厚木市人口ビジョン及び厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略
市では、令和42(2060)年までの人口の将来展望や目指すべき将来の方向などを示す厚木市人口ビジョン(以下「人口ビジョン」という。)と、平成27(2015)年度から令和2(2020)年度までの6年間で取り組む、人口減少を克服するための施策を位置付ける厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「総合戦略」という。)を策定しました。
今後も、将来にわたって活力あるまちであり続けるために、将来を見据えたまちづくりに市民の皆様と共に取り組んでまいります。
人口ビジョン
人口ビジョンでは、本市における人口の現状や社会経済の動向等を分析し、人口の将来展望や目指すべき将来の方向を位置付けています。
対象期間
令和42(2060)年まで
人口の現状と推計
- 人口総数は一貫して増加を続けていますが、増加率は縮小傾向にあります。
- 近年、年少人口及び生産年齢人口は減少を続ける一方、老年人口は増加を続けています。
- 市の合計特殊出生率(注釈1)は、平成25(2013)年は1.28となっており、全国平均の1.43より低く、神奈川県と同率になっています。
- 近年の転入・転出の人口の動きは、25歳から29歳までの年齢区分において、転出者が転入者より多くなっています (転出超過)。
- 特別な人口減少対策を講じなかった場合、市の推計では、令和42(2060)年には約157,000人まで減少することが見込まれています。
(注釈1)合計特出生率…15から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に産むとしたときの子どもの数に相当
目指すべき将来の方向
人口減少の克服と合わせ、バランスのとれた人口構成を確保し、本市が将来にわたって活力あるまちであり続けるため、次の五つを目指すべき将来の方向として掲げます。
- 結婚・子育てに関する希望の実現
- 若い世代を始め、あらゆる世代から選ばれるまちの実現
- あらゆる世代が生き生きと生涯にわたり健康に暮らせるまちの実現
- 将来にわたって持続可能なまちの実現
- 働く場を確保し、安定して働くことのできるまちの実現
人口の将来展望
令和42(2060)年の目標人口を約197,000人とします。
合計特殊出生率の上昇
段階的に合計特殊出生率を上昇させ、令和2(2020)年1.42(神奈川県の希望出生率(注釈2))、令和12(2030)年1.71(市の希望出生率)、令和22(2040)年2.00、令和27(2045)年以降2.07(人口置換水準(注釈3))とすることを目標とします。
20歳代の定住促進・転出抑制
人口動向に最も影響が大きい20歳代の転出超過を段階的に収束させ、令和12(2030)年以降はゼロとすることを目標とします。
- (注釈2)希望出生率…結婚をして子どもを産みたいという人の希望がかなえられた場合の出生率
- (注釈3)人口置換水準…人口が増加も減少もしない均衡した状態となる合計特殊出生率の水準
総合戦略
総合戦略では、本市が目指す人口の将来展望(目標人口)を目指し、三つの達成指標に位置付ける四つの数値目標の達成に向け、五つの基本目標を掲げて具体的な施策に取り組んでいきます。
対象期間
平成27(2015)年度から令和2(2020)年度までの6年間
総合戦略の達成指標・数値目標
達成指標 |
数値目標(現状値 ⇒ 目標値) |
---|---|
1 合計特殊出生率の上昇 |
(1) 合計特殊出生率 1.28 ⇒ 1.42(令和2(2020)年) |
2 定住促進 |
(2) 20歳代の転出超過数 187人 ⇒ 81人(令和2(2020)年) |
3 雇用の創出 |
(3) 事業所数 9,994事業所 ⇒ 10,600事業所(令和2(2020)年) |
基本目標
- 若い世代の結婚・出産・子育てへの希望と未来を担う子どもたちの夢をかなえる
- 住みたい、働きたい、訪れたいと思える魅力あるまちを創出し、全国に発信することにより新たな人の流れをつくる
- 市民が生きがいを感じ、健康で安心して暮らせるまちづくりを推進する
- 人口減少による将来への影響を見据えた自主・自立のまちづくりを推進する
- 働く場をつくることにより、定住者を増やし経済活動を盛んにする
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更新日:2021年12月02日
公開日:2021年04月01日