地域高齢者の交流について(令和5年度提案)

更新日:2023年10月11日

公開日:2023年10月16日

提案の趣旨

   私の周りには、孤立した高齢者が多くおります。
   また、通院のみで社会福祉にもあまり関わりを持たない者が多いです。
   アミューあつぎや公民館、憩いの場が各所にあるのは存じておりますが、活動的ではない高齢者は、個々のつながりが少ないと、それだけで非活動的となってしまい年々老いてきます。

   そこで、同じような趣味、趣向の人を集めたジモティーやオープンチャットでつながりを持ち、グループLINE等につなげて、各々がイチ厚木市民として生活ができるのではないかと思います。
   10年前と比べると、近年では介護保険や老々介護等の多くの問題をテレビなどのメディアで取り上げられるようになっていますが、これからは、社会的に関わりが持てない高齢者への政策の需要が増えていくのではないかと思います。
   信頼できる媒体を経由してつながりを持つことにより、学生時代のクラスのようなコミュニティがネットでできるようになってほしいですが、ネットに疎い高齢者には、難しい問題です。タブレット等の貸出しを行い、自分の端末を持つきっかけがあれば、社会との関わりも持てるのではないかと思います。

提案に対する回答

   市の人口構成においては、現在、4人に1人が65歳以上の高齢者となっており、2040年には3人に1人が高齢者となる見込みで、今後、高齢夫婦や高齢者の一人暮らしが増えていくことが想定されます。

   こうした中、市では、市内の温泉施設や映画館等を割引で利用できるシルバーチケットの交付をはじめ、今年度からは、高齢者バス割引乗車券(かなちゃん手形)の購入費助成や高齢者タクシー利用助成を拡充し、より一層の外出機会の拡大と仲間づくりや生きがいづくりの機会拡大を図っているところです。

   また、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことで、地域においては、高齢者の誰もが参加できるミニデイサービスや地域行事も再開されつつあり、介護予防の拠点となる通いの場もさらに増えていくものと認識しています。

   しかしながら、それでも社会的な関わりが持てない方や孤独を感じている高齢者がいられることも現実としてあります。

   国においては、携帯電話事業者と連携し、孤独・孤立支援につながるウェブサイトの情報を今後プッシュ型で展開していくことから、その動向を踏まえながら、市でも、孤独・孤立に関する各種支援制度や相談先の情報発信の取組のほか、デジタル技術を活用したつながりや見守りなど、時代に即した方法について検討していきます。

   今後についても、高齢者が孤立する状況を減らし、必要な行政の支援につなげていけるよう、地域の皆様とも連携をしながら、より一層の高齢者福祉の充実に向けて取り組んでいきます。

 

 担当:福祉総務課、地域包括ケア推進課

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