令和7年厚木市議会第4回会議(6月定例会議)総務企画常任委員会委員長報告

更新日:2025年06月25日

公開日:2025年06月25日

6月定例会議が終了しました。
こちらでは、6月23日の定例会議最終日に報告された総務企画常任委員会の委員長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。

ただいま議題となりました日程のうち、本委員会に付託されました案件につき、去る6月11日に総務企画常任委員会を開きましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。

「議案第47号 厚木市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について」及び
「議案第48号 厚木市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例について」の2件は、一括審査し、委員から、
【質疑】議案第47号で申請する時期の工夫はあるか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】妊娠、出産等を申し出た職員に対し、最初に育児休業等の制度等を説明する。その後、3歳の誕生日より1か月前までの1年の間に家庭と両立ができるよう所属等で面談等を実施する。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】現在までの運用との違いはあるか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】新たに、育児と仕事が両立するように仕事復帰時に時間外勤務の免除など勤務条件等の制度説明をすることになったが、本市は、現時点でも最初の面談で説明している。
との答弁がありました。また、
【質疑】議案第48号の第2号部分休業について、想定される内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】子供の体調不良で付き添いが必要になる場合や、保育園の行事に参加する場合、子供の養育のために家事などをする場合に、スポット的に必要な部分休業を取ることが想定されている。
との答弁がありました。
議案第47号及び議案第48号の2件は、一括採決し、採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。

「 議案第49号 厚木市市税条例の一部を改正する条例について 」は、委員から、
【質疑】第34条第4項の「特定免許情報を確認するために必要な措置を受けなければならない」とはどういうことか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】減免の申請時に免許情報記録個人番号カードしか所持していない場合、アプリで情報を読み取るが、そのときに申請者に暗証番号を入力してもらうことである。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。

「議案第53号 工事請負契約の締結について」及び
「議案第54号 工事請負契約の締結について」の2件は、一括審査し、委員から、
【質疑】議案第53号について、スケジュールは。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】議決をいただいた後、本契約を締結して、本年度は実施設計と既存校舎解体工事を実施し、令和8年度から新校舎の建設を開始する。
既存校舎改修は、8年度、9年度の夏季休業期間を中心に工事を実施、10年4月から新校舎の供用を開始し、10年8月の仮設校舎の解体や既存校舎改修工事の完成後、業務が完結する。また、仮設校舎は昨年12月から建設しているが、本年7月に引渡しを受け、夏季休業期間に引っ越しを行う予定である。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】グラウンドの仮設校舎の建設が夏に終わるが、体育の授業や運動会をどのように運用していくのか。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】工事期間中の体育の授業は、グラウンドの使用できる範囲は狭まるが通常どおり実施できる。本年度の学校の運動会は、厚木商業高校跡地のグラウンドを使用する予定である。
との答弁がありました。
議案第53号及び議案第54号の2件は、一括採決し、採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。

「 議案第56号 工事請負契約の変更について 」は、委員から、
【質疑】軟弱地盤対策工事の精算までの経過は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】事業者選定のプロポーザル時に、本事業者より、軟弱地盤対策の杭基礎を地盤改良に変更することで約3億9,000万円の削減効果が可能との提案を受け契約を締結した。今回の変更で精算した約6,000万円は、必要とする強度を発現するために、試験結果に基づき決定したセメント系固化材の量で、品質管理や費用対効果を考慮した対応であり、見込み不足から生じた費用ではない。増額を見込んでも、なおも、約3億3,000万円の削減効果を生み出した結果となっている。
との答弁がありました。また、
【質疑】消防指令システムアンテナ用ポールや公用車EVコンセントの設置は最初から工事に含むべきものと考えるが、見解は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】ポール設置は、別途工事と考えていたが、ポール自体屋上部分に設置するため重機の損料(そんりょう)などから本工事に含めたほうが効果的であり、また、EVコンセント設置工事は令和5年3月に改定された厚木市地球温暖化対策実行計画において2030年までに原則全ての公用車を電動車にする方針が定められたため変更した。
との答弁がありました。
採決の結果は、賛成全員で原案のとおり可決すべきものと決しました。

「 陳情第5号 市職員の「厚木市の積極的な情報公開を推進するための行政文書作成指針」の遵守及び厚木市情報公開条例の改正を求める陳情 」は、委員から、
【質疑】陳情者から市の職員が厚木市の積極的な情報公開を推進するための行政文書作成指針を遵守していないので徹底した遵守を求めているように見受けられるが、これに対して説明は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】同指針は本市の徹底した情報公開の推進を目指し、市政に対する市民の皆様の信頼確保と市民の皆様への説明責任を果たすため、条例で定める義務とは別に行政文書作成にあたり留意すべき事項を訓示的に示したものであり、不確かなものまで記載することは求められておらず、また、担当者間の意見交換や打ち合わせについても必ずしも作成するものとされていないと解釈しており、指針に沿った形で運用していると考えているが、陳情者とは解釈に相違が生じている状況である。
との答弁がありました。また、
【質疑】情報公開条例の改正についての見解は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】陳情者が引用する最高裁判例に則った形で運用しているため、本市の情報公開条例の改正の必要はないものと考えている。
との答弁がありました。また、
【質疑】指針の見直しの内容は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】現行の指針よりも、職員にとって分かりやすく、また厚木市公文書等の管理に関する条例の目的である市の諸活動を現在及び将来の市民の皆様に説明する責務が全うされるように文書作成等を行えるようマニュアルを作成する。
との答弁がありました。また、
【質疑】情報公開請求時に、請求者に文書不存在で回答している比率は。
との質疑があり、理事者から、
【答弁】令和5年度は、情報公開請求が167件あり、文書不存在は15件であった。
との答弁がありました。また、
【意見】情報公開条例に基づき職員がしっかりと責務に努めていると認識している。陳情者からの意見等々も市民の声として指針見直しの機会の一助として見直しを図った中で市政運営に努められたい。会派としては、市がしっかりと努めてくれるという観点から、不採択である。
との意見がありました。
採決の結果は、賛成なしで 不採択すべきものと決しました。

「 陳情第6号 地方財政の充実・強化を求める意見書を国に提出することを求める陳情 」は、委員から、
【意見】この陳情は毎年出ているが、不交付団体であるため採択していなかったが、今後、交付団体になる可能性も十分あり得るため不採択にはできない。将来的に交付団体になるかもしれない状況が鑑みれるようになったら、採択することも考えてもよいと思うが、今年は趣旨採択と考える。
との意見がありました。
採決の結果は、賛成全員で 趣旨採択すべきものと決しました。

以上で報告を終わります。

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