就学児童へのランドセルについて(令和5年度提案)

提案の趣旨

近年、ランドセルの材質、機能などの違いにより、金額も2万円から10数万円の高額なものまであります。

家庭の事情により最安価なランドセルしか持てない児童と、最高価なランドセルを持てる児童との格差が生じ、格差が差別を生み差別がいじめを招く恐れがあります。

学校でのいじめから家庭崩壊につながる可能性もあります。

少子化対策、児童の格差、差別解消の一環としても就学児童へのランドセル無償支給を提案いたします。

ランドセルの無償支給については、他の自治体で取組事例があることは承知していますが、市立小学校においては、家庭ごとの経済状況や個別のニーズは多岐にわたるため、自分が使うものは自分で選びたいという各家庭の御意向を尊重する等の理由により、各家庭で通学用のかばんとしてランドセル等を御準備いただいています。

なお、教育委員会においては、経済的な理由により就学が困難な児童の保護者様に就学援助制度で入学準備金を支給し、入学時に必要な持ち物を購入いただいています。

今後については、社会経済情勢などを踏まえ、ランドセル等への助成の在り方などを研究していきます。また、提案内容にありますように、個人の持ち物を理由としたいじめを含め、全てのいじめはあってはならないと認識していますので、多様性を尊重しながら、安心して学校生活を送ることができる環境整備に努めていきます。

担当：学務課

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