令和7年度 第2回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議 会議録
会議主管課 | 企画政策課 |
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会議開催日時 |
令和7年7月3日(木曜日) |
会議開催場所 | 厚木市役所 本庁舎3階 特別会議室 |
出席者 |
厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議委員 12人 (事務局)7人 企画部長、企画部次長、総合計画担当課長、企画政策係長、計画調整係長、計画調整係主査、主事補 |
説明者 |
計画調整係長 |
傍聴者 | なし |
会議の経過は、次のとおりです。
第2回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議
委嘱式
1 開式
2 委嘱状の交付
3 市長あいさつ
4 閉式
第2回厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議
1 開会
2 案件
(1) 会長及び会長職務代理者の選出について
委員の互選により、中村委員が会長に選出されました。
また、中村会長から会長職務代理者として齊藤委員が指定されました。
(2) 第11次厚木市総合計画の原案について
・中村会長
それでは、「案件2 第11次厚木市総合計画の原案について」を議題とします。
事務局から説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
資料2、資料3、参考資料1、参考資料2、参考資料3に基づき説明
・中村会長
ただ今、事務局から第11次厚木市総合計画の原案について説明がありました。
これに関して、御意見等がございましたら、御発言をお願いします。
・伊藤委員
戦略2の数値目標を「0~4歳人口」から「0~14歳人口」に変更した理由について、改めて説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
数値目標を変更した理由は、0~14歳のこどもを持つことが多い20・30歳代の転入・定住を促進し、年少人口割合を維持するという観点で、「0~14歳人口」を数値目標にしました。
・伊藤委員
現在は出産年齢が高くなっているため、40・50歳代の方にも住み続けてもらうようにした方がいいかと思います。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
戦略2については、子育て支援、出産支援及び学校教育等の取組を位置付けており、そのような観点からも、「0~14歳人口」を目標値に設定しています。
御意見のとおり、近年の晩婚・晩産化の状況下では、40・50歳代の方が0~14歳のこどもを育てている家庭もありますが、「育てたいまち」において、こどもに関連する取組を集中的に推進していく上で、0~14歳を対象とした取組を戦略2に位置付けていきたいと考えています。
定住促進については、戦略1で「転入者数」及び「転出者数」として、全年代を対象とする数値目標を位置付けて取組を推進していきます。
・水谷委員
戦略2から結婚支援を削除した理由について、改めて説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
結婚支援を削除した理由については、市としてこれまで結婚支援に取り組んできましたが、市の取組による成果を測りづらい状況にあります。
結婚の希望を叶える取組は重要と認識していますが、出産及び子育てに重点を置いて戦略2を推進したいと考えているため、結婚支援に関する取組については、重点プロジェクトから外す方向で考えています。
・和縣委員
戦略3から生涯学習を削除し、就労支援に重点を置いた理由について、説明をお願いします。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
地方創生2.0基本構想では、幅広い分野での考え方が示されましたが、重点プロジェクトにおいては、分野を幅広くすると、何を重点に置くかが曖昧になり、総合計画との違いが薄れてしまうため、戦略3については、産業や就労支援等の取組に重点を置きました。
生涯学習においても、リカレント教育やリスキリング等、就労支援に結び付く取組はありますが、今回は就労支援に直接関連する取組に重点を置いて、戦略3への位置付けを考えています。
また、戦略3の重点施策3に「誰もがいつまでも活躍できる環境づくり」として、健康があってこそ働けるという考え方から、健康づくりを戦略3に位置付けていましたが、働くための健康づくりではなく、広い意味での健康づくりと捉えられるため、戦略3の重点施策3を削除し、就労支援のみを戦略3の重点施策1に位置付けました。
・和縣委員
就労支援の中に生涯学習や健康づくりが含まれており、生涯学習や健康づくりが完全に削除されたわけではないという認識でよろしいでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
総合計画全般としては、生涯学習や健康づくりに関連する取組を推進しますが、重点プロジェクトとしては、就労支援に重点を置いた記載を考えています。
・中村会長
総合戦略と総合計画で同じ取組が多くある中で、今回、第11次総合計画の策定に併せて一体化する方向になったかと思います。
その上で、国の地方創生2.0基本構想によって、人口減少が続く事態を正面から受け止める中で、どのように総合戦略を推進するかという考え方に変わっているかと思います。
地方創生2.0基本構想の考え方を踏まえて、再検討した方針を事務局に説明いただきましたが、総合計画の中に総合戦略が入るため、よりシンプルになって目標も設定しやすくなるという認識でよろしいでしょうか。
また、それぞれの戦略に対してKPIを設定していくのでしょうか。
・事務局(総合計画担当課長)
総合計画の中に記載するイメージとしては、資料2の29ページのとおり、各戦略と重点施策を記載し、次のページから各戦略の重点施策の説明と数値目標を記載する予定です。
KPIについては、重点施策の進捗を測るための指標として、長期ビジョンとは別冊で策定するアクションプランに記載します。
今回の会議では、資料3のとおり重点プロジェクトを再検討し、参考資料2のとおり再構築した上で総合計画に記載することについて、方向性に対する御意見をいただきたいと考えています。
再構築をする上で、6月13日に地方創生2.0基本構想が閣議決定され、誰もが安心して暮らせる地方を創るという方向性により、内容が幅広になったため、地方創生2.0基本構想を踏まえつつ、総合戦略を総合計画の重点プロジェクトとして位置付ける場合には、第10次総合計画の取組等を含めると、参考資料2のようになるのではないかと考えました。
また、先ほど戦略2の数値目標を「0~14歳人口」とした理由について、御質問をいただきましたが、第二期総合戦略においては、「合計特殊出生率」や「出生数」を数値目標として位置付けて取組を推進してきた中で、「合計特殊出生率」や「出生数」は達成が厳しく、今回の案では、厚木市がこれまでも重点的に取り組んできた子育て・教育環境に関する取組の成果を表す指標として、「0~14歳人口」の推移を位置付けました。
本日の会議の中で削除すべき指標や新たに加えるべき指標を御提案いただくことは難しいかと思いますが、これまでの総合戦略において、20・30歳代の転入者数、合計特殊出生率、働く場の創出等に絞って推進してきたものを、今回示した内容のとおり、幅を広げていくことに対し、御意見をいただきたいと考えています。
・水谷委員
第二期総合戦略では、基本目標1及び4の数値目標で社会増減、基本目標3の数値目標で自然増減と対比していた中で、戦略2の数値目標を「0~14歳人口」とすると、社会増減の要素が加わることになりますが、地方創生2.0基本構想を踏まえて数値目標を設定したのでしょうか。
・事務局(総合計画担当課長)
数値目標については、地方創生2.0基本構想を踏まえてではなく、厚木市のこれまでと、今後10年の取組を踏まえて設定しました。
これまで出生を目標として位置付けていた項目については、御意見のとおり、社会増減と自然増減の対比を踏まえて整理しますが、子育て・教育環境で選ばれるまちという目標に対する数値目標として、「0~14歳人口」を設定しました。
・佐久間委員
数値目標の設定について、第二期総合戦略では、数年に一度しか公表されない数値や、公表まで時間がかかる数値を設定しており、毎年把握できる数値を目標にした方が評価を取組に反映しやすいと考えますが、今回設定した数値目標は毎年最新の数字が出るのでしょうか。
また、今回地方創生2.0基本構想を踏まえて重点プロジェクトを再構成した上で、社会教育や生涯学習等、削除した項目と削除せずに他に含めた項目は、どの資料を見ればわかるのでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
これまでの総合戦略の数値目標に位置付けていた「合計特殊出生率」については、公表が2年後であり、効果検証の時期に間に合わないことから、第二期総合戦略においては、毎年数値が把握できる「出生数」を数値目標に追加しました。
なお、今回戦略2に位置付けた「0~14歳人口」については、神奈川県の年齢別人口統計調査の結果が毎年7月から8月に公表されるため、効果検証の時期には把握が可能です。
また、数値目標の「事業所数」及び「従業者数」についても、5年に1度公表される経済センサスの結果を用いており、効果検証の時期に間に合わないことから、第二期総合戦略においては、毎年数値が把握できる「法人均等割納税義務者数」を数値目標に追加しました。
なお、重点プロジェクトの進捗については、毎年度KPIにより評価し、数値目標については、計画の中間年度の令和12年度及び最終年度の令和17年度に評価する際の指標としており、経済センサスは令和11年度及び令和16年度に調査し、翌年に結果が公表されることから、それぞれの評価とタイミングが合うため、第二期総合戦略の基本目標2と同じ「事業所数」「従業者数」及び「法人均等割納税義務者数」を戦略3の数値目標に位置付けました。
重点プロジェクトの再構成で削除された項目については、資料2の34・35ページに記載されている施策体系のとおり、総合計画は全分野を網羅した計画であり、例えば、生涯学習は09番、社会教育は07番に位置付けています。
一方、重点プロジェクトは、総合計画の全分野の中で重点的に取り組む項目を抜粋したものであるため、重点プロジェクトに記載されていない項目に取り組まないというわけではございません。
また、重点プロジェクトの項目について、例えば資料2の02番と、参考資料2の戦略2の重点施策2の両方に学校教育を記載しています。
総合計画では学校の環境整備等を含めた取組を推進しますが、重点プロジェクトにおいては「こどもたちが自ら学び成長できる環境づくり」を重点施策としていることから、こどもたちを直接支援する取組のみを位置付けることを考えています。
・長野委員
数値目標について、人数の積み上げではなく、減少率等を数値目標とした方が分かりやすいのではないでしょうか。
また、主な取組を見ると、戦略2は取組の数が少ないですが、戦略1は特に重点的に取り組む等、戦略ごとに重要度の違いはあるのでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
御意見のとおり、人口減少が続く中で、人数を積み上げても差し支えないかは改めて検討する必要があるかと思います。
総合計画の指標にも、介護認定率の上昇幅等、例えば、通常であれば5%の上昇が見込まれるところを、2%に抑えることを目標にしている指標もあり、戦略1については、総合戦略を踏まえて、「転入者数」及び「転出者数」という実人数で測っていくことを考えていますが、戦略2については、「0~14歳人口割合」で測っていきます。
また、戦略2については、子育て支援や出産支援、学校教育等に重点を置いているため、取組数は少なくなりますが、戦略2の重要度が低くなるわけではないので、総合計画に記載する際には同じ重要度で取り組むことが分かるように工夫していきます。
・山口委員
長期ビジョンにおいて、数値目標が記載されていますが、参考資料2の表にも具体的な数字が記載されていると分かりやすいのではないでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
参考資料2は、重点プロジェクトにどのような施策・取組を位置付けるか御意見をいただくために作成したもので、長期ビジョン原案には、資料2の30ページのとおり、現状値、令和12年度の中間目標及び令和17年度の最終目標を表形式で記載し、皆様に目指す方向性を示して取組を推進します。
また、KPIについても、アクションプランで毎年の目標値を示し、目標に向けた取組を推進します。
・越地委員
本日示していただいた参考資料2の方が分かりやすいと思います。
具体的には、参考資料3の戦略3から環境対策が削除され、参考資料2の戦略1に自然環境が追加されましたが、「住みたいまち」に対して、自然環境という取組は合致するように感じます。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
参考資料3について、企業が地球環境に配慮するという観点で戦略3に位置付けていましたが、自然環境は厚木市の魅力の一つであり、総合計画の策定に向けて開催したワークショップにおいても、市民の皆様から厚木市の自然を誇りや強みとする御意見を多くいただき、定住促進につなげるためにも、参考資料2では、自然環境を戦略1に位置付けました。
・越地委員
少子化対策に関連する施策が多いですが、高齢者をターゲットに絞った取組を位置付け、高齢者に優しいまちという観点を取り入れてはいかがでしょうか。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
今回重点プロジェクトを再検討するに当たり、「地域包括ケア社会の実現」や「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考え方を含めて参考資料2のように再構築しており、戦略1に「つながり支えあう地域づくり」として、福祉の観点を取り入れていますので、高齢者も含め誰もがいつまでも住み続けていただき、市外に住んでいる方も厚木市に住んでみたいと思えるような取組を重点プロジェクトに示していきます。
・齊藤委員
参考資料3の戦略3に位置付けていた、健康づくりについて、重点プロジェクトの位置付けが、人口減少を食い止めることから、人口が減少する上でどのように活気づけるかに変わった中で、健康づくりに関連する取組は重要ではないでしょうか。
・事務局(総合計画担当課長)
本日の会議結果で、重点プロジェクトの方向性を、人口減少対策に重点を置いていたものから、幅を広げることに対して承認を得られた場合は、総合計画審議会において、健康づくりの位置づけ等、本日いただいた御意見を報告させていただき、検討を進めていきたいと考えています。
・秋山委員
再構成案を説明いただき、内容を理解できたところですが、最終的に市民にどう伝えるかが大きなポイントになるかと思います。
一覧表にする等、一目見て理解できるようにする工夫が必要かと思います。
・事務局(企画政策課計画調整係長)
御意見のとおり、冊子に加えて、概要版や一覧表等、どこにどの取組が位置付けられているかが分かるような形式で、市民の皆様に分かりやすく示すことができればと考えています。
・中村会長
他にございますか。無いようですので、事務局から何かございますか。
・事務局(総合計画担当課長)
今後につきましては、本日の御意見を踏まえた上で、参考資料2の内容で、総合計画審議会や総合計画策定委員会において検討を進めさせていただくということでよろしいでしょうか。
・各委員
異議なし
・中村会長
それでは、本日予定していた案件は以上になります。
なお、本日の会議録につきましては、事務局で作成し、私の方で最終的に確認した上で、市のホームページで公開してまいります。また、公開に合わせまして、委員の皆様にも会議録を送付いたしますので、御承知おき願います。
・中村会長
それでは、以上で本日の議事は全て終了といたします。
3 閉会
関連ファイル
【資料1】厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議規則 (PDFファイル: 56.1KB)
【資料2】長期ビジョン原案 (PDFファイル: 3.5MB)
【資料3】重点プロジェクトの再検討について (PDFファイル: 143.2KB)
【参考資料1】地方創生2.0基本構想(概要) (PDFファイル: 1.4MB)
【参考資料2】第11次総合計画「重点プロジェクト」の再構成(案) (PDFファイル: 225.0KB)
【参考資料3】第11次総合計画「重点プロジェクト」について (PDFファイル: 219.8KB)
関連ページ
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更新日:2025年07月15日
公開日:2025年07月15日