ダンボールコンポストをつくってみよう!

更新日:2021年04月01日

公開日:2021年04月01日

厚木市では、年間26,000トン(平成26年度推計・湿重量)もの生ごみが
焼却されています。
生ごみは水分を80%も含み、焼却にたくさんのエネルギーが
必要となることから、地球環境に大きな負荷をかけています。

ダンボールコンポストは、生ごみを土の中にいる微生物に分解してもらい、
豊かな土を作り出すものです。環境に優しく、身近にあるもので簡単に
作ることができるだけでなく、作り出した栄養分豊かな土は、家庭菜園や
鉢植え、プランター花壇など、植物を育てるための肥料として、ご使用
いただけます。ダンボールコンポストを使って、緑にあふれた生活に
チャレンジしてみませんか。

2つの植木鉢に咲いている花のイラスト

ダンボールコンポストのつくりかた

用意するもの

  1.  ダンボール箱(みかん箱程度) 1個
  2.  ダンボール板 1枚
     (ダンボール箱の底面に入れます。)
  3.  もみ殻くん炭 10リットル
     (ホームストアなどで買うことができます。)
  4.  ピートモス、またはヤシ殻チップ 15リットル
     (ホームストアなどで買うことができます。)
  5.  園芸用シャベル 1個
  6.  かご 1個
     (ダンボール箱を乗せます。)
  7.  コンポストキャップ
     (ダンボール箱に被せます。)
     身近なものでも簡単に作れます。ご紹介は後程…

つくりかた

 1 ダンボールを組み立て、クラフトテープで目張りします。

  •  《ポイント1》
     ガムテープやビニールテープでなく、通気性の良い
     クラフトテープを使います。
  •  《ポイント2》
     ダンボールの継ぎ目もきっちりクラフトテープで
     目張りしましょう。
     (しっかり目張りして、虫の侵入を防ぎます。)
組立 底にダンボールの板を敷きます。ポイント1クラフトテープを使いましょう!ポイント2継ぎ目もしっかり目張りしましょう!

 2 ダンボール箱に、もみ殻くん炭(10リットル)とピートモス、
 またはヤシ殻チップ(15リットル)を入れて、シャベルで
 よく混ぜ合わせます。
 《ポイント》空気を入れるようにしながら、よく混ぜましょう。

基材投入 もみ殻くん炭とピートモス(ヤシ殻チップ)を入れて混ぜ合わせます。もみ殻くん炭10リットル ピートモス(ヤシ殻チップ)15リットル ポイントよく混ぜましょう!

 3 かごの上にダンボール箱を乗せます。

設置 かごの上に置きます。ポイント通気性のよいかごを選びましょう!

 4 ダンボール箱にコンポストキャップを被せます。

コンポルトキャップを被せます。

 (耳より情報)
 コンポストキャップは、不用になったTシャツを利用して
 簡単に作ることができます。
 下のイラストを参考に、チャレンジしてみてください。

Tシャツの上部の赤いラインをはさみで切って縫います。ダンボール箱に被せます。ポイント綿など通気性の良いTシャツを選びましょう!

完成です!

ダンボールコンポストの管理方法

置き場所

 屋外で雨のかからない、日当たりの良い場所に置きます。

ダンボールコンポストが軒下の日当たりのよい場所に置かれてあるイラスト

使い方

  1.  ダンボールコンポストの中央に穴をあけて、生ごみを入れます。
     《ポイント》 1日に入れる生ごみの量は、
     500グラム〜800グラムを目安にします。
  2.  次の日は、空気を入れるようにしながら、前日に生ごみを埋めた
     ところをシャベルでよくかき混ぜ、中央に穴をあけて、新たな
     生ごみを入れます。これを繰り返します。
中央に穴をあけて生ごみを埋めます。翌日生ごみをいれたところをよくかき混ぜます。ポイント空気を入れるようにします!中央に穴をあけて生ごみを埋めます。

こんなときには…

質問1 白いかびのようなものが、一面に生えてしまったのですが…
回答1 安心してください。カビが生えるのは、土の中にいる微生物が
 しっかりと活動している証拠です。白いカビを確認したら、
 ダンボールコンポストは成功していると喜んでください。

質問2 虫が湧いてしまいました。
回答2 土をビニール袋に入れて縛り、日光のあたるところに置き、
 3日くらい天日干しをした後、土をダンボールに戻して
 そのまま使用してください。

質問3 分解が遅すぎるようですが…
回答3 分解が遅い原因としては、水分不足かカロリー不足で
 あることが多いようです。
 動物性たんぱく質(肉、魚)や油料理のカスなどを
 投入すると微生物が活発化します。
 特に冬場は気温が下がる為、ダンボールコンポスト内
 の温度を確認しましょう。
 対策としてペットボトルにお湯を入れてダンボール
 コンポストの周りに置いたり、古毛布などでダンボール
 コンポストを包んだりすると良いでしょう

ダンボールコンポスト名人になるために

 想像してください。
 土の中では、たくさんの微生物が〈むしゃむしゃ〉と生ごみ
を食べて、活動しています。生ごみは、微生物の御馳走です。
 なかでも、油分が含まれているものはカロリーが豊富なため、
大喜びで活発に活動します。
 でも、与えすぎにはご注意を。
 微生物が食べきれないほどの生ごみを出さないよう、日々の
 食生活を見直してください。
 また、微生物は、空気を吸って生きていますので、土をかき
混ぜるときに、空気をたくさん混ぜてあげると喜びます。
 みなさんと微生物たちの素敵な関係が始まりますように…

微生物のイラスト

参考:「堆肥づくりのススメ~コンポストのある循環生活~」
(発行:NPO法人「循環生活研究所」)
技術協力:Pitch one (ピッチ ワン)

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環境農政部 環境事業課 資源循環係
〒243-0807
厚木市金田1641-1(厚木市環境センター1階)
電話番号:046-225-2793
ファックス番号:046-224-0920

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