から、
【質疑】条例の制定によってこれまでの文書管理と大きく変わる点は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】市の諸活動及び歴史を跡付け、検証する上で重要な資料となる文書を歴史公文書等選別基準に照らし選別し、市民の皆様の利用に供する仕組みを整える点と、保存期間が満了した文書を廃棄する際に、職員の判断だけではなく審査会の意見を聞くこととすることで、歴史的に重要な資料の廃棄を防ぐ仕組みを整える点である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】歴史公文書等とは具体的にどのような文書か。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】例えば市議会に対する議案や報告、市の特に重要な事務及び事業の計画に関するもの、職員の任命や賞罰に関するものや、主要な活動又は社会の情勢を跡付けるもの、例えば新型コロナウイルス感染症対応の関係文書などが想定される。
との答弁がありました。また、
【質疑】文書の保管に関して、災害対策は講じられているか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】本庁舎内では、重要な文書を耐火書庫に保管するなど、安全対策を講じ、災害に応じて適切な対応をとることとしている。民間の倉庫で保管している文書については、耐火耐震の堅牢な建物で、熱感知器や煙感知器、消火装置を設置していることを条件として課している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】適正な文書管理の業務効率性の面から特定歴史公文書等の選別保管管理展示は一つの館に集約されていることが望ましいと感じているが公文書館の設置について考えは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】公文書館整備は財政面の負担が大きいので、それも踏まえて引き続き在り方について研究していきたい。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】公文書の選定、市民利用などの業務に従事する専門的知識を有する職員、いわゆるアーキビストの確保の考えは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】来年度、国立公文書館が認定する認証アーキビスト等の任用をするための募集を行なっており、また、国立公文書館が実施する研修等も活用し、職員の育成にも努める。
との答弁がありました。また、
【質疑】電子化の取組状況は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現在ほとんどの文書は電子的に作成され、電子決裁は全体の約98%である。今後は、歴史公文書等以外の紙の文書は電子化をして、原本は破棄をする仕組みを構築したい。
との答弁がありました。また、
【質疑】保管文書の廃棄のスキームや期間に変化があるか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】保存年限が1年未満のもの以外は審査会のフィルターをかけて、廃棄してよいか判断することになるため、より慎重に、また、市民の皆様が利用しやすいようになる。
との答弁がありました。また、
【質疑】文書取扱規程などとの関連は今後どうなるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】この条例や規則の制定に伴い、必要な改正をする。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】市民への周知とスケジュールは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】ホームページなどで分かりやすく周知し、令和8年4月1日までに管理選別基準を作成する。との答弁がありました。
議案第 19 号及び議案第 22 号の2件は、一括採決し、採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第21 号 厚木市都市公園条例等の一部を改正する条例について 」は、委員から、
【質疑】本市の受益者負担の考え方は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】平成24 年2 月に策定した受益者負担見直しに関する基本方針、公の施設使用料編に基づき、利用者と未利用者の負担の公平性を確保するため、3年ごとに施設に係る使用料または利用料を見直し利用者の負担を求めている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今回、使用料を上げる理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】平成30 年度と令和3年度の見直しは見送ったが、その間にも光熱費や人件費が上昇し、施設の利用者と未利用者との負担の公平性が損なわれてきたため、受益と負担のより適正 な関係を見直し、また今後の持続可能な施設運営に向け改定した。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】ランニングコスト等は受益者負担で上げる額で全てが賄えるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】施設の大規模改修等は、全ての市民の方が受益者になる可能性があるため市で負担する。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】改定の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】受益者負担割合の平均が約80%を下回る施設を改定の対象とし、荻野運動公園を初め13の施設が対象となった。なお、本来は80%まで利用料を改定するが、市民の方に負担が生じないよう緩和措置を適用し改定する。
との答弁がありました。また、
【質疑】玉川球場や市営野球場の受益者負担割合が10%台の中、今回の額にした理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】近隣7 市との均衡にも配慮し決定した。
との答弁がありました。また、
【質疑】急激な値上げと思われないように、見直しのときに微増でも上げておいた方がよいと考えるが、いかがか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】市民への配慮が必要であり、3年に1回はしっかりやっていきたい。
との答弁がありました。また、
【質疑】受益者負担割合の現在の平均値と改定後の平均値は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】13 の施設の現在の平均は約36%で、今回改定をすることで約46%まで回復する。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第23 号 厚木市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例について 」は、審査し、
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第24 号 厚木市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について 」は、委員から、
【質疑】第16 条の4 について詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】新採用研修などで制度を紹介し、管理者の研修を行う。また、介護に関する相談窓口のアドバイザーとして5 人程度任命する予定である。さらに、マニュアルを作成するとともに介護両立支援制度等の事例を収集し、周知を図る。介護休暇取得者の仕事が特定の職員に偏らないように分散し、また、取得者が孤立しないよう職場から連絡を入れて繋がりを持つなどの環境を整えていきたい。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第25 号 厚木市非常勤特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について 」は、委員から、
【質疑】投票日と期日前投票日の立会人の報酬額に差がある理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】従事時間が違うため報酬額に差がある。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】投票立会人は途中で交代できるか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】次回の選挙から、引き継ぎ書を用意して、交代の時間に引き継ぎをしていくよう、投票管理者と調整して進める。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第26 号 厚木市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について 」は、審査し、
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第 27 号 厚木市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について 」は、審査し、
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、「 議案第28 号 厚木市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例について 」は、委員から、
【質疑】新たな交流拠点検討委員会の委員数と任期は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】委員数は15 人、任期は2 年を予定している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】一般公募3人の調整はどのように行うか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】経歴や厚木市への思い、新たな交流拠点への造詣の深さなどで選定する。素晴らしい方がそろっていれば、3人に捉われずに枠を広げたい。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で報告を終わります。
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更新日:2025年03月25日
公開日:2025年03月25日