安全に配慮した冬季の防寒着の着用、夏季の帽子着用について(令和6年度提案)
提案の趣旨
先日、学校から保護者に配布された「冬服の確認」に、「ただし派手でないものとする」と記載されていました。
生活指導の先生からも、冬季の上着についての学校の見解をお聞きしましたが、学校側としては、学生服に合うような黒・白、紺・茶などの色を推奨(強制ではない)とのお話しでした。
学生服に合うように、上品な色を推奨されているのは理解しておりますが、できれば子ども達の交通安全のために、「防寒着は安全を考慮して、夜道で認識しやすいカラーや、反射料を使用したものを推奨する」に但し書きに変更することを厚木市としても働きかけていただけないでしょうか。
11月から1月の最終下校時刻は16時半ですが、帰る頃にはかなりうす暗く、黒い制服の中学生は目立ちにくいです。学校から家には帰らずにそのまま塾や習い事に行って遅くなる子ども多いですし、そもそも部活で遅くなります。
夕方以降に車を運転すると、黒い制服は横断歩道を渡っている時も目視しづらく、危険を感じることがあります。日が沈むのが早い冬季に、制服に合うという理由で生徒に地味な色の防寒着を推奨されると、周囲の人にとっても安全面で不安があります。
あくまで推奨ですし、わざわざ但し書きで記載する必要はないと思われるかもしれませんが、中学校で決まっているルールのように暗黙の了解ができていることが多々あります。
近年の異常な夏の暑さから身を守るために帽子をかぶること一つとっても、「みんな帽子をかぶっていないからダメなんじゃないか」など勝手な配慮があるように思います。帽子に関しても猛暑の中、中学生が忖度なく被ったり日傘を使用できるよう、その浸透を学校の方へ働きかけていただきたいと思います。
集団生活をする上で、協調が大事なのは承知しておりますが、子どもの命を守る内容に関しては、大多数に認識定着するまで市からも学校に働きかけをお願いできないでしょうか。
提案に対する回答
市立各中学校における生徒の服装については、各学校の実態に応じて設定しており、帽子や日傘の利用、防寒着の種類については、安心・安全に配慮した上で柔軟に対応しているところです。
御提案をいただいた夕刻等における自動車等からの視認性の高い服装や反射材の使用についても、生徒が安全に下校する上で、効果的な対策と認識していますので、学校を通じて各家庭に推奨していきます。
また、夏の暑さ対策については、軽装なジャージによる登下校や帽子、日傘の利用を呼び掛けるとともに、水筒持参による適宜の水分補給、暑さ指数測定による各活動の制限など、生徒の健康と安全を最優先に考えた熱中症等への対策を講じています。
今後についても、児童・生徒が安心・安全に学校生活を送ることができるよう、各学校の代表者が集まる機会を通じて、交通ルールや事故防止対策などの啓発に努めていきます。
担当:教育指導課
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更新日:2025年01月17日
公開日:2025年01月17日