令和7年厚木市議会第6回会議(9月定例会議)都市経済常任委員会委員長報告
9月定例会議が終了しました。
こちらでは、10月6日の定例会議最終日に報告された都市経済常任委員会の委員長報告をお知らせします。
なお、掲載は会議録が公開されるまでの期間になります。それ以降は会議録を御覧ください。
ただいま議題となりました日程のうち、本委員会に付託されました案件につき、去る9月18日に都市経済常任委員会を開きましたので、その経過と結果につきまして御報告申し上げます。
「議案第86号 市道路線の廃止及び認定についてから議案第89号市道路線の認定について」までの4件は、一括審査し、
委員から
【質疑】議案第86号について、周辺住民へ説明しているか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】住みよいまちづくり条例の協議に先立ち、開発事業者において丁寧に地元への説明を行い、地域の方々の御意見もできる限り反映し、計画を進めていたと確認している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】B-355を廃止し、B-830を新路線にしたことで、道路が繋がらないのではないか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】B-355は、北側にあるB-356に繋がっており、問題ない。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】地元は問題ないという判断か。
との質疑があり、理事者から
【答弁】地元とも調整しており、問題はない。
との答弁がありました。さらに
【質疑】議案第89号について、通り抜けできないようになっているが、理由は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】原則、開発道路は袋路状でないこととされ、南北に通り抜ける道路とするよう事業者に指導していたが、2路線をつなげると延長が100メートルを超え、規定により幅員が6メートル必要となってしまうことなどから、結果として、転回広場を設置した上で、計画のような袋路状道路となった。
との答弁がありました。
議案第86号 から 議案第89号までの4件は、
一括採決し、採決の結果は、賛成全員で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
「陳情第14号 市街化調整区域における物流倉庫開発に関する説明・合意形成手続、環境配慮の強化及び生活道路の付け替えに関する陳情」は、
委員から
【質疑】事業者は何回、説明会を開き、どのような意見があったのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】今回、計画地が2つあり、1つ目の計画地では開発許可を受ける前に1回、事業中に1回の合計2回行った。また、もう一つの計画地は、今、計画中であるが、事業者による説明会を先月実施したところである。主に工事中の安全対策や生活環境への影響などについて御要望等いただいた旨、事業者から報告を受けている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】道路の廃止、払い下げについても説明会を開いて意見を可能な限り聞くということだが、その内容は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】事業者が説明し、地元と事業者の間で説明に基づき同意書の承諾を得るほか、区域内に編入同意する道路は、その道路に面した方の同意書の承諾も必要になる。地元の話を聞き、次の計画に反映できるよう指導している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】開発審査会提案基準19について、開発審査会に諮る中でどのような意見があったのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】出入口、農地の状況、倉庫計画の独立性、公共緑地の配置等について質疑があり、いずれも基準に基づき適切に計画されている旨を説明し、同意をいただいた。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】近隣住民への周知や説明はどのように行われたのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】条例では、事業者において敷地境界線から15メートルの範囲または日影が生じる範囲に居住または土地を所有されている方などに対し、特定開発事業の計画を説明しなければならないと規定しており、対象者にポスティングによる周知を行った上で、説明会などを開催している。公共施設に影響を及ぼす事業については、現在は説明範囲を拡大し、看板を設置し道路の利用者にも説明会の周知を図るとともに、地域にお住まいの皆様に幅広くポスティングを行った上で説明会を開催している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】市にどのような相談があったのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】今、進行している工事において、工事の音が響くなどの御意見をいただいている。また、建物の建設による風通しや日照の問題などを問われた。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】問いかけへの市の対応は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】事業者にしっかりと説明するよう指導を行っている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】指導後の事業者の対応は。
との質疑があり、理事者から
【答弁】地域の方に説明をしたが、まだ御納得いただけていないと聞いており、さらに地域の方に説明するよう事業者を指導している。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】説明し、納得いかなかったということは、この後、納得がいくように計画を変えるのかどうかが問題だと思うが、どのようにとらえているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】日照について、開発許可の際、市街化調整区域での建物の最高高さが10メートルを超える場合に日影の検討を義務づけている。また、通風も、開発周囲に4メートルの緩衝緑地等、一定の空間が設けられており支障がないと考えているが、支障があると感じられる方もおり、事業者がより丁寧に説明しても納得いかないとなれば、紛争もあり得るが、紛争とならないよう、開発の許認可部局として規定に基づき、できる限り丁寧に説明するよう指導を行っている。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】紛争相談員を確保していると思うが、相談はあったのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】現時点において相談はない。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】相談を受けるに当たり、開発に関してもワンストップをしているのか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】ワンストップでできれば好ましいが、直接、伝えていただくことが肝要と考えている。それぞれの窓口に相談するのが手間であれば、開発指導課から関係部署に伝えることも可能ではある。
との答弁がありました。さらに、
【質疑】開発部署に相談があれば関係部署につなげるという話だったが、必ずしも開発部署で相談を受けているのではないということでよいか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】そのとおりである。
との答弁がありました。また、委員から
【質疑】自治会長、水利組合長の同意について、住民意見が反映されているのか、市で把握しているか。
との質疑があり、理事者から
【答弁】事業者から提出され、説明されたと認識しているが、自治会加入率の低下も鑑み、自治会に限定せず幅広く説明するよう事業者に指導している。
【答弁】水利組合の意思を代表するものとして水利組合長に御承諾をいただいたものと認識しており、水利組合の中で意見の相談等があったものと認識している。
との答弁がありました。さらに、
【意見】条例どおりに開発されているが、条例が住みよいものとなっていないと感じているから見直してくださいという内容の陳情だと思う。市民からこのような声が出たのであるならば、議会としては、しっかりと対応してくださいということを市に伝えることも、1つの責務だと思っているので、賛同したいところであるが、もし賛同が難しいというのであるならばせめて、趣旨採択とし、不採択にすることは、避けたいと考えている。
との意見がありました。一方で、
【意見】理事者から説明を受け、本陳情の各項目について対応またはこれから対応するということも説明があり、市の対応は問題ないと考えている。したがって、本陳情について、会派として不採択としたい。
との意見、
【意見】本市でも同様の開発行為が行われている。このような陳情が提出されたことについては、遺憾と思っている。なるべくこういうものがないよう、理解を深めながら、事業者と関係地権者、あるいは住民の方々と十分意見交換し合って、事前相談を受けていただきたいが、市の対応も、今の条例等から見ても何も問題はないと思う。各課協議も行っており、市の今のやり方でやってきていると思うので、対応は問題ないと思っている。しかし、開発事業者に指導したが履行されてないとも思われてしまうので、しっかりと履行できるように、さらなる指導を行うようにお願いをしなければいけないと思っている。市の対応は十分であったとも思っているし、ルールを守りながら開発行為をまとめていかなければいけない責務があるので、すべてを認めるわけにはいかず、結果的にいろいろ問題があるが、会派としては不採択としたい。
との意見がありました。
採決については、趣旨採択と不採択の意見が競合したため、まず初めに、趣旨採択とすることについて採決した結果、賛成少数で趣旨採択とすることが否決されましたので、改めて採決を行い、採決の結果は、賛成少数で 不採択すべきものと決しました。
以上で報告を終わります。
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更新日:2025年10月08日
公開日:2025年10月08日