令和7年厚木市議会第2回会議(2月定例会議)都市経済分科会長報告

更新日:2025年03月25日

公開日:2025年03月25日

2月定例会議が終了しました。
こちらでは、3月17日の予算決算常任委員会に報告された都市経済分科会の分科会長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。

ただいま議題となりました日程のうち、本分科会に分担されました案件につき、去る3月11日に予算決算常任委員会都市経済分科会を開きましたので、主な質疑につきまして御報告申し上げます。

「議案第12号 令和6年度厚木市一般会計補正予算 第8号 所管科目」は、委員から、
【質疑】木造住宅耐震改修促進事業費補助金について、申請件数が当初見込みを下回った理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】住宅所有者の高齢化に起因する耐震工事の断念や建築後40年以上が経過し、建て替えを考える方もいることが要因だと推察している。
との答弁がありました。また、
【質疑】繰越明許費の中町第2-2地区周辺整備事業について、関係事業者との協議が完了しない理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】周辺道路設計業務委託において、道路管理者及び電線供給業者との協議を複数回重ねたことで時間を要したためである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今回の遅れによって、費用面等にどのような影響があるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】協議に対する費用を100万円程度見込んでいる。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】補正減の理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】中町第2-2地区周辺整備事業については、交通管理者等と協議し、交差点の設計箇所数を5か所から2か所に改めたため減額となった。複合施設事業費は、急激な物価変動に対する措置として請負代金の増額と地中の障害物の除去などの追加工事により19億5000万円の増額となったが、建設事業費の進捗に即した年度割額に見直したことにより、令和6年度の事業費が減少となった。複合施設周辺整備事業費は、無電柱化推進計画に基づき、電線管理者との協議が想定より時間を要したため、詳細設計費用が減額となった。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】総事業費の推移は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和2年3月は約330億円、4年9月は約380億円、そして今回の増額により、約400億円となる。
との答弁がありました。また、
【質疑】軟弱地盤である建設地に建設することで、周辺整備費、浸水対策等、総事業費に幾ら加算になったのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】軟弱地盤に対する費用は当初より見込んでいたが、セメント量の付加により増額になった。
との答弁がありました。また、
【質疑】社会資本整備総合交付金について、補助金を受けるための条件は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建築された地上2階建て以下の木造住宅の所有者、所有者の配偶者、または所有者の一等親の親族が補助の対象となる。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】周知方法は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】広報あつぎや市ホームページへの掲載、市内全公民館での無料耐震相談会の開催、厚木市建設業協会の協力による建設フェスタでのチラシの配架を実施している。
との答弁がありました。

続きまして、「議案第33号 令和7年度厚木市一般会計予算 所管科目」は、委員から、
【質疑】企業立地サポート事業奨励金について、減額の理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】新規の件数は今年度と同数だが、これまで交付してきた企業への奨励金が終了したためである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】土地区画整理事業による森の里東及び酒井地区の産業用地への企業立地の見通しは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】森の里東地区は8社が創業し、そのうち4社に奨励措置を適用している。本年3月には新たに1社が本格操業を開始し、今年度中の適用を目指している。酒井地区は5社の進出が決まっており、適用は1社の見込みである。今後、立地可能な産業用地は、森の里東が4区画、酒井が1区画あるが、現在のところ来年度の立地予定はない。
との答弁がありました。また、
【質疑】あつぎ鮎まつり開催事業費について、1億円となる理由は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和7年度の総事業費は、近年の物価や人件費の高騰から約2億円と推察しており、約50%が市の予算の持ち出と考えている。経費節減に努めているが、地域から警備員を増やしてほしいなどの要望も多く、安全に開催するための費用となっている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今後、工夫や節約は検討するのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現在、市民、実行委員会、協賛企業を対象にアンケートを実施しており、その意見も参考に経費節減に努めながら、見直す意識を持って取り組んでいく。
との答弁がありました。また、
【質疑】地域観光まつり事業補助金について、事業の内訳は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】厚木観光桜まつりに20万円、あつぎ七沢森のまつりに25万円、ローズガーデンフェスティバルに20万円、その他、地域の観光まつりに25万円となっている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】補助金の規定は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】補助の割合は総事業費の30%以内とし、総事業費のうち、会議費、食糧費、寄付金は、補助の対象外としている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】各団体が事業を行う中で、地域や主催者の声をどのように反映させているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】申請者は電話または窓口で必ず1回は直接、話を聞くことがあり、また申請書には、行事の目的や内容などを記入することとなっている。
との答弁がありました。また、
【質疑】観光施設維持管理事業費の内訳は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】需用費に184万3000円、役務費に212万7000円、委託料に669万9000円、使用料及び賃借料に587万円、負担金補助及び交付金105万9000円となっている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】高速道路などに設置されている厚木市をPRする横断幕の維持管理方法は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】定期的に点検などを行い、脱落がないかなどを確認している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】設置場所は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】東名高速道路沿いでは、愛甲橋の欄干に掲出し、とん漬やアユ、花火などをPRする内容となっている。また、小田原厚木道路では、上落合の歩道橋の欄干に掲出し、あつぎ温泉郷をPRする内容となっている。
との答弁がありました。また、
【質疑】スポーツ推進計画改定事業とスポーツの聖地計画策定業務について、現スポーツ推進計画の改定と新たなスポーツの聖地計画との整合性を図っているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】スポーツ推進計画は主にソフト面であるが、スポーツの聖地づくり基本計画はハード面であり、施設面のより具体的な今後の基本方向性等を定めるものである。
との答弁がありました。また、
【質疑】モビリティサービス共創事業の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】地元企業である大手自動車メーカーと連携して、人や物の移動に際して生じる課題・問題と大手自動車メーカーの有する知見・技術を連携させて、誰もが快適に移動できて地域で暮らし続け、働き続けることができる人にやさしい都市の実現を目指す事業である。令和7年度は、市内移動に関する課題抽出・絞込みを行い、対応策の検討などを進めていく。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】空き家等対策推進事業費について、令和7年度の相続財産清算人申し立ての見込みは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】2件を予定している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】空き家実態調査の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】水道の使用者の休止情報、ガスの閉栓情報等を基に概ね1年以上、休止状態の戸建住宅を抽出し、委託による現地調査を実施するものである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今後、空き家の利活用を進める対策は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】売却・賃貸を希望する空き家所有者と仲介を希望する不動産事業者をマッチングする内容の相談会を全日本不動産協会と宅建協会の協力の下、開催している。令和7年度は、相談会の回数を増やすとともに、空き家になる前から利活用について考える住まいのエンディングノートの作成を予定している。
との答弁がありました。また、
【質疑】交差点等改良事業費について、妻田薬師南側交差点の事業内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現地は、信号のない変則十字路であり、通学路にも指定され、通過交通も多く、安全性の確保が必要であることから、小・中学校や地元自治会、通学路の安全対策協議会などの御意見を伺い、警察と協議連携しながら測量と予備設計を実施するものである。
との答弁がありました。また、
【質疑】交通混雑対策推進事業の内容と目的は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】厚木秦野道路において、現状の全線未整備の状況、現在の事業区間である厚木北インターチェンジまで開通した状況、全線開通した状況を想定し、それぞれの状況において市で計画している都市計画道路の整備による市内混雑の状況を見極め、都市計画道路の整備効果や優先順位を検証することを目的としている。
【答弁】上位計画である都市計画マスタープラン、交通マスタープランは2040年までの計画になっており、必要な路線を位置付けているが、厚木秦野道路は環状連携軸として肝となる路線になるため、その効果が最大限発揮されるような根拠をもった上で事業を進める。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】厚木秦野道路の進捗に伴い、渋滞箇所のシミュレーションは想定しているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】シミュレーションも含めて、交通混雑の解消に向けた幹線道路などの道路網を検証する。検証を進める中で、新東名高速道路の全線開通など、周辺状況の変化も考慮しながら進めていく必要があると考えている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】庁内で調整を行っているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】他課との連絡調整を行い、整備工事を交通混雑対策課が実施することにより、幹線道路や都市計画道路の一貫した整備計画による事業推進を図るとともに、予算の平準化や実現性を高めることができると考える。
との答弁がありました。また、
【質疑】歩道整備事業費について、松蓮寺千頭線及川2丁目付近の事業の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】松蓮寺バス停から本路線を西側約120メートルにおける歩道整備に関わる用地測量と予備設計を実施するものである。
との答弁がありました。

続きまして、「議案第40号 令和7年度厚木市公共下水道事業会計予算」は、委員から、
【質疑】緊急輸送路の耐震化が未了であるが、どのように耐震診断を進めるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和7年度中に耐震化が必要な可能性がある7キロについては、委託による詳細な診断を行うことで、耐震化に必要な距離や予算規模の把握を行う。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】耐震診断の費用とスケジュールは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】委託費は、4,500万円計上している。現時点で耐震化が必要になる可能性がある個所は約14キロあるため、順次、詳細な診断を実施していく。
との答弁がありました。

以上で報告を終わります。

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