令和3年度第1回厚木市里地里山保全等促進委員会会議録

更新日:2021年12月28日

公開日:2021年12月24日

令和3年度第1回厚木市里地里山保全等促進委員会会議録
会議主管課 環境政策課
会議開催日時

令和3年11月12日(金曜日)

午後1時30分から2時30分まで

会議開催場所 厚木市消防本部3階会議室
出席者

厚木市里地里山保全等促進委員会委員6人

事務局4人(環境農政部長、環境政策課長、環境政策係長、

環境政策係員)

会議の経過は、次のとおりです。

開会

会議録における氏名公開について

発言者の氏名は非公開で決定

案件

令和2年度厚木市里地里山保全等促進事業の取組状況について

委員長
それでは、案件「令和2年度厚木市里地里山保全等促進事業の取組状況につい て」、事務局から説明をお願いします。

-説明-

委員長
ありがとうございます。それでは御意見や御質問がありましたら、お願いします。

委員
活動団体について、地域との関係性が希薄ではないでしょうか。活動に参加している人以外、全く活動団体について知らない状況は良くないと思っています。活動団体から地域に向けて活動の発信がないと、里地里山の保全は広がっていかないと思います。

委員長
ありがとうございます。この問題は、どの団体にも起こりうる問題かと思います。
活動団体自身の問題でもありますが、行政としても活動を補助する立場として推進すべきではないかと考えます。

事務局
今年度、市のホームページ上で活動状況の写真なども掲載し、より多くの方に内容が伝わるような取組を続けていますが、地域に直接的に働きかけるところまでは至っておりません。

委員
ある程度、活動の内容が分かれば、地域として協力できることもあるかと思いますが、このままでは趣味の延長線上の活動になってしまうので、保全活動が広がらないのではないかと考えます。

委員長
活動団体から無理のない範囲で保全活動を伝えることを、行政として促しても良いかと思います。活動を続ける上で、人間関係も重要かと思われますので、例えば、イベント時に地域に声掛けするなどということも考えられるかと思います。

事務局
現在認定している各団体の地域には、公民館もございますので公民館とも相談しながら進めていければと思います。

委員長
担当課だけではなく、横断的な情報共有、情報発信についても、これから考えていただきたいと思います。

委員
活動場所に目立つような看板があると良いと思います。誰が、いつ、どのような活動をしているか、分かりやすくまとまっていれば、認識も変わってくるのではないでしょうか。

委員長
活動団体によっては、構成の主体が地域住民ということもありますが、そうではない活動団体にとっては、活動場所に看板を設置するなど配慮の必要性もあるかと思います。

事務局
活動団体とは、あまり負担をかけない範囲で地域の皆さんにも活動内容を知っていただける方法を、調整していければと思っています。

委員
ぜひ、地域との距離が近づく方法を検討していただきたいと思います。

委員長
それでは、この問題は努力目標という形で進めていただければと思います。

委員長
県の条例認定を受けていない団体もありますが、団体の意向ということでよろしいでしょうか。

事務局
ヒアリングをした中では、そう伺っています。

委員長
農地が耕作放棄地と変わってしまう状況を、里地里山の保全という形で少しでも解決がされればと考えています。
昨年度、協定地が増えた団体もありましたが、会員の高齢化などは団体の抱える問題点として、この後の現地視察でも話題になるかと思われます。そうした中、里地里山に関する市民等からの問合せ状況としてはいかがでしょうか。

事務局
里山マルチライブプランを実施していることもあり、毎年度少ないながらも、新規のボランティア希望としての問合せをいただけている状況です。しかし、それが会員の増加には繋がっておらず、高齢化への解決には至っていないところです。

委員
現在の保全活動を頑張っていただくことも必要ではありますが、次の世代に繋げていくことも重要なことではないかと思います。

委員長
会員とボランティアの間の組織づくりをしている団体もあるので、参考になるかと思われます。また、企業などとのコラボレーションも有効ではないでしょうか。

委員長
里地里山は基金を有していますが、言い換えれば、多くの人からふるさと納税を通じて求められている存在でもあります。ふるさと納税をされた方に対して、返礼品や定常の助成をしているということだけではなく、例えば里地里山の保全をより充実させるなど、目に見える成果も今後は必要になってくるかと思います。
また、次の世代に繋げるといったことでは、学生の参加しやすい環境整備ということも考えられますが、いかがでしょうか。

委員
参加してみたい学生は、潜在的に一定数いるかと思われます。やはり「きっかけ」が必要で、教員が保全活動に関わりあっていると、そこからスタートしていくことが多いように感じます。厚木市では神奈川工科大学が主体となって、5大学の学生同士をインターネット上で結びつける試みを今年始めました。こういう組織体を活用する手法も考えられます。
返礼品という話もありましたが、体験そのものを返礼品にしている例もあります。品物と合わせて体験の返礼品という形も喜ばれるのではないかと思います。

委員長
他には何かありますでしょうか。

委員
地域への活動周知についてですが、どのような点で障壁があると思われますでしょうか。また、どのような支援があれば解決に繋がると思われますでしょうか。

事務局
まず、各団体の保全活動について、地域への周知を図る視点が欠けておりましたので、委員の皆さまからいただいたご意見を基に、公民館等とも連携しながら無理のない範囲で少しずつ進めていければと思っております。
また、ふるさと納税のお話がありましたが、厚木市では関連する事業に充当後に基金として積立をしているところです。ありがたいことに基金の金額も増加傾向にあり、新たな使途については委員の皆さまに諮る必要もあることから、今後、ご提案をいただきながら活用していければと考えております。
なお、耕作放棄地の関係ですが、都市農業支援センターでは里地里山とほぼ同地域を対象に、専業農家を希望する40歳以下の若者が年に2~4人程度おりまして、延べ人数ではおそらく20人以上の方が就農されています。農業の在り方というものも里地里山にも大きく関係することかと思われますので、ご紹介させていただきました。

委員長
基金があるからというわけではありませんが、厚木里地里山カレッジのようなものを作り、持続的で豊かな地域社会を構築するためには、人と人との関わり合いと同時に環境が重要になることを伝えていくこともよろしいかと思います。
講座や現場での活動を通じて、里地里山の機能をどのように活用していくかを学ぶようなことができれば素晴らしいと思っています。この件は、もう少しアイデアがまとまりましたら、改めて提案させていただきます。

委員
例えば、団体間の交流を進める観点でもカレッジのようなものは有用ではないでしょうか。

事務局
団体間の交流を図る上では、意見交換会を昨年度実施しておりますが、今後も機会を設けて団体間同士の連携を促進していきたいと考えています。

=案件終了=

閉会

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