消防車両紹介

更新日:2024年04月04日

公開日:2021年04月01日

 厚木市消防本部では、各種災害に対応するために、救助工作車、はしご車、消防ポンプ自動車や救急自動車を配備しています。
 また、平成28年4月から清川村消防事務委託に伴い、清川村内の災害対応にも当たっています。

新車紹介

高規格救急自動車

厚木市消防本部では、令和6年3月に「高規格救急自動車」を整備しました。神奈川県内初となるC-CABINで整備した車両で、感染リスクを軽減するため、運転席及び患者室を隔てる隔壁を設置するほか、瞬間調光フィルムを採用し、カーテンレス化を図りました。
また、電動2段補助ステップを設置することで、高齢者への考慮を図り、内装がスタイリッシュで活動隊員が傷病者の処置をしやすい仕様となっております。

配備先:北消防署本署 北救急1号車

運転席側から撮影された救急車
右後方から撮影された救急車
後方から撮影された救急車

化学消防ポンプ自動車

厚木市消防本部では、令和5年10月に「化学消防ポンプ自動車」を整備しました。化学消防ポンプ自動車は、車両火災や工場火災等に特化した車両であり、水では消火できない化学物質や油が原因の火災で薬液による消火(泡放射)を可能とします。車両の特徴として、車体後方全面に反射材を利用したシェブロンマーキングを施し、安全性の向上を図りました。また、シェブロンマーキングとは、日中などの明るい場所では明暗の分かれた赤色ですが、暗所でライトなどに照らされるとマーキングが浮かび上がり、視認性が高くなります。

 

配備先:北消防署依知分署 北化学1号車

赤色の消防車を左側から撮影
赤色の消防車を後ろから撮影1
赤色の消防車を後ろから撮影2
青空の下で消防車から放水1
青空の下で、発泡器具で放水1
青空の下で、発泡器具で放水2

車両紹介

はしご車

はしご車は、主に中高層ビルなど、高所での消火活動や人命救助活動で活躍する車両です。
厚木市は、先端屈折可能な30メートル級のはしご付消防自動車と15メートルのはしご付消防ポンプ自動車を配置しております。
写真のはしご車は、最大で15メートル、はしごの起立角度は75°からマイナス10°まで伸ばすことが可能です。

 ビルやマンションでの放水や救助活動のみならず、はしご車よりも低い位置に救助者がいる河川の水難救助活動の際にも有効です。

車両の一番上にはしごが積まれた赤色のはしご車の写真

消防ポンプ自動車

消防ポンプ自動車は、火事が発生した時に消火栓や防火水槽から水を吸い上げて放水する消火活動で活躍する消防ポンプ自動車です。
写真右は、玉川分署に配備されている消防ポンプ自動車で、消火水(1,300リットル)を積載しており、消火栓等の水利がない場所でも消火活動が可能で、車両後部に双方向サイドプルシステムを搭載したことにより、水利部署する位置を選ばす、左右どちらの方向にも吸管を伸ばすことができるものです。
また、ハイルーフ仕様などにより、車内スペースが広い上、車両後部も消防資器材も多く積載できる構造となっております。
さらに、超計量アルミ製ホースカーにより、より迅速な消防活動を実現できます。

左斜め前から赤い消防ポンプ車を撮影
右斜めから消防ポンプ車を撮影

救助工作車

救助工作車は、クレーン、ウインチ、照明装置及び最新鋭の救助資機材を搭載し、高度な救助活動にも対応可能な車両です。厚木消防署と北消防署に各1台配備されております。

助手席側から撮影された赤色の救助工作車の写真
後方から撮影された赤色の救助工作車の写真

拠点機能形成車

大規模災害発生時に災害現場の最前線での部隊活動を支える機能を形成するため、長期の消防応援活動を支援する資機材を積載した特殊車両が、総務省消防庁から配備されました。 災害が複雑、多様化、大規模化する中、緊急消防援助隊としての被災地への出動を始め、市内の大規模災害や多数傷病者が発生した場合の災害にも活用することで、災害対応力の更なる強化を図ります。 

入口に階段があり、車両とコンテナのようなものが一体化している赤色の拠点機能形成車の写真

水難救助車

水難救助車は、救命ボートや潜水資機材などの水難救助用資機材がすぐに使用できる状態で車に積載されており、湖や河川等での水難救助事案に対応する車両です。
また、隊員がウェットスーツを着装するスペースも確保されており、より迅速・的確な救助活動が実現します。

車両に高さのある赤色の水難救助車の写真

化学消防ポンプ自動車

泡消火薬剤を積載し、油火災や化学災害等に対応する、化学消防ポンプ自動車です。

相川分署及び依知分署に各1台配備されております。

横から撮影された赤色の化学消防ポンプ自動車の写真

指揮隊車

部隊指揮を担当する指揮隊車です。
厚木消防署と北消防署に各1台配備されております。

赤色のランプが付いた指揮隊車(ワゴン車)の写真

高規格救急自動車

高度救命処置が可能な、高規格救急自動車です。清川村も含め、市内に8台配備されております。

庁舎裏で運転席側から撮影された白い救急車

水槽付消防ポンプ自動車

水槽付消防ポンプ自動車は、水タンクを積載しており、火災発生時にこの水を使用し、迅速な消火活動ができる車両です。

厚木消防署と小鮎分署に配備されており、写真は厚木消防署に配備されている車(水タンク5,000リットル)です。

斜めから撮影された赤色の水槽付消防ポンプ自動車の写真

EV車(本部指令車・連絡車)

消防本部に配備しておりますEV車です。
神奈川県内初となるEV消防指令車を始め、連絡車をEV車で整備することにより、脱炭素社会を推進するとともに、外部給電装置を積載することで、災害現場で電源を必要とする資機材の活用などにおいて、電気供給を可能とします。

赤い指令車の運転席側から撮影
助手席側から撮影されたEV車と照明

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

消防本部 警防課 装備係
〒243-0003
厚木市寿町3-4-10(消防本部2階)
電話番号:046-223-9367
ファックス番号:046-223-8251

メールフォームによるお問い合わせ