令和7年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)市民福祉分科会長報告
6月定例会議が終了しました。
こちらでは、6月20日の予算決算常任委員会に報告された市民福祉分科会の分科会長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。
ただ今議題となりました日程のうち、本分科会に分担されました案件につき、去る6月12日に予算決算常任委員会 市民福祉分科会を開きましたので、主な質疑につきまして御報告申し上げます。
「議案第58号 令和7年度厚木市一般会計補正予算 第1号 所管科目」は、委員から
【質疑】定額減税不足額給付金について、職員手当の補正前後の違いは。
との質疑があり、理事者から
【答弁】7月から12月まで会計年度任用職員を3人雇用する。内訳は、報酬が350万7000円、職員手当が358万円、共済費が102万9000円など、合計で829万6000円である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】当初と今回の対象人数は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】昨年、当初給付として約3万4000人に支給しており、今回は不足額給付の必要のある方など2万9000人程度である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】過払いになる人数は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】算定ツールがないため算出できない。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】平均給付額は幾らか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】2万6800円である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】事務費の内訳は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】人件費が829万6000円、紙や封筒などの消耗品費が43万5000円、通知の郵送料や、給付金の振込手数料が1293万6000円、委託料が7332万5000円で委託料の6割以上がコールセンターの経費である。
との答弁がありました。
続きまして、
「議案第59号 令和7年度厚木市病院事業会計補正予算 第1号」は、委員から
【質疑】長期借入金について、借入れの理由は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】平成27年に10億円、28年に13億円、29年に4700万円、合計23億4700万円を一般会計から借り入れている。借入れ理由は、新病院建設時に新病院と旧病院をダブルで運営していたこと、新病院の完成が遅れたことにより、看護師等のスタッフ増員による経費がかかった一方で収入が非常に少なかったことなどにより、運転資金が枯渇したためである。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】借入利率の見直しによりどのくらい増額となるのか。また、この手法を取った理由は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】利率は財政融資資金の利率に合わせることになっている。これまで金利のない時代が長らく続いていたが、見直し後の利率が1000倍近くになり、これまで約10万円だった利息が1億円近くとなり、病院を健全に運営していく中で、大きな負担となるため一括償還という判断をした。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】17億円を一括償還することの病院経営への影響は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】メリットは、1億円近い利息を支払わなくていいこと、予定していた返済がなくなり単年度収支が改善すること、20億円近い負債の減少により、健全化を示す指標である自己資本比率が上がることである。一方、不安要素は20億円近くの現金が手元からなくなることだが、償還後も10億円以上の現金が手元に残るため、現状であれば、通常どおり経営していけると判断している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】今後、市から借り入れることはあるのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】現在、人件費、物価上昇により経費が診療報酬に追いついておらず、全国的に非常に厳しい経営状況であるが、実績が上がっているのに収益が下がるということにならないように、国や県に対しても要望していきたいと思っている。経営基盤安定のため、しっかり病院経営を続けていきたい。
との答弁がありました。
以上で報告を終わります。
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更新日:2025年06月25日
公開日:2025年06月25日