環境市民学習講座「生ごみを肥料として有効活用しよう!」を実施しました!

更新日:2023年02月13日

公開日:2023年02月13日

「生ごみを肥料として有効活用しよう!」を実施しました!

環境保全に対する意識の啓発と、環境保全のために自らが率先して行動できる人材育成、機会の創出を図るため、環境市民学習講座「生ごみを肥料として有効活用しよう!」を実施しました。

当日は、東京農業大学農学部農学科准教授の平野先生にお越しいただき、有機肥料の特性、生ごみを堆肥にする方法や注意点などについて、講義を頂きました。

講義について

肥料は有機肥料と無機肥料に大別され、有機肥料には堆肥も含まれるとのことでした。様々な研究結果を説明頂き、堆肥の効果を得るには、時間がかかるため、根気よく続ける必要があることや牛糞や鶏糞の違いを例に窒素無機化率によって、施用する量を変える必要があることなどを学びました。

講座の様子1

化学肥料に対して、堆肥は、手間がかかり大変なように見えますが、大根を例に、堆肥を主体として栽培した堆肥栽培のものと化学肥料を主体として栽培した慣行栽培のものの細胞を光学顕微鏡で調査すると、堆肥栽培のものは慣行栽培のものと比較して、サイズが同じ細胞が緻密に並んでいることから、野菜のみずみずしさを長く保つことができるとのことでした。

講座の様子2

有機肥料の特性の説明の後、生ごみを堆肥にする方法や注意点などの説明がありました。生ごみには、作物にとって必要な肥料成分が含まれているため、焼却処理していては、もったいないとのことでした。ただし、貝殻等肥料に向かないものもあると教えて頂きました。

講座の様子3

生ごみを堆肥化する方法として、バイオ式と乾燥式の生ごみ処理機、ダンボールコンポスト等の処理方法を教えていただくとともに、バイオ式と乾燥式を利用した際に、それぞれ生育にどのような違いがでるかについて、グラフ等を用いて教えて頂きました。また、生ごみを堆肥化する際に、作物の生育を阻害する課題の解決方法等についても教えて頂きました。

講座の様子4

最後に、講師への質問の時間では、「堆肥化する際の土壌のpH値を注意する必要があるか」や「枯葉や剪定枝を使用して、堆肥化することはできるか」等の質問がありました。

講座の様子5

参加された皆さんの感想から

・自宅の生ごみを堆肥に作ってみます。有効活用できたら感激です。

・有機肥料の考え方や使い方がとても分かりやすく家庭菜園に活用したいと思います。

・生ごみを減らす行動をしたいと思いました。ダンボールコンポストとかやってみます。

講座開催日

令和5年1月22日(日曜日)

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