令和7年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)都市経済分科会長報告
6月定例会議が終了しました。
こちらでは、6月20日の予算決算常任委員会に報告された都市経済分科会の分科会長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。
ただいま議題となりました日程のうち、本分科会に分担されました案件につき、去る6月16日に予算決算常任委員会 都市経済分科会を開きましたので、主な質疑につきまして御報告申し上げます。
「議案第58号 令和7年度厚木市一般会計補正予算 第1号 所管科目」は委員から
【質疑】アミューあつぎ不動産賃貸借契約及び運営管理業務委託のプロパティマネジメント業務について、これまでとの違いは。
との質疑があり、理事者から
【答弁】本年10月から開始予定の新たな契約では、地域とアミューあつぎをつなぐ担当者を新たに配置し、官民連携して、販売促進活動や商業振興に努めていく。また、子育て支援につながる店舗の誘致にも努め、施設内の子育て支援施設との相乗効果やアミューあつぎ全体の回遊性の向上に取り組んでいく。
との答弁がありました。さらに
【質疑】業務内容は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】主な業務は4つあり、一つ目は商業施設の管理運営業務として、各店舗の売り上げ管理や館内規則の指導、二つ目は契約業務として、各店舗との賃貸借契約の締結や更新業務、三つ目は会計業務として、各店舗に必要な経費の請求や支払い事務、四つ目は販促運営業務として、商業観光課と連携し、販売促進に係るイベント企画の立案や広告代理店の選定、管理業務である。
との答弁がありました。さらに
【質疑】アミューあつぎ全体の成果と課題は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】成果は、令和6年度の来館者数が商業施設は約295万人、公共施設は約35万人、施設全体では約330万人に達し、施設全体と商業施設では過去最高を記録するなど、中心市街地の活性化やアミューあつぎを拠点としたにぎわい創出に寄与したことである。課題は、複合施設整備に合わせ、アミューあつぎとの相乗効果をもって、施設内外のにぎわい創出や回遊性の向上を進め、子育て支援に取り組むとともに、中心市街地の活性化に資することである。
との答弁がありました。さらに
【質疑】商業施設の成果と課題は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】成果は、これまで大きな事故もなく、安心安全な運営管理ができており、コロナ禍においても官民連携して商業施設の運営サポートに取り組んだことである。課題は、来館者の目線で安心安全かつ商業施設の運営管理を行うとともに、魅力ある市街地の活性化やにぎわい創出に寄与することである。
との答弁がありました。さらに
【質疑】商店会や市民の声をどのように吸い上げ、まとめていくのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】毎月、店長会議やビルマネジメントを通じて、各店舗に寄せられた意見や情報を共有し、可能な限り対応している。また、商業施設は厚木仲町大通り商店会に入会しているため、地域の声を聞きながら管理運営に努めている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】オープン当初から変わらないテナントはあるのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】主な店舗としては厚木市観光協会の「あつまる」がある。映画館もあるが事業者が変わっており、地下1階のダイソーは長期間入居している。
との答弁がありました。さらに
【質疑】10年前と直近3年のアミューあつぎ全体の経費と収入との差額は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】10年前の平成26年度は、歳入が約1億8500万円、歳出が約3億6000万円で収支がマイナス約1億7500万円である。令和3年度は、歳入が約3億3500万円、歳出が約5億8300万円で収支がマイナス約2億4800万円。令和4年度は、歳入が約3億5100万円、歳出が約6億300万円で収支がマイナス約2億5200万円。令和5年度は、歳入が約4億3700万円、歳出が約7億3600万円で収支がマイナス約2億9900万円となっている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】プロポーザルでは、どの点を評価したのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】地域とアミューあつぎをつなぐ専任の担当者を新たに配置することや子育て世帯をより一層支援するため、関連する店舗の誘致に努め、子育て支援センターとの相乗効果や施設内外の回遊性の向上にも取り組んでいくとの提案があった。その他、これまでの公共施設や商業施設での管理運営の実績なども評価されている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】商業観光課と生涯学習課、子育てフロアと所管課が多い状況において、アミューあつぎの目的である中心市街地の活性化を目指すためには、リーダー的存在が必要かと思うが、見解は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】中心市街地の活性化とにぎわい創出に寄与することが目的であることを、アミューあつぎに関わる関係部署や関係者等で常に意識し、これまで以上に関係部署間で緊密な連携を図るとともに、その責務を果たしていきたい。
との答弁がありました。続きまして、
【質疑】及川球技場維持補修事業費について、工事内容は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】球技場の人工芝が劣化しているため、張り替えを行うものである。
との答弁がありました。さらに
【質疑】どのような人工芝を検討しているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】耐用年数が15年程度で、表面温度を抑制する芝を考えている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】和紙を使用した環境に優しい人工芝は検討したのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】スポーツ施設での実用化には至っていないため、現時点で主流のプラスチック製を考えている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】マイクロプラスチック対策は考慮しているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】充填材を天然素材にすることや雨水集水枡にフィルターを設置することを考えている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】充填材に用いる天然素材は、どのようなものか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】ココヤシや使用済みの茶葉を原料としたものなどがあり、環境に配慮した製品を採用していきたい。
との答弁がありました。さらに
【質疑】フィルターはどのような素材を検討しているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】現在は金属製のものを検討しているが、定期的なメンテナンス等にかかる費用や他市の事例も参考に判断したい。
との答弁がありました。さらに
【質疑】フィルターを設置する際、排水阻害を低減するための対策は考えているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】現在も定期的な清掃や排水溝等のメンテナンスを行っている。
との答弁がありました。さらに
【質疑】芝の破片や充填材の流出を防止する対策は検討しているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】現時点では検討していないが、可能な限り対策を講じていきたい。
との答弁がありました。さらに
【質疑】新しく導入する設備や資材等の効果を検証し、データを蓄積していくことについて、取り組む考えはあるか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】メーカーと協議し、先進事例を参考にしながら取り組んでいきたい。
との答弁がありました。さらに
【質疑】工期とその間の代替施設の準備はあるのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】工期は、12月から3月を予定している。代替施設としては、酒井スポーツ広場や下川入サッカー場などを考えており、今後、周知していきたい。
との答弁がありました。さらに
【質疑】定期的な点検やメンテナンスの計画は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】球技場の指定管理者が行う。
との答弁がありました。さらに
【質疑】劣化していない端の部分などを、小・中学校や幼稚園などで再利用する考えは。
との質疑があり、理事者から
【答弁】学校等に意向を確認し、検討していきたい。
との答弁がありました。
続きまして、「議案第60号 令和7年度厚木市公共下水道事業会計補正予算 第1号」は委員から
【質疑】下水道管路の全国特別重点調査について、以前、埼玉県での道路陥没事故を受けて緊急点検をしているが、今回の調査と重複している箇所はあるのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】約17キロメートルの調査箇所のうち約2キロメートルが重複している。
との答弁がありました。さらに
【質疑】重複する箇所も再調査する必要があるのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】今回は国の調査により実施するため、重複箇所も実施する。前回は、地上から見える範囲の点検であったが、今回は専門の業者が全ての管内を歩いて目視点検するため、より詳細な結果が得られるものである。
との答弁がありました。さらに
【質疑】調査の内訳は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】合流区域では円形管が約150メートル、矩形管(くけいかん)が約2キロメートル、雨水管では円形管が約4キロメートル、矩形管(くけいかん)が約6.5キロメートル、開渠(かいきょ)が約4キロメートルの合計で約17キロメートルである。
との答弁がありました。さらに
【質疑】点検の結果、損傷や事故の可能性がある場合の対応は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】道路陥没の恐れがある場合、調査中でも緊急的に対応していく。
との答弁がありました。さらに
【質疑】工期は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】本年5月1日から来年の2月27日までである。なお、国の調査結果の報告期限は8月8日が1回目、2回目が2月末と2回に分けられており、7月から調査に入る予定である。
との答弁がありました。さらに
【質疑】1回目の報告では、どのような報告が求められているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】延長約600メートルが対象であり、点検結果に問題があれば二次点検を実施し、その結果を報告する。
との答弁がありました。
以上で報告を終わります。
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更新日:2025年06月25日
公開日:2025年06月25日