令和7年度 第1回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議 会議録

更新日:2025年05月23日

公開日:2025年05月23日

会議概要
会議主管課 企画政策課
会議開催日時

令和7年5月9日(金曜日)
午後2時から午後3時30分まで

会議開催場所 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室
出席者

厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員 10人

(事務局)8人

企画部長、企画部次長、企画政策課長、総合計画担当課長、企画政策係長、計画調整係長、計画調整係主査、主事補

説明者

企画政策係長、計画調整係長

傍聴者 なし

会議の経過は、次のとおりです。

第1回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議

1 開会

2 案件

(1) 厚木市人口ビジョンの改訂に係る基本的な考え方について

(2) 第11次厚木市総合計画における厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の位置付けについて

 

・中村会長

それでは、「案件1 厚木市人口ビジョンの改訂に係る基本的な考え方について」を議題とします。事務局から説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

資料1に基づき説明

 

・中村会長

ただ今、事務局から厚木市人口ビジョンの改訂に係る基本的な考え方について説明がありました。

これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。

 

・前田委員

2020年と2025年の推計人口は横ばいとなっていますが、現状の取組結果を踏まえて算出した数字でしょうか。それとも、国勢調査をもとに算出した数字でしょうか。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

推計人口につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の推計を基に、最新の実績値に置き換えた数字であり、今後の取組等を考慮した推計ではありません。

また、現行の総合戦略では、前回の人口ビジョンの推計を踏まえ、合計特殊出生率の上昇と20・30歳代の転入促進及び転出抑制を図る施策を位置付けて取り組んできました。

その結果、合計特殊出生率の上昇は目標を達成することはできませんでしたが、社会増減は3年間転入超過となり、人口は横ばいとなっている状況です。

どの事業が直接成果に結びついたかを測るのは難しいですが、20・30歳代の転入促進及び転出抑制に向けて取り組んだ結果が出ているのかと考えます。

 

・越地委員

3通りのシミュレーションについて、どのような変数を用いているのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

合計特殊出生率が緩やかに上昇する仮定値でシミュレーションし、さらに、20・30歳代の移動率がプラス等に転じた場合の仮定値で推計した結果となっており、それぞれの最高目標と最低目標を組み合わせたシミュレーションを作成しています。

 

・越地委員

シミュレーションについて、最悪のパターンを想定したシミュレーションは行わないのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

改訂厚木市推計が人口減少に対する取組の成果を見込まない、いわゆる最悪のパターンのシミュレーションになります。

 

・長野委員

推計値は全体の人口となっていますが、今後、年代別に推計値を算出する予定でしょうか。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

御質問のとおり、年齢4区分別の人口推計を行っていく予定です。

 

・中村会長

三つのシミュレーションの中から、一つを選ぶのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課企画政策係長)

このシミュレーションの中からどれを選定するかは、今後、第11次総合計画を策定する中で、適正な目標人口を考えながら検討していきます。

 

・中村会長

続いて、「案件2 第11次厚木市総合計画における厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の位置付けについて」を議題とします。事務局の説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

・第11次厚木市総合計画における厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の位置付け

・第11次厚木市総合計画「重点プロジェクト」の施策案

・第11次厚木市総合計画(素案)

について、資料2、資料3、参考資料1、参考資料2及び参考資料3に基づき説明。

 

・中村会長

ただ今、事務局から第11次厚木市総合計画における厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略の位置付けについて説明がありました。

これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。

 

・石井委員

資料3について、長期ビジョンは10年間変わらないのでしょうか。

また、アクションプランは途中で目標値の見直しを行うのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

長期ビジョンは計画期間を10年間で設定していますが、アクションプランの策定に合わせて中間年度に見直しを行います。

アクションプランにつきましては、毎年度効果検証を行いながら適宜見直しを図る予定です。

 

・中村会長

第11次総合計画の構成について、改めて説明をお願いします。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

現行の総合計画では基本構想を12年間変更しないものとして位置付け、基本計画を6年間で見直す予定で進行し、実施計画においては2年目で見直し、3年目で改訂版をスタートさせています。

第11次総合計画では、基本構想と基本計画が一体としたものを長期ビジョンとして策定し、実施計画の代わりにアクションプランを策定します。

なお、現行の総合計画では基本構想を12年間変更しないものとしていましたが、第11次総合計画では、長期ビジョンを5年経ったのちに見直す予定です。

 

・佐久間委員

資料3と参考資料1を見比べたときに、順番や色分けに違いがありますが、意図があるのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

資料3においては、現在の人口動態に合わせて、順調である社会動態に係る戦略を1番目、自然動態に係る戦略を2番目、仕事に係る戦略を3番目に位置付けていますが、まずは人口減少を緩和させる戦略を位置付けた上で、仕事に係る戦略もまち・ひと・しごとの観点では重要ですので、人口に係る戦略に続いて3番目に位置付けています。

また、現時点では案として位置付けているため、今後検討を進めていく中で順番を変える可能性があります。

なお、参考資料1に記載されている、現行の総合戦略の基本目標においては、転入、就業、出産、定住というライフステージに合わせた順に構成しています。

 

・前田委員

資料3の戦略2について、施策2の主な取組等の「学校教育」に取り組んでも、数値目標「0~4歳人口」は増えないのではないかと思います。

また、施策3の主な取組等の「若者の住宅取得支援」は戦略1に入れた方がよいのではないでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

戦略2の「学校教育」について、教育の質を高めることで、厚木市で結婚・出産し、厚木市の学校で学ばせたいと思っていただけるような教育環境づくりを進めることで数値目標「0~4歳人口」の実績につながるものとして位置付けています。

 

・前田委員

厚木市で学ばせたい人の割合を数値目標にするなど、目に見える形で置いた方がよいのではないでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

学校教育に関してはKPI(重要業績評価指標)に位置付けていく予定であり、数値目標は最終的に何を目指すかになるため、人口減少緩和に向けて年少人口を増やしていくことを目的として、「0~4歳人口」の増加を数値目標に設定し、施策の成果はKPIを位置付け、毎年度効果検証を行っていく予定です。

また、主な取組等の「若者の住宅取得支援」につきましても、例えば、若い世代の方々が厚木で結婚をして、賃貸からマンションや戸建てに変えるときに支援をすることによって、厚木市に住んで、子育てをしていただけるかという考えで戦略2に位置付けています。

 

・前田委員

戦略3の主な取組等の「生涯学習」については、どのように数値目標に結びつくのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

主な取組等の「生涯学習」につきましては、社会人の学び直しである、リカレント教育という考えを基に位置付けています。

なお、戦略3の数値目標につきましては、現時点では現行の総合戦略と同じ目標を位置付けていますが、数値目標「事業所数」及び「従業者数」につきましては、経済センサスの結果を反映しており、5年に1度の調査となるため、より良い数値目標となるよう、更に検討を進めていきます。

 

・和縣委員

総合計画か重点プロジェクトの中で、各施策のステークホルダーは誰かを明記したほうが分かりやすいのではないでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御意見を参考に、重点プロジェクトに入れられるか、検討していきます。

 

・長野委員

資料2の(4)3つの戦略において、技術について触れていますが、資料3のどの主な取組等に技術が当てはまるのでしょうか。

また、将来都市像が未来都市となっていますが、技術の未来感はどこに当てはまるのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

戦略3の主な取組等に中小企業支援等も位置付け、その中で、技術を守っていくことを考えています。

また、例えば、さがみロボット産業特区に関連する事業などについて、アクションプランへの位置付けを検討していきたいと考えています。

 

・佐藤委員

戦略2の「こども・若者一人一人が幸せに暮らし続けられるまちをつくる」というニュアンスに対して、数値目標「0~4歳人口」というピンポイントな目標を設定しているのは違和感があります。

主な取組等の「若者の住宅取得支援」は結婚前や入学前などライフスタイルの変化に関わってくるので、数値目標「0~4歳人口」ではなく、戦略1につながるのではないかと思います。

また、KPIについて、別冊のアクションプラン内でまとめるとのことですが、参考資料3の13ページ以降に記載されている施策ごとの成果指標と被りが見られる中で、どう色分けを行っていくのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御指摘のとおり、数値目標と主な取組等のつながりが見えづらいという点に関しましては、数値目標を複数にするなど、改めて検討します。

また、施策ごとの成果指標につきましては、「施策の目指す姿」の進捗を図る最終的な成果指標として位置付けています。

なお、アクションプランでは、施策の中にあるいくつかの事業の成果によって得られる中間成果指標と、各事業の結果によって得られる活動指標と直接成果指標を設定し、段階的な位置付けを考えており、KPIにつきましては、中間成果指標と同列に位置付けることを考えています。

 

・中村会長

数値目標やKPIの設定については、再度検討していただいた方がよいかと思います。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

御意見のとおり、再度整理・検討させていただきます。

 

・越地委員

参考資料3の25ページにある成果指標「市内の農家戸数」について、目標値が現状値と同じ数値になっていますが、どのように目標値を設定しているのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

目標値と現状値が同じ数値になっている指標につきましては、減少傾向にある指標は現状維持を目標として考えています。

なお、指標につきましては、庁内の各部で検討を続けている段階です。

 

・越地委員

参考資料3の13ページにある防災・減災について、今後地震等が発生する可能性があるので、シェルターの数や進展具合、調査状況などを指標に位置付けてはいかがでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

具体的な取組につきましては、アクションプランの中で検討していきたいと考えています。

 

・中村会長

厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議は今後どのようなスケジュールで進む予定でしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

今回いただいた御意見を基に再度重点プロジェクトを検討し、計画冊子の中に資料2及び資料3の内容を位置付けていきます。

9月には総合計画策定に向けたパブリックコメントを予定しており、その際には総合計画と一体化した計画として提示します。

今後の予定としては、7月の第2回会議で重点プロジェクトの戦略や施策をどのような方針で取り組むのかを反映したものをお示しさせていただき、8月の第3回会議で令和6年度の事業に対する効果検証を行い、秋頃に第4回会議の開催を想定しています。

 

・中村会長

来年度から総合計画と一体化する上で、効果検証はどう活用するのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

令和6年度の効果検証結果については、現在検討している重点プロジェクトに反映していく予定です。

 

・前田委員

第11次総合計画の将来都市像(イニシャリズム)と施策体系はリンクしているのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

将来都市像は第11次総合計画が目指す目標として掲げており、その実現に向けて政策や施策を展開していくという位置付けになります。

新たな将来都市像として、総合計画の策定に当たって開催したワークショップの中で、市民の皆様から頂いた意見を基に作成しています。

 

・前田委員

第10次総合計画と第11次総合計画の施策体系はリンクしているのでしょうか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

第11次総合計画の施策体系は、第10次総合計画を見直し、再構成したものです。

 

・中村会長

他にございますか。無いようですので、事務局から何かございますか。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

市民参加の実施予定等、今後のスケジュールについて説明

 

・中村会長

ただ今の事務局の説明に対して、何かございますか。

 

・和縣委員

5月25日のオープンハウスですが、同日に相模川でクリーンキャンペーンが予定されているので、そこで周知しても良いかと思います。

 

・事務局(企画政策課計画調整係長)

実施について調整させていただきます。

 

・事務局(総合計画担当課長)

本日、御議論いただいた内容については、総合計画の附属機関にもお諮りさせていただき、更に検討を進めます。

また、ただ今説明しました市民参加については、本日の資料を簡略化したものを作成し、意見を伺っていきます。

なお、市民参加の日程の資料は、後ほどお配りさせていただきます。

 

・中村会長

ただ今の事務局の説明に対して、何かございますか。無いようでしたら、本日、予定していた案件は以上になります。

なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、公開に合わせまして、委員の皆様にも会議録を送付いたしますので、御承知おき願います。

 

・中村会長

それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。

 

3 閉会

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