令和7年度 第3回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議 会議録

更新日:2025年09月04日

公開日:2025年09月04日

会議概要
会議主管課 企画政策課
会議開催日時

令和7年8月25日(月曜日)
午後2時から午後4時まで

会議開催場所 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室
出席者

厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員 14人

(事務局)9人

企画部長、企画部次長、企画政策課長、総合計画担当課長、企画政策係長、計画調整係長、企画政策係主事、計画調整係主査、主事補

説明者

企画政策係長、計画調整係長

傍聴者 なし

会議の経過は、次のとおりです。

第3回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議

1 開会

2 案件

(1) 第2期厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について

(2) 厚木市人口ビジョン原案について

(3) 第11次厚木市総合計画長期ビジョン案について

 

・中村会長

それでは、「案件1 第2期厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の効果検証について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

・総合戦略の概要

・効果検証の目的と方法

・基本目標1の進捗状況

について、資料1に基づき説明。意見については、本日の会議以降も、別紙の意見提出用紙で受け付ける旨説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました基本目標1について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。

 

・山口委員

資料1(別冊)7ページの「観光プロモーション事業」について、ホームページのアクセス数が令和5年度実績と比較して大幅に増加していますが、要因を教えてください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

「観光プロモーション事業」については、総合計画の実施計画事業の指標と同様にしています。総合計画の第1期実施計画が令和3年度から令和5年度、第2期実施計画が令和6年度から令和8年度であり、第2期実施計画の策定時に指標の見直しを行いました。第1期実施計画では、トップページのアクセス数を目標値に位置付けていました。しかし、メール等でリンクを添付して周知する場合、トップページを経由せず直接アクセスされることから、正確に実績を把握できないことが課題となったため、第2期実施計画では全ページのアクセス数へと指標を見直した結果、前年度と比較して実績値が大幅に増加したものです。

 

・伊藤委員

KPI「県央やまなみ地域(厚木市、秦野市、伊勢原市、愛川町、清川村)の観光客数」について、厚木市だけではなく、県央やまなみ地域の観光客数を指標に設定した意図を教えてください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

総合戦略では、主な取組として「都市間連携の強化」を位置付けており、厚木市を知っていただくため、近隣市町村との連携により関係人口を創出し、魅力を発信することを目的としています。また、市の取組としては、5市町村で協力して県央やまなみ地域を盛り上げることにより、まずは県央やまなみ地域を知っていただき、その上で厚木市について深く理解していただくことを目的としているため、KPIとして「県央やまなみ地域(厚木市、秦野市、伊勢原市、愛川町、清川村)の観光客数」を設定しています。

 

・長野委員

KPI「本市の魅力が市内外に発信されていると思う市民の割合」について、実績値が徐々に低下している要因を教えてください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

実績値の低下については、要因を十分に把握できていない状況です。市の取組として、市外に向けて魅力の発信を行っていますが、市民の実感につながっていないと考えています。例えば、電車内への広告掲示などを実施していますが、普段電車を利用しない市民には取組を実感いただけていないかと思われます。このため、市がどのような魅力発信を行っているかについて、市民に周知できるような取組を実施できればと考えています。

 

・中村会長

次に、基本目標2について、事務局の説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

基本目標2の進捗状況について資料1に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました基本目標2について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。

 

・水谷委員

KPI「中小企業相談件数」について、令和6年度から目標値が大幅に上昇している理由と、中小企業からの相談内容が多岐にわたる中で、当該指標をKPIに設定した趣旨について、説明してください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

KPI「中小企業相談件数」については、令和3年度及び令和4年度の実績値がいずれも3,000件を超えたことを踏まえ、令和6年度以降の目標値を見直したため、目標値が大幅に上昇しています。令和3年度及び令和4年度の実績値については、新型コロナウイルス関連の相談が多かったことにより増加したものであり、新型コロナウイルス関連の相談が落ち着いた令和5年度以降は実績値が減少しています。

また、「中小企業相談件数」をKPIに設定したことについては、主な取組として「中小企業の経営支援」を位置付けており、中小企業が市内で円滑に経営できるようにすることは、雇用の創出につながるため、KPIとして設定しました。相談件数については、増加することが望ましいのか、あるいは減少することが望ましいのか判断が難しい面もありますが、広く企業を支援していることを示す観点も踏まえ、KPIに設定したものです。

 

・杉田委員

KPI「中小企業相談件数」について、現状値が減少している状況を踏まえ、目標値は変更しますか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

令和8年度から始まる第11次総合計画の策定に当たり、総合戦略も一体化することとしているため、第2期総合戦略は令和7年度が最終年度となります。令和7年度が始まってから既に約5か月が経過していることから、目標値は変更せずに事業に取り組みます。

 

・和縣委員

KPI「中小企業相談件数」について、新型コロナウイルス関連の相談は多かったと認識しています。その点も踏まえて目標値を変更したと理解しましたが、総括等を行う際には、令和3年度及び令和4年度の実績のうち、新型コロナウイルス関連の相談を外数として示すことで、令和3年度から令和6年度における新型コロナウイルス関連以外の相談件数の推移を把握しやすくなると考えます。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

今後、第2期総合戦略の総括を行う際には、表記方法について参考にさせていただきます。

 

・菅野委員

KPI「奨学金返済助成件数」について、実績値が上昇したことは評価します。しかし、私の勤務先である東京工芸大学においては、学生がこの制度について認知している様子は見られません。大学には市からさまざまな情報の周知依頼がありますが、奨学金返済助成制度については、私の知る限り来ていないと思います。市はこの制度をどのように広報しているか、教えてください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

市のホームページや広報あつぎへ掲載しているほか、奨学金返済助成金を前年度に交付した企業や、担当課で実施している別の補助金を申請している企業に対し、個別に周知をしています。

 

・菅野委員

東京工芸大学は市内在住の学生が多いため、学生のうちからこの制度を知っていれば、厚木市に就職する学生もいるのではないかと考えます。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

学生が市内企業への就職を検討する材料になると考えますので、担当課に共有し、周知方法について検討します。

 

・伊藤委員

資料1(別冊)の10・11ページに保育士、幼稚園教諭、看護職及び介護職に対する助成について記載がありますが、奨学金返済助成制度については、業種に関係なく案内されているという認識でよろしいでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御質問のとおり、業種に関係なく案内を実施しています。

 

・和縣委員

企業側からも情報発信が進むよう、企業との意見交換の場などで共有するなどの工夫をしていただければと思います。

 

・事務局(総合計画担当課長)

奨学金返済助成制度につきまして、認知度に課題があると認識しています。本日いただいた意見については、効果検証における意見として報告書に反映いたします。

他にも気づいた点があれば、意見としてぜひ御発言いただければと思います。

 

・越地委員

KPI「企業立地制度適用件数(累計)」とKPI「企業誘致・立地による雇用者創出数」の関係性を教えてください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

両KPIの関係性につきましては、担当課に確認し、後日回答いたします。(※)

※会議後、担当課に確認しましたところ、両KPI共に「厚木市企業等の立地促進等に関する条例」の奨励措置を適用したことが前提となります。KPI「企業立地制度適用件数(累計)」は、同条例を適用して立地した企業の件数であり、KPI「企業誘致・立地による雇用者創出数」はその立地に伴い創出された雇用者数という関係性になります。

 

・中村会長

次に、基本目標3について、事務局の説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

基本目標3の進捗状況について資料1に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました基本目標3について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。

 

・佐久間委員

KPI「子育てサービスが充実していると思う市民の割合」については、市の手厚い取組に対して子育てサービスの充実に対する実績値が低いと考えます。

まず、給食費の無償化により、給食の量が増えたことを喜ぶ声をこどもたちから聞いています。給食費の無償化は簡単な取組ではないと思うため、市の取組実績の周知を更に強化していただきたいです。

また、KPI「GIGAスクール端末を活用した授業の内容が理解しやすいと回答した児童・生徒の割合」の達成率が高い理由は、タブレットの活用にあると考えます。市が全ての児童・生徒に対して平等に教育を受ける機会を提供していることや、タブレットにインストールされている無償のドリルにおいて、児童・生徒の学力に応じた難易度の問題をAIが作成してくれることなどから、達成率が高くなったのではないかと考えます。

数値目標「合計特殊出生率」について、先日、令和6年度の全国の合計特殊出生率が1.15と公表されましたが、令和7年度及び令和8年度の目標値については、変更をせずに進めていくのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

数値目標「合計特殊出生率」について、先日公表された全国の合計特殊出生率は1.15となり、前年より大幅に低下しています。全国的に少子化に歯止めがかからない状況が続いており、本市においても、令和2年度が1.20、令和3年度が1.16、令和4年度が1.15と低下傾向にあります。

令和7年度及び令和8年度の目標値につきましては、厚木市の人口の将来推計を行っている「人口ビジョン」の将来展望と整合を図って位置付けていますが、総合戦略は令和7年度までであるため、令和7年度の目標値は変更いたしません。令和8年度から開始する第11次総合計画の重点プロジェクトには、合計特殊出生率に代わる数値目標を設定していきたいと考えています。

 

・杉田委員

KPI「出会いの場・交流の場事業参加者の満足度」について、資料1(別冊)22ページの「交流の場創出事業」における「婚活ツアー」、「あつぎSDGsパートナーシンポジウム」及び「eスポーツイベント」の参加者数と告知方法を教えてください。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

婚活に関連する事業としては、令和6年度に「ATSUGI婚活ツアー」を2回開催し、各回とも男女それぞれ15人が参加しました。内容は「いちご狩りツアー」などのツアーを組み合わせたイベントとしており、合計で14組のマッチングが成立しています。しかし、平成26年度以降の婚活に関連する事業による結婚実績は約10件にとどまっており、出会いの場の提供にはつながっているものの、結婚数としては十分とは言えない状況です。周知については、SNSによる情報発信や、婚活関連事業者等を通じたチラシの配布を実施しています。

SDGsに関連する事業としては、「SDGsフェスティバル」を毎年1回開催し、参加者数は毎年約1,200人となっています。周知については、SNSによる情報発信や、市内小中学校及び公民館を通じたチラシの配布、ラジオや情報番組による放送等を実施しています。

eスポーツに関連する事業としては、令和7年2月に「あつぎeスポーツフェスティバル」を開催し、参加者数は約500人となっています。周知については、「SDGsフェスティバル」と同様になります。

 

・中村会長

次に、基本目標4について、事務局の説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

基本目標4の進捗状況について資料1に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました基本目標4について、御意見がございましたら、御発言をお願いします。

 

・水谷委員

KPI「セーフコミュニティに関する研修会等参加者のセーフコミュニティに対する意識高揚度」について、内容を教えてください。

また、セーフコミュニティに対する意識の高揚度と主な取組である「安心・安全な環境の整備」がどう関連するかについて、説明してください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

セーフコミュニティには「事故やけがは事前に予防できる」という考え方があり、関連する研修の受講者が事故やけがを事前に予防するという意識を高めることで、安心・安全な環境づくりにつながることを目指し、KPIとして設定しています。

 

・水谷委員

意識高揚度とは、研修受講者が「セーフコミュニティに対する意識が上がった」と答えた割合という認識でよろしいでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御認識のとおりです。

 

・中村会長

どのように数値を把握していますか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

アンケート調査を実施しています。

 

・事務局(総合計画担当課長)

KPIの設定根拠としては、研修回数や受講者数を目標値に設定すると、事業計画どおりに実施した場合に実績値が100%に近い数字になってしまうため、受講者が回答したアンケート調査の結果を指標に設定しています。

今後、重点プロジェクトに位置付けるKPIについては、主な取組に対して適切な指標であるかを踏まえて検討を進めていきます。

 

・秋山委員

KPI「刑法犯認知件数」について、件数の減少を目標としている中で、実績値が上昇し、達成率が年々低下している現状について、どのように考えているか説明してください。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

市としては刑法犯認知件数の減少を目的とした取組を進めており、それに合わせて目標値を設定しましたが、現状では目標に反して実績が増加しています。

刑法犯認知件数の減少は、今後も安心・安全の向上において重要な指標となるため、総合計画における重点プロジェクトのKPIとして位置付ける際には、適切な目標値を設定できるよう精査していきます。

 

・中村会長

その他、全般について、何か御意見等はございますか。

 

・伊藤委員

4つの基本目標に対してそれぞれ複数の指標がありますが、最も重要になる事業などがあれば、それに関するコメントを追記いただくことで、資料がより見やすくなり、よりポイントを絞って検証できると考えます。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料のボリュームが多いため、次回はポイントを絞った資料を提示できればと考えています。

 

・中村会長

他にございますか。

無いようでしたら、その他、事務局から何かございますか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

「厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の検証」について、資料1-1に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました「厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の検証」については、時間の都合上、後日意見提出用紙にて意見等を提出いただければと思います。

その他、事務局から何かございますか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料1及び資料1-1に関する意見につきましては、会議後に資料を御覧いただき、意見があれば、本日配付した意見提出用紙又は任意の様式で御提出をお願いいたします。

なお、本日欠席された委員の皆様にも意見提出用紙を配付しています。本日いただいた意見と意見提出用紙でいただいた意見を取りまとめ、総合戦略会議からの意見を記載した報告書を後日送付いたしますので、御確認をお願いいたします。

 

・中村会長

続いて、「案件2 厚木市人口ビジョン原案について」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

資料2及び資料2-1に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から説明がありました「厚木市人口ビジョン原案」に関する意見については、時間の都合上、意見提出用紙にて後日いただければと思いますが、いかがでしょうか。

 

・事務局(総合計画担当課長)

案件2「厚木市人口ビジョン原案」につきましては、現状及び今後の推計に関する報告となります。

また、案件3「第11次厚木市総合計画長期ビジョン案」につきましては、前回の会議でいただいた意見を基に、資料3の30ページ以降に記載されている重点プロジェクトについて、健康づくり等に関連する取組を追加したほか、資料1-1の内容を反映しましたので、お知らせさせていただきます。なお、この内容で9月1日からパブリックコメントを実施しますので、御承知おきください。

案件2・3につきましても、御意見等がありましたら、意見提出用紙にて御提出いただければと思います。

 

・中村会長

それでは、本日予定していた案件は以上になります。

なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、公開に合わせまして、委員の皆様にも会議録を送付いたしますので、御承知おき願います。

 

・中村会長

それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。

 

3 閉会

関連ファイル

関連ページ

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

企画部 企画政策課 計画調整係
〒243-8511
厚木市中町3-17-17
電話番号:046-225-2455
ファックス番号:046-225-3732

メールフォームによるお問い合わせ