令和7年厚木市議会第2回会議(2月定例会議)市民福祉分科会長報告

更新日:2025年03月25日

公開日:2025年03月25日

2月定例会議が終了しました。
こちらでは、3月17日の予算決算常任委員会に報告された市民福祉分科会の分科会長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。

ただ今議題となりました日程のうち、本分科会に分担されました案件につき、去る3月7日に予算決算常任委員会 市民福祉分科会を開きましたので、主な質疑につきまして御報告申し上げます。

「議案第12号 令和6年度厚木市一般会計補正予算 第8号 所管科目」は、委員から、
【質疑】特定高等職業訓練促進給付金事業費補助金の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】母子家庭の母または父子家庭の父が就職に必要な資格取得を促進するため、給付金を支給するものであり、特に人手不足である看護師、介護福祉士及び保育士の各資格に係る養成訓練の受講者に上乗せして給付金を支給している。なお、令和6年度に県で新設された給付金制度であり、当初予算に計上していないため予算流用で対応している。 との答弁がありました。

続きまして、「議案第14号 令和6年度厚木市後期高齢者医療事業特別会計補正予算 第2号」は、委員から、
【質疑】後期高齢者医療保険料増額の要因は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】団塊世代の後期高齢者医療制度への移行による人数の増加である。
との答弁がありました。

続きまして、「議案第33号 令和7年度厚木市一般会計予算 所管科目」は、委員から、
【質疑】平和都市推進事業費拡充の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和7年度は戦後80年を迎える節目であるため、未来を担う子供たちに、より一層の平和意識の普及及び啓発を行うため広島へ平和学習の実施を予定している。期間は、8月4日から6日までの2泊3日で、平和記念式典への参加も予定している。募集は、5月から6月をめどに小中高校生に対しホームページ等で周知する予定である。
との答弁がありました。また、
【質疑】コンビニ交付事務費について、コンビニ交付の割合は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和4年度末は14.5%、5年度末は22.3%であり、令和7年1月末現在は31.6%で増加傾向である。また、市内のマイナンバーカード保有枚数率は77%であり今後も増加していくと想定している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】窓口混雑を防ぐため、コンビニ交付を促進していく考えは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】より多くの市民に利便性を知っていただくよう、引き続きチラシの配布、広報、公民館だよりの掲載などで周知するとともに新たな周知先を開拓し広くPRに努めていく。
との答弁がありました。また、
【質疑】敬老事業費の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】敬老祝品・祝金等は、例年どおり実施する。また、地区で実施する事業に係る敬老事業等推進事業費は、1人当たりの単価を450円から470円へ増額している。
との答弁がありました。また、
【質疑】戸籍住民基本台帳等事務費の増額の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和7年5月26日に施行される戸籍の氏名への振り仮名記載に対応するための通知の郵送料のほか、通知作成費用、窓口業務委託料などである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】振り仮名を振る手続の詳細は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】本籍地から筆頭者に届く通知を確認し、修正が必要な場合のみ窓口、郵送またはマイナポータルで令和8年5月25日までに本籍地、または住民登録地に届け出る。修正の必要がなく届け出ない場合は、通知に記載の振り仮名が令和8年5月26日以降に戸籍に記載される。原則として氏は筆頭者が、名はそれぞれの方が届け出、未成年者は基本的に親権者が届け出る。振り仮名の変更は、家庭裁判所の許可を得ることが必要だが、期日までに届け出ず戸籍に振り仮名が記載された場合は、1度に限り家庭裁判所の許可を得ることなく変更をすることができる。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】通知が届く時期は。また、想定される届け出件数や対応は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】通知は、令和7年7月末までに発送したいと考えている。通知は約9万1000通発送予定で、本市の人口の約12%である約2万7000人から届け出されると想定している。そのため、本庁舎2階の北側に専用窓口を開設し、窓口や郵送、マイナポータルでの届出書の受付などの業務を委託する予定である。
との答弁がありました。また、
【質疑】高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画改定事業費について、どのように市民ニーズを調査研究するのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】40歳以上の市民への日常生活に関する事項と介護保険サービスに関する事項、また、法人を対象とした事業所運営に関する事項と市が実施する各事業に関する事項のアンケートを実施する予定である。
との答弁がありました。また、
【質疑】障害者意思疎通支援事業費の拡充の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】視覚障害者のガイドヘルパー不足の課題解消のため、スマートフォンアプリを活用し視覚情報を音声情報として提供する遠隔サポートシステムを導入するものである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】従来型携帯電話にも対応しているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】今回導入するサービスは、スマートフォンアプリを利用するものであるため、従来型携帯電話では使えない。
との答弁がありました。また、
【質疑】地域包括支援センター運営事業費について増額の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】市内10か所の地域包括支援センターの光熱水費、また燃料費、職員人件費等である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】センターごとの費用に違いはあるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】委託費について、5地区が約3500万円、3地区が約4200万円、2地区が約4800万円であり、地区ごとに人数などの配分で予算計上している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】地域包括支援センター運営協議会の運営に市は関わっているのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】事務局として関わっている。
との答弁がありました。また、
【質疑】幼稚園教諭等雇用サポート事業補助金の拡充の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】幼稚園教諭等の人材のさらなる確保と離職防止を図るため、新たに教諭本人に直接手当を給付するものであり、給付額は勤続5年未満の職員に対して1人15万円である。
との答弁がありました。また、
【質疑】子育て支援センターリニューアル事業費の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】プレイゾーンを充実させ、児童が冒険、経験、体験ができる遊びと体験の機能、プライバシーに配慮した相談室をはじめ、子供用トイレやおむつ替え室、授乳室などの個別の相談・支援の機能、親子の交流の場や子供たちの居場所としてフリースペースや飲食の場である交流、居場所としての機能、育児グッズや駄菓子などを販売する物販機能、イベントスペースやミニホールを設け、グループや団体等の発表、式典などができる発表セレモニーの機能を整備する。令和7年度は市民参加手続などを踏まえた基本計画を策定し、フロア全体のゾーニングや来館者等の動線をはじめ、フロアや、空間の構成、概算事業費、維持管理費の算出、イメージパス等の作成を予定している。なお、8年度に基本設計、実施設計、9年度に工事を行い、オープンをしたいと考えている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】工事期間中の運営はどうなるのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現時点で8階フロアを閉鎖する全面の一括工事を考えている。子育てサロンもみじの手は規模を縮小し、隣接の施設で運営をするほか、地域を巡回するサロン室やイベントや講座を実施することで、あふれる子育て世帯がないよう検討を進めている。託児室わたぐもは幼稚園送迎ステーション事業における待機場所としても利用していることから、工事期間中も同アミューあつぎ内で運営できるよう検討している。
との答弁がありました。また、
【質疑】成人歯科健康診査事業費について、拡充に至る経過は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】厚木歯科医師会と定期的に情報交換を行っており、オーラルフレイル健診の導入における必要性や効果、実施方法等について議論を重ねている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】拡充の内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】オーラルフレイル健診を新たに追加するものであり、口腔機能低下の早期発見、早期治療を目的としている。健診内容は、問診、口腔衛生状態、咬合力、そしゃく力、舌圧、嚥下機能について審査を行う。口腔機能の低下を早期発見早期治療することで、生涯にわたり健康な歯と口腔機能を維持することが期待できる。特に、オーラルフレイル健診は、食生活の質の向上や、誤嚥性肺炎の予防にも期待が持たれている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】オーラルフレイル健診申込みの流れは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】対象者に受診券を発行し、成人歯科健康診査と併せて実施する。
との答弁がありました。また、
【質疑】(仮称)三田児童館等複合施設整備事業費及び三田放課後児童クラブ施設整備事業費について内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】三田児童館は、令和9年をもって築60年経過することから、子供が安心して過ごせる居場所づくりとして、三田小学校の敷地の一部を活用し、児童館と放課後児童クラブの一体的な整備を行う。三田放課後児童クラブは、学校の敷地内にプレハブ施設を設置し運営しているが、利用希望が多く将来においても待機児童の発生が想定されるため、三田児童館との複合施設により、児童館や児童クラブを利用している子供が一緒に遊べたり、それぞれの指導員が協力し合えたりするなど、一体的な子供の居場所づくりの実現につながると考えている。敷地の整備にあたり、運営方法や小学校とのあり方について小学校をはじめ、教育委員会等との連携、協議を進めていきたい。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】地域からの意見をどのように聴取し、生かしていくのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】児童館に設置している運営委員会を母体とした、(仮称)三田児童館等複合施設建設委員会で協議を進めながら、地域の声も把握していきたい。
との答弁がありました。

続きまして、「議案第39号 令和7年度厚木市病院事業会計予算」は、委員から、
【質疑】看護師の状況は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】パートナーシップナーシングシステムを導入し、退職者は減少している。今年度の看護師の退職者は18人を見込んでおり、4月1日に向けた採用数は27人を予定している。採用計画の中で看護師の数を概ね計画しているが、9人ほど上回る予定である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】患者支援部門での患者の声はどういうものがあるのか、またどのようにモチベーションを持ち続けていくのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】患者や家族からは入院や退院後の生活に対する不安が解消されたことや、親身になって対応してくれたことへの感謝やお礼の言葉があり、職員のモチベーション向上につながっている。引き続き、患者支援部門をはじめ市立病院の全職員が一丸となり患者の心に寄り添いながら、適切な医療を提供しながら、より一層の医療サービスの向上に努めていきたい。
との答弁がありました。

以上で報告を終わります。

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